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日時: 2009/05/31 00:00
名前: タッチ

【タイトル】蛍
【記事番号】-2147481863 (2147483647)
【 日時 】06/06/14 02:27
【 発言者 】タッチ

「綾波〜!」

碇君の呼ぶ声が聞こえる

私は見上げていた顔を声のする方へと向ける

暗い、暗い夜の川辺

周りには今は無い、冬の空を彩る雪のように蛍が飛び交っていて・・・・・

その光景に私は誘われるかのように温泉宿を後にしていた

「綾波〜!」

碇君の声が近づいてくる

でも、私は応える事は無い

碇君なら、必ず私を見つけてくれると信じているから・・・・・


〜 蛍 〜


「あやな・・・・・み・・・」

綾波を見つけた僕は声を掛けようとして、そして止まった

蛍の乱舞する中に佇む綾波の姿を見て・・・・・

それは一種幻想的な世界

冴え冴えと蒼く光る月明かりの下、無数に飛び交う蛍の中に舞い降りた一人の天使

そんなイメージが脳裏に過ぎった

僕の姿を見とめた綾波が微笑を浮かべ僕のほうに近づいてくる

が、その表情は途中で怪訝なものに変わり、小首を傾げた

僕がただ、呆然と綾波をみつめていたから・・・・・

「どうしたの?」

綾波が僕に問いかけてくる

綾波の声に我に返ると

「あ、そ、その、な、な、なんか・・・・・

あ、綾波が、その、き、奇麗だなって、その・・・・・

って、あ、いや、ち、違うんだ、えっとだから、その・・・・・」

慌てふためき綾波にみとれていた事を否定しようとしたけどさっきまでのイメージが強すぎて

どもるだけで何を言っているのかわからなくなる

そんな僕の様子を綾波はクスっと笑うと

「変な碇君」

そう言って僕の隣に立ち

「帰りましょ」

僕の腕に腕を絡ませ温泉宿の方に向かって歩き始めた

「何をしてたの?」

帰り道、僕が尋ねると

「蛍をみてたの」

と答える綾波

「蛍の光が何だか奇麗で、もっと近くで見たくなったから」

頬を赤らめつつ続けた綾波の言葉に僕は嬉しくなった

僕が還って来た目的が果たされたように思えて

あの時の綾波はまるで感情を知らないかのように無表情に生きていた

でも、実際は沢山の感情を持っていて、ただその表現の仕方を知らなかっただけ

あの紅い海に溶け込んだ時に初めて知った綾波の心

ヒトと違う事に苦しみ、自分は違うのだと頑なに心を閉ざした

そんな綾波が可哀想で、救ってあげたくて・・・・・

だから僕は時を越えてきた

綾波を救えるのは綾波の心を知った僕だけだと思ったから

それは僕の傲慢であり、エゴかもしれないけど

偽らざる本当の気持ち

だからこそ、奇麗なものを奇麗と言ってくれた事が嬉しかった

綾波が周りに心を開き、いろいろな事を感じてくれているように思えたから

だから僕は綾波に微笑むと

「もう少し、蛍を見てから帰ろうか」

と提案した

僕の言葉に嬉しそうに首を縦に振る綾波

僕達は手を繋ぐと、もう一度蛍の乱舞するあの場所へと戻って行った・・・・・


【タイトル】Re: 蛍
【記事番号】-2147481862 (-2147481863)
【 日時 】06/06/14 02:29
【 発言者 】タッチ

あいださんが二人目で言ってたのをなんとなく書いてみました(笑

う〜ん、ブランクがありすぎてやはり支離滅裂な気がする・・・・・

まあでも、いいか?(爆


【タイトル】Re: 蛍
【記事番号】-2147481861 (-2147481863)
【 日時 】06/06/14 22:59
【 発言者 】なお。

 最初レイの、見つけてくれるから返事をしない、というところに、なんて傲慢なんだ
ろうと思い、ちょっと読む気が削がれまてしまいました。互いに信頼し合っていて、そ
の結びつきの強さの例えだとしても、特別な理由がない限り返事くらいはしてあげてっ
て思うのです。ちょっと冷たい印象でした。

 最後の一行が考えさせられます。たぶん『戻っていった』というところがそう感じさ
せるんだと思います。『進む』じゃなく『戻る』という単語のせい。そのちょっと前の
『提案した』という事務的な単語も要因にはなっているかもしれません。ここは好きで
した。なんとなくですけど。

 御自身でも書いてらっしゃるけど支離滅裂な感じ。これが微妙な不可解さを生み、全
体としては薄ら寒さに近いものを感じました。温泉宿とか具体的な表現がなかったら、
怪談話みたいなそっちの方向に受け取ったかもしれません。


> まあでも、いいか?(爆

おっけーです。
それより、そんなにブランクありました?


【タイトル】Re: 蛍
【記事番号】-2147481858 (-2147481863)
【 日時 】06/06/18 00:22
【 発言者 】あいだ

私の印象はちょっと違ったかな。
傲慢ではなく、甘えなのだと。
そう解釈してました。

ただ、私の綾波像はあくまでTV板、或いは貞本エヴァの延長線上にあるので、綾波の態度に違和感があったのは事実ですが、コレばっかりは書く作家様の解釈ですから横に置いておきます^^;


【タイトル】Re: 蛍
【記事番号】-2147481852 (-2147481863)
【 日時 】06/06/24 16:17
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>

らしいんじゃないかな、と思ったり。らしくない誤字はあるけど、まぁそれはいいでしょう。
支離滅裂というか、ピントはちょっとボケてるかな。何が書きたいのかという意味で。
でも雰囲気はちゃんと出てるし、これはこれでアリかなと。

>そんなイメージが脳裏に過ぎった

私的にはここでシンジ君が不安になってくれるとシンクロするんだけど(笑)。

>傲慢ではなく、甘えなのだと。

そうね。かくれんぼみたいな印象があったかな。

mailto:tamb○cube-web.net


【タイトル】Re: 蛍
【記事番号】-2147481861 (-2147481863)
【 日時 】06/07/09 18:03
【 発言者 】なお。

 最初レイの、見つけてくれるから返事をしない、というところに、なんて傲慢なんだ
ろうと思い、ちょっと読む気が削がれまてしまいました。互いに信頼し合っていて、そ
の結びつきの強さの例えだとしても、特別な理由がない限り返事くらいはしてあげてっ
て思うのです。ちょっと冷たい印象でした。

 最後の一行が考えさせられます。たぶん『戻っていった』というところがそう感じさ
せるんだと思います。『進む』じゃなく『戻る』という単語のせい。そのちょっと前の
『提案した』という事務的な単語も要因にはなっているかもしれません。ここは好きで
した。なんとなくですけど。

 御自身でも書いてらっしゃるけど支離滅裂な感じ。これが微妙な不可解さを生み、全
体としては薄ら寒さに近いものを感じました。温泉宿とか具体的な表現がなかったら、
怪談話みたいなそっちの方向に受け取ったかもしれません。


> まあでも、いいか?(爆

おっけーです。
それより、そんなにブランクありました?

以下、7/9に追加。

■傲慢

 これがね、自宅の庭、もしくはよく行く場所だったらよかったんです。そこに螢が出るかは知らないけど、とりあえず無視してもらって、自分がよく足を運ぶ場所だったら答えなくても彼はわかってくれる、でいいと思うんです。私の好きな場所を、彼はちゃんと知っている、ってね。

 でもここは温泉宿。右も左もわからないかもしれない。毎年ここにきて、同じ場所で螢を眺めるのを楽しみにしている、なんて状況なら自宅の庭と同じで返事なんてしなくてもいいんです。少なくとも去年同じように螢を見た、とかね。それだったら見つけてもらえなかった場合怒ってもいい。これはこれで傲慢なんだけど、かわいげがある。

 しかし女の子の気持ちとしては、いかなる状況だろうが見つけて欲しい、というのもあるかもしれない。
 タッチさんはそれを書きたかったのだろう。でもそういったかわいさよりも私は傲慢さを感じてしまったのです。ヒントったってレイが行きそうな場所ってだけじゃあんまりですよ。私はこういう女とは付き合いたくないなあ、ってのが本音ですかねw


この追加分、なぜか弾かれてしまい受け付けてもらえなかった。わざわざ記事修正で書き込んだ理由はこれ。スパム対策のせいかな?

メンテ

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