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ラジオドラマ放送(2月10日午後10時)
日時: 2011/02/09 23:17
名前: tomo   <arionemoon@yahoo.co.jp>
参照: http://www.ustream.tv/channel/shimokitafm

 2月10日午後10時より下北FMにて放送される

『お遊び きまぐれ でも真剣』
 
 という番組の中で、私が脚本を書いたラジオドラマが放送されます。

 視聴方法は、「ユーストリーム」にてお聞きいただくか(添付アドレスで飛べます)、都内なら、ラジオでFM88.8の周波数にチューニングしてください。

 ぜひお聞きいただいて、みなさんの感想をおきかせくださればと思います。

 よろしくお願いします♪
メンテ

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Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.1 )
日時: 2011/02/22 17:47
名前: tomo

 というわけで,脚本を公開しますです。

 渡した台本そのままを載せますので,設定とかSEとかが入っています。
 
 どこかでみたことあるようなツンデレな彼女の甘いお話をお楽しみいただければと思います。




1 設定
 和美 20歳前半。仕事はデザイナー。公衆の面前でべたべたするのは恥ずかしい。でも,バレンタインとかどきどきするイベントはちゃんとやりたいタイプ。好きな人には割りと強気に出てしまうけど,それは安心の証。でも,以外に押しに弱い。裕一とは,結構長く上手く続いている。
 
 裕一 和美と同い年。仕事は普通のサラリーマン。和美と違って公衆の面前でべたべたするのは平気。というか,恥ずかしがる和美を見ていると萌えるのでむしろ積極的にやりたい。普段は和美のわがままなところをしっかりと受け止めるけど,ちゃんと通すところは通す。実は,欲望にかなり忠実。


2 台本
SE 雑踏の音(通行人がしゃべっている間だだけ)
通行人(女性)
 「チョー面白かったね!! ねぇねぇ,次どこに行く?」


和美 独白
 ……不意に聞こえてきたれ違いざまのその声が,なんとなく癇に障る。

 もともと今日はそういう日だし,あたりにはそんなカップルはたくさんいるけれど。
 もうちょっと,周りのことを考えてほしいものだと思う。


和美 
「……ったく,あのバカ,まだ終わんないのかしら」


和美 独白
あたしのいやな気持ちは,そのままあいつに向けられる。
それがあいつの宿命だから。

きっと,世界もそれを望んでいるのだろう。
私の気持ちに呼応するかのように。
こっちに向かって歩いてくるあいつの姿をあたしの視線が捉えた。


和美 
「遅かったわね」

裕一
「か,和美? 何でここにいんだよ?」

和美
「……ちょっと,せっかくかわいい彼女が会社帰りに待ち伏せしてあげたんだから,もうちょっとうれしそうな顔しなさいよね……」

裕一
「いや……そーいわれても……うれしさより驚きの方が大きいって」

和美
「あんたねぇ……
だいたい,仕事で遅くなるって言われたぐらいで,会うのあきらめるんじゃないわよ!
今日が何の日だと思っているのよ」

裕一
「んなこといったって,仕事ならしょうがないだろう? 和美の仕事が忙しいの俺だって知ってるし」

和美
「あたしは,仕事で遅くなるとはいったけど,あえないとはいってないわよ!!!」

裕一
「な……なんていう屁理屈を……むちゃくちゃ言うな!」

和美
「むちゃくちゃじゃないわよ!
ほんと,アンタって人は女心がわからないんだから!!
そこは何とかして会いにくるのが男ってもんでしょう!!??
アンタがそんなだから,あたしがこのまだ薄ら寒い中,楽しそうに二人で歩くバカップルどもに辟易しつつ30分も待つことになるんでしょうが!!!!!!
女の子は腰から下を長時間冷やしちゃいけないのよ!!!!!!
っていうか,あたしが風邪をひいたらどーするつもりよ!!!
仕事まだ残ってるんだから,体調崩しても休めないんだからね!!!

って……えっ なに……?!」


SE 衣服のこすれる音


和美 
「ちょ,ちょっと,何してんのよ。こんな公衆の面前で……」

裕一
「……寒かったんだろ? 風邪を引かないように暖めてるんだよ」

和美
「な……なんでそーなるのよ。
アンタの頭の中ってどーなってんのよ」

裕一
「あったかくないのか? 和美」

和美
「そ,そりゃまぁ,あったかいけど……」

裕一
「……じゃあ,待たせたことは許してくれる?」

和美
「…………と,とりあえず,その件は許してあげるわ。
だから,ちょっと,離れなさい。」

裕一
「離れてほしい? ほんとに?」

和美
「当たり前でしょ。周りに人がいるんだから……」

裕一
「……やだ。せっかくだから,もっとこの甘い香りを楽しみたい」

和美
「ちょ,なにいって……
この,あ――――離れろ――――――!!」


SE 靴の音と衣服のこすれる音


和美 
「と,とにかく,まずは目的を果たすわよ」

裕一
「は? 目的ってなんだよ? 会えたんだからもういいんじゃないの?」

和美
「……ったく,この期に及んで,アンタって人は!」


SE かばんをまさぐる音


和美 
「……ほら,チョコレートクッキー。
別に,アンタがチョコきらいだからクッキーにしてあげたわけじゃないわよ?
たまたま,会社の近くにおいしいクッキーを焼くお店があったからなんだからね」

裕一(和美とクッキーの袋を交互に見つめてる)
「………………」

和美
「……なによ? うけとらないの?
って,うわ!! 」


SE 衣服のこすれる音


和美 
「こ,こら!! またいきなり抱きしめるな。クッキーが落ちるでしょう!!」

裕一
「……かわいい和美ちゃん,顔を上げて?」

和美
「え?……何よ……?」


SE キスの効果音


和美
【暴れてください。キスされています】


和美 
「ここここ……公衆の面前で何してんのよ!!!!」

裕一
「クッキーのお礼。ちょっと早いけど,ホワイトデーのお返しかな?」 

和美
「この!!調子に乗るな―――――――――――――――!!!!!!!!!!!!」

SE ひっぱたかれる音
おしまい



メンテ
Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.2 )
日時: 2011/02/22 21:46
名前: タン塩

こ、これは……LAK!LAKですね!
和美さんからアスカ様の匂いがむんむんですがな。
ああ聞きたかった!!
メンテ
Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.3 )
日時: 2011/02/23 16:45
名前: tomo

>タン塩さん
 感想ありがとうございます♪

 作っている途中は,アスカ様というイメージはまったくなかったんですけど,言われて改めてみると,アスカ様とかぶっているところがありますね〜
  
 音源アップはかなり先になりそうですが,よければお待ちくださいませ。

 余談ですが。

 和美は自分の考えている真正面からのツンデレです。
 でも,私にとってアスカはそんな真正面からのツンデレではないんですよね〜
 もうちょっとツン要素が少なくて,デレ要素も少ないと。
 どっちかっていうと,もう少しクールな雰囲気かなぁって感じです。
メンテ
Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.4 )
日時: 2011/02/24 19:27
名前: JUN

いやあ甘甘ですね。素晴らしいです。なんとなく有川浩っぽいなと思うのは私だけ?
公衆の面前でキスとか……もう大好物ですね(笑)
音源うp、期待してます。
メンテ
Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.5 )
日時: 2011/03/10 06:14
名前: tamb

 私の中でのツンデレのツンは冷たい方向なんですよね。だからこれはツンデレというよりも
やはりLAKのイメージがw
 なんにせよ、和美ちゃんの顔が真っ赤感をどこまで表現できるかにかかってるかな。ラジオ
ドラマとしては。やはり音で聞きたい!

> そこは何とかして会いにくるのが男ってもんでしょう!!??

 何とかして会いに行くのが女ってもんだ(笑)。
メンテ
Re: ラジオドラマ放送(2月10日午後10時) ( No.6 )
日時: 2011/03/10 07:18
名前: calu

こ、これは、妄想が膨らみますね。読んでて頭に浮かんだ映像はやはりLAKでしたー。
今更ですが、当日聴けなかったのが残念。ですので音源アップをひたすらお待ちします。
ホワイトデーバージョンもありましたら、是非台本だけでも!
メンテ

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