綾幸20周年特別競作企画―感想掲示板
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fld_nor.gif 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/07/31 01:51
投稿者 史燕
参照先
綾幸20周年特別競作企画『Sweet Home Ayasachi』へご参加いただいたADZさんの作品感想スレッドです。みなさまぜひお気軽に感想を書き込んでいってください!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 18:51
投稿者 史燕
参照先
ADZさんはですね、送られてきた1本目の初稿2万文字ということで大変慌てました。それが雑な作りではなくてしっかり書き込まれているんだから特に。

〇湖のほとりのにて在りし日の君を想う
こういう未来、いいなあって思います。
湖のほとりの喫茶店(食事も出るけど)にぜひともお邪魔したい。仲睦まじく二人がお店をやっているというだけでうれしい。
そしてアスカがパワフルすぎてびっくり。
ミサトさんの部下にカヲル、なかなか苦労しそうだと思います。
この作品をいただいて「企画に出しちゃっていいんですか? 続編とかできそうですよ?」と思わず作者さんに問い合わせてしまったのです。

〇ある少年によるリリンの食文化考察異聞録。
カヲル君中心なんですが、ちゃんとLRSをしていてびっくり。
這い寄る混沌をこれまたストレートにグレートオールドワンを出してくれちゃって歓喜しました。
トリックスターじゃなくてルルイエの主なのは作者様に確認したところわざとだそうです。
カヲル君はミサトさんの犠牲者になっているわけですが、それをゼーレに報告しているとは……。
そして、そんな危険物から逃げない加持さんが男らしい。

〇優しさは風の中に
第三村のお話で、ミドリさん視点とはこれまたすごいなというのが初見の感想でした。

複雑な心境の彼女にレイが
>「彼は私の全てでしょうか」
>「ですがどうか碇くんの事は見逃してあげてくれませんか?
> 彼は私なんかを助けようとしてくれただけです。先のない私を。」
こんなことを言ってくれるのだからもう悲しいやら苦しいやら。
そうだよね、君はそういうこと言っちゃう子だよね。
そして
>「ふざけんじゃないわよっ!!」
これに完全に同意してしまったのでした。

>何故か黒いプラグスーツのアヤナミレイを連れて
これにもびっくり。まさかそっくりさんの方も一緒とは。
この後紡いでいく生活は、時間は、いったいどのようなものかと想像を掻き立てられますが、間違いなく幸福なものなのだと思います。

〇あなたと向かう明日を信じて
所謂二十三話分岐。
三人目のレイの葛藤、二人目への嫉妬、そんなものがしっかり、くっきりと描かれています。

>「私を、見て」
この渇望を、三人目を描くときにしっかりと示されているのが素晴らしい。どうしてもシンジ君は、二人目と重ねてしまうのは仕方がないのですけれど。
スワンプマン問題とか、テセウスの船とか、そういったものを引き合いに出されて、私も同じくずーっとずーっと考えてきた命題。

>「ねぇ綾波。僕は誰」
>「碇くんは、碇くんよ」
>「僕は二人目だよ。二人目の碇シンジだ」
この回答が真理なのかなと思います。

>――――――私はあなたを、愛しています。
この一言を彼女が言える。言いたいと思える。
それが素晴らしいのだと思います。

つたない感想ですが、4本もの素敵な作品をありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 18:59
投稿者 dragonfly
参照先 https://twitter.com/cropmarks

○湖のほとりのにて在りし日の君を想う
 シンジさんとバイトの娘のやりとりが楽しくて、すっと世界観の中に吸い込まれるようでした。
 パートナーに関するトリックにもすっかりヤラれていたのですが、まったく気にならない流麗さで実に愉しませていただきました。

○ある少年によるリリンの食文化考察異聞録。
 エヴァにおける究極食品ミサトカレー。タブリスにも効くなんて、エヴァの正式兵装に選ばれたりして(苦笑)

○優しさは風の中に
 ミドリ×綾波! 新しい百合のカタチがここに! (違うか)
 いやミドリさんの熱いことこの上なくて読んでいて拳に力が入っちゃいました。

○あなたと向かう明日を信じて
 すっごい重厚な感じで始まったのに、レイクローンズが登場した途端にギャグ路線に放り込まれてしまって「あれ? 私ってばトニーたけざきのエヴァンゲリオン読んでたんだっけ?」ってなりました。
 これがキレイに着地してエンディングを迎えるんだからスゴイです。

◇なぜ感想となると語彙力は死亡して埋葬されるのか…こんな感想しか贈れなくて今は私が埋葬されたいです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 23:53
投稿者 tamb
参照先
■ 湖のほとりのにて在りし日の君を想う

 思い悩んだけど基本ネタモノとして読んだ。たぶん外してないはず。オチでほぼ必ずコケる漫画、育成計画だっけ、あれを思い出したからなんだけど。レイがコケる(コカされる)シーンで。両手をポケットに突っ込んで目を閉じて足出してるカヲル君と、見事にすっ転んでるレイの後姿が目に浮かんだわ(笑)。

 バイト少女はいい味出してる。マナの娘設定が念頭にあったならなるほどという感じ。
 「途中までは綾波さんはもういなくてアスカが奥さんなのかと思わせる」というソレは、完全にそう思ってました。シンジは妙に軽いし、どーすんのコレと思いながら読んでました。

 懸案の「の」が多いんじゃないか問題ですが、喫茶店が省略されている、すなわち「湖のほとりの喫茶店にて在りし日の君を想う」という事なのかなと思いましたが、若干無理があるのではないでしょーか(笑)。まぁでも気持ちはわかる。

 それからこの店が喫茶店かどうかですか、やはり違うのではないかと個人的には思います(笑)。ジビエを出す喫茶店などあるものか。どちらかと言えば屠場の方が近いような気もしますが、客を入れる屠場も違うような気がするので苦悩します(笑)。

 本当かどうかは知りませんが、倒した獲物をそのまま引き摺ってくると肉の味が落ちるらしいんで、それなりの処理をして毛皮に乗せて引き摺って来るというのは正解らしい。さすがアスカ。ついでに言うとイノシシは体温が高いので、倒したら早めに冷やすのがいいらしいです。川とかに入れて。ほんとかどうかは知りませんよ?

 そして、レイはやはりジビエをぱくぱくと食べるのであろうかと思いつつ感想にかえたいと思います。

 楽しい作品をありがとうございました!
 続きはまた明日!(笑)
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 00:22
投稿者 aba-m.a-kkv
参照先
かなり重厚な文章量でありながら軽快なストーリーの滑らかさがあるのに驚きましたが、それ以上にシリアスとコミカルが絶妙に織り交ぜられているのに驚愕しました。
この二つの方向性をバランスを取って共存させながら一つの物語に纏めていくのは凄まじく難しいと思う(少なくとも私には絶対できない)のですが、それを中長編で見事に成してしまうADZさんの技量に感服。
しかも三作分でそれをしているのだから凄まじい。
『湖のほとりのにて在りし日の君を想う』では綾幸20周年のお祭りやお祝いというテーマも見事に込められていていいなあ、と思いました。
また、バイトの少女の軽妙な語り口が良いテンポを生み出していて楽しかったです。
熊の手の煮物とか恐ろしく時間のかかる料理がちょこっと埋め込まれていたり、ポイントポイントのワードに面白さがあったりするのも良かったです。
『ある少年によるリリンの食文化考察異聞録』は四作では唯一コミカルに振れていて、これまでの使徒たちが踊りまわったり遊びまわったりしているカオスな情景が素晴らしくて笑いました。
なるほど、這い寄る混沌とはミサトカレーのことだったのかと納得。こういうお話は大好きです。
『優しさは風の中に』は今まであまり触れたことのない世界観なので新鮮でしたし、北上ミドリに視点が置かれているのも面白かったです。
ちょっと日記調の描かれ方をしているところも独特な雰囲気を出していたような気がします。
5/のミドリの叫びはジーンときました。
『あなたと向かう明日を信じて』のシリアスとコミカルの混在は最高でした。
「そしてシリアスさん終了のお知らせ」もはや名言なのではないかと。
ここを境にした前後の緩急の素晴らしさはもう言葉にならないですし、この後の織り交ぜ方にはもう感嘆の声がもれました。
しかして内容のほうは、しっかりレイを救ってくれていて感動でした。
相手を強く想う心は肉体の再構成さえ超越するというテーマもすごくよかったです。
そしてごくごく個人的には「赤木リツコの幸せ」だったのが嬉しくてたまりませんでした。
四作ともそれぞれとても楽しませていただきました。
素晴らしい作品をありがとうございます。

さいごに、ウィスカーパッド、ふにふにしたい。笑
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 02:50
投稿者 みれあ
参照先
"湖のほとりのにて在りし日の君を想う"だけ読んで満足してここを開くまでもう3本あることに気付いてなかった! そして合計文字数を見て驚愕。

さておき。
いずれも素敵な作品で、シリアスとコミカルの行き来が本当に絶妙。あなたと〜では「そこで引くの?」とまんまと術中にはまってしまいました。作品の話題もトーンもバラエティに富んでいますが、往年のSSを彷彿とさせる軽快な話題から我々が向き合うべき二大お題の自爆(©tambさん。もう一つはヤシマ作戦)、それから現代っぽくシンエヴァの話題までと守備範囲の広さにも感服でした。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。

個人的に一番好きだったのは優しさは〜かもしれません。違う世界へ旅立つのではなく戻ってきても良い。あとついでにミラクルも起こしたって良い。綾波とアヤナミに挟まれてるシンジくんはどうなる。彼ら彼女らに幸せがあらんことを。
ミドリを狂言回しにすることの意外な相性の良さにもびっくりしますが、(ADZさんの筆致もさることながら)一般人役の務めを本編でも全うしたミドリは意外と適役なのかもしれない、と驚かされました。
あとサクラがしっかり壊れてて笑った。インターネット上でそういうキャラクターになってたこともありましたね彼女。。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 09:07
投稿者 ぶらいと
参照先
すごいです。どの作品も、思わず引き込まれました。短期間にこれだけのものを書けるのは素晴らしいことだと思います。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 11:49
投稿者 林原レイ
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沢山作品を書いて下さりありがとうございました!どれも素晴らしい作品でした!お疲れ様です。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 17:31
投稿者 B市
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まずボリュームたっぷりの文字数と作品数の多さに度肝を抜かれてしまいました。そしてみなさんも仰っていますが、シリアスとコミカルのバランス加減が本当に絶妙で、ボリュームたっぷりな文量もサクサク読み進めてしまいました。私事で非常に恐縮ですが、当方非常に遅筆な上シリアスとコミカルの混在するような緩急のある文章づくりに毎度四苦八苦しているので、ADZさんには尊敬の気持ちでいっぱいです。

軽快なテンポのやり取りでは、特に「湖のほとりのにて在りし日の君を想う」でのマスターさんとバイトちゃんのやり取りが印象に残っています。彼の呆れながらも気の置けない軽めの返答、そして奥さんへの溺愛っぷりを滲ませる言葉の節々……バイトちゃんの性質や彼自身の成長も多分にあるんだろうなあと思いつつ、にこにこが止まりませんでした。

「あなたと向かう明日を信じて」の「僕は二人目で〜」以降続くシンジくんの強くてまごころこもった言葉にきゅんきゅんしつつ、レイちゃんも嬉しいだろうなあと思いつつ、そしてその後のコミカル展開に思わず「シリアスくんどこ〜〜!? 迷子にならないで〜〜!!」と突っ込んでしまいました。その後の物語の終着点を含め、大好きです。

素敵で楽しい作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 20:12
投稿者 tamb
参照先
■ ある少年によるリリンの食文化考察異聞録。

 実を言うとカレーうどんは納得できない。カレーラーメンも同じくらい納得できないが、カップ麺のカレーラーメンはわりとイケると思う。特に好んで食べたりはしないが、たまに食べたくなる。カップのカレーうどんはたぶん食べたことがない。カップカレーそばは見たことないと思う。
 恐らく、通常のカレーとカレーラーメン系に用いるカレーは異なるものなのではないか。そう考えることが可能である。
 しかしいわゆるミサトカレーはそういう次元のものではなく、人類を滅亡に導くとまで言われている。いわばミサトインパクトである。そして恐ろしいことにかつてミサトカレーはカップ麺として商品化されている。毎回誰かが食すたびにインパクトというわけでもなかろうとは思うが、それでも恐らくは四桁に達するインパクトが起きていることは間違いないと思われる。ということは、カヲルが経験したのはインパクトと帰還ということになる。使徒をして容易く還元させるとは恐るべしである。そしてここでも世界を再構成させたのはレイとシンジであることは注目に値する。ニンニクラーメンの力がカレーラーメンに勝った瞬間であると言っても良いであろう。つまり混沌とは破滅のことだったのだ。混沌はいつでも我々の隣にいる。静かに這い寄って来る。気を抜いてはならない。レリエルでビーチバレーはくそわろた。イロウルはたぶんウイルスだと思う。

 面白かったです!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 20:22
投稿者 蒼波零
参照先 https://twitter.com/13lrs13
とても素晴らしかったです!
量に驚きましたが、とても読みやすくてぽかぽかしました(*´ω`*)
すこーんとすっ転ぶ綾波可愛すぎて悶えました☺
何気に没ネタの赤カブ〇で盛大に吹きました(ちょっと見て見たかったです(笑))
のろけな2人もとてもかわいかったです!!
そしてミラクルレイちゃん!!かわゆいです(*'ω'*)
そしてまさかのリツコさんに銃弾が当たるとは!!
直視できない理由がらしくてとても好きです。
素敵な作品ありがとうございます!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 21:26
投稿者 tamb
参照先
■ 優しさは風の中に

 正直なところ新劇の設定ってよくわからない。なのでそのあたりはスルーするしかないのだけれど、北上ミドリというキャラは印象的ではある。恐らくは誰でもクルーになれるわけではないであろうヴンダーに乗っているという経緯を含めて。選抜したのがミサトとリツコであると仮定するとして、その出自に期待する何か、あるいは自身の反映を見たのかもしれない。何か特殊な技術があるのかもしれないけれど。でも、不器用だけれどそれなりに純粋なのはわかる。それはある意味で綾波レイに似ている。

「なまじ互いに理解しあってしまっているために意思疎通ができてない」というのはわかる気がする。誤解してるわけではないし、わかり合ってもいる。でも、言葉にしないとわからないことも、きっとある。

 ミラクルレイちゃんはいいね。なんだっけ、ミンキーモモ?(古)
 綾波さんとアヤナミちゃんに挟まれて、シンジ君はこれからどうするのかが気がかりです(笑)。
 ミサトさん、帰って来なかったんですね。向こうであの人といるのでしょう。リョウジ君は心配ないみたいだし。見守るのはどこからでも。桜の木の下に埋まっているのは死体だけではない、と。

 タイトル、とても良いです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 23:43
投稿者 tamb
参照先
■ あなたと向かう明日を信じて

 結局のところ、私が二人目とか三人目とか、さらにはぽか波とか黒波とかにあまり拘泥しないのは、これが理由なのですよ。こういう言い方をするならば、シンジが二人目であるという事実。
 エントロピーは増大するので、ハンバーグから牛は再生できない。それでもLCLからシンジは還ってきた。船や斧の例を持ち出すまでもなく、我々の細胞を構成している物質は日々少しずつ入れ替わってゆく。
 だから良いのです。「あなたと向かう明日を信じて」いれば、それだけで。

 小説の中の何にレイを感じるかは自分でもよくわからないのですが、この話、セリフも地の文も、すごく綾波レイを感じました。


 四本、長い話もありましたが、どれも長いとは感じさせない筆力はさすがです。沢山の素敵なお話、ありがとうございました!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/11(Wed) 21:18
投稿者 お魚徹甲
参照先
◇湖のほとりにて在りし日の君を想う
馴染みの皆が元気に生きていてかつそれぞれの居場所もあって、綾波とシンジ君の間に子供たちがいて…みんな幸せな展開、大好きです。
熊を仕留めてくるアスカ強すぎ…と思いましたが本編で色々な武器を振り回してたので何だか違和感なく想像できてしまいました。
そしてカヲル君、色々と有能すぎ…綾波の幸せを叶えられるようにしてくれてありがとう…

◇ある少年によるリリンの食文化考察異聞録
肉は食べないのに肉食系の綾波…デートであんなことやこんなことしてるんだろうな!と妄想が止まりません。
もうひとつの人類の可能性だった使徒。彼らが無邪気にはしゃいでる姿も想像すると何だかほっこりしました…笑。

◇優しさは風の中に
綾波がシンジ君に心配かけまいと自分の身体のことを話さなかったことで先ず涙腺が弛み、ミドリに自らにとっての碇シンジが何かと打ち明けるところで泣きました。
「全てを受け入れていた私が最後に望んだのは彼のことだけでしたから」
ぅぅぅぅ…
その後のミラクルレイちゃんの件でちょっと涙引っ込んじゃいましたが…笑。
「私、消えたくないです。碇くんと一緒にいたいです」
ぅぅぅぅ…
その後のサクラに引いてるミドリで今度は笑ってしまいました。
そして何よりアヤナミちゃんと綾波の2人に挟まれるシンジ君の絵面が幸せいっぱいで最高。
泣いたり笑ってしまったり忙しかったですが、とても面白かったです!

◇あなたと向かう明日を信じて
凄くシリアスな展開を匂わせてからの全裸の綾波で興奮しまくるシンジ君で完全にやられました。流石です…
シンジ君が綾波を抱きしめた時のお互いの心理描写がLRSの極みで最高でした…うーっポカポカする…

どの作品もポカポカしてるLRSで最高でした。素敵な作品を4本ありがとうございました!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/12(Thu) 13:49
投稿者 calu
参照先
◇湖のほとりのにて在りし日の君を想う

独特の緩急自在な節回しに、コメディとシリアスの塩梅が絶妙すぎて、とても楽しく読ませていただきました。

個人的には、日常でも使った事がない「ケーキをホールで奢ろう」とか「ソルトライスの刑」は残りますね。

シンジくんと精妙な漫才を展開するバイトの少女も序盤から飛ばしてますし、どんどん風呂敷が広げられていく中、どう畳んでいくんだろいや2万字もあるから大丈夫か、などと思ってましたが、本妻トリックは完全にやられちゃいました。お見事です。
>「ある意味変わらずに僕は今でもここで
>彼女を待っているよ」
シンジくん、真顔でこれを言ってるっぽかったですもんね。

そして再現される紅茶の名シーン。そして、ここで初めてああお題は紅茶だったんだなと理解したわたしがいました。
このシーンも描写がとても良かったのですが、その感動のままに終わらせて貰えないのが、この物語の本質。

ボツネタの紹介のくだりは吹いちゃいました。「アスカの相棒(未登場)であるイノシシを単独で仕留める狂犬チワワとの出会いと別れ」 wはver.1.01で是非読ませていただきたいです。三万字over大歓迎です 笑。

楽しい時間を過ごさせていただきました。
有難うございました!

◇ある少年によるリリンの食文化考察異聞録

>そして宇宙を感じた。
サルバドール・ダリを彷彿とさせる凄い情景描写ですw

>ミサトさんのカレーは当たり外れ大きい
>から気を付けないと危ないよ。
>どれもカレー汚染済み。
このお話、電車の中で読んだらアカンやつやんw

思わず存在を失念していたお題は、這い寄る昏倒ではなくて混沌だったんですね。

インスタント食品はリリンが生みだした文化の極み。いや、楽しく読ませていただきました。カヲルくんの扱いw

◇優しさは風の中に

シンエヴァ終劇一年後が物語の舞台だと思いますが、北上ミドリの視点メインの物語は初めてでとても新鮮でした。
そして、北上ミドリも鈴原サクラもシンエヴァのスクリーンから出てきたばかりにキャラが再現されててビックリ。

>たとえどうにもできないとしても当時私
>にとってはかわいい妹みたいな子だった
>のよと言われてしまえば誰も何も言えやし
>ない。
リツコのこのコトバにはとても癒されます。

>「あら急にいなくなったと思ったらどう
>したのそっくりさん、にしては髪が長い
>わねぇ」
ここまで黒波だと盲信してました 笑。

>ミラクルレイちゃん爆誕
「3/私は彼女を知らない」の名シーンから一転。参りました 笑。

>あんたはそうやって世界と天秤にかけられ
>て助けられたんだから、責任もって幸せ
>になりなさいよ。
>色々と話をした。女の子としての大事なこ
>とを自分なりにミドリは綾波レイに伝え
>ようとして。
レイへの理解が深まるにつれ、ミドリが変わっていきます。
レイのシンジを想う心に打算はありません。ただただ純真で自己犠牲を厭わずシンジを想うレイにミドリはどんどん応援者になっていく描写が見事です。必死になって大切なことを伝えようとするミドリにはジーンときてしまいます。

>「花見やで碇さんっ!! 花見といえば桜。
>そう私サクラや。隅々までじっくり私の
>こと見てください、私の花を碇さんが散
>らしてくださいっ!!」
それでもシリアスなだけでは終わらせて貰えないのがADZさんの芸風 笑。

桜舞う木の袂に現れしミサトと加持。二度に亘り世界を護った二人はやっと一緒になれたんだなと、感慨深く読ませていただきました。そしてお約束のラストのカヲルくん。

>こんにちは、あなたのハートに這いよる
>混沌、ADZです。
初めてではないでしょうか? 作者自らの身を以ってお題を体現するなんて…笑。

シリアスな心情描写も素晴らしいですし、唯一無二のコミカルさをところどころに散りばめられ、本当に楽しめました。素敵な物語を有難うございました。

ところで、さはーんてなんなんすか 笑。
サクラの声で再生されたさはーんが頭の中でずっと回ってるんですが 笑。

◇あなたと向かう明日を信じて

バックアップされた記憶だけでなく自爆寸前に気づいた二人目の心まで備わった自分を認めることが出来ない、しかしシンジを求めて止まず揺れ続ける三人目の心。
そして、説明がつかないレイの状態について、その魂が語られる真実と考察に心が震えました。
幼いシンジが拾ったのは、第二使徒リリスの魂の欠片だったのでしょうか。

>そしてその魂を試しに宿らされたのが
>レイ。もしこの話が本当にそうなので
>あれば出会う前からとっくの昔に始まっ
>ていたのよあの二人は

まさに奇跡にも思えるまでの必然の縁が二人の間に存在していたものだと思いました。

>猫検定の基本ですし。

いつ取得してんw

お題の回収で跳弾にあたったリツコさんには気の毒でしたが、本当に素敵な物語でした。堪能しました。有難うございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/13(Fri) 18:47
投稿者 Seven Sisters
参照先
コミカルで軽快なやりとり、所々に挿入されるボケとツッコミ、いい味出してます。そして細かいことは抜きにして、勢いで最後まで読ませるこのスタイル、とてもいいと思います。

ヒャッハーで動物を狩るアスカ様、足を引っ掛けるカヲル君には笑ってしまいました。それにしても酷い奴だな、カヲル(笑)ただその後で、

>そこに彼女自身がいなかったら意味ないのに。

となったのはグッジョブでした。

それにしても、ホロリとくる雰囲気、シリアスな展開になりかけたかと思えば、それを引き戻すかのような、笑い要素には参りました。こういうセンスは素晴らしいと思います、本当に。

読んでいてとても楽しい作品でした。ありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/21(Sat) 04:12
投稿者 スマトラ
参照先
ボリュームたっぷりなのに重すぎなくて読みやすい、控えめに言ってすごい好きです。
カヲルがまたアクセント効いてて面白かったです。
楽しい作品、ありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/23(Mon) 23:23
投稿者 ADZ
参照先
このまま反応が無いままだと思われてしまいそうでガクブるしていましてさすがにそろそろ何かしらのリアクションをと思いいたり、ひとまず皆様がだわたくしの作品に過分な高評価をいただきありがとうございます。
いやあまり卑下しすぎるようなことを申しますと皆様方を貶めてしまいそうな気がしてしまいますのでどの程度に自己評価すればいいのやらと。
個別の感想返しをいたしたいところなのですが語彙力の低下により言葉も出てきてませんのでひとまずの御礼のあいさつをさせていただきます。
みなさまありがとうございます。
個別返信はまだまだ時間がかかりそうですのでひとまず今はこれでご勘弁のほどを。
ではまた。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:ADZ
投稿日 : 2021/08/24(Tue) 22:34
投稿者 アールグレイ
参照先
文章の量に圧倒されるのもそうなのですが、何よりどの作品も雰囲気のバランスが素晴らしいです。特にあなたと向かう明日を信じてを読んだ時にそう感じました。
もう公開済みだからいうのですが、私もある作品でシンジ君があの大量の綾波達を見て綾波レイの真相を知るシーンを書いているのですよ。しかも同じ銃声のテーマで。でも、まさか雰囲気がここまでまるっきり違うとは……笑
私は一度シリアスなものを書いたら基本シリアス一辺倒になるし、そもそもここまで軽快なコミカルもの自体があまり得意ではないので……素直に凄いと思いました。読んでいて面白かったです。
素敵な作品をありがとうございます!
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