[823] 母と娘、そして…
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- 日時: 2021/08/15 14:43
- 名前: ありやす
- 母と娘、そして…
書いた人 ありやす
「アイに良く似ているわね」と、アイに言うとアイは 「そうかしらお母さん」と、可愛らしい孫娘をあやしながら 不思議そうに聞いてくれる。 私はアイに「そうよアイ、良くアイもそうすると嬉しそうに してくれたわ」と、言うとアイは 「そうだったの、お母さん。なら、この子は私に似てくるかしら?」と、私に聞いてくれると私は、 「でもわからないわアイ、確かにアイは私に似た部分も 多いけどお父さんに似た部分も多いわ」と、言うとアイは 「確かにそうねお母さん、中学生の頃、良くミサトさん、 アスカさんにお父さんに良く似てるって、良く言われたわ」と、 懐かしそうに言ってくれる。 「だから、あなたに似るかもしれないし、旦那さんに似る事だってあるわ」と、微笑みながら言うとアイも、「そうねお母さん」と、 微笑みながら返してくれた。 アイは、この子に色々な事を語り掛けながらあやししている。 見ているだけで、微笑ましわ。 碇くんも、良く私がアイたちの事をあやしている所を見ては、 良く頬を綻ばしていたけど今の私の顔は、 そうなっているのかしら? アイが、あやし続けているとアイの中ですぅすぅと寝息を 立て始めてしまった。アイも私の中で良く、こうやって 眠りこけてしまう事が多かったけど、ここまで似て来ると 自然と笑ってしまうわ。 アイは眠っているその子を布団に移し、お茶の 用意をし始めてくれたから、私は慌ててアイに代わってもらい、 私が、お茶の用意を始める。 アイったら私たちが来る事を見越して、アールグレイまで、 買っていたのね。それにこの、はちみつとレモン、マスターの はちみつレモンティーまだ気に入っているのねアイは。 今度、マスターにこの事を言ったら、どんな反応をして 下さるかしら?私はそんな事を考えながら、慣れた手つきで 紅茶を入れる。 紅茶を入れたカップの片方をアイに手渡し、席に着いた。 カップを受け取ったアイは「ありがとうお母さん」と、 微笑みながら言ってくれる。やっぱり、アイの笑顔は碇くんに 良く似ているわね。 「良いのよアイ」と、一言微笑みながら言った。 それから私は、紅茶を少しづつ飲みながら、布団で心地良さそうにすぅすぅと寝息を立てるあの子を見守る。 この光景の何もかもが懐かしくて、 ついこの間の様な事に思える。前は、碇くんと私で、 眠っているアイを見ていたのに、今ではアイの子を私とアイの 二人で見てるのは時の流れを感じてしまうわ。 そんな事を考えているとアイに、 「ねぇお母さん、私心配なの無事あの人と一緒にあの子を 育てきる事が出来るかが」と、アイが不安な事があると 良くしていた不安そうな顔で、私に聞いてくれる。 アイがは良く不安になるとああやって不安そうな顔をして 私たちに助けを求めてくれた。 その度に私と碇くんの二人でアイが安心出来るまで、何度も アイの頭を優しく撫でてあげた。 私は、アイに「おいでアイ」と両手を広げて、呼ぶ。 アイは、「うん」と、一言頷き私の腕の中に入ってくれた。 そして私は、いっぱいの力で、でも優しく抱き締め、 頭を優しく撫で始める。アイは安心して、私の胸の中で わんわんと泣き始めてくれた。 限界まで、自分を押し殺す癖のあるアイにとっては、 こうしないと、自分を解放してくれない。 私はアイの頭を優しく撫でながら 「良いのよアイ、言いたい事いっぱい言って良いのよ、 あなたは限界まで自分を押し殺す癖があるんだから、 今まで我慢したのでしょ?」と、優しくあやすように言う。 アイは泣きながら 「わらし、不安なの、あの子を、あのひりょと育てるころが」 それを聞いて私は、「大丈夫よアイ、アイは親の愛情を知らない 私たちに親の愛情をめいっぱい貰って育ったでしょ?少なくとも私たちは知らないなりにアイたちに愛情をめいっぱい 注いで育てたつもりよ」と、言うとアイは 「ごめんりゃはい、おかあはん」と、 顔をぐしゃぐしゃにして、謝る。 あぁこの子も私に似て、バカだわ。 私はアイに、 「謝らなくて大丈夫よ、もっと私たちや旦那さんを頼りなさい」と、言うとアイは安心したのか泣きやみ、私に、 「うん、ありがとうお母さんそうするわ」と、涙で腫れた顔で 笑顔を作って見せてくれた。 私はアイの頭を優しく撫で続ける。 そして、撫でられて心地良かったのかアイは気付いたら、 私の胸の中で心地良さそうにすぅすぅと寝息を、 立て始めてしまった。 全く仕方ない子ねと、呆れながらも私はアイの頭を 優しく撫で続ける。 するとアイが、寝言で「お、母さん」と私の事を呼ぶ。 私は、「大丈夫よ、私はここに居るわアイ」と優しく耳元で囁く。

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