Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・八月―カウントゼロ― ( No.7 ) |
- 日時: 2011/08/26 06:29
- 名前: tamb
- ■ペンギンカフェ・オーケストラ/クロミツ
( No.5 )
古き良き、というとちょっと違うような気もするけれど、かつてごく稀にあったニューウェ ーブ系の幻想SFみたいな香りがする。例えば山尾悠子なんだけど、村上春樹とか宮澤賢治でも 香りとしては同じ系統かと思う。乱暴だけど。実はaba-m.a-kkvさんもこの系譜に連なる。と 思う。たぶん。 この系統の話っていうのはどういうイマジネーションを生み出すかにかかってる部分が大き いような気がするので、きっとあんまり量産はできない。
で、この話。イメージはかなり鮮烈かと思う。最初が現実だとして、徐々に幻想が侵食して くる。ペンペンが夜道を歩く。ステージにレイがいる。客席に何組もの碇シンジと綾波レイが いる。 どこからかが夢であるとしても、どの時点からはっきりと夢であるとは言えない。こうなる と夢とは何かという問題になる。 たとえばどこかの時間軸に「現実」にこの店があり、「腕を組んで笑い合うシンジとレイ」 「まだ初々しく手を繋いでいるふたり」「目を覚ましてむずがる赤ん坊をあやす大人のレイ」 がそれぞれの時間軸で実際にその店に来て、演奏を見ていたのかもしれない。このレイはそれ らのシンジやレイを重ね合わせて見ていたのかもしれない。これはある種幻想といえるのだろ うけれど、夢とはいえないかもしれない。レイやシンジは「実際」にこの店に来ているのだか ら。あるいはそうではなく、ペンペンの見ている夢の中に入ってしまったのかもしれない。た だ、それがどうであるかっていうのはあんまり意味がない。問題は「実際」にこれを見たレイ がどう思ったかということだと思う。
文句なしにいい話でした。ありがとうございます。願わくばもっと頻繁に(笑)。
それにしても、ペンギンってなんで蝶ネクタイをしてるんだろう。
ペンギン・カフェ・オーケストラって、実はほとんど聞いてないんですよね。なんか環境音 楽みたいな先入観があって。というわけで見てみました。なるほど、「思い思いの楽器を各々 が持ち寄ったかのような雑多な編成」なんですな。私なんかは古いオルガンと言われるとハモ ンドB3とかを思い浮かべてしまいますが、これはそうではないですな。リードオルガンってい うんですかね。 この話に出てくる楽団は、まさにペンギン・カフェ・オーケストラです。
■この物語は、私にはまだまだ足りません/aba-m.a-kkv ( No.6 )
ある程度文章を書いたことのある人なら、物語が自走するという感覚を知っていると思う。 作者の思惑を越えて物語が走ってゆく。大抵は収拾がつかなくなるのだけれど 、面白く なることもある。プロ作家はその辺の手綱の取り方がやっぱり上手いんだろうなと思うけれど、 物語のみならず物語を紡ぐという部分においてさえ物語の主人公が主体となる。つまり、その 人の人生においてはその人が物語を紡ぎその人が主人公である。 だから私のするべきことは、ひとつには彼女が彼女自身で描いた彼女自身の物語を書き写す ということなんだけれども、それがなかなか上手くいかないんだよ、これがまた。
なんとか頑張ります 。
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