Re: 指きり ( No.1 ) |
- 日時: 2010/07/03 04:46
- 名前: tamb
- 急に思ったのだが、ゲロ甘シリアスというのは自己矛盾だ。それは「ゲロ」というフレーズ
がギャグ要素を含んでいるからで、それでいてシリアスというのはあり得ない。単にゲロ甘な 部分とシリアスな部分がひとつの作品に混在しているというなら今までにもいくらでもあった わけだし。ま、だからこそ新ジャンルという話になるわけだが。
零号機にダミーシステムが搭載されていたとして、レイのシンジへの想いが初号機を結果と して攻撃しているのだとすれば、ダミーシステムに切り替えれば初号機への攻撃は恐らく止ま る。その上でA.T.フィールドを反転させて使徒を押さえ込み自爆すれば殲滅は可能だ思う。 ダミーシステムにA.T.フィールド反転などということが可能なのか、そもそもエントリープ ラグを空中で捕まえる必要はあるのかという問題は残るが、そこはそれ、まあいいのではない かと。そんなこと言い出したらエヴァが走るだけで中の人間は加速度で死ぬ。零号機暴走の際 のエントリープラグ射出でも落下の衝撃でレイは死んでるだろうし。
小賢しい部分もなくはないけど(^^;)、約束を果たそうという意思の元に死を回避する選択 をしたという流れは納得できる。実際に選択したのはシンジ(あるいはゲンドウ)で、レイは 座っているしかできないのだが、ある意味ではシンジらしからぬ「僕は助けに行く」という言 葉を信じるなら、この時点での彼女にできることは他にない。だからこそ、これも彼女らしか らぬフレーズ「碇くん、助けて」なわけだ。
気になるのはシンジが男らしすぎるということ(笑)。まあこの文章量なら仕方があるまい。
双方向からシンクロでドアを開けてしまい双方びっくりというのは良くある話なんだが、あ あいう偶然はなんでちょくちょく起きるんでしょうね?
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Re: 指きり ( No.2 ) |
- 日時: 2010/07/03 13:21
- 名前: JUN
- どうも、tambさん、JUNです。
段落が落ちたり落ちてなかったりしてますが、まあご勘弁を。実は四人目に投下すると、というか掲示板に投下するとよくなります。
今回のやつは、まあ練習兼ねてます。シリアスの。久しぶりにシリアス書いてみたら書けない自分に唖然とし、どっかで一発書こうと思って一念発起して書いたやつです。とはいっても普段は書かないし、シリアスなら僕なんぞよりよっぽど書ける方がいらっしゃるのでw
まあご都合主義、かつ説明的な展開は正直自分でもいただけないのですが、けど自爆させないというもを最前線に置くとどうしても。あの使徒、あれ以外に倒し方が思いつかず。実はゼルエルさんより強いのではとか思ってしまいます、僕は。
>シンジらしからぬ
新劇観た後なので、どうにかいけますwというか、男の戦いの直後、まあサルベージを挟んじゃいますが、そうなっているので、この段階でのシンジは作中通しても男らしい位置じゃないかなと。特に涙、でのシンジはアスカの一件があった直後なのでやる気はあると思います。それこそ「せめて綾波だけは……」な状態で。 個人的にレイが一言「助けて」と言えば、或いはシンジが「生きろ」と言えば運命はかなり変わった方向に流れたと思います。今回それを書きたかった。
>双方向からシンクロでドアを開けてしまい双方びっくり
よくある(笑) かと思えば「あ、ご飯粒ついてるよ」「え、どっち、こっち?」「じゃなくて反対」みたいなやりとりがあったり、向かって歩いてくる人を左右に避けようと思ったら相手もそっちに避けて、みたいなこともありますなwその辺不思議です。
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Re: 指きり ( No.3 ) |
- 日時: 2010/07/07 01:05
- 名前: calu
- JUNさん、こんばんは。
いよいよ路線変更でしょうか(^^;)。本作拝読しました。凄いペースで執筆を続けられる JUNさんには脱帽です…。
さて本作ですが、良い話だと思います。
ゼルエルとの死闘後、エヴァからサルベージされたシンジがレイと交わそうとした約束。 それは口約束だけでは無く、何としてでもレイに生きいて欲しいと希求する気持ちを形 にしたかった。ただ、それがレイにとって、絆に昇華した。 そして、アルミサエル戦。極限の状態の中でさえ、レイは絆を失いたくない、シンジと 一緒に生きたいと願う。そしてシンジもまた過去のしこりも何もかも打ち捨て父親に……。 まさに新劇の風感じるポジティブの連鎖。二度目に指を絡めたシンジ君の心の声が聞こえて きそうです。
最後になりましたが、レイの「碇くん、助けて……」を聞いて、シンジの中ではレイとの 約束でいっぱいになったと思いますので、その辺りの心象描写を入れられて、「父さん、 何か、何かないの!?」に繋いでいかれた方がより解り易いのではないかと。
次作も楽しみにしております。
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Re: 指きり ( No.4 ) |
- 日時: 2010/07/07 16:28
- 名前: JUN
- caluさん、どうもです。
路線変更はない気が……(^^;) いざ書いてみて、やっぱり難しいな、と思いましたので。 執筆速度は、まあ暇をもてあましているのもあります、正直(汗)折角だから書こうと 後あえて言えば、書けるうちに書かないと、何か寝つきが悪いのでw
この話は、新劇観たから書けるという感もあります。正直これがEOE観た後とかだったら、こんなのないだろー、と思いますし。当初のプロットでは病室 で綾波は綾波しかいないを言わせるつもりでしたし。やってみると変だったので消しましたがw
caluさんのご指摘、ありがたく受け取らせていただきます。確かにそれがあったようがいいかな。勉強になりました。
次回は……分かりませんが、温めてる奴を書きます。ゲロ甘になるかは分かりませんがw
次回も読んでいただければ幸いです。
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