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『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
日時: 2009/05/31 00:00
名前: tamb

【タイトル】『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483061 (2147483647)
【 日時 】05/08/04 20:18
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>

プロローグ
http://tamb.cube-web.net/cont/tomo/tomo05_00.htm

第一話
http://tamb.cube-web.net/cont/tomo/tomo05_01.htm

と、本文中にリンクしてみるテスト(笑)。


 さて、この掲示板でプロローグのプロローグ
http://tamb.cube-web.net/cgi-bin/bbs4c/read.cgi?no=136
が予告編として投下された作品の本編です(なんか日本語が変だな)。

 内容はまだ不明ですわな。

 気になるのは、なぜミサトは「命令はしたくない」のか。
 そしてもうひとつ、カウンセリングというのは相互の信頼関係がないと成立しないと思
うんだけど、アスカとハヤトの間には、早くも信頼関係のかけらもない。従ってアスカの
言う通り「これで、カウンセリングは失敗」のような気がするし、その後のハヤトのある
種挑戦的な発言は火に油を注いでいるとしか思えない。でもハヤトは自信たっぷり。
 ハーバードで心理学の博士号を取得したハヤトの手腕に期待(笑)。

mailto:tamb○cube-web.net


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tom
【記事番号】-2147483050 (-2147483061)
【 日時 】05/08/04 23:47
【 発言者 】なお。

 カウンセリングを行うのに、なぜ専門科を雇わないのか。急を要するのなら
部内者だけで解決しようとせずに、そうした方が早いだろうと思うのです。シ
ンクロなどの極秘事項に関わってくるので部外者の介入を避けたいといった理
由があるのであれば、説明が欲しいです。それでも人類を守るといった大義名
分がある以上は、そんな事を気にしてはいられないとも思うんですよね。
 まあ、それを言ったら非公開組織であるといったオリジナルの設定が既にお
かしいと言ってるような物なんだけどw

 なんて、途中まで読んだところでは、こんな風に思っていたのだけど。

>ひょっとしたら、彼女は言葉以上のことを僕に求めているのかもしれない、
>と。

 ここでわかりました。あくまで「〜かもしれない」といった表現ですが、ミ
サトには考えがあって彼にその仕事を任せたのですね。専門の精神科を雇う以
上の効果を期待して。
 プロローグのプロローグでは彼の人格が垣間見えるところがありましたが、
そんな彼がこれからどうしていくのかと、興味が湧いてきました。

>「・・・たのんだわよ、柊一尉・・・」
>ディスクを受け取り部屋を出ようとするハヤトに、ミサトはそう声をかけた。
>そう言った彼女の顔を見たとき、ハヤトはこの部屋に来て初めて彼女の真意
を垣間見たような気がした。

 ここのところでハヤト視点からミサトの感情を表現しているのが、とても気
に入ってます。是非真似したい。

 ハヤトとアスカのやりとりは面白かった。アスカの鋭さや反発心がよく表れ
てます。


>アスカとハヤトの間には、早くも信頼関係のかけらもない。
>その後のハヤトのある種挑戦的な発言は火に油を注いでいるとしか思えない。
>でもハヤトは自信たっぷり。

 こんな考え方はどうでしょう。
 嘘を付いたつもりはないのに実際そうだった。しかもそれを見抜かれてしま
った。そうなってくるともちろん信頼関係は生まれて来ない。それを解決する
には……。

 自分を同じ立場に置く。

「僕は嘘を吐いてしまったけれど、君も嘘を吐いた。おあいこだね」って感じ。
 下手に謝るとつけあがる。かといって無かった事にしたら、それこそ信頼な
んてされそうもない。だとすればどうするか、同等の立場に置けばいい。
 すべてはアスカの性格を見抜いての事だったとか?


 プロローグでのハヤトのセリフ

>「それはわかっ(て)います。ただ・・・・・これは命令ですか。」

「て」が抜けていますよ。


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483049 (-2147483061)
【 日時 】05/08/05 02:49
【 発言者 】あいだ

これは面白い。純粋に、続きが早く読みたい(笑)
斬新な切り口で、楽しみです。


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483048 (-2147483061)
【 日時 】05/08/05 09:43
【 発言者 】北並

私は、ミサトさんが「命令はしたくない」のは、作戦部長としてではなく、
アスカの保護者として柊さんに依頼したからのような気がしました。
「物事割り切れる人間じゃない」と自分で言ってますし。

そしてアスカがかっこいいと思いました。
本編中で出てくるわりにあまりそんな感じに書かれない「大卒」というアスカの設定が、
しっかりと生かされてます。

この作品は面白いと思います。
「プロローグのプロローグ」であったような和やかなムードになるのはもう少し先
(あるいは、永久に来ない?・笑)と思われますが、続きを楽しみに待ってます。


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483040 (-2147483061)
【 日時 】05/08/05 12:20
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>

>カウンセリングを行うのに、なぜ専門科を雇わないのか。

 これはね、ネルフの伝統なんですよ(爆)。
 綾波育成計画でも、確かたまたま教員免許を持ってるとかそういう理由で教育係に任命
されたんじゃなかったかな。お年頃の女の子の面倒見るなら女子職員に頼めっての。

 まぁそれはともかく(^^;)、根本的には物語の御都合主義をどこまで許容するかって話
ですわな。そう考えれば、そもそもネルフにカウンセリングの専属チームがないのがおか
しい。あの年頃の子供を戦闘に使うんだから、あってしかるべきです。だからホントはあっ
て、実は別の目的でハヤトに頼んだんですよ。だから命令じゃないと。

>ミサトには考えがあって彼にその仕事を任せたのですね。専門の精神科を雇う以
>上の効果を期待して。

 ということです。たぶん(笑)。

>>「それはわかっ(て)います。ただ・・・・・これは命令ですか。」
>
>「て」が抜けていますよ。

 げげ。編集人の能力が低下しとる(-_-#)
 直したっす。報告多謝。

mailto:tamb○cube-web.net


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483039 (-2147483061)
【 日時 】05/08/05 23:31
【 発言者 】aba-m.a-kkv

tomoさん、ついに連載ですね。
しかも難しい内容で、どうなっていくか楽しみです。
がんばってください!!


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Chris
【記事番号】-2147483038 (-2147483061)
【 日時 】05/08/06 02:24
【 発言者 】なお。

■tambさん
>これはね、ネルフの伝統なんですよ(爆)。(以下ry

 たぶんゲームなんかだと、設定上で内部の人間とさせておけば、ネルフ本部内をある程度自由
に移動できたりして、馴染みのキャラクターとの接触もさせ易かったりと、色々と都合がいいの
でしょう。

>物語の御都合主義をどこまで許容するか

 と、言うことですなw

■北並さん
>私は、ミサトさんが「命令はしたくない」のは、作戦部長としてではなく、
>アスカの保護者として柊さんに依頼したからのような気がしました。
>「物事割り切れる人間じゃない」と自分で言ってますし。

 それはこんなところからも感じられますね。

>まるで台詞でも読むかのように、ミサトの答えはとても流暢だった。

 台詞は演技であり、疑うと流暢であればあるほどそれが演技であると思わせます。本来の感情
は別のところにあって、立場からそう言わざるを得ない、みたいな。
 そして、演技をしているという事は自分を偽っているとも考えられる訳で、

>戦闘に参加できない蓋然性が高い〜それなりの対処を取らなければならない
>当然、“治療”よりもそちらの方が優先事項よ。

 これはまったくの嘘であって、本当は治療を優先させたいのかもしれません。
 それでも任務をまっとうしなければならないから、別の自分を演じる必要があった、なんて考
え方も。

>再びミサトは返答を留保した。
>何というべきか迷っている。
>そんな感じのする沈黙だった。
>「・・・命令はしたくないの。」

 仕事上の立場としては命令するところ。しかし保護者としては、助けを求めたい相手に対し命
令をするのは憚られる。
 別の捉え方をすると、治療を優先したいから命令はしたくない、と相反した気持ちがあったか
らかだとも考えられたり。


 この作品に思うところは、書き方がハヤトの一人称なので、他人の気持ちは彼が感じた印象か
ら推測していくしかないところです。それでも彼は心理学には長けているようなので、ある程度
は気持ちを察しているのだと思います。ですから彼自身が推測したものは、それでほぼ正解なの
でしょう。
 読む方で推測しなければないといっても、決して説明不足という訳でもなく、他人に感じた印
象は簡潔にも丁寧に表してくれていますので、これなら極端に間違った解釈は起きないでしょう。
 そんなところがすごく上手いです。自分でこれだけ書こうとすれば、かな〜り、推敲しなけれ
ば。いや、それ以前に書けませんて(爆)


【タイトル】Re: 『I wish you a Merry Christmas.』プロローグ、第一話/tomo
【記事番号】-2147483030 (-2147483061)
【 日時 】05/08/07 19:13
【 発言者 】tomo

みなさま感想ありがとうございます♪
予想以上の反響で、びっくりしています。
それだけに、この先の執筆にプレッシャーも感じますが(壊)

最初に言っておかなければならないことは、
このお話には原案があるということです。
それは、かつてNHKでやっていたホワイトハウスという海外ドラマです。
このドラマは私は好きで毎週見ていたのですが、
その中の一話が参考になってます。
だから、この作品のおもしろさは半分くらい元になったドラマのおかげであるといえると思います。
・・これだけの話を完全オリジナルでかければ
いいんだけどなぁってのが今の私の本心ですが。

それにしても、今回、なお。さんの読解力(?)
には脱帽です。
あんな(?)文章なのに、ちゃんと伝わっている


私の初連載を好意的に読んでくださって本当に
ありがとうございます♪
みなさんの期待をやぶらないように、
今後連載にがんばります!
さしあたって、二話目を早めにお届けしたいと思います。
それでは、また。
tomoでした。

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