綾幸20周年特別競作企画―感想掲示板
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fld_nor.gif 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/07/31 01:40
投稿者 史燕
参照先
綾幸20周年特別競作企画『Sweet Home Ayasachi』へご参加いただいたくろねこさんの作品感想スレッドです。みなさまぜひお気軽に感想を書き込んでいってください!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 18:12
投稿者 dragonfly
参照先 https://twitter.com/cropmarks
>彼といる時の私はやっぱり変で
 シンジへの恋心を自覚できない自分の内面を「変」と言い切る綾波さんがカワイイ。
全編がこの感じで丁寧に綾波の心の動きを描写なされていて、まるで彼女の心に寄り添っていたかのようでした。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 18:18
投稿者 史燕
参照先
鮮烈な、本当に鮮烈としか表現のしようのない、そんな素敵な文章。
文章から、色も、音も、温度さえも感じさせる、だけどまったくわざとらしさや違和感のない、自然な描写。
ブランクなんて全く感じない、あの頃のまま、あの時のまま。
お声がけして、この作品が届いて、本当にうれしかった。
連絡先が分からなくて、でも是が非でもご参加いただきたかったので。

この二人は確かに息づいていて、声も聞こえてくるくらいで。

花火が花開く中、暗闇の中、二人だけの場所で。

>「好き。」
>花火の音にかき消されそうな声が口から零れ出る。
>少し汗ばんだ手のひらが離れ、再度繋ぎなおされた。
>「僕も好きだ。」
>囁くような声だったが、それはきちんと私の鼓膜を揺らした。
二人だけが知っていればいい、大切な大切な言葉。

感想が、きちんとした体裁さえ整っておらず申し訳ありません。
それでも、とてもとても美しい作品でした。
素敵な作品をありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 21:17
投稿者 tamb
参照先
■ 夜の帳、光の華

 くろねこさん。あの頃の、でも少し大人になったくろねこさんが、ここにいる。ここ数ヶ月、私があちこちで繰り返し絶賛していたくろねこさん。どーだ!と大声で叫びたい。この物語は静かな物語だけれど、大声で。自分で書いたわけでもないのに、大声で、どーだ!と。
 正直、少しだけ不安はあった。でも関係なかった。不安など完全に吹き飛ばし、期待の遥か上だった。今回の企画では、Seven Sistersさんの招聘に並ぶ快挙と言って良い。ののさん、史燕さん、そしてくろねこさん、ほんとうにありがとう。

 レイのかわいさがとても良い。恋する女の子のイメージ。妙にはしゃいだりすることもなく。
 シンジ君もかっこいい。かなり考えて誘ったんだろうな。気の遣い方が自然なのもいい。女の子はきっとやられる(笑)。
 で、白いスカートを片手で抑え(!)たりしながら海と戯れてると、花火だ。たぶん少し遠い。でも良く見える。
 音がするたびに距離が縮まる。
 そしてラスト。何か言うことがあるか?
 解説も考察もいらない。すごくいいです。それだけで、もう十分じゃないか。
 すいません、なんか興奮しちゃって。

 素敵な作品を、本当にありがとうございます!


 くろねこさん。今回の企画が発動するにあたり、どうしても連絡を取りたかった人のひとり。メールでは連絡が取れなかった。リンクしていたサイトは消滅。pixivにいることは知っていたが、IDはわからない。くろねこ、で検索するとわんさか出てくる。それらしい絵柄はあったが確証は持てない。突如としてムキになった私は消滅したサイトをwebアーカイブで探る。トップ以外はアーカイブされていなかった。私はさらに炎上し、移転前のサイトアドレスを探り当てアーカイブで掘り出しtwitterのIDを発見したのだった。これはドン引き、ほとんどストーカーである。さすがに気が引けたのでしばらくフォローだけで連絡は取らなかったのだが、結果的に史燕さんが口説いたと聞く。綾幸一派はストーカー集団である。
 今は別方面で炎上しておられるようで、もちろんそれはそれで存分に燃え上がっていただいて、そして、たまにで良いのであの二人のことも思い出していただけると嬉しいです。

追記
 くろねこさんと、他の方も書かれていたが牙丸さんとは、私も同じ匂いを感じていた。牙丸さんとは連絡が取れないので書けないこともある。ただ、東日本大震災で血の気が引いたのだが、それは無事乗り越えたことは確認が取れている。元気でいらっしゃることを願うし、そう信じている。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/18(Wed) 22:13
投稿者 のの
参照先
はい、くろねこさんです。
超久しぶり。
寝た子を起こすというか、卒業生に無理やり1曲弾かせるとか、なんかそういう感触もなくはないのですが(汗)、書いてもらいました。
結果どうでしょうかね、なんていうんでしょう。
呆けた、としかですね、言いようがなかったんですよ。
「こりゃあ参った」としかね、思えない。
胸の内がぶるぶる震えました。
そしてこうも思いました。
「おれが書く必要はないな、これはもう、ない」
すごく変な言い回しかもしれませんが、この企画の投稿作品の質は元々高いのですが、そこを更にグンと押し上げてくれました。

以下、具体的なサイコー!!ポイント。
他の人に言われないうちに。

◆レイの一人称の書き方が、よい
綾波レイの一人称、というのは難しいのです。
キャラクターの元が引き算の美学の化身みたいなものなので、そもそも自分語りさせるのには元々向いてないキャラクターだと思っています。

僕も以前チャレンジしたことありますが、もう、今では出来る気がしません。勝手にアレンジしすぎてしまうのが怖くて。

でですね、このレイ、めちゃくちゃかわいい。
かわいいけど、語りが「~だ」「~である」なんですよ。
この、比較的ト書き少な目の文章でそれを両立できてる。
これ、すごくないですか。
僕はめちゃくちゃすごいと思いました。

◆文章のリズムが気持ちいい
センテンスの長短のつけかたが最高に気持ちいいですね。

>すっかり落ちた太陽の代わりにぽっかり浮かぶ白い月と、少し遠くで煌めく街の灯をぼんやりと眺めながら、
未だに熱を僅かに孕むアスファルトを歩く。

こういう、わりと長い文(↑これ自体の言葉選びも素敵)があったかと思うと、そのわりとすぐ後には、

>急に誘ってごめんね、なんて言いながら歩きだす彼について歩く。何処へ行くのだろうか。何処だって良い。

これ。この言い切り。

◆この情報量で、2000文字
何かツイッターはじめてから、書き手の皆さんが文字数の話をやたらするのにびっくりしておりまして。
僕自身、文字数については(さすがに5万とか超えると別ですけど)気にしなくなって幾星霜、て感じなので。
でもね、なんかやっぱり若かりし頃(ああ、いやだいやだ!笑)は気にしてたんですよ。
「****字書いた!」とか、達成感ありますしね。
現実世界では原稿用紙3枚=1200字でひいひい言ってるクラスメートいたりしますしね。鼻で笑ってましたよそりゃ。

ただどうでしょう。
現実には、この物語は2000字で構成されています。
物語には、文字数はなんの意味ももたらさないのです。
これはくろねこさんの凄みでもありますけれど、自戒も込めて「この量でここまで豊かな表現ができるのか」と、驚いて参っちゃったこと、記しておきたいと思います。


以上。
粒ぞろいの投稿作品の中でも、衝撃度合いで言えばトップレベルのくろねこさんでした。
この度はありがとうございました。
ご自身は中々大変なご状況ともちらりと伺っております。
心も身体も人間の全部のうちの一部なので、どちらも健康なくろねこさんを、祈っております。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 00:02
投稿者 Seven Sisters
参照先
言いたいことは、ほぼほぼ、ののさんに言われてしまったので、大
分繰り返しになってしまいますが。

うまいなあ、これはうまい。

ののさんも書いていますが、レイの一人称ってすごく難しい。語ら
せすぎるとレイらしくなくなるし、かといって語らせないことには
話が進まない。そのバランスを取るのはとても難しいと思うのです
が、くろねこさんは、ちゃんとそこを成立させている。この話は、
約2000字という長さだからこそ、レイ視点での話の良さが引き
出されているように感じました。
最後もあえてあの形で、パシッと終わらせたのも、とても良いと思
いました。

文章のリズムの良さについてですが。
これは完全な想像なので、全く的外れなのかもしれませんが、くろ
ねこさんは文章を作る際に、実際の息継ぎを意識したうえで心の中で文章を組み立てているのかな、なんて思いました。文のリズムや
句読点の付け方に、私はとても好感を持ちました。
それと、セリフをあえて地の文の中に入れたりとか、そういった
手法も、私はとても好きです。
あとは台詞回し。これはもうセンスなんでしょうか。どれもシンジ
とレイの匂いがして、凄く良かったです。

>「好き。」
>花火の音にかき消されそうな声が口から零れ出る。
>少し汗ばんだ手のひらが離れ、再度繋ぎなおされた。
>「僕も好きだ。」

この部分が、凄く良いと思いました。
特に三行目。
気持ちの揺れ動きをこういう形で表現するとか、凄すぎる。

いや、本当に堪能しました。
素晴らしい作品ありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 10:42
投稿者 お魚徹甲
参照先
「〜あれやこれやと準備をする自分が、少しおかしい。」「変なのだ。こんなこと。」恋心をおかしい、変だ、と表現するのが実に綾波らしいな…!と思いました。「息を飲む音がしたが、〜気のせいかもしれなかった。」この一節が印象的でした。これも実にリアル…!その直後に饒舌に此処が穴場であることを語るのも、その一節のお陰で照れ隠しなのかな、とか想像できます。花火の轟音よりも、好きという想いの方が強いが故に小さくてもお互いの声を聴き取れる。素敵です…!
今回初めてくろねこさんの作品を拝読させて頂きましたが、すっかりファンです。本当に素敵な作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 13:33
投稿者 くろねこ
参照先
皆さま、感想をありがとうございます!


■ dragonflyさん
「変」という表現はもしかしたらちょっと悪いかな、と思っていたのですが、そう言っていただけて嬉しいです。
この表現を選んでよかった。
レイの魅力は、本当なら成長していく中で得ていく感情を、環境のせいでいつまでも隔離された真っ白な純粋さを保っているところだと思っていて、そこからシンジを通して刺激を得ていく……というのを出したくて。ちょっとずつ、恋の自覚をしていってほしいなぁと考えてます。
ありがとうございました!


■ 史燕さん
ブランクがあってもう書ける自信がなくて、どうしようかと思っていたのですが、書き終わってみるとそこには、頭の中の二人を言葉で紡いでいく楽しさと、幸せを感じてほしい一心で書いていたあの頃の私を思い出して懐かしかったです。良き体験になりました。
今回、華やかな花火をテーマにしたのですが、そこに重きを置かず、思春期待っただ中でありながら大人びてしまっている二人の空気間を大切にしたくて、闇夜・息遣い・無音のやりとりを意識しました。
エヴァの物語の中で、この二人が「手を繋ぐ」のは特別な意味があって、それは唇を寄せるよりずっと気持ちを伝えられるかなと思って、最後のシーンに持っていきました。

いつもお褒めの言葉を下さってありがとうございます!


■ tambさん
なんだか絶賛して下さっていたので、発表前からもうずっと「やばい……ハードルが上がってる……」と内心ヒヤヒヤでした(笑)
喜んでくださって私もホッとしましたし、嬉しいです。
先のお返事にも書きましたが、純粋さを保ちながらも大人たちの中で生きなければならなかったレイとシンジは、どうしても恋愛面ではしゃぎきれないだろうなーと思いながら、
それでもあどけない可愛さは年相応にあって、そこを出したいと思って本作を書きました。
私は女で、男の子の考えることを把握することはできないのですが、「かっこつけたい」シンジくんをちょっと滲ませたくて!
もともとの女性的な優しさの中に、「レイをリードしてみたい」欲をちりばめてみました。
彼なりにめっちゃ情報収集してる設定です。前日に下見にまで来てたら、可愛いですよね。(知らんがな)

pixivやtwitterがあれば事足りるなと考え、サイトを閉じてました。メールはどれを当時使っていたのかしら……すみません。
たまにふと思い出しては、ちらちら綾幸を見にいったりしていたのですよ。もう忘れられたものだと思っていたので、必死に探して下さって、お声かけまでして下さってありがとうございました。
とても嬉しかったです。今後ともよろしくお願いします!


■ ののさん
はい、お久しぶりに書かせていただきました。楽しかったです!
もう私としては「やばい恥ずかしい……皆さんに見せていいのかこれを……」と頭を抱えながら発表を待ってました。
参っただなんてそんな!恐縮です……!ありがとうございます。

今回、レイとシンジのどちらの視点になるか悩みましたが、エヴァは基本的にシンジくんの視点で物語が進んでいく、というのと、シンエヴァのレイが可愛すぎた、という面から、今回はレイ視点で行こうと決めたのでした。
読み手がレイに冷たい印象を持たず、かといってあざとさを出さないように気を遣って言葉を選びました。
場面説明は、あまり事細かにせず多少脳で補完してもらいながら、
ある程度読む人が好きに遊べるようにしてます。
状況説明にレイの心情を織り交ぜると、思った以上に綺麗にまとまって良かったです。

そう、2000文字なんです(笑)
これ実は私もびっくりしてて!自分的にはデート準備からクライマックスまで、レイを追っていて「長くなったな……」と一息ついて文字数確認をしたら、想像してたより全然少なくて。。
長い文を書かれてる方もいたので、恥ずかしいなと思っていたのですが、そう言っていただけると嬉しいです。
ただ、読もうとする方がダレない長さは目指しました。
割と淡々としてるので、丁度よかったかもしれませんね。

素敵な感想ありがとうございました!


■ Seven Sistersさん
実は最後の文章、読む人によってはブツ切りに感じるかもな、と思ったのと、物足りないかもしれないと考え、その後を続けようとしてました。
でも、パッと急に手を離されたような、「あ、これで終わりか」と若干の足りなさが余韻になるかもと思い、そのままにしたのでした。良いと受け取って貰えて嬉しいです。

私の文章の作り方、意識したことはなかったのですが、確かに息継ぎは大切にしています。
これは私の本を読むときの癖なのですが、人物に声をつけて、話すリズムで読んでしまいます。(なので文章を読むのが遅い)
アニメがあれば彼らの声が存在しますし、頭で再生されると思います。そこで長々と話をされるとくどいですし、説明チックになるし……。特にレイやシンジは、口に出して話す言葉はかなり絞って相手に伝えるキャラだと思うので、饒舌にならず、その分彼らの息遣いが聞こえるような台詞を絞りました。

最後の文章はすごい集中して書いた気がします。三行目は自分でもお気に入りです。
エヴァ序で、ヤシマ作戦前でのミサトさんとのやり取りの中で、シンジくんがミサトさんの手をぎゅっと握るシーンが頭に出てきて。
手を振りほどいたり、かわしたり、掴まれたり、握ったり。
手の描写が細かい作品なので、そこを強く意識しました。
なんとなく勢いも含めて繋いでいた手を、自分の意志で握る。
「この子とこれからも一緒にいたい」という無言の気持ちを読み取っていただければ幸いです。

ありがとうございました!


■ お魚徹甲さん
恋心って、異常だよなと思っている私です(笑)
大切な人は周りにいるけど、その中でもシンジくんといると違う心の揺れが生まれる感覚を、きっとレイは「ドキドキキュンキュン」ではなく、異常事態で「変だ」と認識するだろうなと思い、この表現を使いました。
たどたどしく、少しずつ、異性と恋を知ってほしい。

「息を飲む~」のところは私もお気に入りです。アニメ見てるとシンジくんってけっこう、口よりも態度に出るというか。唾飲んだり、それこそ息を飲んだり、もちろんアニメーションとしてそういった表現をしないと伝わらないからわざわざ描いているんでしょうけど、緊張とか隠せない正直な子だなとずっと思ってて(笑)
でもレイは確信が持てないから、「?」と思うけどそれ以上は何も思わない、微妙なすれ違いを書きたくて、その文章を入れました。

少しシンジくんが饒舌になるの、気づいてくださって嬉しいです!
「こんな煩いの嫌」「夜の海なんて帰りたい」とか言われる可能性だってあって、自信がないところから始まって、
でも「あ、良かった、綾波喜んでるな」って安心したら、
今度は照れてペラペラ話しちゃう……というのを出したかったので。
いやらしさのない触れ方で、内緒話のようにこっそりと想いの交換をしててほしい……という私の欲を入れ込みました。

ファンになってくださって光栄です。ありがとうございます!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/19(Thu) 20:43
投稿者 林原レイ
参照先
最高でした〜
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/20(Fri) 07:55
投稿者 ぶらいと
参照先
まずは、タイトル『夜の帳、光の華』から。
素晴らしいセンスです。昔からタイトルを決めるのに四苦八苦していた自分としてはうらやましい限りです。
「今夜少し散歩に行かないか」、このシンジ君の誘い方、心憎いですね。
花火を見に行こうとは言わず、素敵なサプライズを演出するなんて、とんでもない才能です。
「彼といる時の私はやっぱり変で、やっぱり彼は不思議な人だ。」
まんまとシンジ君の術中にハマった綾波さん、とても可愛かったです。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/22(Sun) 04:16
投稿者 スマトラ
参照先
恋心に気づかずに『変』としか表現できないの可愛すぎる。
そんな変な気持ちが積もり積もって好きとして溢れ出るの、2人の道のりを表したかのようで美しかったです。
素敵な作品をありがとうございました。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/22(Sun) 15:18
投稿者 みれあ
参照先
恋ではなく変なんですよね。変。シンジくんに惹かれているレイの機微が繊細に伝わってきて素敵な作品でした。レイの変してる視点から間接的に窺える、シンジの優しさやカッコ良さ、あとちょっと不器用だけどいいカッコしようとしてるところもすごく暖かい気持ちになりました。饒舌になっちゃうところも、なんというかすごくシンジくんっぽい。

しかし、変と恋の話に立ち戻りますが、最後のその言葉を言えてその気持ちに辿り着けるのなら、ラベルで話をすることは実は陳腐なことだったのかもしれないですね。二人のこの先にも暖かな未来が広がってることを願わずにはいられない気持ちいい余韻が残りました!!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/23(Mon) 01:25
投稿者 aba-m.a-kkv
参照先
とても素晴らしかったです。
レイの心情が、静かに美しく紡ぎだされていて、思わずため息が出てしまいます。
レイとシンジ君が寄り添い、少しずつでも近づいていく様が心地いい。
14歳の頃に比べて感情が豊かになりながらも、レイらしい雰囲気が醸し出されていて、すこし大人になった彼女を見ることができて嬉しいです。
言葉の使い方も素晴らしかったです。
光の華の描写、「音、光、音」「赤、緑、金」の表現とか、すごいと思いました。
最後の二人の言葉が、花火を見ているようで、そうではないところとか、もう最高です。
花火の後の残響や熱が心地よく長く残るように、読了後に素晴らしい余韻に浸ることが出来ました。
美しく素敵な物語をありがとうございます。
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/08/23(Mon) 14:36
投稿者 くろねこ
参照先
沢山の感想をありがとうございます!
お返事書きます!

■ 林原レイさん
わーい!ありがとうございます……!!
素直に嬉しいです。励みになります。


■ ぶらいとさん
タイトル、難しいですよね。私もいつも最後に悩みます。
カッコつけたくなるじゃないですか。今回もカッコつけました。
シンジくん、さらっとこういう事しそうだよな……と思って書きました。天然タラシだと勝手に思ってます。愛される才能。
素敵な感想、ありがとうございました!


■スマトラさん
他の人には感じない心の変化を、「これはなんだろう」って内観しているレイに寄り添いました。表現を褒めていただけると大変うれしいです。
ちょっとずつの積み重ねで、ゆっくりお互いに気持ちの交換をしてほしいですね。次の目標は恋人繋ぎのシンジくんです。
ありがとうございました!


■ みれあさん
「変してる視点」に笑ってしまいました!そう、「変だわ……」て思いながらもシンジくんに会いに行っちゃうレイ。
貞エヴァでのLRS民にとって伝説回であろう紅茶シーンで、ついつい話を沢山してるシンジくんが大好きなので、今回も饒舌になる瞬間を書いてみました。安心すると人って沢山お話したくなる。
良き余韻を残せたなら幸いです。読んで下さりありがとうございました!


■ aba-m.a-kkvさん
レイは口数は少ないですが、頭で色々考えてる子だと思ってて、そこを垣間見ることができれば……なんて考えてました。
合理的に考えれば無駄だと思えることでも、恋してしまうとその無駄に思えることをやってしまう……矛盾のようなもの感じて、少し混乱していてほしい。(ひどい)
花火の表現は、打ちあがってから散るまでを細かく表現するよりも、読む方が各々で「記憶にあるであろう打ち上げ花火」を思い出しながら読んでほしくて、あえて単語表現にしました。
一瞬照らされて、再度闇に包まれる瞬間が私は大好きです。

余韻が感じていただけて嬉しいです。ありがとうございました!
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件名 Re: 綾幸20周年特別競作企画:くろねこ
投稿日 : 2021/09/03(Fri) 21:30
投稿者 calu
参照先

遅ればせながら感想を書かせていただきます。

まず、このタイトルいいですね。ラショナルでも夜空に咲いた花火が浮かび上がります。

そしてレイの動かせ方語らせ方がとても好きです。シンジの一挙手一投足にも反応するレイに本編2人目の未来の姿を垣間見た気がして胸がいっぱいになっちゃいました。

>海風で白いスカートが揺れる。海の呼吸
>でそのまま飲み込まれそうになる錯覚。
>そっと片手で抑えながら、しゃがんで波
>に触れてみた。

ここ、最高に好きです。絶対にわたしには書けまへん。

巧みで、小気味良いテンポ。波立たない文書の下で軽快に展開されるドラマは読み応えあります。くろねこさんのセンスなんでしょうか。ラストシーンも、これは、とても良かった。いや、好きです。

素敵な物語を有難うございました。
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