[526] Day Tripper!!
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- 日時: 2010/05/24 00:22
- 名前: のの
- 喧噪。
狂騒。
さあ、その隙に。
Day Tripper!!
「踵落とされたくなかったらあたしのお宝を返しなさい」 「いやあつい出来心なんだ、許してくれないかな?」 にこりと笑う屈託の無さは天下一品。わたし、綾波レイの義兄はアスカの3D大迫力画面にもどこ吹く風で、最後のきのこの山(季節限定・ストロベリー味)をぱくり。 これで完全にアスカに残された最後の良心が消え去りました。わたし、わかるの。ていうか皆「さすがにそれはマズいっすよ、年上の癖に」という顔をしている。 でも何故か、マナだけが両親指をこれでもかと立ててヒカリに睨まれた。
「……わかったわ、アンタの気持ちがようくわかりました。あたし、わかっちゃったのよねえ、アンタの気持ち。ていうかアタシ、自分の気持ちが固まったわ」 「ほほう、ゼラチンのような子だね。それとも寒天だろうか?」 「カ、カヲル君!さすがにマズいよ!このままじゃアスカが!」 慌てて碇君が静止に入る。でも二人の間には入らないところに、生命としての本能が垣間見えたわ。碇君……ファイト。 つかず離れず、でも完全にアスカ寄りに立っていたわたしは周りを見渡して戦々恐々としている皆の様子を伺った。何故か眼を合わせた人全員「ちょっとおなんとかしてくださいよぉ」という顔をする。わたしにそんな力があるわけないのに。 でも、そうも言ってられない。
「……さすがに怒るわ誰だって。ひとのものを勝手に食べてはだめ」 「む、レイ……君も僕の妹ならわかってくれてもいいじゃないか」 「ドロボウの兄を持った憶えどころか、兄を持った憶えがないわ。それより質問に答えて」 と聞くと、急に顔を赤らめはじめるのだからさあ大変。 「ドジョウが出てきそうだわ」 マナ、ズレてる。 「柳川鍋って作ったことある?委員長」 「ううん、ないなあ」 料理人二人が現実逃避をはじめる。もう、碇君、しっかりして。
「そう、理由を言いなさい。納得したら踵からつま先に変更してあげてもいいわ」 「君の前蹴りは痛いからあんまり変わらないよ。それに僕は本能の奴隷だからね、理由なんて聞いてもつまらないよ」 あ、なんかちょっと先が読めた。 でも頭に血が上ってるアスカは気づかず催促する。
「授業中、どうにもこうにもシンジ君が頭から離れなくてね。どうにか理性を保たなくちゃと思ったわけだよ。そこでほら……きのこの山、しかもストロベリーとな!これは代替品としてさいてぎぶぁ!!」
やっぱり踵だった。

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