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Life Work/のの
日時: 2009/05/31 00:00
名前: tamb


【Date:】 3 Sep 2008 23:49:00
【From:】 "tamb"
【Subject:】 Life Work/のの

 消滅した「Eternal Moment」からサルベージ。

 生に対するピュアさというか、息苦しいまでの真摯さと絶望が伝わってくる。

 もうずいぶん前の話だけど友達が死んで、当時良くつるんでたもう一人の友達と、今で
も毎年、欠かさず墓参りに行く。墓の前でビール飲んでぐだぐだと喋って、居酒屋でべろ
べろになるまで飲む。死んじまったそいつはもう歳を取らないんだけど、こっちにはそん
な感覚は全然ない。だから「あいつの分まで生きる」なんてことは全く思わない。ただ、
「あいつと一緒に生きてる」と思う。もちろん、あいつの生に決着をつけようとは思わな
いし(当たり前だ)、決別しようという気もない。これも当たり前。

 誰かがいる(いた)から今の自分がいるという思いは誰しもあって、だから自分だけが
幸せになる「権利」なんてない、という方向に行くのか、あるいは、だから自分が幸せに
ならなければならない、という方向に行くかは、その人のその時によるんだと思う。
 いずれにせよ、乗り越えなければ生きてはいけない。どうやって乗り越えるのかが、ま
さにライフワークなんだと思う。

 反感を承知で書くけど、こういう絶望っていうのは若者の特権なんじゃないかと思う。
そういうある種の甘酸っぱさと共に読んだ。

作品はこちら。

http://tamb.cube-web.net/cont/nono/nono_em_life_work.htm



【Date:】 4 Sep 2008 00:48:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: Life Work/のの

実はdoc-Itohさんがこういう話自体書いている。
ので、もう内容まで影響受けまくりです。

でもここまで絶望してるシンジ君は書いたことないぞ。

>反感を承知で書くけど、こういう絶望っていうのは若者の特権なんじゃないかと思う。

言われてみればそうかもしれません。
ただ、すべてがシンジにとって初体験の相手がすべて死んでいるというのは、どれほど
絶望的なのか、書いた本人も未だにわかってない。
わざわざ向かい合う儀式が必要なのは子供かも。
しかし傍らに置いておける日が来るのかなあ。


「11秒97」同様、書いてるけれど作者の精神もいくらか大人になり、
こういう話を書くとは思えない。
けど、僕が色々考えるときの大元にこういう要素があるのは確か。
ううむ、自分で解体できんぞこの二つの話。困る(汗)




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