Re: 光熱フィラメント ( No.4 ) |
- 日時: 2021/09/01 20:50
- 名前: みれあ
- 一人称で物語を書くと語り手の目線から見えないものは描けないという話がある(回想ということにすることでクリアできることもある)。もちろん見えないからといって存在しない訳ではないので「実際どうなってるか」は考えるし場合によっては間接的に表現したりもする。なので、語り手からは見えてない光景についても「この作品で実はこうなんです」は勿論ある(ないこともある)。
という前提の上でなんだけど、今回シンジくんからは見えなかったレイがほんとはどう思ってたか、についてはゼロ回答とさせていただければな〜と思っています。 tamb さんにはせっかくしっかり感想書いていただいたのに申し訳ない! 作者としての想定は勿論あるんですが、作者の口から言ってしまうと野暮だなというところなので。
今回の作品のコアは勿論「炎天下の日差しで綾波が眩しい」。もしぼくに絵心があれば文章ではなく絵(や漫画?)で表現したかったのだけど、持ち合わせていなかったので文章で表現することになった。 実は初期構想ではもうちょっと親しい状態の物語を想定していたのだけど、いざ書き始めたらシンジくんがずっとレイにドキドキしてしまっていて、これではキミたち親密になるのはまだ無理だよwということでこういう距離感になった。このせいで当初想定していたオチも使えなくなったし、前段にもうひとつ小話があったのもボツにしてしまったんだけど、これはこれでよかったのだと思う。 で、日傘は初期構想にはなくて途中から出てきたアイデア。日差しが強いと日焼けするんじゃないだろうか、男子はとにかく女子はどうしてるんだろうか、綾波もアスカも色白だけど大丈夫なのかな、とかぐるぐる考えた結果登場してきたという感じで、作劇上の必然性と関係ないところから出てきた概念だったりする。とはいえ、結果的には物語のいい進行役になってくれてよかった。最後のオチを導出できた瞬間はやった!という気持ちだった。
■tambさん 感想ありがとうございます! 別にtambさんからの感想を急かす目的ではなかったんですが、結果的にはいいリマインドになったようで立てた甲斐があった。
>日傘 ぼくの中ではリツコさんが使っていたものを譲った(のでリツコさんの趣味の猫のストラップがついていた)イメージでいたのだけれど、プレゼントでもよいですね。
>確かに若い頃は暑い暑い言って汗かきながらふらふら歩いてたし、炎天下で体育だってやってた。 ぼくもそういうイメージがありました。ずっと夏なことで人間の適応能力のベースラインが上がってるかもしれない、あるいは社会的に暑さに晒さない配慮が確立されてるかもしれない(劇中でそのイメージはあまりない)。あとは現実の2021年の日本よりは、劇中の2015年の箱根はいくらかは暑さがマシであってほしい。などなど考えつつ、今回はクライマックスを特別な光景にしたいので、いつもよりさらに暑い状況が必要となり、太陽に張り切ってもらいました。
>レイだけがシンジの視界の中で輝いているのがよくわかる。 まさにそういう光景を作りたかったのでした。情景を描くのに機能していたらば嬉しいです。
>従って、今後は「予想通りの素晴らしさ」となってハードルが上がる。ここから逃げるためには脱力モノを書くしかないが、それはそれで言うほど簡単ではなく、際限なくハードルは上がり続ける。この無限ループから抜ける方法は、恐らく、ない。 これは悩ましい限りですね。評価いただけるのはありがたいものの、ハードルが上がっていくのは避けたいので、なんとかして期待値を下げて「思ったより良かったじゃん」でほどよく楽しんでいただきたい。しかし、手抜きではなく誠実性を保ったまま期待値を下げるというのも難しい。脱力は手抜きではない。せめて、ハードルの下をヘッドスライディングで通り抜ける練習をしておくことにします。
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