胸騒ぎの乳酸菌/H.Y |
- 日時: 2009/05/31 00:00
- 名前: tamb
【Date:】 9 Dec 2008 07:15:00 【From:】 "tamb" 【Subject:】 胸騒ぎの乳酸菌/H.Y
風邪を持ってくるのはLRSの王道だけど、乳酸菌と風邪菌を結びつけるという発想はな かった。 レイの意味不明な勘違いが可愛いし、シンジ少年も思春期まっしぐらで可愛い(笑)。 「そして離れた二十センチの後悔。」というフレーズにしびれます。 ラストの二行もいい。
http://tamb.cube-web.net/kikaku/new_movie01/hy03b_proj.htm
【Date:】 10 Dec 2008 01:38:00 【From:】 "のの" 【Subject:】 Re: 胸騒ぎの乳酸菌/H.Y
えー、折角なので企画もの初参加のH.Y(本名・ハカマダヨシヒコと推測)さんのFFを読みました。
ち、ちくしょう、うまくまとめられているじゃあないか!!
元々の自力を考えれば当然なんですが悔しい。くー。 風邪と結びつける発想、確かになかったです。 まあムチャクチャではありますが(爆)
ベタですけど碇司令の間抜けっぷりが素敵ですね。 こういうベタな空気は、好きです。 文章が良い意味で小奇麗なのには、うん、まあ、その、嫉妬します(爆)
【Date:】 10 Dec 2008 21:33:00 【From:】 "H.Y" 【Subject:】 Re: 胸騒ぎの乳酸菌/H.Y
こんばんは、H.Yです。 感想をありがとうございます。
■tambさんへ
無事に企画が公開出来たみたいで……お疲れさまです! 怒涛のようにスレが立っていて驚きました。 ものすごい仕事量ですよね。 今回もhtml化をありがとうございます。
一度はやってみたかった王道LRS! どうしても二人を生身のままくっつけたかったのです。 まさしく反動による結果。 やっぱり、シンジ少年があたふたしている状況を書くのがいちばん楽しいです。 短時間でしたが企画物、面白く書かせていただきました。 また機会があればやってみたいと思います。
■ののさんへ
感想をありがとうございます。 まんまとお誘いに乗って乳酸菌を書いてみました(笑)
裏でこそこそと完全小説スタイルに挑戦している今の私が、心のうちで激しく嫉妬しているののさん。 えーと、嫉妬されて光栄です(爆) 今回は、ベタでムチャクチャでも二人がくっつけばいいと思って強引に書きました。 それにしても、同じお題でみなさんがこうも違う作品を書かれることに驚きます。 なんかこう、燃えます。 負けてられないよー!
新参者が超ベテランの方に言うのは何か失礼に当たるような感じもしますが、 これからもお互いに嫉妬し合っていきましょう(爆)
【Date:】 14 Dec 2008 17:18:00 【From:】 "tamb" 【Subject:】 Re: 胸騒ぎの乳酸菌/H.Y
青春の甘酸っぱさ、という書いただけで転がってしまうような季節(季節という言葉も 恥ずかしい言葉だ)を最もよく表現した作品ではないかと。好きだし、好かれてるような 気もするけど、勘違いかもしれないし、何より嫌われたくない。ついでに言うと、相手が 自分のことを好きかどうか判らない段階で自分が相手のことを好きだと悟られたくない。 相手にも、周囲にも。でも好きだし、嫌われたくない。だからやたら優しかったり、無意 味に冷たく接して後で後悔の涙に暮れたりする(笑)。
謎の手紙が入っていて、書かれている質問そのものの意味が不明で、電話しても出ない という場合、明日学校で聞いてみようというのが普通の発想。そこでチャンスだとばかり に突入してしまうところがシンジ少年だし、恋は盲目なのであろうと。
> 乳酸菌、乳酸菌。 > 僕は縋るようにして文字を頭に思い描き、ノックする。 > 錆びた鉄製のドア、その向こうから誰? と問う声が聞こえる。
の後、目は確かに
> 「ぼ、僕だよ、碇だよ」
という文字を捉えていたにもかかわらず、脳内では「にゅ、乳酸菌」と変換されたシン ジの声が聞こえ、激しくめまいを感じたのであった。
> この乳酸菌ってなに?
手紙の内容は「私の乳酸菌。これは何?」(改行省略)であったのに、それをそのまま 問い返してしまうという愚かさ(笑)。要するに彼は彼女と同じ時間と空間を共有し、話が できればそれでいいのである。
> そう言って彼女は両手を重ねて胸を押さえた。 > きつく、手から零れたその形がはっきりと浮き上がるくらい、きつく。
上の「にゅ、乳酸菌」と同じなのだが、「両手を重ねて胸を押さえた」なのだから、胸 の中央部というかみぞおちのあたりを押さえたのは自明である。しかし私は「手から零れ たその形がはっきりと浮き上がる」に引きずられて、おわ両手で胸を鷲掴みかよ! と思 ってしまったのだった(爆)。レイの胸が掌から零れるようなサイズなのかどうかというの はなかなか困難な議論があると思うのでここでは避ける。避けるが、一般論として、ショ ルダーバッグを袈裟懸けにして胸が強調されておわと思うのは通常では胸があるんだかな いんだかわからん状態の女の子に対しての方が強いと思われるので(分かり難い文章だ)、 レイも貧乳傾向にあると思われる。蛇足だが、斜めにかけたバックで胸強調状態の女の子 から目線を引き剥がすのは非常に困難で、超人的な努力を要する。それが手で押さえてた りしたらなおさらで、ここでのシンジ君の苦悩は想像するに余りある。無駄に純真無垢な レイに振り回されるシンジ君哀れ。
上のレスにも書いた「そして離れた二十センチの後悔」は、上に書いた「無意味に冷た く接して後で後悔の涙」と同義であるが、こういう中間距離を保つのは困難を極めるため、 離れるかより近づくかどちらかしか選択肢はない。これ以上近づくなら抱き締めるしかな いため、彼に残されたのは離れるという道だけだったのだ。彼は後悔するしかなかったの だ。あぁしびれる。
レイが自分の恋心に気づかないような女の子であると知っているなら、これはチャンス どころの騒ぎではない。彼女は自分のことを好きなのかもしれないのだ。何かを期待した 彼をバカシンジと呼ぶことは誰にもできはしない。
そしてラスト二行。もはや何も言うことはございません。ごちそうさまでした。
蛇足。
> ブルガリアといえばヨーロッパ。
ここに異論がある。ブルガリアといえば琴欧州であろう。琴欧州と言えば大相撲である。 「”私の大相撲。これは何?”」 さらに意味不明である。ここに連想ゲームの虚構性が如実に表現されているのである。 嘘ばっかりである(爆)。
【Date:】 15 Dec 2008 22:09:00 【From:】 "H.Y" 【Subject:】 Re: 胸騒ぎの乳酸菌/H.Y
こんばんは、H.Yです。
tambさん、詳細な感想をありがとうございます。 ……詳細すぎて少し怖くなりました(笑) 話が解体されていくよ!
いざ、少年のもどかしさ。 懐かしさと共に、やっぱりニヤニヤしますよねこういうの。 好きだけど、好きだから、訳が分からなくなる心理(笑) 嗚呼、青春時代。 中学生日記です、もう。 ……自分で書いておきながら、二人が少し羨ましかったりします(爆)
最後に、連想ゲームについて。 実はここ、最初はもう少し長くしてました。 ヨーグルト→ブルガリア→ヨーロッパ→ドイツ支部→アスカ。 「”私のアスカ。これは何?”」 ……話が収拾つかなくなりそうだったので、やめました(爆)
企画、本当に楽しかったです。 ありがとうございました。
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