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触発という恐ろしさ
日時: 2005/03/27 00:00
名前: みれあ


触発という恐ろしさ - みれあ 04/08/01-18:37 No.176
 触発という恐ろしさ2 - のの 04/08/02-01:19 No.177
  Re: 触発という恐ろしさ2 - たま 04/08/08-03:35 No.197
   Re^2: 触発という恐ろしさ2 - あいだ 04/08/08-18:42 No.199
    Re^3: 触発という恐ろしさ2 - tamb 04/08/09-22:22 No.208

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タイトル : 触発という恐ろしさ
記事No : 176
投稿日 : 2004/08/01(Sun) 18:37
投稿者 : みれあ

というか自分のFFはゆうに4割近くが触発であると思われる(爆

さて………何を書こう(待て


とりあえず書き出したので。

 僕は君に生きている
 僕は君と生きている
 僕は君を生きている

 たとえ空の色が変わっても
 たとえ全てを失くしても

 それが僕の義務だから
 君を愛し、君に愛された人の義務だから

 たとえ皆が憎んでも
 たとえ皆が忘れても
 僕は君と居るだろう

 そして君に還るだろう

 いつか

A.D.2016 3 30
written by S.I

ノリなので流してくださることを希望しますw
何がやりたかったかとか何に触発されたかとかは内緒。
話の流れ的に触発されたのは「あれ」しか有り得んのだがまあいいとして。

#ここでは偽名は名乗らなかったぞ!

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タイトル : 触発という恐ろしさ2
記事No : 177
投稿日 : 2004/08/02(Mon) 01:19
投稿者 : のの

ではレス。
これはぼくだったら正直ちょっと腹が立つレスの仕方である。
すべての言葉を逆から僕なりの書き方にしてみました。
だからなんだっつう話ではあるが(^^;


 ぼくは君に還るだろう。
 だって、ぼくは君といるんだから。
 もし、みんなが君を忘れてしまっても。
 仮にぼくを忘れてしまっても。
 みんなが君を憎んだとしても。
 君を愛して、君に愛されたぼくの義務だから。
 もちろん、義務じゃなくても還っていくさ。

 たとえすべて失っても。
 すべてを笑われてしまっても。
 仮に、曇り空の中だって。
 ぼくは君の中で生きてきた。
 ぼくは君に生きてきた。
 ぼくは君と、生きていこう。


意味、通ってるかな。
ホントはミレアさんの詩に沿った短いFFでも書こうと思ったけど、さすがにめんどいのでやめました(笑)

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タイトル : Re: 触発という恐ろしさ2
記事No : 197
投稿日 : 2004/08/08(Sun) 03:35
投稿者 : たま

「時々迷子になりに行くの。」
「え?」

電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に思わず素で声をあげてしまった。
離れ離れになって3ヶ月がたった。北海道と京都、時々しか許されないこの一本の電話が今の僕と彼女をつなげるひとつの線で。
いつも電話で何を話そうか、何度もシュミレーションをしているにもかかわらずこんなことになったのは、それくらい彼女の返事はあまりにも突拍子もなく、返事に困るものだったからだ。

――「やぁ元気、そっちの生活はどう?」
そんなありふれた最初の一言にどうしたらそんな返事が返るんだろうと思う。自分の予想を超えた返事に思わずそのまま沈黙をしてしまう。
その沈黙にむこうも電話越しに耐えているのがわかる。
「失敗しちゃった」そんなことを思っているのだろうか。
電話を持って、不安げに上目遣いな彼女を想像する。
沈黙は向こうから破られた。

「知らないとこに行って迷子になるのは怖いけど。」

また沈黙。
言葉を考えあぐねているような彼女の様子が感じられる。
不謹慎かもしれないが、少し心地よい。彼女独特の間を感じる。

「・・・今は、帰るとこがあるんだって思う。

・・・・離れてていても、どこにいても。
・・・・・碇くんがいる。」


電話をもったままその場に倒れこむ。
自分の部屋でよかった。自分の顔が赤くなってることを自覚する。
完全にノックアウトだ。
どうしてこんな素直に、きれいなままで、こんな嬉しいことをすらりと言ってのけるのだろう、彼女は。
反則だよ、綾波。
いたたまれないままやっとの思いで返事を返す。

「うん・・・・」

惚れたほうが負けなんだよな。
そんなことを思いながら、かっこいいことがいえない自分のボキャブラリーを呪った。


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これだけ書くのに30分かかり、落ちもない。
自分が小説向きじゃないかを実感。漫画考えるのと同じ要領だと
言われてたまにはとチャレンジしてみたけど(^^;
やっぱり感覚違う!Σ(゜Д゜lll) ←気がつくの遅い!
文章なんてかかないからなー、仕事のメールぐらいしか。
お目汚しでした。

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タイトル : Re^2: 触発という恐ろしさ2
記事No : 199
投稿日 : 2004/08/08(Sun) 18:42
投稿者 : あいだ

> これだけ書くのに30分かかり、落ちもない。
> 自分が小説向きじゃないかを実感。漫画考えるのと同じ要領だと
> 言われてたまにはとチャレンジしてみたけど(^^;
> やっぱり感覚違う!Σ(゜Д゜lll) ←気がつくの遅い!
> 文章なんてかかないからなー、仕事のメールぐらいしか。
> お目汚しでした。

いえいえ、初めて拝見しましたが、文章もきちんとしていて驚きました。
また是非新作読ませて頂きたいな、と思いました。

> 電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に思わず素で声をあげてしまった。

「素で」という表現は文章的にどうか、とか思ったりはしました。
変えるなら・・・うーん・・・

電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に思わず、自分でもあきれかえる程間抜けな声を出してしまった。

とか。どうでもいいことですが(^^;

全体を通して柔らかい雰囲気が萌え。
綾波はきっと意識してないんだろうけど、その綾波のちょっとした言葉や仕草にやられるシンジくんが、なんとも・・・(笑)
シンジくん・・・いい味だしてるなぁ・・・
綾波が実は電話の向こうで無表情に顔赤らめてたりしたら、もっと萌えかも(笑)

> 離れてていても、どこにいても。

tambさん、喜ぶべき場所ですぜ(笑)
帰る所がある、ってのは深いなぁ。男は船、女は港、って昔の歌にあった気がするけど、シンジとレイなら逆もまたいいかな、とか思ったり。

> 惚れたほうが負けなんだよな。
> そんなことを思いながら、かっこいいことがいえない自分のボキャブラリーを呪った。

オチがない、って仰ってますが、これで充分かと。
漫画的オチとはまた違いますし、そもそもオチとは何か、てな話になりそうな気もするんですが、締めとしてはいいと思います。

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タイトル : Re^3: 触発という恐ろしさ2
記事No : 208
投稿日 : 2004/08/09(Mon) 22:22
投稿者 : tamb

なぜこのツリーなのかが若干謎ですが(笑)。さりげなく投下とか思っても上がるしね(笑)。

いい雰囲気だと思います。大人になりたくて、でもなりたくない子供、みたいな感
じ。言葉が出てこない。A.T.フィールドを通り抜けるっていうのか。もどかしいな。

>「時々迷子になりに行くの。」

こういうセリフは、何かを振り切った後の彼女らしい感じがします。思った通りの
ことをそのまま言って――相手が彼だからそれは許される。逆に言えば、彼だか
らこそ思ったことをそのまま言いたい――失敗しちゃった、と感じるのも、すごくら
しいです。「失敗したな」でも「失敗した」でもなく、「失敗しちゃった」なのはかなりく
る。
気持ちは言葉にしないと伝わらない。電話なら、余計に。言葉にできることは言
葉にしたい。でも、言葉にできない気持ちもある。

>>「・・・今は、帰るとこがあるんだって思う。
>>
>>・・・・離れてていても、どこにいても。
>>・・・・・碇くんがいる。」

>tambさん、喜ぶべき場所ですぜ(笑)

喜ぶべきなのかもしれないけど、これは泣けるセリフだよな。

>「うん・・・・」

たとえ語彙が豊富だったとしても、他に言うべき言葉はないです。男としては。

>惚れたほうが負けなんだよな。

いちおう反論しておきましょう(笑)。女の子の前では、男が常に負けなんです。
女の子が泣いたら、それは男のせいです。常に。

>漫画考えるのと同じ要領だと

私は漫画を描かないのでわかりませんが(笑)、小説ってのは漫画のネームを書
くだけで済むんだから楽だ、と小説も書くとある漫画家が言ってたような気がしま
す。技術的な問題はあると思いますが、ストーリーあるいはシチュエーションを考
えるという意味では、漫画も小説も台本も同じかと。

想像してたより――というより、想像してなかったけど――すごくちゃんと書けて
るので、ちょっと細かい部分も。

>今の僕と彼女をつなげるひとつの線で。

ここは普通に「線だった」の方がいいんじゃないかな。

>> 電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に思わず素で声をあげてしまった。
>「素で」という表現は文章的にどうか、とか思ったりはしました。

個人的には「素で」はあんまり違和感ないです。

「電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に思わず、自分でもあきれかえる程間抜けな声を出してしまった。」
これで行くなら、
「電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に、思わず自分でもあきれかえる程間抜けな声を出してしまった。」

かな(笑)。
私が直すなら、

「電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に、僕は思わず素になった。」
「僕は思わず素になった。電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に。」
「僕は間抜けな声を出してしまった。電話越しに聞こえる彼女の唐突な言葉に。」

あたり。どれもいまいち(^^;)。受話器のこちら側、というフレーズを使いたかった
けど、思い浮かばんかった(苦笑)。

オチ(あるいは締め)は基本的にこれでいいかと。「呪った」が最後じゃない方が
いいかなっていう程度。敢えて直すならちょっと順番を変えて、

>いたたまれないままやっとの思いで返事を返す。
>かっこいいことがいえない自分のボキャブラリーを呪った。
>
>「うん・・・・」
>
>惚れたほうが負けなんだよな。
>そんなことを思いながら。

この程度。大して変わらん。「うん」と「かっこいい〜」は逆かも。このあたりは悩
みどころです。

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