綾幸20周年特別競作企画―感想掲示板
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fld_nor.gif 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/07/31 01:52
投稿者 アールグレイ
参照先
綾幸20周年特別競作企画『Sweet Home Ayasachi』へご参加いただいたB市さんの作品感想スレッドです。みなさまぜひお気軽に感想を書き込んでいってください!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 00:05
投稿者 史燕
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読んでいる間、始終レイに「がんばって」と応援していました。
それと、銃声がスタートの合図のピストルという発想は素敵。
なによりそのまま引き金を引くのではなくて

>「行きましょう、一緒に」
>そして私は、引き金に指をかけた。

こうして、一緒に走り出すのだから堪らない。
素晴らしい作品です。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 00:31
投稿者 蒼波零
参照先 https://twitter.com/13lrs13
凄いっ!!!凄すぎる!!!
すごく引き込まれました!!!
銃声の表現も凄かったです!!
素敵な作品ありがとうございます!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 01:00
投稿者 aba-m.a-kkv
参照先
序文とタイトルの時点で唸りました。
これはすごい。
読み終わって、タイトルとテーマを振り返ってまた唸りました。
これはすさまじい。

レイの心情を丁寧かつ精密に描いているところに引き込まれましたし、背景や状況の描写もしっかりと脳裏に投影してくれる文章に思います。
現実と心理世界の繋がりや切り替えは読者を物語にのめり込ませる巧みなものだと感じます。私はしっかり引きずりこまれました。
学校という本編に比べて小さな世界観ながら、エヴァの深淵な世界観を背後に持ってきているところもうまいです。

あやなまーとしてはレイがいろいろな感情を巡らせていることが嬉しかったです。
貞エヴァでは比較的感情や思考が現れていましたけど、本作のレイは一人の少女として嫉妬や恋心に揺れている、揺れることが出来ている。
彼女にこういう感情を持ってほしい、そして幸せになってほしい、それを実現させてくれている物語だなあ、と。
アスカやヒカリ、と思える友人たちがレイを支え、背中を押しているシーンも、見てみたいと思い続けているシーンなので、こうして読むことができて幸せです。
彼女たちがレイを名前で呼んでいるのがまた嬉しいですね。レイも彼女たちを名前で呼ぶような、そんな掛け替えない友人関係だったらいいなあ、と妄想してしまいます。

さらに赤い水面の世界の自分も、14歳の自分も全部私だと認めて連れていくところは震えました。
「置き去りになんか、させない」この決意に救われます。
これはほんとに個人的な考えなんですが、レイには人でない存在である自分を含めて自らの存在を認めてほしいという願いがあります。
自分の書くものでも、それを描けたらいいなあ、と常々思っているのですが、今回、B市さんの作品でそれを読むことが出来たので満たされる感がありました。笑
すばらしい物語をありがとうございます。

しかして、銃声テーマ多いな!
そして皆さん、想像を超えてくるものを描いていてすごい。。。
これは発起人コメントの影響でしょうか。
そうであれば、すべてはシナリオ通りということか。。。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 02:00
投稿者 dragonfly
参照先 https://twitter.com/cropmarks
赤い瞳のウサギの栞が可愛らしくて綾波にピッタリですね。
葛藤に苦しむ綾波の姿に何度「くじけるな」と応援したことか…
手に汗握る作品でした。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 03:28
投稿者 林原レイ
参照先
綾波の葛藤がとても良かったです。素敵な作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 03:28
投稿者 ハル
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もうほんと、ぶしさんのお話大好き過ぎます……

> 「……そんな、僕には言えないことなのかよ」
いつも優しく接してるのに、ここぞというタイミングでグイ、と来てくれる貞シン、めちゃめちゃめちゃカッコいいです(T▽T)(T▽T)(T▽T)!!
レイちゃんにはこういう存在が必要だ…!!
それでも言えなくて、とめどなく流れる涙を拭うレイちゃん……

後半の、愛おしい気持ちも醜い気持ちも全部ひっくるめて自分の大切な想いだと自覚するレイちゃんに胸がきゅんとなりました。

物語としてはここで終わるのが美しいとはわかりつつ、
「続きが読みたい!!!」
いつか続き読ませてください……切実に……!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 04:07
投稿者 ぶらいと
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感激、感服しました。『周回遅れのランナー』というタイトルもよかったです。そのセンスが羨ましいです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 04:39
投稿者 SoDA(そーだ)
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最後の部分で、自分まで好きな人に告白しようとしているかのような気持ちになりました。作品に引き込まれ綾波に感情移入し、綾波が胸が痛い時は僕も胸が締め付けられて痛くなって、綾波が告白する時は僕も心臓のバクバクが止まらない、言葉も詰まりそうなあの感覚になりました。綾波に、いつかの自分を見てしまい、追体験しているようでした。

これだけ感情移入出来るのって、心理描写が非常にリアリティだからこそではと思いました! リアリティだからこそその気持ちがわかる。もう自分がそこ(作品)にいるのではないかと思ったくらいです。

胸が痛く、締め付けられるような思いになり、でも最後は心臓のバクバクが止まらなくなりました。心を動かされて持っていかれました。めちゃくちゃ良かったです!(´▽`)

ありがとうございました!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 10:23
投稿者 GAITZ
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いい作品って感想が難しいんですよね…

何と言っても心情描写の奥行きと輪郭ですね。さながらコクたっぷりの魚介だしラーメンのごとし()行間一つ一つも計算されているのでしょう。
自身より常にシンジを優先してきたレイが自分の想いに向き合い、行動に移すというだけで感慨深いものがあります。かつての自分の言葉が後押ししてくれるのも素敵。吹き出しを極力省きながらも物語がすっと入ってくるのも文章力の為せる技ですね。

以前のコメントと重なりますが、ぶしさんが貞本エヴァひいてはシンレイ派であってくれたことが本当に奇跡的であり、ありがたい限りです。
なんと言いますか、自分の投稿をやり直したい衝動に駆られてます笑
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 11:29
投稿者 デーテ
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人に向ける想いは綺麗なだけじゃないっていうのが丁寧に描写されていて、息が詰まる気持ちで読みました。

嫉妬や疑心が起こって、それを忌避して、遠ざけて、やがて受け入れるという、普通の人間みたいな事をやってる。普通の人間だから当たり前みたいにそうなってる。
世界を再編しないと得られなかった当たり前の営み、が尊い。

最後、ここで終わるんですか!?!?!? という気持ちと、終わるなら絶対ここだよなという気持ちがあり、ぐぎぎぎぎとなりました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 12:48
投稿者 みれあ
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碇シンジだって人間だし、綾波レイだって人間である。心中には色々な感情が去来する。好き合っていても、あるいは好き合っているからこそ、いつも上手く行くわけではなくてすれ違うこともある。そういう人間らしい所業がきちんとあって、その中で彼女はスタートを切る。すてきな作品でした。

しかし今回の競作はお題ありきだったと思うのだけど、B市さんは一体どういう経路でこの作品、この情景に至ったのか、それが気になって仕方ない!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 14:08
投稿者 お魚徹甲
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B市さんの文章が持つ、読み手を物語に引き込む力にはいつも感服させられるばかりです…!全然回りくどくない、スッキリとした説明なのに、実にリアルにその場の景色が浮かび上がってきます。上履きのゴムのソールが廊下のタイルと擦れる音や乱雑に置かれた筆記用具と散らばる消しカスなど…まるで本当にその場にいてその景色を見たような、アニメやドラマでも見たような感覚になりました。

そして豊富で細やかな語彙から紡ぎ出される登場人物の所作・心理描写。表情の変化や心情の描写が本当に精巧で、自然と感情移入してしまいました。「栞が胸ポケットの中でずん、と重くなった気がした。」特にこの一節が凄く心に残りました。綾波の感情が痛いほど伝わってきて、こちらまで胸が張り裂けそうな思いになります。

最後の「好きな人に幸せになって欲しい、でも自分だけを見て欲しい」という、愛おしさと醜いと感じる両方の気持ちをどちらとも受け入れる展開、人の心の成長の本質で「すごい、エヴァだ…!」って感動しました。

本当に素敵な作品をありがとうございました!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 14:20
投稿者 Astro
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銃声がスターターピストルで、その引き金を引くのが旧世紀版のレイというのが斬新でした。

思えば、アスカとカヲルは過去作を含めて補完されているのに、唯一レイだけ補完されていませんでした。
この小説で過去を含めた彼女が補完された気分です。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 14:22
投稿者 アールグレイ
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タイトルといい内容といい、B市さんのセンスにはいつも感服致します。
人の感情というものは綺麗なものばかりではなく、それゆえ葛藤したりすれ違ったりしてしまう。そのような綾波の心情描写がよく伝わってきて、感情や表情が豊かに現れていた貞エヴァの彼女ならではの良さを凄く引き出せていると思いました……!
素晴らしい作品をありがとうございます!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 16:28
投稿者 Seven Sisters
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良作。素晴らしいと思いました。
構成をしっかり練って作り上げたのがよく分かりましたし、非常に読みやすい。シリアスな展開でのレイ一人称って、とても難しいと思うんですが、B市さんは、レイのイメージを損なうことなく、上手に描いていたと思います。更には、過剰な形容詞の過度な使用は抑えつつ、それでいて情景をしっかり描写できているのがとても良いなと思いました。

この作品の透明感、清涼感、そして心地よい読後感もすごく良かったです。レイが自分の中の負の感情に気づくまでの過程、気づいてからの過程。相談できる友人、心配してくれる友人がいること。まるで自分のことのように、レイとシンクロしながら読み進められたのは、B市さんの筆力の高さあってこそでした。

あの場面で話を終わらせるのは、私は大賛成。あの後の光景は、読者がそれぞれ自分の心の中で、思い描けばいいのだと思います。

しかし、あのテーマでこの話が書けるというのは凄いな。感服しました。素敵な作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 17:08
投稿者 calu
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新たに再構成された世界でB市さんに描かれたのはとても素敵な物語でした。
無垢そのもののレイが希求したのは、普通の女の子としてシンジの側にいて、共に新たな世界での時を紡いでいくことでしょうか。
しかし普通の女の子として生きていく以上、向かい合うべき自我があり、これまでに経験のないレイには受け入れ難いヒト独特のどす黒い負の感情もあるわけで、その葛藤そして揺れが見事なまでの心情描写で描かれていてとても感心しました。
そして、そんな彼女をアスカそしてヒカリというかけがえのない、そして心強い友達に助けられ懸命に日々を生きていく姿には本当に心を打たれました。

>「行きましょう、一緒に」
>そして私は、引き金に指をかけた。

これはあきません。もう涙腺崩壊ですやん。
自爆シークエンスを作動せざるを得ない状況になって、やっと自らの自我、シンジへの想いに気がついたにも関わらず、無に返されたという理不尽に対抗すべくFFを描き始めた我が身としては、魂が揺さぶられる展開です。

スターターのピストルは鳴らされた。
「この顔で合ってるかな」は二人目からのもの? 何周遅れてもいいから走り続けて欲しいなと思います。そしていつの日かその想いを一緒に遂げてもらいたいとも。

改めて、素敵な物語を有難うございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 17:33
投稿者 tamb
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 素晴らしいです。何か他に言うべき言葉があるでしょうか。
 題材の扱い方も完璧だし、ラストの切り方もいい。こういう終わらせ方はセンスが問われるんだと思うけれど、凄いです。
 この話は貞エヴァ準拠なのであれですが、アニメ本編でシンジが「おれ」と言ったシーンは記憶の限りでは一回だけで、それはある意味で血を吐くような絶望感を伴ったシーンだったと思うのですが、この話の中の「僕には言えないことなのかよ」にも同じくらいの絶望を感じます。それでもなお、それを振り払ってしまうほどの絶望が彼女にはある。
 それを、全て受け止め、抱えて、みんなの力を借りて乗り越えてゆく姿は途方もなく美しく、繊細で、力強い。
 これから何度も、また立ち止まることがあるだろう。そのたびにまた、号砲と共にスタートすればいい。たとえ周回遅れでも、それが若者の特権なのだから。

 素敵な作品をありがとう!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 18:06
投稿者 れい
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14の綾波の手を掴んだ瞬間、優勝…という思いでいっぱいいっぱいになってしまいました。
綾波の手を掴んだのが、誰でもない綾波自身であったことが何より嬉しくて!自分自身を抱きしめてあげられるのは自分だけですからねシンジくんにも友人達にもっできないんですからねーーーっと叫びだしたい気分でした。
aba-m.a-kvvさんがおっしゃっていることと少し似たことを感じたのかもしれません、綾波が、自分が人間でないという事実も取りこぼさないでほしいという、頷きすぎて首が…。
自分も先日B市さんの作品を再読致しまして、覚悟も決めていたはずなんですが、それ以上の火力でぶん殴られた感覚です。大事に読み返します。素敵な作品ありがとうございました!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/09(Mon) 21:50
投稿者 ADZ
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ただひたすらに綾波さんを応援したくなる素敵な作品でした。
語彙力がなくて申し訳ないです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/10(Tue) 03:38
投稿者 おにぎり
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言葉のセンス、使い方、表現、何もかもが凄すぎて言葉が出ませんでした。

貞レイちゃんが感じている嫉妬、独占欲、悲しみという感情をB市さんの見事な文章力で表現されており、読み手側からもレイちゃんがどれほど辛いのかが痛いほど伝わって来ました。そしてその痛みを隠そうとするレイちゃんの健気さと、それに対するシンジ君の反応でもう胸が張り裂けそうになりましたね…

物語を終わらせるタイミングも凄く絶妙で、続きを期待する自分とこれでいいと思う自分がいました。続きでなくともまたB市さんの貞エヴァ小説が読みたくなってしまいましたよ〜!笑

B市さんの素晴らしい文章力、本当に尊敬しています。
何度読み返しても鳥肌が止まらないほど素晴らしい作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/13(Fri) 12:43
投稿者 のの
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すこし時間ができたので。
B市さんが『銃声』のテーマで書いてくるとは思ってなかったので、これは本当に意外。
「運動会のピストル」というモチーフにするのは難しくないと思いますが、その使い方が本当に絶妙。
今まで数多の綾波レイの二次創作を読んできましたが、はっきりと類例のない逸品だと思います。
平たく言って傑作では。完璧。
これが投稿されたときの衝撃度合いは忘れられません。

TL上でみるイチャラブな貞シンレイもそれはそれでありなのですが、
そのためにも必要な物語があると考え筆を取った真摯な姿勢にも脱帽です。

B市さん、ほんとにどうもありがとうございました!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/14(Sat) 23:48
投稿者 B市
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 初めまして。B市と申します。
 この度は作品をご覧いただき、またたくさんのご感想を頂き、本当にありがとうございました。正直に申し上げて今回のお話、企画の副題『sweet home』のsweetに全くかすりもしてない、なんならシンジくんとレイちゃんガチンコバトルさせてる、しかも和解まで描かない、というLRSの視点から見たらとんでもない話だ!と思っていたため、公開までひたすら戦々恐々としながら過ごしていました。
 そんな中、蓋を開けてみるとまさかこれほどまで温かな(そしてびっくりするほど恐れ多い)ご感想をいただけるとは予想だにしておらず、今でも夢のような心地です。
 公開から日が空いてしまい、ご感想をいただいてからだいぶ時間が経ってしまいましたが、遅ればせながらお返事ができたらな、ということでこちらにお邪魔させていただきます。
 Twitter等で書き散らしているところもあるので「これどっかで読んだ!」も多々あるかもしれませんが、ご容赦いただけたら幸いです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/14(Sat) 23:48
投稿者 B市
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●史燕さん
 ご感想ありがとうございます。徹頭徹尾応援していただいたおかげでレイちゃんも立ち向かうことができました!
 様々なひとや事柄の力を借りて切り捨てたくような見たくない部分を受け止め、色々な自分をひっくるめて走り出すレイちゃん……きっとこれからも色々な感情を抱いて葛藤することと思いますが、自分自身を取りこぼすことなく、何度でも引き金を引いて走り出してほしいなと思っています。



●蒼波零さん
 ありがとうございます。実を言うと、このお題を選んだ時、一番最初に考えた『銃声』の大元の用い方や持っていき方はまた違っていました。それこそ、『銃声』を選ばれた参加者の方の作品と被ってたり……?公開された今だから言いますが、危なかったな〜!と冷や汗をかきました。
 私も蒼波さんの射的シンジくんにしっかりガッツリ射抜かれちゃっています!選んだものが同じでも、書きたいことや書き手によってお話が無限に広がるのでお題ものはやっぱり楽しいな〜!とにこにこしています!



●aba-m.a-kkvさん
 お読みいただき、本当にありがとうございます。とんでもないお言葉の数々、大変恐縮です。
 ひとは様々な経験や人々との関わりを通して感情を生み出したり、想いを育んだりするのだろう、と思っているのですが、本編のレイちゃんに足りなかったのはそういう環境だったのだろうな、という歯痒い思いをずっとしていました。そのため再編後の彼女には、たくさんの感情に、たくさんの彼女自身に出会ってほしいな、と思っての展開にしてみた次第です。

 加えて、レイちゃんに友人がいてくれたらいいのにな、ともずっと思っていたので、その欲望を実現させちゃいました。
 友人達は再編後の彼女にとって仲の良い、自分を気づかせ高めてくれる、安心をくれる、逆に彼女がそれらを与えることのできる存在の象徴として描いたつもりです。きっと彼女らは名前で呼び合ってるし時々喧嘩して仲直りするし、休みの日は一緒にお買い物もして、碇くんとのことでもあれやこれや話す、かけがえのない関係を築いていることと思います。
 その部分が少しでも伝わっていたのなら非常に嬉しいです。

 そしてこの場を借りて申し上げちゃいます、私はaba-m.a-kkvさんのお話が大好きなんですが、特に『Ayanami LEGION』がずっと好きで……彼女が彼女自身を認め、受け入れ、拒絶される恐怖も一緒にいられないだろうという寂しさも抱きながら、失いたくない大切なものへ向かって前へ踏み出す。そんな彼女が本当に愛おしく、ROMの頃からかなり影響を受けました。
 自分のことを受け入れてほしい、好きになってほしい、大切に思って、前へ進んでほしい。そんな願いを込めたお話にしたかったので、aba-m.a-kkvさんにご指摘いただけて心が洗われました。本当にありがとうございました。



●dragonflyさん
 ご感想ありがとうございます。
 これは裏設定ですが、碇くんは初めからレイちゃんに渡す目的で件の栞を作っています。そのため水色の台紙、赤い瞳のうさぎをモチーフに選んでいる、という……。ロマンチストですね。
 ただそのまま渡すのは勇気がないので、口実がほしくてコンテストに出展した、という流れです。綾波さんがそこに思い至らなくてよかったなあ碇〜!とにやにやしていただけたら嬉しいです。
 レイちゃんに寄り添い、応援していただき、ありがとうございます。レイちゃんじゃないけど、お礼を言っちゃいます。



●林原レイさん
 ありがとうございます…!彼女の醜さやそれに対する自己嫌悪、葛藤がずっと続くお話で、「彼女の幸せの話をしているのに、なかなか幸せにならんやないかーい!」と言われても何も言えない……と思っていたので、その部分をよかったと仰っていただけて安心しました。



●ハルさん
 えへへ、特大ラブをありがとうございます!
 あそこで踏み込めるのが彼の強さでもあると思います。彼女を想ってということ以上に「なんで言ってくれないんだよ!」という苛立ちや寂しさ、悲しさもある他、その後は拒否された絶望感に苛まれていそうですが……どんまい貞シン!それが君の望んだATフィールのある世界!二人ともクールダウンして、様々な力を借りながら自分と向き合い、その後心を通わせてほしいなと思います。

 続き、は正直考えてなくて!笑 ごめんなさい。ただ再編前の記憶関係なく、その『続き』の部分が二人の新たなスタートになることは間違いないです。
 続きではないですが今回の貞シン側のエピソードはずっと頭にあるので、いつか形にできたらいいなあ、と思っています。言うだけ言って実現しなかったらすみません!



●ぶらいとさん
 恐れ多いお言葉に頭が上がりません、ありがとうございます。
元々のタイトルはもう少し違って、ランナー、ファイター、……と悩みに悩んで、結局「位置について、用意、ドン!」で未来に突き進む、走り出す“ランナー”に決めました。
 その一方、『周回遅れ』という言葉は最初からずっと変わりませんでした。『周回遅れ』という言葉には色々なものを込めちゃっています。自分で言うのもなんですが、よくこの言葉が出てきたなあと思いました!笑



●SoDAさん
 ご感想ありがとうございます。まだまだ拙い描写ですが、追体験されるほど彼女の心に寄り添っていただき、レイちゃんじゃないのにとっても嬉しくなってしまいました。本当にありがとうございます!



●GAITZさん
 コクたっぷり魚介だしラーメンという、恐れ多いたとえをしていただき本当にありがとうございます。美味しそう〜
 どの媒体でもそうですがレイちゃん、自分の欲を優先しないんですよね。貞エヴァに関しては彼女も醜さ含めた人間らしい感情で溢れているのに、碇くん>>>>>自分の欲、という感じで本当に歯痒く、なんなら補完計画ラストの彼女の消滅だって望んじゃいないんですよきっと貞シンは。く〜〜!裏を返せばそれだけ彼を強く想っている、ということでしょうが……
 過去の自分と向き合いながら、今度こそ自分の心に耳を傾けて進んでほしい気持ちでいっぱいです。

 私もGAITZさんが貞エヴァ貞シンレイ派でいてくださったことに感謝感激雨あられです!五体投地が止まりません。詳しくはGAITZさんの掲示板で感想をと思っていますが、本編時空ルートのおかわいい貞シンレイに会えて私は爆発しました。これが幸せ……



●デーテさん
 傷つけ合い離れるだけではない、一瞬でも通じ合えるはずだと気づいて補完計画を破綻させたからこそ、そんな世界を選んでつくったシンジくんとレイちゃんに、しっかりがっつり傷つけ合ってもらいました。「そこまで言うならやってみろよ」という。
 ありとあらゆることが許せば再編前にも成し遂げることができていたかもしれない営みを、平和で、傷つけ合う、けれども相互理解ができるかもしれない再編後の世界で今度こそ紡いでほしいなあと思います。

 デーテさんとハルさんにはそんな「他者を傷つける」という行為に着目していただき、その上拙作の三次創作までしてもらえて、幸せ天元突破しました。話の構成上触れられなかったところを描いていただき感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。おかげでこのお話に奥行きができました。



●みれあさん
 人間のままならなさに翻弄されながら自己受容と自己肯定をし、走り出すレイちゃんを描きたかったので、そうご指摘いただけて本当に嬉しいです。お読みいただき本当にありがとうございます。

 面白みがなくて申し訳ないのですが、お話しできるような経路も情景もないです……!ただ、上記のような彼女を見たい!という欲望が元々あって、それに合うお題を選んだ、という感じです。本来ならお題選択→それに沿った話を考える、の順番であるべきだと思いますが、その点でいけば完全な技量不足です。『銃声』というお題に、本当に助けられました。



●お魚徹甲さん
 こちらこそお読みいただき本当にありがとうございます。これは完全に個人的な好みの話ですが、一つの文に正反対の意味の言葉を用いた表現をするのが本当に好きで……実際は紙なので羽のように軽いはずの栞が、気持ち一つで鉛のように重くなる……という、レイちゃんの心のしんどさ、ひとの気持ちの複雑さままならなさを少しでも表現できたらな、と思ってのあの一文でした。
お魚徹甲さんにとってあの一文が心に残ってくださったのならとっても嬉しいです。
 貞エヴァ準拠なのでちょっと違いますが、まさしく「おめでとう」と拍手したくなっちゃう感じになったのならよかったです。



●Astroさん
 過去の彼女の補完、とご指摘いただくまで全然意識していませんでしたが、「確かにー!」と両手叩いて喜んでしまいました。
旧世紀版レイちゃんは自身を「終わった」存在として認識しているので、再編後レイちゃんを送り出す側に徹しようと発破をかけるし、スターターの役割も担っていました。が、そんな彼女もランナーとなって走り出すことで、しっかりバッチリ補完されますね。本当だ!ありがとうございます。私も補完されてしまいました。



●アールグレイさん
 感想ありがとうございます!
 「好き」という気持ちだけでなく、嫉妬や独占欲、寂しさ、憎悪、それに対する自己嫌悪を抱く貞レイちゃんの普通の女の子らしさや人間らしさがとっても魅力的で、そんな自分を彼女にも愛おしいと思ってほしいな、という気持ちになってしまいます。(彼女は苦しんでいますが……)
 これから何度でもそんな苦しみを味わいつつ、周囲の人々や事象の力を借りて、自己肯定感を上げながら再編後の世界を歩んでほしいな、と思っています。



●Seven Sistersさん
 恥ずかしながら普段かなり感覚で書いているので、そんな風に書いていたのか私は、とジョハリの窓のうちの開放の窓が広くなった気分です(形容詞に関してなど)。大変恐縮です。本当にありがとうございます。

 現実世界ではこの話のようにタイミングよく問題提起やヒントが散りばめられるようなことはなく、劇中の友達の言葉のように、もしかしたら選択を間違えてもっと拗れてしまう可能性も大きいと思います……。が、リアルよりエモーションを取りました。
 個人的に、今回彼女が成長するための最重要ポイントは友達との会話だと思っているので、彼女らの話はほぼ初稿のままです。
代わりにシンジくんとレイちゃんの二人のエピソードをガンガン削りました。今回の彼女の成長に二人のいちゃいちゃはそこまでいらん、と思ったので(笑)

 再編後の彼女にはエヴァ以外の絆があって、その最たるものの一つが友情なんだよ、という部分を出せたらいいな、などの想いもあって、このような展開にしました。シンクロしていただけたならこれほど嬉しいことはありません。



●caluさん
 個人的に、貞レイちゃんの最大の魅力は、出自諸々ひとならざるものでありつつも、愛情だけでなく嫉妬、憎悪、寂寥感、独占欲、自己嫌悪等人間の醜い部分もしっかり併せ持つ普通の女の子である、という点だと思っています。しかしそれに気づいた瞬間亡くなってしまう、というこの悲しさやるせなさ……
 もし再編前の時空で時間と環境が許せば彼女もそんな自分と対峙したかもしれない、という思いがこのお話を考えたきっかけでした。
 再編後の彼女が、再編前の彼女がやり残したことに気づいて、掬い取って、課題に取り組んで、そして彼女の力で大切なものを抱きながら前に進んでほしいな、と思います。

 これからもっともっと色々な自分に遭遇して、そのたびにまた葛藤したり傷ついたりもすると思いますが……たくさんのことを経験して、ひとと関わっていく中で、caluさんが仰ったように過去から続く二人共通の想いを遂げてほしいです。



●tambさん
 そのようなもったいないお言葉をいただけて、本当に恐縮です。ありがとうございます……!
 今回の話は『綾波レイの幸せ』を描くお話だったので敢えてシンジくんには触れませんでしたが、彼も同時進行で葛藤したり、苦しんだり、苛立ちや寂しさ諸々を抱えていて、他の人や事象の力を借りながら解決へ向かおうとしている、という裏設定がありました。そのうちの一つがご指摘いただいた「大切なひとから明確に拒絶される『絶望』」で、そんな彼を受けて、彼女はさらなる絶望に直面する、という、相互作用的な面もちょこっと出せたらいいなと思ってあのような展開にしてみました。
 そこを出そうとするのであれば、もしかしたら今回のあれは弱かったかもしれないな、と反省もしています。私も綾幸ヨットスクールに入校してその辺りのご指導とご鞭撻をいただきたい気持ちです。

 人々や出来事など出会うすべてのことは無駄じゃない、と言い切るのは勇気のいることで、ともすれば「現実を見ろ」などと一蹴されてしまうことかもしれませんが……それらを確かめる段階に今彼らはいるのかなあ、そして様々な出来事や人との関わりで得た力を借りて、前に進んでいってほしいなあと思っています。

 高校生という子どもでも大人でもない、発展途上な彼女や彼が前に進もうともがく中で、もしくはもがいた先で、描ける未来もあるのではないか。そして、彼らの軌跡が素敵なものになればいいな、と祈るばかりです。私自身はでっかいことを語れるような人間ではありませんが……笑 無責任かつ勝手に応援しちゃいます。



●れいさん
 「結局、どんな自分だとしても自分を救うのは自分しかいない!」という超絶個人的な考えを今回の話にぶつけているため、読む人を選ぶだろうなあ、と思っていました。ひとによっては受け入れられないかもしれないな、とも。
 そのため、れいさんの「自分自身を抱きしめてあげられるのは自分だけ」というお言葉に本当に救われました。他の誰でもないあなたが抱きしめてあげなきゃ…!全くもって優勝だよレイちゃん…!
 「人だろうが人ならざるものだろうが、私は私。再編前無数にいて自爆しようが三人目に移行しようが、私は私。過去も現在も未来も、私は私」をモットーに、彼女にはこれからの人生を歩んでいってほしいな〜という気持ちでいっぱいです。

 他作品もお読みいただいているなんて、とっても嬉しいです!照れちゃいました。本当にありがとうございました!



●ADZさん
 そんな風に思っていただけるような彼女を描けてよかったです。お読みいただき、また感想いただきありがとうございます!



●おにぎりさん
 感想ありがとうございます!恐れ多いお言葉ばかりで……恐縮です。
 二人ともまだまだ発展途上なひとたちで、自分のことも相手のこともわからずに傷つけ合ってしまうこともあるんだろうな、と思います。ただ、シンジくんは本編を通して「傷つけ合うかもしれないけれど、一瞬だけなら心を通わせることができるかもしれない」と分かり、レイちゃんもそれを受けて計画を破綻させているので、これからも彼らは傷つけ合って、そのたびに相互理解を図っていくことを諦めないんだろうな……と思っています。そんな世界に彼らは生きていくし、それらを繰り返して今度こそなんのてらいもなく未来へ駆け出してほしいな〜という気持ちでいっぱいです。

 貞エヴァのお話を読みたい!と仰っていただけてとっても嬉しいです。ありがとうございます…!多分まだまだトチ狂う予定なので、遅筆ではありますがお話ができたその時はお読みいただけたら幸せです。私もおにぎりさんの貞エヴァの連載めちゃめちゃ大好きなのでにこにこしながら草陰から伺っていますね!



●ののさん
 特大の恐れ多いお言葉をいただいてしまい、なんとお返ししてよいやらです……!ありがとうございます。
 企画のお話を伺った時、改めてサイト名でもある『綾波レイの幸せ』という言葉の意味や定義に思いを馳せました。幸せってなんだろう、しかも『綾波レイ』の幸せって……と……
 TL上の浮かれポンチくん達の話は貞シンとレイちゃんの二人が一緒に作り出す幸せや未来のことを指しますが、そもそもその前に、幸せを受け入れる、自身が幸せへ一歩踏み出す、そういう素地が彼女にあるのか?ないならつくる必要があるよね、という思考の流れがあって、今回このようなテーマを設定しました。

 ひとにはそのひとだけの考えが無数にあると思いつつも、今回の話には「自分を受け入れること、大切に思うこと=幸せになるための第一歩」という超絶個人的な考えが柱としてあって、それを元にまずは「現在の自分」、そして「再編前の自分」を大切にする、それをスタート地点にしてほしい。それを経てこれから他者(シンジくんなど)を大切にしていってほしい。という願いを込めに込めまくった結果出来上がったのが今回のお話でした。
 エゴがたっぷり詰まっているために申し訳無さでいっぱいですが、今回のこのお話を『綾波レイの幸せ』の一つとして受け取っていただけたなら、これ以上ありがたいことはないです。

 いただいた感想からはズレますが、ののさんの『周回遅れ〜』の告知ツイートを拝見した瞬間、文字通り泣きながら拝んでしまいました。
 今回の話を、そして込めた想いを汲んで端的に表してくださったこと、しかも紹介文としてそのようなお言葉を添えていただいたこと、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。悩み悩みの部分もありましたが、このテーマで書いてよかったです。本当にありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:B市
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 02:29
投稿者 スマトラ
参照先
周回遅れのランナー、読んでみてすごく納得しました。
そして周回遅れだからこそとても応援したくなりました。
素敵な作品ありがとうございました。
感想、遅くなってすみません。
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