ホムンクルス事変 ( No.79 ) |
- 日時: 2021/09/08 22:22
- 名前: 月影桜花姫
- 第一話
潜入
世界暦七百二十二年四月四日の出来事である。国連軍特殊調査隊に所属する二人の隊員が高速調査艇に乗艇…。とある大南海に位置する孤島へと直行したのである。 「隊長…折角全世界が統一されたのに物騒ですね…」 世界各国は三年前に一国へと統一化…。現存する全世界の軍事組織は国連軍に統合化されたのである。 「仕方ないよ…所詮世界が統一されてもテロは撲滅されないからな…」 すると若齢の隊員が再度問い掛ける。 「今回の任務ですが…南方の孤島に潜伏するテロ組織の基地内の調査だけでしたよね?」 「勿論だ…」 若齢の隊員は不安視したのか恐る恐る…。 「間違っても…戦闘は…」 「最悪の場合戦闘は回避出来ないぞ…【ウィグノール】…」 「えっ…」 ウィグノールは新米の隊員であり当然として実戦経験は皆無である。 (実戦なんて…) ハラハラする。新米の彼にとって実戦は不安であり極度に緊張したのである。 「相手が相手だからな…」 「ですが【ルーヴェルハルト】隊長…俺は実戦経験が…」 「緊張するのは同感だが…今回の任務が成功すれば俺達は政府から特別ボーナスが支給されるのだぞ…」 「えっ!?特別ボーナスですか♪」 (任務を達成しなくては!) 特別ボーナスの一言に反応したのかウィグノールは態度が大幅に変化する。 (此奴は…単純だな…) ルーヴェルハルトは内心単純であると感じる。 「隊長♪即刻任務を達成して♪特別ボーナスをゲットしましょうね♪」 「はぁ…」 ルーヴェルハルトは呆れ果てる。数分後…。 「隊長!十数キロメートルの長距離より小規模の孤島を発見しました…ひょっとして…」 「恐らく目的地だろうな…」 肉眼でも孤島を直視出来る。 「全速力で孤島に直行するぞ…」 ルーヴェルハルトは猛スピードで高速調査艇を高加速化…。全速力で驀進したのである。三十分後…。彼等は無事に孤島へと到達する。
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