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[660] 「婚約・結婚・新婚」企画
日時: 2012/09/19 21:11
名前: tamb

 ののさんご結婚おめでとうございます!

 というわけで便乗企画の発動でございます。以下は企画概要。

・婚約、結婚、新婚あたりをテーマとした作品であること
・レイ絡みなら相手はシンジ限定。他は自由
・18禁は禁止。性愛表現そのものは可。つまりいたずらに劣情を刺激するものでなければOK
・今回は連載も可!
・サイズ、投稿本数に限定なし
・締め切り未定
・ののさんの新婚生活を妄想して小説化する必要はございません
・しても構いません
・感想もこのスレで。冷やかし、のろけもこのスレで。

 こんなとこかな。ま、いつも通りでございますね。
 いずれにせよ良識の範囲内でお願いします。めでたい話なんでね。

 ではどうぞ。
メンテ

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Re: 「婚約・結婚・新婚」企画 ( No.7 )
日時: 2012/12/23 02:48
名前: 何処 ID:zbH24KFrNjc

本日只今世間一般平日午後2時、通常運転の皆様午後のお仕事ご苦労様。

ま、世間一般とは違う昼夜逆転生活の俺にはあまり関係無いが。

あくび一つ落としながら朝飯兼昼飯を求める欠食親父が、ふらりといつもの洋食屋にいつもの調子でふらふら入れば、何故か今日に限ってえらい混み具合だった。

「すいませんね、今日は立て込んでて。申し訳無いんですが相席でお願いできますか?」

いつもの店主の苦笑い混じりの台詞に何も考えず頷いたが、その事を心底後悔する羽目に陥るなどとは神ならぬこの身が予想出来た訳も無く。
つまり俺は運命の如く何かに誘われた様にその席に…否、罠へと自ら足を向けていたんだ。



【ーラブテロー10/12/2025ー格差社会の縮図ー】



対面の二席には先客の一昔二昔前はお嬢様でした風奥様方がいた。

二人が出す高周波音…あいや甲高い笑い声に辟易しながら着座、お冷やを持って来たアルバイトのにーちゃんに注文をして渡されたおしぼりで手を拭く。
と、不意に携帯のアラームが…俺じゃねーな。向かいの眼鏡バ…げふんげふん。
携帯を見てやや慌てた様子の元お嬢様方が又高周波音で…勘弁してくれ…何やらもう一人の元お嬢様と交信している。その距離でその声量…ひょっとしておまいら耳悪いのか?

どうやら奥様方は食後の珈琲を長時間堪能していたらしい。湯気すら立たない冷めきった泥水を二人一気に流し込み、席を立った…レシート片手に一人はペーパーナプキンを、一人はスティックシュガーを鷲掴みにしながら。

…ま、俺はブラックで飲むから関係無いが…

漸くカラミティなジェーンだかキャサリンだか知らんが嵐が過ぎ去り、漸く何時もの店の空気が戻りつつある時、奴等が来たんだ。

「相席になりますけど構いませんか?」

「どうする?」「…任せます…」

「ええっとぉ…じゃあお願いします。」「…ます…」

「はい、じゃご案内しますので少々お待ち下さい…あ、すいません。相席お願いしたいんですけどぉ」

「え?ああ、構わないよ。」

「有難うございます。じゃあ失礼して…と。お客様こちらへどうぞー」

「…あ、綾波こっち。」
「…どうも…」

…カップルか…

…にしてもにーちゃん顔色悪いなー彼女は艶々してんのに…

「綾波、何にする?」
「…碇君と一緒なら何でも…」

…イラッ…

「な、何でもって…綾波お肉大丈夫なの?」「駄目。」

「…」「…」

…それ何でも良く無いよなぁ…

目の前のリア充共のやり取りに内心で突っ込みながらチラリ観察…あ、ペアリング双方の薬指に発見。

「駄目でしょ?なら」「碇君と一緒がいい。」

「…」「…」

目の前の俺なぞアウトオブ眼中に二人の世界展開する恐らく新婚夫婦はお互いを違う意味で沈黙の中見詰め合ってて

…イライラッ…

「…ねえ、綾波。僕の選択肢ってその条件だともの凄く狭いと…」「…」
「思…う…」「…」

…なあ男の方、そこで何故黙る?

「…」「…駄目なの?」
「その上目遣い止めて綾波。」「いや。」


…イライラッ…


「碇君…信じているわ…」
「いや、そんな潤んだ目で…」
「…」

「…」
「…」

「「…」」

「…はい。」「…有り難う…感謝の言葉…そう、私、嬉しいのね…」


…イライライラッッ…


「えっとぉ…じゃあこのトマトプレーンピザとモッツァレラチーズバジルソース掛けにしようか。それとシーザーサラダに…」
「…これがいい。」

「はいはい、これね…ってえええっっ!?」
「?どうしたの碇君?」
「ここここれって、コレぇっ!?」
「そう。これ。」

「…マジですか?」「です。」

「…」
「…」

「「…」」





「…」「…駄目なの?」
「いやだからその上目遣い止めて綾波。」「…いや。」


…イライライライラッッ…


「碇君…信じているわ…」
「いや、だから何度もそんな潤んだ目で…」
「…」

「…」
「…」

「「…」」

「…はい。」「…有り難う…感謝の言葉…そう、私、嬉しいのね…」「だから何度も言わなくとも…」


…イライライライライライラッッ…


「お待たせしましたーランチのチキンカットレットザワークラウト寄せになりまーす」

「「!?」」

…なんだよその反応おまいらマジ俺の存在忘れてたのかよ…

舌打ちしたい気分の俺の前に空気読まないバイトのにーちゃんが料理を並べだした。

「…碇君、注文…」「え?あ、いやでも…」

「あ、ご注文ですねー、どうぞー。」

「え?あ、は、はい…え、えっとぉ…トマトプレーンピザとモッツァレラチーズバジルソース掛け。それとシーザーサラダに…」「…」

「ね、ねぇやっぱり…」「頼んで。早く。」「…」「早く。」

「ツ…ツインクリームソーダを…」「一つ」

「えーお飲み物は食前にしますかー食後にしますかー?」

「え?えっとぉ」「食前で。」「え?ええっ!?」「食前でお願いします。」

「はーい、ご注文繰り返しまーす。トマトプレーンピザとモッツァレラチーズバジルソース掛け。それとシーザーサラダにツインクリームソーダを一つ、お飲み物は食前でー。以上で宜しーですかー?」

「はい。」「綾波…こう言う時の返事だけはいつもいいよね…」



…何の罰ゲームでしょうか?今、俺の目の前でカップルが二つのストローが刺さったクリームソーダを仲良く飲みだしました。

お邪魔虫感半端無い空気の中で、湯気を発ててるポーランド風チキンカツにおれは黙って様々な思いを込めかじりついた。


◇◆◇


食後の珈琲をキャンセルしとっとと店を出たら街には浮かれたクリスマスソングが流れてた…

…クリスマス…


「…サンタ来ねーかな…」


ふと洩らした自分の呟きの余りの痛さに泣きそうになった。

…なぁ、それにしても…一つ言っていいかな?


http://www.youtube.com/watch?v=zbH24KFrNjc&sns=em





ジバク君vs地雷君ばりな自虐ネタ(笑)
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