[482] 描くココロ/JUN
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- 日時: 2010/03/03 20:43
- 名前: tamb
- 静かで暖かな出だしから、レイが失声症(というらしい)であるという事実が明かされる流
れは結構凄い。 でも、そこでの作品に対する期待感を後半部が受けきれなかった感は、正直ある。 レイが言葉を必要としなくなったという流れは説得力があるし、金庫の比喩もなるほどと思 う。「私がいなくなった」というフレーズは凄いし、ケンスケは健気だ。 じゃあ何がダメなのかというと、もちろんあくまでも個人的意見だけど、「無視する」とい う手法がアリなのかどうかを考えた時に、そりゃナシだろ、と思ってしまったのですよ。 人によってアイディアの出し方はいろいろだと思うけど、レイが失声症というアイディアが あって、そこから回復というプロセスを考えた時、私なら最初に何を喋らせたいかを考えるわ な。で、ぱっと浮かんだのは「何を言うのよ」と「いじわる」だった。これだけでストーリー はほぼゲロ甘決定となってしまうのが何ともあれなんだけど 。
それはともかく、「無視する」というネタがどういう流れで出てきたのかが気になるところ。 失声症から即「無視」を思いついたのか、それとも、例えばシンジに逃げさせるという行為を 取らせるために思いついたのか、とか。
全体的な流れは悪くないし、文章も水準以上なだけに、ちょっと惜しい感じ。 誤解を解くとか謝るというのは言葉を尽くさなければならないことのひとつではあるんで、 そこをもう少し押せればな、と思います。
急に思いついた。「綾波は、喋らないからね」というシンジのセリフをレイに聞かせると、 異常に残酷な話になるかもしれん。シンジにとってもレイにとっても。
ゲロ甘度はJUNさん比では結構低め。でも絶対値としてはそこそこある(笑)。ラスト付近で 小悪魔っぽくなるのはJUNさんの持ち味か。
作品はこちら。 http://tamb.cube-web.net/cont/jun/jun04.htm
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