綾幸20周年特別競作企画―感想掲示板
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fld_nor.gif 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/07/31 01:39
投稿者 アールグレイ
参照先
綾幸20周年特別競作企画『Sweet Home Ayasachi』へご参加いただいたtomoさんの作品感想スレッドです。みなさまぜひお気軽に感想を書き込んでいってください!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 18:28
投稿者 史燕
参照先
「離れていても、どこにいても」の最終話の先。
彼女が、綾波レイでもある今を生きる彼女がどう思っているのか。
そんな悩みを抱えているのか。
マキさんとのやり取りが、すごくいじらしくて、かわいらしくて。

>「……今の私と先生が一緒にいたら、先生が変な目で見られてしまうから……」
考えてみれば14歳も年が離れているんですよね、彼と彼女は。
だから、彼女がそう悩むのも無理からぬ話なのです。

>「……まったく、変なところで強情なんだから」
このマキさんのセリフに同意するとともに、「やっぱり彼女は綾波レイなんだなあ」と改めて認識したところです。

>「――碇くんはこれからもずっと私といてくれる?」
したがって、この問いかけを口にすること自体が彼女にとってとても勇気のいることであったことは想像に難くなく……

>「そばにいるよ。ここにいるよ。どんなときも。何があっても」
これを迷わず言える彼だからこそ、安心できる、任せられる。
碇くん、彼女と幸せに。
かつて綾波レイだったあなたへ、これからは、あなたの幸せを謳歌してください。

一介の読み手の感想としては如何なものかという内容となってしまったのですが、拝読したそのままの気持ちを認めました。
優しい、素敵な作品を、ありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 18:29
投稿者 dragonfly
参照先 https://twitter.com/cropmarks
重厚かつも耽美な出だしに、「えっ、純文学!?」と目を瞠ってしまいました。
ちょっと取っ付きにくそうかなと身構えさせておいて始まった会話劇は軽妙で、すんなりとお話しに誘ってくれました。
素敵なお話しをありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 22:37
投稿者 tamb
参照先
 「そばにいるよ、ここにいるよ」というタイトルが公開されて、嫌な予感はした。いや、嫌なというのはアレだけど(笑)。caluさん、abaさんと来て、油断してたら直撃を喰らいましたw

 こういう展開はあり得る。と言うよりもあって然るべき。
 信じたい気持ちと、不安と戸惑い。自分は何者であるのか。
 自分は自分である。
 その当然とも言える解答を、紅くはない瞳の奥にレイを見るシンジが、優しく抱きしめることで指し示す。

史燕さんの感想から引くけれども、

「かつて綾波レイだったあなたへ、これからは、あなたの幸せを謳歌してください。」

これに尽きます。あなたはあなた、です。


「――もう、何度言わせるんですか。今の私の名前は――」

 繰り返すけれど、この問題は避けて通れない。しかしみんなちゃんと読んでるなぁ。恐ろしいわ。

「…ちょっと? ほうれい線が目立つとか思ってないでしょうね?」

 ああ、マキさんらしい。良く笑って生きてきたってことですよね。

 桜の幻想に近い美しさのイメージが鮮やかな、素敵で良いお話でした。ありがとうございます!


 桜の樹の下に死体が埋まっている、というモチーフはADZさんへの感想にも書いたのだけれど、ご存知ない方のために。原典は梶井基次郎です。「櫻の樹の下には」で検索。
 漱石の「月が綺麗ですね」といい二葉亭四迷の「死んでもいいわ」といい、近代文学の勉強にもなる素晴らしい掲示板ですねー。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 23:17
投稿者 Seven Sisters
参照先
おとぎ話で言うところの、”They lived happily ever after”。
でも本当に大変なのはそこからだよね、とはよく言われること。

この話の中でレイが感じる不安、戸惑いには大いに共感できるところがあって、
でもそれを包み込むマキさんの優しさが温かくて。
そしてなんといっても、

>「そばにいるよ。ここにいるよ。どんなときも。何があっても」

もうこれに尽きる。
髪や瞳の色は違っても、今ここにいる君とずっと一緒にいると。
このメッセージだけで、幸せな気持ちになりました。
そして最後の段落の、桜の見せる幻想と、消えることのない思いの対比もとても良かったです。

分量的には長くなくても、きちんとテーマが決まっていて、それをしっかり表現できて
いるところが素晴らしいなと感じました。

良いお話をありがとうございます。

しかしあれですね、このお題を選んだお三方。
それぞれがそれぞれの路線でお話を書いていて、きちんと成立させたうえで、更に内容がほぼ被っていないというのは天の配剤でしょうか。
三次創作という難しい道をあえて選び、そして成し遂げた皆さんに改めて拍手を送り
たいです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 20:49
投稿者 林原レイ
参照先
素敵な作品をありがとうございました〜
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/20(Fri) 08:27
投稿者 ぶらいと
参照先
タイトルの「そばにいるよ、ここにいるよ」は、お題の「離れていても、どこにいても」への、強烈な"返し"ですね。
内容もよかったです。シンジ君をレイと引き合わせるマキさんの策略、見事でした。レイの幸せを願ってやみません。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/20(Fri) 16:38
投稿者 お魚徹甲
参照先
先程「離れていても、どこにいても」を読了したばかりなので、タイトルだけで既にウルウルになりました。
髪が黒く、瞳が紅くなくとも綾波レイだと言えるのか…実に彼女らしい杞憂だと思いました。14年間想い続け、喪失感に幾度となく首を絞められた彼にとっては、姿なんて気にする筈が無くて。
「そばにいるよ。ここにいるよ。どんな時も。なにがあっても。」
ここで涙が止まりませんでした。2人がまた出逢えたこと、永遠に共にいられること。嬉しい、感動、良かった…この感情を一言で表現できないのが歯痒いです。

本当に素敵な作品をありがとうございました!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/22(Sun) 14:54
投稿者 スマトラ
参照先
非常に遅れましたが拝読。
14歳の差で悩むのは仕方ないですね。
『そばにいるよ。ここにいるよ。どんな時も。なにがあっても。』
表現は悪くなりますがありきたりと言えばありきたり、しかし、レイにとってと最も安心できる言葉だったと思います。

素敵な作品、ありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/08/31(Tue) 19:51
投稿者 tomo(レイカ)
参照先 https://twitter.com/reika_counsel
遅ればせながら。
みなさま、感想ありがとうございました。
やっぱり、感想を頂けることそのものが、作者にとって一番うれしいことだなあと再確認しました。
何度も何度も読んで、そのたびにジーンとしています(笑)
改めて、主催のみなさま、読んでいただいた皆様、そして、何より、tambさんに感謝申し上げます。

以下、簡単ですが、個別にお返事させていただきます。

>史燕さん
感想ありがとうございます。
こういう、読んだそのままの気持ちの感想というのは、とても
貴重だと思ってます。
こちらが意図したとおりに伝わっていることが確認できて、ほっとしています。
正直、「彼女」をきちんと描くことができるか不安だったのですが、ちゃんと「彼女」だと認識してもらえたようでとてもうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。
そして、主催、お疲れさまでした。

>dragonflyさん
感想ありがとうございます。

>重厚かつも耽美な出だしに、「えっ、純文学!?」と目を瞠ってしまいました。

実は、頂いた感想の中で、この感想が一番うれしかったです。
冒頭は完全に詩なので、こういう風に感じてもらえたなら、もう思い残すことはありません(笑)
そのあとの会話劇も楽しんでいただけたようで、ほっとしています。
文章がうまくなりたいなあといつも思いながら書いている身にとっては感謝、感謝です。
お読みいただきありがとうございました。

>tambさん
感想ありがとうございます。
正直、tambさんからの感想が一番怖かったです。
「こんなの全然違う!」とか言われたら、いっそ消えよう(?)と思っていたくらいです。

>繰り返すけれど、この問題は避けて通れない。しかしみんなちゃんと読んでるなぁ。恐ろしいわ。
「離れていても、どこにいても」のテーマの一つですし、読んでいれば自然と伝わるものかと。
それだけ、「離れていても、どこにいても」が良くできたお話だってことです。

何はともあれ、満足(?)いただけたようで、ほっとしています。
お読みいただきありがとうございました。


>Seven Sisters
感想ありがとうございます。

>分量的には長くなくても、きちんとテーマが決まっていて、それをしっかり表現できて
いるところが素晴らしいなと感じました。

そうおっしゃっていただいてほっとしています。自分のせいですが、時間がなくて、
最後は駆け足で一気に書き上げたものですから、テーマをきちんと伝えられていたのなら
ほっとしています。

「離れていても、どこにいても」をお題に選んだ時、最終話のその先を描こうと思っていました。
その理由は、作品の解説のところに書いてありますけど、ハッピーエンドのその先を描くのは、やっぱり
二次創作(今回は三次創作ですが)のだいご味だろうと思ったからです。
結果的に、tambさんのものも含めて、かぶらなくてほっとしています。
お読みいただきありがとうございました。

>林原レイさん
感想ありがとうございます。
こういう、一言でも、ずしんと心に響く感想はとてもうれしいです。
長くないからこそ、ありがたいなあと感じます。
お読みいただきありがとうございました。

>ぶらいとさん
感想ありがとうございます。
タイトルのギミック(?)に気づいていただきありがとうございます。
こういうお遊び的なギミックが私は大好きなので、ちょくちょく使っていますが、ちゃんと
理解してもらえるととてもうれしいです。
お読みいただきありがとうございました。


>お魚徹甲さん
感想ありがとうございます。
「離れていても、どこにいても」を読んですぐ本作とは……普通に変な汗出ますねw
通して読んだときに違和感ないかとかテーマが変じゃないかとかそういう心配が……
ともあれ、感動いただけたようでとてもうれしいです(そしてほっとしていますw)。
自分の作品で、誰かが感動して涙を流す、こんなうれしいことはないです。
ありがとうございます。
お読みいただき、ありがとうございました。

>スマトラさん
感想ありがとうございます。
「そばにいるよ。ここにいるよ~」は、本作のキモなのでそのセリフが
きちんと伝わっているようでほっとしました。
私自身は、ありきたりな言葉だからこそ、伝わるものも多いのかななって思っていたりします。
お読みいただきありがとうございました。

最後にもう一度。
みなさま、本当にありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/09/07(Tue) 23:54
投稿者 aba-m.a-kkv
参照先
tomoさん、おひさしぶりです~。
そして、すばらしいお話でした。
それと共に、公開の順番で内臓を痛めた者同士という共感がすごくあったりします。笑
二番目と三番目ではそのプレッシャーは段違いかと思いますが。
しかして、作品としてもとても良く、順番としても最適だったと読者目線では思いました。
最初にcaluさんの壮大な物語で衝撃を与え、そのあとにシンジ君パートを噛ませて18.5話を纏めた後、アフターストーリーでtomoさんの作品で締める。
運営の深謀遠慮が垣間見えます。
さて、「離れていても、どこにいても」のお題に花見を持ってくるところがすごい!と思いました。
四季で表すならば18話の空白部分は彼にとっても彼女にとっても冬の季節だっただろうなと思います。
それが再開後アフターストーリーでは新しい始まりになるわけですから、季節としてはやはり春。
「これからもずっと私といてくれる?」その問いに対するタイトルの返答による締めくくりがしんみりあたたかさを感じました。
素敵な物語をありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/09/09(Thu) 19:02
投稿者 calu
参照先
Seven Sistersさんもabaさんも言及されましたが、abaさんtomoさんわたしの三次創作が被らなかったのは、まさに神さまの配剤(談合なんて無かったんですもの 笑) 偶さかが産んだリレー小説のひとつの形だなんて、一人で感動してました(笑)

そしてabaさん、tomoさんとこのような形で絡ませて頂く事ができてとても光栄です。
今回リイン〜の構想から投稿まで色々と何時に無く苦労したこともあり、勝手にお二人には戦友のような想いを抱かせていただいていました。もう思い残すことはございません(笑)

さて、本作ですが「離れていても、どこにいても」を3遍読ませてもらったわたしには、もうこのタイトルだけで涙腺が弛んでしまいます。

そして本作中、其処彼処で描かれる描写がとても美しい。

>桜が見せる幻想は―――――

アヴァンタイトルからタイトルに流れ込むあたりで描写される情景は、まるでスクリーンを観ているようにも。

tambさんの本編ラストの感動の再会から、時を経て色々と困難な局面もあったのでしょう。レイの心が揺れ動いています。それでもあのマキさんは限りなく優しかった。

>「そばにいるよ。ここにいるよ。どんなときも。何があっても」

本編のラストシーン、かつてレイだった彼女のセリフに対して、時を経てやっと辿り着いたシンジの答え。レイの魂が求めてやまないシンジのコトバなんですよね。

わたし自身、あーこの言葉を聞きたかったんだなと理解しました。

tomoさんの作品で三次を締めていただいて本当に良かったと思います。運営サイドへのabaさんのコメントに激しく同意します。
素晴らしい作品を有難うございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:tomo
投稿日 : 2021/09/11(Sat) 07:04
投稿者 のの
参照先
書いてる途中で感想消えたー!
という障害を乗り越え、書きます。

◆感想
まず、アバンタイトルが最高です。
僕は短く三行でまとめてますけど、こういうのいいな。
同時に、本作のテーマ説明として過去の名作からの引用。
正しい引用とは厚みです。勉強になる。

やはり、花見というテーマを持ち込んでいるのが光りますね。
「すぐに散りゆくもの」の下でこそ語れる物語があるのです。
新たな生を得たレイがその人生について語るのは、雨の中や雪の下ではなく、
生命の芽吹く春であるべきでしょう。

このお話は、そういう必然の積み重ねで構成されているのがすごい。
見習いたいです。
そしてその必然の中でこそ、

>羽毛のように軽い彼女の身体が、僕の胸へと舞い落ちる。

舞い落ちる、という表現が使用可能になるわけです。
このカタルシスを、お時間のない中、この分量でまとめてくるのもえらい。
ご本人的にはご不満も残る部分はあるでしょうが。
原典の厚みを十分に活かしつつ、Tomoさんらしい表現で着地させる。
いいもの見させてもらいました。

この企画をやるにあたって、このテーマで書いてきてくれた方が、
こんなにもいたこと、tambさんとあの2人とマキさんの愛され具合といい。
この企画やって本当によかったなあ……!と思います。

ありがとうございました。tomoさん、色々忙しいだろうけど、何かまた表現をしたときは教えてください。
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