惣流アスカの憂鬱 |
- 日時: 2009/05/31 00:00
- 名前: クロミツ
- 【タイトル】惣流アスカの憂鬱
【記事番号】-2147481747 (2147483647) 【 日時 】06/07/12 05:51 【 発言者 】クロミツ
「・・・ふぅっ。」
授業を終えた放課後の部室。物憂げに窓辺にもたれ、外を眺めていた少女の唇からやがて、大きな溜息が漏れた。西日を受けて輝くブロンドの髪。憂いを含んだ瑠璃色の瞳。メランコリックな雰囲気を醸し出す完全無欠な美少女の横顔は、見ている者の胸までも締めつけ、その悩みを取り除いてあげたい、と切に思わせるであろう ―――その正体を知らなければ、だけど。
「ふぁ〜ぁああぁぁぁ〜〜。とぅわぁ・い・く・つ〜〜〜うっ!!!」
大あくびとともに特大フォントで叫んだその少女は、さっきまでの憂いなどどこ吹く風、自らの上半身を布団を干すように窓の外へ投げ出し、おなかで器用にバランスを取りながらぶらつく手足をジタバタさせた。だだをこねる幼児のような行動は、当年きって16歳を迎える花も恥らう女子高生のものとは、とても思えない。
「ああもうっ!なんでこんな退屈なのよ世間って!心霊・ミステリ・超常現象、あたしの待ち望んでいる未知との遭遇やスリルとサスペンスに満ち溢れた大冒険なんて、ひとっつも道に落ちてないじゃない!」
・・・そんなものがごろごろ道に転がっている世間なんて、僕は御免こうむりたい。
「ん、なんか言った?シンジ。」 「いや、なんでも。」
身体を起こしてきりりとしたまなざしを僕に向ける少女――惣流アスカの不機嫌をかわすように、やや強引に視線をチェス盤へ戻した。
「・・・あの、渚君。」 「なんだい、シンジくん。」 「気のせいかな、いつの間にか形勢がまるっきり逆転してるように見えるんだけど。」
盤上に並んだ駒を数えると気のせいではなく、さっきまで何もなかったはずのマスに彼のナイトがでんと鎮座し、将棋でいう王手飛車取りの状況になっていた。 僕がそう追求すると、対戦相手である渚君はさらりと銀髪をかきあげ、にこやかな顔でパチパチ拍手した。
「さすがはシンジくん。油断大敵と弱肉強食が横行する世の厳しさを君に分かってもらおうと、あえて心を鬼にして張り巡らした僕の策略を、こんなに早く見破るとはね。」
・・・って、ただのインチキじゃん。
「いいから、そのナイトどけてよ。」
僕は寛大にも彼のインチキ行為を不問にして、ゲームを続行しようとした。
「ちょっとそこっ!アタシを無視するんじゃないっ!!」
ちぇっ
「大体ねぇ、アタシが血の滲む思いをしてSAS団を立ち上げたってのに、アンタたちときたら来る日も来る日も将棋やらチェスやらオセロやら地味なゲームでだらだら遊んでは帰る毎日!他にすることあるでしょっ!?」 「だって実際、やること無いんだし。」 「無いなら穴掘ってでも探せっての!ちょっとはSAS団としての誇りと自覚を持ちなさいっ!」
誇りったって、もともとアスカの退屈を紛らわせるためだけに作っただけだろ、この部活。 ちなみにSAS団とは『(S:世界中の謎を A:アタシの足下に跪かせるための S:惣流アスカ)の団』の略で、こんな名前を大まじめに付けるのは当然ながらただ一人、天上天下唯我独尊(自称)のアスカ当人だ。 この世の不思議や謎を暴いて引っ剥がして真実という白日の下に曝け出すという、まるで追い剥ぎか変質者のような危ない目的を掲げている。尤も、目下のところ対峙するような謎も退治すべき敵もいない現実世界では、ただただこうしてモラトリアムな時間を過ごす以外、さしたる活動はしていない。
「あ〜もうっ、あんたちが怒鳴らせるから咽喉乾いたじゃない!マユミちゃん、お茶おかわりっ。」 「ひゃっ!・・・は、は〜い。」
壁際の椅子にちょこんと腰掛けていたメイド服姿の少女がぴょこっと飛び上がり、いそいそとお茶を淹れ始めた。黒真珠を思わせる内気そうな瞳は、眼鏡を取ると以外に大きい。まっすぐな黒髪の一部が三つ編みなのは、アスカの趣味だ。 5人分のお茶をいれた彼女は、ややおどおどした仕種でまっ先にアスカに手渡すと、ついで僕の空の湯呑みを取り替えた。
「どうぞ、シンジくん。」 「あ、恐縮です。山岸さん。」
お礼をいうと、彼女は柔らかな笑顔でどう致しまして、と答えた。アスカにこき使われながらも健気に微笑む姿は、SAS団の癒し的存在、僕の心のオアシスでもある。 山岸さんは渚君の分も取り替えると、部屋の片隅で静かに本を読む少女、綾波レイの傍らに湯呑みを置いた。彼女はよほど暇なのか、いつも一番先に部室に来て、ただ黙々と本を読んでいる。僕たちが話かけても、滅多にしゃべらない。まるで本棚と一緒に背景と同化してしまったかのようだが、声をかけると一応こちらは向くので、まるっきり無視しているわけでもなさそうだ。
「熱ッ!ちょっとこれ、お茶熱すぎっ!!」 「え?でも、いつもこのくらいの温度で・・・。」 「あのねえマユミ、アタシは咽喉が渇いたって言ったわよね?つまり!いっきに飲めるようちゃんと湯冷まししてから出しなさいってこと!」 「ふぇ・・・だ、だったらはじめから、そう言っていただければ・・・。」 「団長の気持ちを汲み取るのが家臣たる者のつとめでしょ!千利休に頼んで石田三成の爪のあかでも煎じてもらいなさいっ!!」
だれが家臣だよ・・・などと心の中だけでつっこみをいれる僕はいいとして、怒られた山岸さんは毎度のことながら、しゅんと畏まっている。アスカの理不尽な言動も毎度毎度の茶飯事だから無視すればいいのに、律儀というか素直過ぎるというか、まともに反省してしまう性質らしい。
「マ・ユ・ミちゃ〜〜ん。どーやらお仕置きが必要のようねぇ。」 「ひっ、ひゃぁ、あのおしおき・・・って、なんですか・・・?」 「そうねぇ〜、そのメイド服暑そうだから、バニーガール、なんてどうかしら?」 「ば、バニーさんは・・・・・・ャですう。」 「だいじょうぶだいじょ〜ぶ、アタシも一緒に着たげるからさ。」 「ひぇぇっ〜!お許し下さい、謹んでご遠慮もうし上げますからぁ。」 「ええぃっ!四の五の言わず脱げっ!脱ぐの!」
アスカが後ろから抱きつくように山岸さんを押さえつけると、日が暮れかかった狭い部室に、か細い悲鳴が響き渡った。 しなやかな指が素早くメイド服の胸ボタンを外すと、一ナノセコンドの躊躇もなく、たわわな膨らみの谷間へすべり込む。 いたいけな子羊の悲鳴は悲痛さを増し、黒の真珠から大粒の涙がぽろりと落ちる。無体な・・・なんて傍観してる場合じゃない!
「ちょっとアスカ!やり過ぎだって!」 「聞いてよシンジ。マユミってばまた胸が成長してるのよ。ほらっ。」
言うが早いか、服の上からでもはっきり分かるほどぎゅっと鷲掴みにした。なんてうらやま・・・い、いや!セクハラだぞこれは。もはやメイド服は肩からずり落ちそうになるほど脱がされ、豊かな曲線の先端を辛うじて隠しているありさまである。
「いいかげんその手を離せってばっ!」 「いやぁああぁ〜〜シンジくん来ないでぇ〜〜見ちゃだめぇぇ〜!触らないでぇぇぇ〜!!」 「し、失礼しましたっ!!」
反射的に後ろを向くと、見世物小屋をひやかすように眺めていた渚君の襟首を引っ掴み、部室の外へと戦略的撤退を試みた。 後ろ手にバタンと閉じたドアの向こうから、あれ〜ひえぇ〜っ、と断末魔のような悲鳴が漏れてくる。
・・・すみません山岸さん。今日もあなたを助けられなかった、無力な僕をお許し下さい。
心の中で合掌しながら、悪夢の始まった三ヶ月前、惣流アスカと出会う羽目になってしまった入学式のことを思い出していた。
*****
小学生、中学生となだらかなエスカレーターで昇るように進級し、高校入学までたどり着いた頃の僕は、幼い頃持っていたこの世の不思議や怪奇現象へのときめきを忘れ、淡々と繰り返される日常を受け入れるごくありふれた、平凡な学生になっていた。 入学当初、高校生活への期待が何もなかったわけでは無い。でもそれは、新しい友達や、ひょっとしたら彼女なんて呼べる娘に出会ったりするかもという、誰もが思い描くありふれた青春の一コマを写しとったものだった。 だがそんな淡い期待も、入学式を終え、新たな一年を共にする級友の集う部屋に用意された自分の席へ座ってから、ものの30分で消し飛んでしまった。
「ただの人間なんか興味ないわ。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
どの学校でも最初のHRに行う自己紹介で、惣流アスカの高校生活第一声が、これだった。
「あの女、中学んときからああやったでぇ。えらい変人やって一中の出身者なら誰でも知っとるわ。」
これは、中学三年間を彼女と同じ学校で過ごした鈴原トウジの弁だ。因みに彼とは、偶然同じクラスになった僕の友達(悪友?)の相田ケンスケを通じて知り合い、たちまち仲良くなった。 トウジの話では、惣流アスカは中学校でも数々の伝説を作り上げた有名人で、容姿端麗・スポーツ万能・成績優秀と三拍子揃えばふつう人気者間違いなしなのに、性格と行動のハチャメチャさはそれらの美点を軽くひっくり返し、たいていは周囲から反感をかうか、冷ややかなまなざしで遠巻きにされてたらしい。つまりは孤立していたわけだ。 だが当の本人はまるで意に介さず、凡人は話しかけてくるなと云わんばかりの態度を貫いていた。まあ、本人のせいと云える部分も大だけど、少し可哀想な気がしないでもない。 そんな同情とかではなく、ただアスカが僕の真後ろの席だったことが、彼女と話すきっかけになった唯一にして最大の理由であった・・・はず。たぶん、いや絶対、ただの偶然だったんだよ。そうに違いない。 どういう気の迷いか、彼女は平々凡々の模範的存在である僕とぽつぽつ会話するようになり、挙句のはてSAS団を結成した暁にはまっ先に僕を、その悪の組織と引きずり込んだのである。最初に僕のことなど、いつものように完全無視してくれればこんなことには・・・・・・と今まで何度思ったことやら。
あれから僕を含めたSAS団のメンバーは、ほぼ毎日この部室に集まるようになった。アスカの身勝手な発案に引き摺られ、わざわざ休みの日に外へ繰り出し、謎と怪奇現象やらを街中探し回ったこともある。 勿論、何も見つかる筈もなく解散した―――その時は。
【タイトル】惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481746 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 05:52 【 発言者 】クロミツ
「うーん、まずいなあ。どうやら惣流さんの退屈は、極限まで達しようとしているようだね。」
廊下に立たされたように部室の外で突っ立ってた渚君が、あごに手を当ててぼそりと呟いた。
「このままだと、またどこかでATフィールドが発生するだろう。それも、相当大規模な。」 「ATフィールドって、前に見せてもらったあれ?」 「そうさ。もっとも、いまの惣流さんの不機嫌さはあのときの比じゃない。鬱積した退屈がビックバンのように弾け、今度こそ、世界全体を覆いつくすかもしれない。」
言葉とは裏腹に、渚君は笑みを崩さずにこにこと喋る。相変わらず表情が読めないというか、彼がいまなにを考えてるのかそっちの方が気になる。そう、このミステリアスな人物になぜ興味を示さないんだよ、アスカは。 実は当のアスカが知らないだけで、摩訶不思議な出来事は彼女のすぐそばで起こっていた。(自称)宇宙人の綾波レイ、(自称)未来人の山岸マユミ、(アスカ曰く)謎の転校生にして(自称)超能力者の渚カヲル。アスカの熱望する宇宙人・未来人・超能力者は、既にこの狭っくるしいSAS団の部室に勢ぞろいしていたのだから、まさに、事実は小説よりかなり嘘っぽい。 渚君の言うATフィールドとはAnti Trespass Fieldの略で、物理的条件や時間を含めあらゆる他者からの干渉を妨げる、限定的ながら閉ざされた絶対不可侵の空間とのこと、らしい。以前、綾波は言った。アスカの存在自体が宇宙全体に壊滅的な影響を与える危険因子を持つ、ATフィールドの発生源、だと。
「で、そのATフィールドが世界を覆い尽くしたらどうなるって?」 「この世の終わり―――少なくとも、僕やシンジくんが知っているいまの世界とは、おさらばだろうねぇ。」
一ヶ月あまり前だったか、渚君とATフィールドに入ったときのことをふと思い出した。時空が凍結したような空間の中、光輝く巨人がなにか憤りを持て余すように街を破壊し、暴れていたときのことを。
「ま、そうならないように僕は派遣されたんだけどね。綾波レイや山岸さんたちも、最悪の事態になる前にそれぞれ、何かしら手を打つだろうし。」
つまり僕以外の三人は全員、アスカの行動を監視し未然に危機を防ぐため、太陽系第三惑星地球のこの時代この空間におのおの集合したわけである。じつは人気者だったんだ、アスカって。
「ん、いいこと思いついた。もうすぐ夏休みだから、みんなでどこか旅行へ行くってのはどうだい?僕の組織に申請すれば、南海の孤島や謎の古代遺跡のひとつやふたつ、すぐ用意してくれるだろうしね。」 「どんな団体だよ、その組織って。」 「言ってなかったかな?僕が所属しているのはゼーレという謎の組織だよ。」
謎の割にはずいぶんあっさり答えたなあ。・・・って、自分で謎とか言っているし。
「シンジくんだから教えたのさ。本当は、組織の名だって極秘なんだよ。」 「わかったよ。きみの好意はありがたいから、近づき過ぎのその顔と手を離してくれないかなぁ。」
僕がそう言うと、渚君は額に指を当て残念そうに首を振った。中身がどうであれ、こういった仕種がさまになるんだからつくづく、美形は卑怯だと思う。
「ま、それはともかく善は急げだ、早速話してみようじゃないか。神様のご機嫌を取るのも、僕の仕事のうちだしね。」
彼と彼の組織にとって、どうやらアスカは神さま扱いらしい。綾波はアスカを『自律進化の可能性を持つ唯一の有機生命体』と表現したが、二人の言葉は同じ存在を示すのか、そうでないのか、さっぱり分からない。 性急に部屋へ入ろうとする渚君をかろうじて押し止め、着替えが終わったかノックで確認してから、ドアを開けた。 目の前に、うさぎさんが二羽・・・いや、二人。ぐいっと胸を張って仁王立ちしてる黒い耳のうさぎと、対照的に胸の辺りを隠して震えている白耳うさぎ。黒い耳のうさぎは白耳ほどではないにしろグラマーで、なんというか・・・目のやり場に困る。
「どうどう?なかなかイケてるでしょ?特に、マユミちゃんてば極上のジャストフィットよ!みてみてこのボリューム。」 「やんっ!」
アスカが山岸さんの腕を無理やりねじ上げると、恥ずかしそうに身をよじって身体を隠そうとする・・・でも正直、逆効果です。そのしぐさ。
「いつまでも恥ずかしがらないのっ!本当なら石田三成の爪の垢を取って来るまで部室に戻ってこさせないところを、おおまけにまけてあげたんだから!!」
山岸さんがその気になれば、決して不可能ではないという事実を知ってて言ってるんだろうか?いやいや、そんな筈はない。
「まあまあ惣流さん、そのくらいにして、実は耳よりな情報を持ってきたんだけどねぇ。」 「なに?言ってごらんなさいよ。」 「夏休みの予定。皆さんが良ければだけど・・・。」
渚君がアスカに何やら耳打ちしている姿を眺めていた僕は、これまでの騒ぎなど我関せず、と涼しい顔で本を読んでいる綾波に声をかけた。
「綾波、ちょっといい?」
頁をめくる指が止まり、精巧なカラクリ人形が動くように首を持ち上げ、無言のまま頷く。 僕が入り口の方を親指で指し示すと、音もなく本を閉じ、すっと立ち上がった。
「あのさ、前に言ったかもしれないけど、いっそのことアスカに全部ばらしちゃったらどうかな?」
部室の外で、僕は彼女にそう提案した。アスカは何よりも退屈を嫌っている。ならこんなまどろっこしい真似をするより、真相を話して世界はこんな面白いものだと認識を改めさせれば、当の本人は目からうろこ、この世界に大満足し、わざわざ世界を壊すこともないだろう。そうなればアスカを監視する必要は無くなる。この活動を続ける意味も無い。SAS団は解散。山岸さんだってアスカの横暴に耐え忍ぶ必要も無くなるし、渚君や綾波だって課せられた御役目から解放される。
「それは危険。現段階では、予測不能な不確定因子が多すぎる。」
板ガラスのように平坦な声で、綾波は答えた。彼女(と彼女を地球に遣わせた情報統合思念体)は、真実を話すことで逆に危険度が増大すると判断したようだ。
「だけど―――。」
僕にしては珍しく食い下がった。アスカと知り合って約三ヶ月、彼女を中心に巻き起こる災害の一端を味わった身としては、今後もこれまでのように上手く切り抜けられるとは限らないであろうことを、薄々ながら感じ取っていた。危険な目に遭うたび綾波や渚君が―――とりわけ綾波には、ピンチになったとき何度も助けてもらった。彼女がいなければ、とっくに僕はクラスメイトに刺し殺されていただろう。 いつの間にか僕は、彼女の両肩に手を置いて熱心に説いていた。そう、綾波は自分を宇宙人だといった。有機生命体、つまり人類と意思疎通を図るために情報統合なんとかによって作られた、ヒューマノイドインタフェースだと。初めて事件に巻き込まれたあの日、それが紛れもなく本当だったことを見せ付けられた。 でも、僕の代わりに刺し貫かれた身体から飛び散る鮮血は、生々しかった。抱き起こしたその身体は柔らかく、生命の温もりがあった。当人がどう思っていようが、彼女は地球上のこの場所で、間違いなく生きているんだ。 なのに、考えたくも無いけど今度こそ本当に ”死ぬ”恐れだって―――。
「大丈夫。」
一方的に喋りつづける僕をじっと見ていた綾波が、不意に口を開いた。
「どんな事象が発生しようと、私はそれを報告する役割と、問題に対処する能力を与えられている。勿論、万能ではないし、何が起こるか予測することも出来ない。でも、制約された条件の範囲内で、考え、行動することはできるはず。心配はしていない。」
表情を変えずに淡々と喋る白い顔をあっけにとられて見ていると、彼女の紅い瞳が僅かに上がり、僕の視線とぶつかった。
「大丈夫。あなたは私が護る。」
その言葉にはさっきまでのフラットな声音と、どこか違う響きがあった。神秘的な紅の双眸の奥に宿る光が、幾分増したように思えたのは気のせいだろうか。いや、二週間前のあの事件の前の僕なら気付かなかったであろう、微かだが力強い輝き。それは紛れもなく意志の表れで、彼女がロボットでもましてやコンピュータでもないことの証明として―――――。
「あいててててっっ!!!」
何者かに手の甲をつねあげられた痛みに、僕の思考は中断した。
「な〜〜にやってんのよシンジぃ?いまアンタ、レイにどんなちょっかい出そうとしてたの?」 「ア、アスカッ!?痛っ!なにもしてないってっ!!」 「嘘おっしゃい。レイが大人しいのをいいことに、両肩をがっちり掴んで逃げられないようにしてたくせに!ケダモノの仕業だわ!」 「誤解、誤解だよっ!ただ綾波と話してただけだって。」
って、綾波もじーっと眺めてないで助けてよ。護るって言ってくれたばかりなんだからさぁ。
「話って、なんの話よ?」 「いやだから・・・そっ、そう、『夏休みにおけるSAS団の行動と使命』について、ちょっと相談を・・・。」 「嘘っぽいわねぇ・・・レイ、ほんと?」
アスカの死角からの僕の必死の目配せが通じたのか、綾波は黙ったままこくりと頷いた。アスカの視線は疑わしそうに僕と綾波の間を往復していたが、やがてしぶしぶながらつねっていた手を離した。
「まァいいわ。それよりっ!夏の大冒険が決まったわよっっ!!じゃーーん、これ見て!!」
腰に手を当て嬉しそうにA4の紙を突きつける。マジックででかでかと書かれたタイトルが目に飛び込んできた。
「・・・えーと、『第一回 SAS団夏季合宿 謎の無人島にそびえる洋館の謎を暴け!ツアー』・・・?」 「そうよ!絶海の孤島に建てられた古い屋敷で夜な夜な繰り広げられる摩訶不思議な怪事件!金田一耕助やシャーロック・ホームズでも解き明かせない怪奇を、我がSAS団が暴くのよ!!」
島に建物があってそこで毎日何かしら起きるという時点で無人島じゃない気がするけど、テンションの上がりまくったアスカに、そんなつっこみ入れるだけ無駄だ。
「いまから緊急ミーティングよ。なんたって無人島へ行くんだから、いろいろ準備する必要があるわ。今日中に決めて、明日から手分けして買出しするからね。」
夏休みまでまだ二週間以上もあるのに、気が早すぎるんじゃなかろうか。僕としては、先にひかえる期末試験の準備の方が不安だ。 意気揚々と部室へ戻るアスカに続きながら、僕は大きく溜め息をついた。
「・・・やれやれ。今度は何をしでかすことやら・・・。」
愚痴ともひとり言ともつかない言葉を漏らすと、僕のすぐ後ろで綾波が、何事か小声でつぶやいた。
*****
結局、この日の打ち合わせは夜遅くまで延長、学校の用務員さんに強制的に帰らされるまで及んだ。みんな校門の前で解散し、僕は途中まで、渚君と同じ帰り道を歩いていた。
「どうやら惣流さんも上機嫌になったようだし、僕も話を持ちかけた甲斐があったよ。」 「一応の目的は果たしたわけだ。当分はこれで、ATフィールドの発生を防げたってこと?」 「さあ、そればっかりはねえ・・・。彼女に聞いて分かるのなら、訊ねてみたいのはやまやまだけどね。」
僕は黙って肩をすくめた。アスカの機嫌ほどあてに出来ないものはない。いつ気が変わるかなんてそれこそ、綾波が言った『God Only Knows』―――― 神のみぞ知る、ってやつだろう。
・・・そして明日、何が起こるかも。
【タイトル】惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481745 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 05:55 【 発言者 】クロミツ
えー、みたまんまですが『涼宮ハルヒの憂鬱』を当てはめただけです。 OP、EDの作詞:畑亜貴につられてアニメを見てましたが、自然と脳内でエヴァキャラに当てはめてしまいました。もちろん、投げっぱなしジャーマンねたです。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481744 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 09:40 【 発言者 】あいだ
却下です。
「絶海の孤島編」を近日公開することを厳命します。
。。。だって面白いんだもの。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481743 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 09:43 【 発言者 】あいだ
まぁ、なんだろ?
この安定感と安心感が、クロミツさんの持ち味かなぁ?
学園モノなんで、シンジの言葉遣いにちょっと違和感は感じるけど、特に気にするほどのこともなくて、うん、良かった。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481740 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 19:13 【 発言者 】みれあ
却下です。
「絶海の孤島編」を近日公開することを厳命します。
。。。だって面白いんだもの。
つうわけで(笑)。
あいださんも仰ってますが、シンジ一人称の地の文の文体がちょっと気になるほかはヒジョーに面白かったです。アスカハマりすぎ(笑)。その全宇宙規模の迷惑が今後どのように発動するのか楽しみにさせられます。うん、気になります。読まないと気になって夜も眠れず昼寝三昧の日々になってしまいそうです。 閑話休題 というわけでこれは正式投稿時に「絶海の孤島編」が加筆されるものだ、と信じて簡単な感想とさせていただきま…す。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481734 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 21:34 【 発言者 】あやきち
アニメは見ていないけども、小説は全巻購入w
そして、クロミツさんとほぼ同じ配役にw
そして、シンジ(キョン)とレイ(長門)がくっつきハッピーエンドw
というわけで、原作では長門さんがお気に入りですw
ということで、投げっぱなしジャーマンは閣下ですw
『閉ざされた雪山編』を近日公開することを厳命します。
。。。だって面白いんだもの。
但し、オイラもあいださんやみれちーと違って鬼ではないので、期限を定めて差し上げますw(マテ
木金と予定が入っていて、読めないので、土曜まで待てます(マテコラ
オイラってばなんて優しいのでしょうかね? ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )シカエシーー
ノーーーックアウト!!!
あやきちだったものが担架に乗せられてゆく・・・
BGMは「ドナドナ」でw(オイコラマテ
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481733 (-2147481747) 【 日時 】06/07/12 22:47 【 発言者 】Seven Sisters
元ネタがさ〜っぱり分からん(^^;
でもみんなに便乗して、却下です。 何でもいいから続編を近日公開することを厳命します。
。。。だって面白いんだもの。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481728 (-2147481747) 【 日時 】06/07/13 20:29 【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
えーと私も元ネタがサッパリですが、皆さんがおっしゃってるので、却下します。長いも のには巻かれろ。それが正しい生きる道です(たぶん)。何でもいいから続編を近日公開 することを厳命します。
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481727 (-2147481747) 【 日時 】06/07/13 23:51 【 発言者 】あいだ
私もオリジナルは小説があるのを知ってるだけで、見た事も読んだ事もないんだよね。
それ故にか、非常に楽しめた。のは確か。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481726 (-2147481747) 【 日時 】06/07/14 00:32 【 発言者 】Cooper
アニメは見てました。 最初に思ったのは、長門=綾波さん。 そこからはずるずると、エヴァキャラにあてはめていって、、、 確かにクロミツさんとほぼ同じ配役。朝比奈さんを誰にするか悩みましたね。
アニメ見てた時はキョン=シンジくんがちょっと苦しげだったけど、クロミツさんのはすごく上手く処理されてると思います。(偉そうですいませんm(_ _)m)
私は今は、小説をBOOK Offで物色中。
もちろん私も、続きを期待、いえ切望します。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481722 (-2147481747) 【 日時 】06/07/14 20:00 【 発言者 】C.Angel
小説は読破した口ですが、アニメは見てないです。
>朝比奈さんを誰にするか悩みましたね。 ですね〜。読んでなるほど〜、って感じでした。
あとは、鶴屋さん、あたりを出して欲しいなァ〜w
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481721 (-2147481747) 【 日時 】06/07/15 17:34 【 発言者 】牙丸
却下です。
「変えられた世界編」を近日公開することをお願いします。
ハルヒはアニメ始まる前から、好きでした。 それこそエヴァと肩を並べるほどです。 もう長門さんラブですから。 キョンと長門にはくっついてもらいたいけど、厳しいとしか言えない……
配役は私の想像もほぼ同じです。 ただ、朝比奈さんだけは考えつかなかった。 マユミか……ナイスチョイスです。
朝倉はヒカリだろうけど、ちょっと怖すぎ。 マナは……阪中さんかなぁ?微妙。
そういえば、逆にハルヒキャラがエヴァに当てはめられてるイラストもありました。
……と、語ってしまった。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481720 (-2147481747) 【 日時 】06/07/16 06:06 【 発言者 】クロミツ
うわお、なんか知らんが好評だぞ。 Σ(゚Д゚;) しかも、続編書くのが規定事項になってるし。
■あいださん >却下です。 >「絶海の孤島編」を近日公開することを厳命します。 > ・・・・すべてはあいださんの却下から始まった。(笑) あいださんが非常に楽しめたということは、原作がいかに面白いかを物語ってますね。 なにせ、本当に登場人物をただ当てはめただけですから。
■みれあさん >あいださんも仰ってますが、シンジ一人称の地の文の文体がちょっと気になるほかはヒジョーに面白かったです。 > さすがにキョンの一人称にそのままシンジを当てはめるとイメージが違いすぎるので、貞本版シンジの性格をベースに多少改変しましたが、違和感は残りますよね。 物事を柔軟に受け止め、年齢と不相応なほどあまり動じないキョンとシンジじゃ、性格反対だからなあ。
>読まないと気になって夜も眠れず昼寝三昧の日々になってしまいそうです。 > それはそれで優雅な生活に思える。^^;)
■あやきちさん >アニメは見ていないけども、小説は全巻購入w > 私は小説の方は『…憂鬱』をパラパラと立ち読みした程度です。アニメは時系列バラバラだったから、流れを確認する意味で。
>というわけで、原作では長門さんがお気に入りですw > 同じく長門スキーです。作画がしっかりしているためか、アニメの彼女はすげーかあいい。 他の女性陣もそうだけど。
>木金と予定が入っていて、読めないので、土曜まで待てます(マテコラ >オイラってばなんて優しいのでしょうかね? > 鬼ーーーーーーーーーっ!!(笑)
■Seven Sistersさん >元ネタがさ〜っぱり分からん(^^; > そちらでは日本の小説まで売ってないでしょうしねえ。 アニメも終了したし、でもゆ●tuべでハルヒを検索したら或いはネットでもfdgeiうわなにojriあわwawawa
■tambさん >えーと私も元ネタがサッパリですが、 > こういう意見がもっと多いかと思っていた。やっぱ人気あるんだ。
■Cooperさん >最初に思ったのは、長門=綾波さん。 > 私はハルヒ=アスカでした。今回の話でも、アスカに関してはまったくといっていいほど変えてません。(笑) でも、一番最初に思ったのは、ハルヒとキョンがまんま田中芳樹のお涼と泉田だ・・・。
■C.Angelさん >>朝比奈さんを誰にするか悩みましたね。 >ですね〜。読んでなるほど〜、って感じでした。 > 彼女だけは該当するエヴァキャラ無しですからね。僕もちょっと悩みました。 未来人という設定なので若いころのマヤさんでもいいかと思ったけど、彼女だと巨乳ネタがどうも・・・(核爆)
>あとは、鶴屋さん、あたりを出して欲しいなァ〜w > 個人的にはマナかな、配役的に。
■牙丸さん ハマッておられるようですね。これを機に、小説の方も読むべきかな。長門さんのその後も気になるし。
>キョンと長門にはくっついてもらいたいけど、厳しいとしか言えない…… > むむ、小説でもそうなのか・・・。しかし、みんな長門ファンなのはやっぱり綾波系サイトだからだよなぁ。(笑)
>配役は私の想像もほぼ同じです。 >ただ、朝比奈さんだけは考えつかなかった。 > マユミについてはゲームは未プレイなのでまるでイメージを持ってない分、改変しやすかったというか。 マユミが巨乳かどうかについては・・・その・・・あんぱん増量ということで(爆)
次回作については前向きに検討していきたいと思います。てか、その前に小説読まなきゃ・・・。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481719 (-2147481747) 【 日時 】06/07/16 12:49 【 発言者 】あいだ
すんません、こんな流れになるとは予想もしてなかったです(苦笑
長門さんが誰なのか今でも判ってない私。 やっぱ原作を読むべきか。。。(悩
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481718 (-2147481747) 【 日時 】06/07/17 03:36 【 発言者 】あやきち
ドラよけお涼・・・
田中芳樹原作 薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズのヒロイン 27歳、警視 主人公である警部補 泉田準一郎を落とすために 色々画策しているのだが、泉田の鈍感さに泣いているw
長門さん 「涼宮ハルヒの〜」シリーズの主要登場人物 眼鏡っ子(初期)、無口っ子、不思議少女で宇宙人 という経歴を持つ。 どうみても、主人公であるキョン(本名不明w)を 好きなはずw くっつけw 「涼宮ハルヒの消失」を読むと、長門さんの可愛さ爆裂w やっぱ、綾波レイにかぶるものがある。
■キャスティング オイラの脳内では 涼宮ハルヒ・・・アスカ 古泉一樹・・・・カヲル 長門有希・・・・レイ キョン・・・・・シンジ がガチだったです。
■クロミツさん 迂闊に投下してはいけませんw ちゃんと、続きはかけませんって断っておかなければw しかし、もう遅いのですがねw いや〜楽しみですな〜 あ〜でも、頑張ってLRS(つまりはキョン長戸)にしてくださいw
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481702 (-2147481747) 【 日時 】06/07/18 22:13 【 発言者 】牙丸
とりあえずみなさん、原作は読むことを命じます(偉そうに言うな) 特に4巻の消失だけは外さないように! 綾波萌えなら、おそらく萌えられる要素大ですよ〜。 ……と、大々的に宣伝してみる。
>むむ、小説でもそうなのか・・・
う〜ん。良い線ではあると思うんですが…… 長門がキョンとくっついたら、おそらく死亡フラグ。
でも、長門はやっぱ裏ヒロインだよなぁ。と思う今日この頃。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481664 (-2147481747) 【 日時 】06/07/28 13:46 【 発言者 】tomo
気付くのが完全に遅くなりましたが、やられましたね〜 私の考えていたネタを完全に先取りされてしまいました(爆)
他のスレッドで話題をだしたくらい(?)私は 「涼宮ハルヒの憂鬱」が好きで、最近最もはまったアニメでした。 クロミツさん自身もおっしゃってるように、このお話はハルヒにエヴァを当てはめて作られてますね。 ストーリも完全にハルヒと同一で、ただ、キャラが違う、という感じ。
ちょっとだけハルヒについて語ってしまいます。 実は、ハルヒ=ポストエヴァって言うのは、ネットのその辺の界隈(?)ではかなり意識されて、議論されていたりもします。 なかには、原作者の世代的に、原作者は、エヴァを意識して描いるのではないか、という人もいます。 そういうわけで、私的には、エヴァのSS作家さんがハルヒに対してどういうスタンスを取るのか結構気になっていたところもあります。 この掲示板の反応を見る限り、おおむね、好評のようですね。
そうそう、語りついでにもう一つ。 牙丸さんが「消失」を勧めているのには理由(?)があります。 実は、原作者の方が、このお話で、ヒロインの変更を図ったからです。 どういうことかというと、「消失」の前巻、「退屈」でのハルヒのあまりの暴虐武人ぶり(?)に読者がハルヒから離れてしまったのだそうです。 そこで、急遽(?)「消失」では裏ヒロインだった 長門がヒロインとして抜擢されることに。 (もちろん、作者が言明しているわけではありませんが) 事実、それまでも、長門の人気は抜群だったんですよね。たぶん、旧(?)綾波ファンの猛烈な後押しがあったのでしょう(笑) そんなわけで、「消失」以後は、基本的に長門がヒロインである、と考えることができるわけです。 (ま、ハルヒはハルヒで、アニメでの巻き返しがあるんですけどね。それはまた別の機会ということで。)
それにしても。 本当にやられたなぁ〜 アスカ『も』(笑)好きな私としては、結構暖めていたんですけどね〜、ハルヒネタ。 ちょっとだけ悔しいですね。
今回も、語ってしまってごめんなさい、なtomoでした。
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481660 (-2147481747) 【 日時 】06/07/28 23:38 【 発言者 】クロミツ
■牙丸さん 小説版「…消失」「…暴走」「…陰謀」読了しました。 「…消失」を読むと牙丸さんのおっしゃるとおり、こりゃ長門人気出るわ、と納得しました。 この話FFで書いてみたい、でも下手な手を入れられない、と悩むくらいの完成度ですね。
>長門がキョンとくっついたら、おそらく死亡フラグ。 > 死亡とまでいかなくても、きっと悲恋フラグなんだろうなぁ〜。 長門・・・不憫な子っ!
■tomoさん 気付くのが完全に遅くなりましたが、やられましたね〜 >私の考えていたネタを完全に先取りされてしまいました(爆) > こういうネタって先にやったもん勝ちみたいな雰囲気ありますが、エヴァキャラネタを思いついたひとなんて自分 以前にも腐るほどいるだろうから、気にせずガンガン書いちゃって下さい。^o^)/ 私が適当にあてはめた配役なんて気にせず、tomoさんの世界観での「エヴァ=ハルヒ」が読みたいです!
事実、それまでも、長門の人気は抜群だったんですよね。たぶん、旧(?)綾波ファンの猛烈な後押しがあったのでしょう(笑) >そんなわけで、「消失」以後は、基本的に長門がヒロインである、と考えることができるわけです。 > その辺の事情は知りませんでしたが、ハルヒの周囲で巻き起こる騒動は決して本人は知覚せず、周囲の人間だけが 巻き込まれるという設定においては、長門は立派な表ヒロインと考えていいかもしれませんね。実際、問題解決する ほとんどの鍵は長門ですから。 とはいっても、キョンと結ばれることはありえんだろうなぁ。・・・つか、キョン鈍すぎ。(笑)
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481648 (-2147481747) 【 日時 】06/07/30 18:06 【 発言者 】あやきち
キョン、朝比奈さんとも長門とも良い感じにはなるんだろうけど、結局・・・・ だがしかし、そこを変えるのが二次創作。 if、もしもキョンと長門がくっついたら・・・ という世界を作れるからこそ二次創作。
というわけで、tomoさん、クロミツさん期待してまっせーw
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481647 (-2147481747) 【 日時 】06/07/30 21:20 【 発言者 】みれあ
>というわけで、tomoさん、クロミツさん期待してまっせーw
私は働かなくていい訳ですね。安心安心w
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481646 (-2147481747) 【 日時 】06/07/31 00:08 【 発言者 】あやきち
■みれちー あっはっは、何を言っているのやら みれちーも書くのですよ。 当然のことなので省略しただけですw
【タイトル】Re: 惣流アスカの憂鬱 【記事番号】-2147481604 (-2147481747) 【 日時 】06/08/10 23:24 【 発言者 】なお。
> 自らの上半身を布団を干すように窓の外へ投げ出し、おなかで器用にバランスを取りながらぶらつく手足をジタバタさせた。
もうね、ここだけでいいです。欲しいのでください。
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