Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.21 )
日時: 2011/05/08 22:04
名前: タッチ

「シンジ・・・・・」

私はそう呟くと、そっと右に顔を向けた。

チュッ・・・・・

重なるシンジと私の唇。

私の肩を抱いてテレビを見ていたシンジが私の声に反応して、私を優しく抱き寄せるとキスしてくれた。

二人きりの時はいつもこうしている。

人の温もりを知らずに育った私にシンジがしてくれる、最も私の好きな行為。

優しく見つめられるのも好き。

穏やかに寄り添って時間を過ごすのも好き。

デートで一緒に色々見て回るのも、二人で美味しいお店を見つけて食事することも。

気の合う仲間達と集い騒ぐことも最近は好きになってきた。

それでも、シンジと二人で分かち合う心地よい時間の方が何倍も好き。

手を繋いだり、肩を寄せ合ったり。

お互いの温もりを感じあえる時間がとても好き。

その中でも、お互いぴったりとくっついて、唇を重ねることが・・・・・。

だから私はシンジを呼ぶ、シンジの居るほうに顔を向けて、瞳を閉じながら・・・・・。




綾波レイの幸せシリーズ?
突発的企画参加作品 レイvision.




「シンジ・・・・・」

私の呼びかけに、振り向くシンジ。

そんなシンジの口の中に、私はシンジ手製の卵焼きを送り込む。

もちろん、私の口を使って。

最初は驚いた顔をするものの、すぐに私の行為を受け入れてくれる。

だから今度は別のものを物色して送り込む。

それは、私にだけ許された、私だけが出来る、私にしか出来ないこと。

でも、するだけじゃ物足りない。

シンジを見つめると、シンジは苦笑しながらもお肉以外のものを私に食べさせてくれる。

当然、シンジの口を使って。

それを交互に、一つのお弁当がなくなるまで続ける。




シンジといつも一緒に居たい。

シンジと一つになりたい。

それが私の心であり、私が今此処に居る理由。

そんな私をシンジは精一杯受け止め、受け入れてくれている。

そして今日もシンジの布団に潜り込む。

シンジの暖かさを分けてもらうために。

シンジの匂いに包まれるために。

幸せを、感じるために・・・・・。

「お休み、シンジ」

今日最後のKISSをシンジにして、私も夢の世界に・・・・・。