闇夜の月に... |
- 日時: 2009/05/31 00:00
- 名前: Kaz.Ueda
- 【タイトル】闇夜の月に...
【記事番号】-2147482028 (2147483647) 【 日時 】06/04/14 21:28 【 発言者 】Kaz.Ueda
あの日の月が、未だに忘れられなくて
今日もまたカーテンを開けている
でも今日は、雲が上で仁王立ちしてるから会えないな
僕と彼女が会えるのは少しの間だけ
夜の間だけ
昼になると
太陽の苦手な君は地球に隠れてしまうから
夜の間だけ
君に会えるのは・・・
闇夜の月に・・・ Kaz.Ueda
僕は本を読んでいる
彼女の光で読んでいる
とてもやわらかくて優しい光
そんな光に包まれて
僕は本を読んでいる
こんなうれしいことは他に無い
彼女を肌に感じれる
彼女と一緒に本が読める
こんな素敵なことは他に無い
「今君はどうしているの??」
・・・・・・
彼女からは何も返ってこない
ただ黙々と僕を照らしつづけるだけだ
「君とひとつになりたいよ」
・・・・・・
彼女からは何も返ってこない
ただ黙々と僕を照らしつづけるだけだ
「ねぇ、君はいつ還って来るんだい?」
・・・・・・
彼女からは何も返ってこない
ただ黙々と僕を照らしつづけるだけだ
こんな会話とも言えぬただの独り言を何度も言った
でもなんだか元気がわいた
これで明日もがんばれる
そんな気がした
...でも
今日はこれだけで彼女は許してくれなかった
“それをあなたが望むのなら
いつでも私は還るわ
あなたの元へ”
僕は驚かなかった
むしろ心地よい気持ちだった
どうやら、彼女の声を数年ぶりに聞いたからだけではないようだ
「じゃぁ、できるだけ早く還ってきてよ」
“わかったわ。今・・・迎えに行きます”
会話・・・
これが会話・・・
久しぶりに他と会話した
もう何年部屋から出てないだろう
僕に栄養なんていらなかった
毎夜毎夜彼女の光を浴びるだけで
毎夜毎夜彼女に呼びかけるだけで
僕はいつまでも生きていられた
僕はいつまでも待っていられた
そして今、願いがかなう
やっと彼女と会える
ああ、ありがとう
君に会いたかった
「お邪魔します・・・綾波」
fin
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147482027 (-2147482028) 【 日時 】06/04/14 21:31 【 発言者 】Kaz.Ueda
えーっと、過去ログあさっていただければわかりますが
過去の作品の加筆修正版です
Ver.1,44って感じですww
今後もリハビリに過去の加筆修正版を書いてこうと思ってます
そしてその後は・・・
ご想像にお任せしますww(オイ
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147482026 (-2147482028) 【 日時 】06/04/14 23:04 【 発言者 】牙丸
詩的な表現が、グーです。 >彼女からは何も返ってこない
>ただ黙々と僕を照らしつづけるだけだ
ここの繰り返しとか、いい感じです。 ただ、二つ個人的に気になったところを。
>今日はこれだけで彼女は許してくれなかった
シンジはレイの返事を望んでいたようですので、許してくれなかったというのは少し違う気がします。
>久しぶりに他と会話した
これは他、じゃなくて他人のほうがいいかと。 もしくは人でもいいかもしれません。
とにかく、シンジはレイに還ってきてと言ったのに、結局還ったのはシンジだということが少し切ない。
>「お邪魔します・・・綾波」
ここでお邪魔しますと書けるのは、凄いと思います。
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147482025 (-2147482028) 【 日時 】06/04/15 00:31 【 発言者 】なお。
> Ver.1,44って感じですww
この話は憶えてます。前のを読み直してないから細かい所までの記憶はないけど、比べればすごく進歩してるとわかるんじゃないでしょうか。悲しいけどいい話でした。
この話の「僕」ですけど、とても無気力に見えます。元より生きようとしていない。そういう話なんでしょう。 最後に死んでしまうと。なんていうか。悲しさの中に、やり切れない感じが残りました。
好みの話しになっちゃうんだけど、同じやり切れなさでも最後の時を待っているこの状況を、諦めているのではなく死をしっかりと受け止めている、でも、そう悲観的でもない。そこで愛した人を忍びつつ旅立っていった。こんな感じでうまく演出してくれれば個人的には泣いていたかもしれません。
>「お邪魔します・・・綾波」 ここでお邪魔しますと書けるのは、凄いと思います。
ちょい難しいけど、私も結構好きです。この表現。
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147482024 (-2147482028) 【 日時 】06/04/15 11:54 【 発言者 】Kaz.Ueda
レスどもです
■牙丸さん >>今日はこれだけで彼女は許してくれなかった > >シンジはレイの返事を望んでいたようですので、許してくれなかったというのは少し違う気がします。
これはちょい難しい(?)かも知れませんが、僕の中ではこれでいいんです たとえるならば、彼女と朝から晩までデートして疲れたしそろそろ帰ろうかというときに彼女のほうから「今晩泊まっていかない??」って言われるようなものですww
>>久しぶりに他と会話した > >これは他、じゃなくて他人のほうがいいかと。 >もしくは人でもいいかもしれません。 ここはですねぇ、レイがもう地上の人ではなくもう天上の人っていうのを強調したかったんです もう人じゃないんだってことをです
>>「お邪魔します・・・綾波」 > >ここでお邪魔しますと書けるのは、凄いと思います。 ここは考えました 三分クッキングが始まって終わるくらいまで考えました(爆
■なお。さん >> Ver.1,44って感じですww > >この話は憶えてます。前のを読み直してないから細かい所までの記憶はないけど、比べればすごく進歩してるとわかるんじゃないでしょうか。悲しいけどいい話でした。
お褒めにあずかり光栄ですw
>この話の「僕」ですけど、とても無気力に見えます。元より生きようとしていない。そういう話なんでしょう。 >最後に死んでしまうと。なんていうか。悲しさの中に、やり切れない感じが残りました。 彼にとってもはや彼女のいない生活は苦でしかなかったんです だから早く死んで彼女の元に逝きたかったと
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147482017 (-2147482028) 【 日時 】06/04/15 16:55 【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
>彼女と朝から晩までデートして疲れたしそろそろ帰ろうかというときに
基本的にこれが違う(笑)。朝から晩までデートして疲れたから、今日は帰るのやだな。こうでないといけませんね(爆)。
それはそれとして、こういう姿勢の彼が彼女の所に帰ったとして、彼女はそれで嬉しいのかいなと思うんだけど、そのへんはどうなの?
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147481992 (-2147482028) 【 日時 】06/04/15 18:00 【 発言者 】Kaz.Ueda
>>彼女と朝から晩までデートして疲れたしそろそろ帰ろうかというときに > >基本的にこれが違う(笑)。朝から晩までデートして疲れたから、今日は帰るのやだな。こうでないといけませんね(爆)。
14歳の少女がなにを好戦的な・・・ww 残念ながら、僕はまだ健全な付き合いをする年頃ですのでそんな風には思いませんでした(爆 勉強不足でした(爆死
>それはそれとして、こういう姿勢の彼が彼女の所に帰ったとして、彼女はそれで嬉しいのかいなと思うんだけど、そのへんはどうなの? うれしいうれしくないは別として、逝っちゃったんだから仕方が無いです(マテ では話になりませんよねw まぁ、何年も迎えにきてくれなかったところがヒントですね
【タイトル】Re: 闇夜の月に... 【記事番号】-2147481991 (-2147482028) 【 日時 】06/04/16 18:21 【 発言者 】なお。
>>彼女と朝から晩までデートして疲れたしそろそろ帰ろうかというときに > >基本的にこれが違う(笑)。朝から晩までデートして疲れたから、今日は帰るのやだな。こうでないといけませんね(爆)
tambさんの意見は相手が好きならもっともな考えだと思う。でもなんていうかな、Kazさんの言い分もそれなりにわかる。 (疲れて)じゃなく(普段どおりの付き合いを終えて、それなりに満足して「じゃあまた明日」とでも言おうと思った矢先)とでも書きたかったんだろう。
(疲れて)というのも無理に理解しようとすれば(心地よい充足感)。 例えばスポーツの後に得られるようなもので、疲れには変わらないが、不快ではない。そんなイメージ?
> でも今日は、雲が上で仁王立ちしてるから会えないな
何度か考えてみたけど、これはない方がいい。隠れて見えなかったはずの月がいきなり見えているのだから、タイトルまでの文は本文とは別のまったく関係のない日であることがわかるが、やはりこの文を入れるなら違う日なのだと明確にしたい。「今日は」としないで「仁王立ちしている雲に隠れて見えなときもある」ことを伝える文にするべき。
それでも「今日は」でいくなら、タイトル後の本文で雲に隠れていた月が出てきた表現する文を入れるべき。そうしないと仁王立ちしていた雲はどうなってしまったのか、と疑問にもなってくる。
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