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[521] 碇くんの1日  朝/タピオカ
日時: 2010/05/07 22:57
名前: tamb

 携帯環境執筆のパイオニアとしてプログレッシヴ氏が世界を震撼せしめ、タン塩氏はもはや
それが特別な事ではないと実力を持って知らしめた。その系譜に連なる第三の刺客、タピオカ
氏。まあ今では携帯で書いてる人など珍しくもないのだが。携帯から投稿してくる人は珍しい
けど。

 さてこの作品。昔は良く見かけた病んでる系(あるいは勘違い系)かと思いきや、アフター
の学園物。そして設定がとんでもない。学業機関NERV? エヴァなら人間と同じくらい? フ
レンズ? ゼーレが喫茶店? なんなんだ(笑)。

 作者もあとがきで書いているように、設定に無理がある。だが私はSF者であるので、設定に
無理があるからダメとは思わない。要はその設定を押し通し読む者を丸め込めばいいのだ。あ
る種の機関が学校組織を持つのは珍しい事ではない。そこにチルドレンが通っていても問題は
ないと思われる。ユイがいるのはやや謎だが、それもいいかと。喫茶店ゼーレに店員がいない
のではどうやってオーダーを通すのかわからんが(笑)、それもまぁいい。

 ひっかかるのはカヲル。どうも学校に行ってる気配がない。そもそもカヲルは使徒のはずで、
そして「使徒は“フレンズ”と呼ばれ、攻撃能力は健在だが、一般人にも扱えるように低くさ
れている。」ということだから、もしかしてカヲルは“フレンズ”なのだろうか。
 そして冒頭の夢だか何だかの部分にはどんな意味があるのか?

 そして、これはもしかするととりあえず設定を提示したプロローグともいうべき作品であり、
だとすると投稿規程の
http://tamb.cube-web.net/kitei.htm#top10
あたりに引っかかるのではあるまいか(爆)。

 ま、おもしろそうだからいいんだよ(笑)。とにかく続きに期待。ただ、この設定だけで何と
なく学校で事件が起きるとかだと作品としては辛いかもねとは言っておきます。ミサトとリツ
コは先生だろうし(笑)。可能性は感じるけど、作者の頑張りしだいで面白くもつまらなくもな
るでしょう。

作品はこちら。
http://tamb.cube-web.net/cont/tapioka/tapioka01.htm
メンテ

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Re: 碇くんの1日  朝/タピオカ ( No.7 )
日時: 2010/05/10 17:44
名前: tamb

■JUNさん
> サキエルが第壱使徒になっている

 正直、見逃してた(爆)。


■ののさん
> ただしモチベーションは有限なので

 深すぎる!(笑)


■タピオカさん
> 細かい設定は気にしないでください。

 作品はいい(面白い)かつまらないかが全てなので、その細かい設定のテキトーさが面白さ
をスポイルしているとすれば、気にするなと言われても気にしないわけにはいきません。ここ
がアバウトすぎるからダメ、とどこかに書くことになるでしょう。
 もちろん設定がいい加減でも面白い作品はあるわけでして、その最たるものがエヴァ本編で
すね(笑)。ただ、ライブ感覚だぜとか言いながら適当に書いて面白く書けるのは一部の天才だ
けであろうとは思います。作品はいいかそうでないかが全てです。

> tambさんに送った方が早く返信が来ると思いますよ。

 これはメールを転送しろということですね(笑)。問題ないっす。

> > 場面の切替をあまり安易に区切って主観をぐりぐり動かしすぎるとブレちゃう

> > あとは思考の暴露。
> > これを複数人数でやるのは、それ自体が手法としては基本的に変化球なので

> 要は一人称を明確にしろって事ですね!

 「一人称を明確に」というのが何のことなのかやや難しいのですが

 場面が切り替わるたびに視点が変わり、かつ場面転換がやや多いかなという印象はあります。
 例えば冒頭のシーンでは「僕は、そんな世界で覚醒した」とあるのでシンジ一人称とわかり
ます。読み進んでタイトル直後、「アスカはシンジの部屋のドアを開けた」ですから、語り手
作者の三人称で、いわゆる神視点です。続いてレイ一人称、シンジ一人称、三人称神視点と続
くわけで、こんだけばりばり動かすと読んでる方は混乱しないか? と、ののさんの言う「ブ
レちゃう」とはそういうことかと思います。

 視点と人称の問題はややこしいのですが、例えばシンジがレイにキスするとして、「キスを
した」と書けばシンジ視点ですし、「キスされた」と書けばレイ視点です。当たり前ですよね。
 三人称で視点を移動させるのは別に構わないのですが、考えて書かないと読み手を混乱させ
ることになります。要は程度問題と技術的問題です。
 だからみんな最初は一人称で書きたがるのですが、そうなると例えばシンジ一人称ならシン
ジの知らないことは書けません。「僕は綾波の手をつかんだ。とても暖かいとレイは思った」
なんて書いたらアウトです。

 そこで思考の暴露って話になるわけですが、上記シーンで

シンジはレイの手をつかんだ。
彼は感動した。
『なんて柔らかなんだろう!』
レイは戸惑っていた。
『碇くんの手……暖かい……』

 と書くとどうなのよって感じになるわけです。これだけならアリといえばアリなんでしょう
が、こういうのが続くとちょっとどうかなと思います。
 じゃあどう書けばいいんだってことになるかと思いますが、一義的にはどちらかの思考の省
略でしょう。シンジ一人称でいくなら「僕は綾波の手をつかんだ。彼女は戸惑ったような目で
僕を見上げた」とか。シンジ視点三人称なら、このケースなら「僕」を「シンジ」にすればOK。
神視点三人称でも同じかな。
 どうしてもシンジの気持ちもレイの気持ちも書きたいなら、「シンジはレイの手をつかむ。
その柔らかさに彼は感動した。レイはその暖かさに戸惑う」とかかな。己の文章力に絶望しつ
つ書いてますが 、かように神視点での思考の暴露は困難であるということです。ま、そ
んな感じ。

 長々と書きましたが、とりあえず今は気にならないですし、ののさんも書いてるように今は
書き切ることが大事です。考えて考えて結局書けなくなるなら本能のままに書きまくった方が
いい。書かないと上手くならないですしね。考えてるだけじゃダメで。
メンテ

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