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やっぱりワンコが好き
日時: 2012/07/04 08:48
名前: 何処

※タイトルは特に意味ありません※大変下らない話です※下品注意※


家で晩御飯を食べた後シンジに片付けを任せてリビングでミサトとゴロゴロしてると遊びに来てたレイが不意に宣った。

「ふと思ったんだけど、ノーブラとヌーブラの違いって何かしら。態々(わざわざ)着ける必要性がわからない…」

「あー確かに。そもそもヌーブラ着ける必要性が疑問なのよね。ニプレス在る訳だし」

問題児二人のやり取りに思わず頭を抱えたくなる。

「むう…確実に違うが如何に違うか説明するに困るわ…」

そらあんたらみたいに羞恥心無いけど胸は有る女ならそうでしょと内心呟きながら台詞を捜す。

「…着ける安心感がヌーブラかしら…」

「なら、着けない解放感がノーブラね」

「成る程」

「落ちそうで気になるのがヌーブラ、垂れそうで気になるのがノーブラ」

コクコク

「服装が選ぶヌーブラ、服装を選ぶノーブラ」

「透けるブラのラインが気にならないのがヌーブラ、ボディラインが気になるのがノーブラ」

「少し薄着になりたいのがヌーブラ、厚手の服にしたいのがノーブラ」

「あせもが痒いヌーブラ、ニプルが痒いノーブラ」スパーン!

「自重しなさいよミサト!見栄を張りたいのがヌーブラ、見栄を気にしないのがノーブラ」

「あ痛った〜…揺らしたくないのがヌーブラ、揺れるのがノーブラ」

「ミサト、それ揺れない人に怒られるわよ…着けてると何か落ち着き無いのがヌーブラ、着けて無いから落ち着かないのがノーブラ」

「少し増量出来るのがヌーブラ、少し垂れそうなのがノーブラ」

「成る程…やっぱり止めようかしら」


「「どっちを!?」」


(この話元ネタはこちら)http://www.youtube.com/watch?v=bQA2x2zSTMU&sns=em


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Re: やっぱりワンコが好き ( No.18 )
日時: 2014/09/03 00:48
名前: 何処

ミーンミーンミンミンミー…

『しっかしあの悪魔の鳴き声何度聞いても気味が悪いわねー。』

『だからあれは蝉って昆虫の鳴き声よ、日本じゃ普通なんだからいい加減慣れなさいよ』

『…』


【やっぱりワンコが好きEX】


『にしても…暑い…
地軸変動で常夏の国になったとは聞いてたけど…
幾ら何でもこれは無いわ…』

『…全くねぇ…』

『…』

『…誰か来ないかしら…冷たい飲み物付きで…』

『エールよりスタウトが欲しいわ…』

『…』

『…始まったよ…ビールならさっき冷蔵庫に入れてたじゃない…エールかスタウトか知らないけど…』

『“さっき”ね。エールもスタウトも未だ冷えてないわ…』

『…』

『良いじゃない冷えてなくとも。
どーせ飲んじゃえば一緒よぉ…』

『…日本人にとってはね、ぬるいビールとは冷めたソーセージなのよ。』

『…』

『あ〜…成ーる程ぉ、そんな物かぁ…
そう言えば一応あんた日本人の血入ってたわね、忘れてたわ。』

『一応じゃ無いわ…籍はこっちだし名実共に私は日本人よ。』

『…』

『あ、そ。
そう言えば日本人って何でも冷たくするわよね…ビールとかラーメンとかお餅とか。』

『餅?』

『…』

『?コンビニで売ってたじゃない、アイスのほら…』

『あー、あれか。アイス入りの大福ね?』

『…』

『…にしてもあんたの友達、良くこの暑い中眠ってられるわねー、
日本人ってみんな暑さに強いの?』

『…これは特別。』

『…』

『…何となく判った…しっかしまぁ何て言うか…』

『何?』

『…』

『“何?”じゃ無いわよ、あんた結婚するんだって?』

『ええ、それが何か?』

『…』

『“それが何か?”じゃ無いわよ!
研究しか頭に無くて職場に居る時間が自分の家より長かったあんたがいつ男遊びする時間あったのよ!』

『自分の家帰らないで男の家行ってたから。』

『…』

『…参った!にしてもまさかあんたに先超されるとは思わなかったわー。』

『…ちなみにこの寝転けてる娘はもう結婚してるわよ。』

『…』

『嘘!?ちょ、マジ?』

『…マジ。しかも相手がね…』

ガチャガチャガチャン!

「ただいま」

ガバッ

『!』『…これだよ…』

パタパタパタパタ

「お帰りなさい、あなた。」

「ああ、お客様にこれを。」

「あら、大きいスイカね。良く冷えて…」

「うん、君の友達が来たと聞いて先生が下さった。」

「まぁ、有難いわ。『みんなー、良く冷えたウォーターメロンよー!』」

バタバタバタバタ

『あんた冷たく無くて良いんじゃないの?』

『ウォーターメロンが冷たく無くてどうするのよ?』

『旦那が貰って来たわ、プロフェッサー冬月からの差し入れですって。

『やあ、いらっしゃい。…って何だお前らか。』

『ゲッ!?ゲンドー君!?どゆ事よキョーコ?!』

『どゆ事ってつまり…こう言う事よマリア。』

『改めて紹介するわね、主人の…』


ミーンミーンミンミンミー…



―・―・―・―



ザクン!ザクン!ザクン!タンタンタン…ザクン!

『お待たせ、さ、頂きましょ。』

『うは!では早速…あ、塩少し掛けて食べるのが日本の流儀よ?』

『塩〜!?』

『ふふっ、変な顔しないの…あ、私は要らないわ。』
『へ?』『何で?』

『今はお腹冷やしちゃいけないのよ…未だ旦那には内緒だけどね。』

『冷やしちゃ…ワォ!』『あ…あんたいつの間に…良くそんな時間…ぐらい作るわよね…』

『うふふ、さあてあの人にも持っていかないと。「貴方ー、本当に二切れで良いのー?」』

「ああ、構わん。」

『じゃあ一寸失礼、「今持っていくわねー。」』

『…ねえキョーコ、あの娘ゲンドー君のどこが良かったのか判る?』

『…何でも“可愛い所”だそうよ。』


『…』『…』


ミーンミーンミンミンミー…


『やだ…ゲンドー君の可愛い所想像したら鳥肌立った…』

『よね。』

『あれかな…君の友人は特殊性癖の持ち主とか…』

『違う筈なんだけどね…』

『…』『…』


ミーンミーンミンミンミー…


『…判らん…』『げに世は謎に満ち…』


『お待たせー?あら?未だ食べて無いの?別に待たなくて…どうしたの?』

『ねえユイ…改めて聞くけど…彼の何が良かったの?』
『あちしも是非聞きたい。』

『ふふっ、それはね…可愛い所よ。
今もそう、持って行ったウォーターメロン二切れの内一切れは私の分だったのよ?
“ユイ、折角だから二人で食べよう”
ですって、本当に食べるつもり無かったんだけど食べさせてくれるって言うからつい嬉しくて食べちゃったわ。
お礼に私も食べさせてあげたけどあの人も喜んで食べてくれ…?どうしたの?』


『…驚異の事実に衝撃を受けてるのよ…』
『げ…現実は小説より奇なり…げに世は謎に満ち…』

『?』



ミーンミーンミンミンミー…




《恋の2-4-11》
http://www.youtube.com/watch?v=VDbxGVgBgdE&sns=em


※JUNさんお帰りー※

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Re: やっぱりワンコが好き ( No.19 )
日時: 2014/09/07 03:27
名前: tamb

誰が誰だかわからんな、と思いながら読んでたら過去話だった。

Qでの例の写真(としか説明のしようがないのだが)に写ってるマリに似てる人物がマリア、ということだろうか。なかなか奥深い。

マリが式波の母親説なんてのもあって、それはそれでおおっとか思うのだが、エヴァの呪縛ってやつをどこまで展開(妄想)していいのかは難しいな。
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Re: やっぱりワンコが好き ( No.20 )
日時: 2014/09/16 21:39
名前: 何処

止められなかったサードインパクト。
今、世界は滅亡しようとしている…


だがその時、不思議な事が起こった!!


【だけどやっぱりワンコが好きRX】


「…(モッキュモッキュ)…」

「…(モグモグモグモグ)…」

「…レイ、口元に食べ滓くっついてるわよ」

「(モグモグ)…」

「あー、あたしが取ってあげるから…全く何だってあんただけ幼児化して還って来たんだか。」

「(モグモグ)…」

「あー、喋んなくて良いわよ。さて取れた。じゃああたしもう一個食べよっかな。パクっ(モキュモキュ…ん?…帰って来たわね。)」

「たっだいまーっ♪さビールビールっと、…何食べてんの?」

「…ゴックン、シンジのお土産。」

「モグモグモゴモゴ(コクコク)。」

「えー?あたしの分はぁ?」

「冷蔵庫にあるわよ…ペンペンの分残しときなさいよ。」

「了〜解〜、ええっと…何これ?ズンダ餅?」

「…ゴックン。ズンダ餅…枝豆で作ったペーストに砂糖を加えた物をずんだと呼称、これでお餅をくるんだお菓子…これがずんだ餅…」

「は〜…」

「しかし何時もながら…あんた幼児化してんのに何でそんな事知ってんの?」

「お菓子の説明文に書いてあった。」

「「ガクゥ」」

「?」


―――


「ふむふむ、農業プラント施設で見学者へのお土産品として好評発売中…シンジにしては気の利いたチョイスね。」

「どりどりあたしにも見せて…ええと何々?東北伝統の甘味を御堪能下さい、か…
うーん、確かに美味しいけどやーっぱあたしは枝豆は塩茹でね、それにビールなんて有ればも・最っ高よーっっ!」

「?」

「こ…この女は…」

「…そうなの?」

「酒飲みの戯言よ、聞き流しなさい。」

「そー言えばシンジ君、何処に行ったんだっけ?」

「あんた仮にも保護者でしょー?何であんたが知らないのよ?」

「農業試験場及び生物資源再生研究所。碇司令の視察に随行者の一員として同行…」

「へー、珍しい事も有る物ねー…あー、思い出したわ。
確か向こうでネルフの提供したサンプルの再生に成功したって事で記念式典が有って…」

「そーよ、“面倒だからパス”したのよねぇアスカぁ…」

「そのいやらしい顔止めなさいよ、皺がふえ…痛い痛い痛い痛い何すんのよ暴力女!」

「口は災いの元ょおんアスカちゃあ〜ん、ってあら?レイ、そのチョーカー…桜?」

「碇君のお土産…遺伝情報からの絶滅種再生試験で商業栽培に成功した植物の一つ…」

「え、これが桜なの?へー…改めて見ると綺麗な花ね…樹脂に封じてあるのが残念だけど…」

「桜かぁ…この花が樹全体に何万と咲き誇るのはそりゃ壮観だったわー、でもこの花直ぐに散っちゃうのよ。その代わり花弁が散る様は桜吹雪って言う位綺麗だったのよねー…って歳がバレるわね、タハハ。」

「…別にそんな照れ隠ししなくとも良いわよ。」

「…照れ隠し?」

「あちゃー、アスカに見抜かれるとは…って言うかアスカもやっぱ歳なりに成長してんのよね、はーオバサン寂しい。」

「ミサトが“オバサン”って自称出来る事の方があたしには意外だったわ。」

「…オバサンは失礼、オバサンは無礼、オバサンは…」

「グハッ!幼児の無邪気な台詞は破壊力半端無いわっ!!」

「…レイ、あんた何本当の事言ってるのよ。ミサト傷付いてるじゃない。」

「グハァッ!と、止め刺さないでアスカぁ…」

「?」



《RX ベンゼン-リツカver-》
http://www.youtube.com/watch?v=g0YJ3KtVhpg&sns=em


【次回予告】


「使徒の仕業だ!」


迫り来る新たな敵、碇シンジが危機に浸したその時、エヴァンゲリオンのコアが輝く。


「ぼ、僕は太陽の子、い、碇シンジ!あ、R−X!」

「怒りの少女アスカライダー!」
「哀しみの少女レイライダー…」

「フンフンフンフン♪又逢えたね、碇シンジ君。」

「か、カヲル君っ!?」


手にした新たな力、そして再び現れたシャドウカヲル、碇シンジの運命は如何に!?

次回、『脅威!秋の味覚五番勝負』サービスサービスでぶっちぎっちゃうわよーっ!


※言うまでも無く嘘予告です。※

追記・史燕さん院生決定おめでとー。
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Re: やっぱりワンコが好き ( No.21 )
日時: 2014/09/19 21:40
名前: 史燕

〇何処さん
ありがとうございます。
投稿お疲れ様です。
レイ……幼児化してもこの鋭さ。
らしいといえばらしいですが、ミサトはそれでいいのでしょうか……。
メンテ
Re: やっぱりワンコが好き ( No.22 )
日時: 2014/09/20 01:30
名前: tamb

丹波某を思い出した(爆)。
完全に記憶で書くけど、あっちでは基本みんな二十歳なんだけど、なぜか七歳は七歳。でも自分が何歳でいたいと思えばそうなるらしい。

レイも幼い頃の自分をやり直したいと思ったのかもしれないね、と思うとなんかしみじみしますな。
メンテ
やっぱりワンコが好きTRY ( No.23 )
日時: 2015/01/31 20:40
名前: 何処

【やっぱりワンコが好きTRY】


バラバラバラバラ

『鬼はー外ー!』『鬼は〜外〜』『…そと…』

バラバラバラバラ

『うーん!豆投げるって楽しいわねー!』
『でしょ〜?』
『…でも後片付けは大変ですね…』
『なぁにそんな事気にしてんのよあんたはぁ、後で考えればいいのよ!』
『そうそう、そ・れ・に・うちにはシンちゃんって言う頼りになる味方がいるんだからぁ!』
『…はぁ…』

『さぁてあらかた豆も撒き終わったし、ここで年の数だけ豆を…』『じゃああたしはにじゅ…』『?』

『…』『…』『?』

『『…ごめんなさい…』』『?』


ーーー


『さあて、気を取り直して次は恵方巻きよ!』『ええと、確か今年の恵方の方角は…』『…』

『…?あんた何してんの?』
『?どったのレイ?』
『恵方巻き…関西の風習…コンビニエンスストアの販売戦略…
太巻き…海苔巻き…酢飯、海苔、玉子焼き、かんぴょう、胡瓜、でんぶ…
お寿司…そう、それは美味しい物…美味しい?…そう、私、お腹が空いているのね…』

コケッ

『……あんたはぁ…相っ変わらずややっこしいんだから本当にぃ…』
『…まぁ、レイらしいっちゃらしいけど…』
『?』


ーーー


『さぁて皆、用意は良いわね!』『ではぁ、いただきまーす!』『…ます…』

『『『モグモグモグモグ…』』』

『…』
『……!』
『…………』

トントン!

『…?…!?』
『!!!』
『…』

トントントントン!

『…?』
『!?!』
『…』

ドンッ!

『!!』
『!!!』
『…』

ドンドン!ドンドンドンドン!

『!!!』
『!!!!』
『…?…』

どすどすどすどすどすどすどすどす!

『…!…!』
『!!!!!』
『…………』

スッ
『『!?』』
『…』パタパタパタ…ガタガタカチャン…キュッ!ジャー…コポコポ…キュッ!パタパタパタ…
『!!!』『〜〜ー…』
『…』スッ
ガバッ!ガッシ!
ゴッキュゴッキュゴキュッゴキュッゴキュッ…

『…?』
『…っっプハァーーっっっ!グエッホゲッホゲホゲホゲッホンゲッホン、ゼハーゼハー…』
『…』


ーーー


『…ちょっとミサト大丈夫ぅ?』
『ゴホゴホ、い、いぢお〜…あ"〜死"ぬ"がど思"づだぁ"〜ケホコホ
…マジあの一瞬川の向こうから手招きする誰かが見えたわゲフンゲフン、あ"ー未だ喉がガラガラするー。』
『…あの状況でも食べ終わるまで声を出さなかった貴女達は凄いと思う…』

『『おーまーえーがーゆーなー!』』
『?』



http://www.youtube.com/watch?v=GE3rX0Th4DA
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Re: やっぱりワンコが好き ( No.24 )
日時: 2015/02/07 04:35
名前: tamb

関東地方の方に質問。恵方巻きって知ってた?
私は少なくとも数年前までは知らなかったんだけど。
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Re: やっぱりワンコが好き ( No.25 )
日時: 2015/02/08 21:28
名前: タン塩

はるか昔、村上たかしの漫画「ナマケモノが見てた」で「関西にはそーゆー不気味な習慣があります」と
恵方巻が描写されてたのを覚えてます。てっきり、関西人は全員やるもんだとばかり思ってたら、そんなん
知らんがなと仰有る関西人が多くて意外。まあ一般の関東人が知ったのは、最近のコンビニのキャンペーン
以降でしょうね。
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Re: やっぱりワンコが好き ( No.26 )
日時: 2016/10/23 05:20
名前: 何処

【帰って来たやっぱりワンコが好き】


『…シンジ…』

『…父さん…』

『…何故だ?』

『…他に…どうしようも無くて…』

『…そうか…』

『まさかこんな…いや、違う…判ってた…判ってたのに…認めたくなかった…怖くて…そう、いつか…いつかは…こうなるんじゃないか…そう…思ってはいたんだ、でも…』

『結果、これか。』

『!何他人事みたいに言ってるんだ父さん!大体父さんだって判って…た…はず…判ってた?まさか…まさか父さん…』

『お前には失望した。』

『ふざけないでよ父さん!知ってたんだろ!僕こそ父さんに失望したよ!』

『シンジ、お前の選んだ道だ、お前が責任を取れ』

『出来る訳無いだろ!』

『…私を裏切る気か…』

『!何を言うんだ父さん!裏切り?僕が父さんの何を裏切ったんだ!大体こんなの絶対無理だよ!』

『二言目には“無理”か…お前には失望した…』

『何でだよ!当然だろ!こんなの無理に決まってるじゃないか!』


『…で、お二人様、結論は出ましたか?』


『…』『…』『…』

『『『…』』』


『…タクシー二台お願いします…』『…支払いはカードで頼む。』

『承知致しました。』



『ぶゎかスィンズィ!エールむぅわぁだぁなヒック』
ガシャ!ぎゃいぎゃいガチャガチャ!
『キャハハ!アシュカっひゃらしょーちゅハミちりゃにょ』

『…人は…過ちを繰り返す…』
『何他人事みたいに…誰のせいだと…折角の卒業祝いが…』

プルルルル♪『…すいまヒック、冷しトマトとニンニクホイル焼き追加、ヒック』

『…しかしレイは良く食べるな…健康な成長の証だ。』
『父さん、今その台詞は無いんじゃない?……逃げちゃ駄目かな…』

『ヒクッ!あ゙はは〜シンちゃん飲んでぇるぅ〜?』
『くぉおるゎあぁぶぅわかぁシンジぃ、わらひのしゃけぐぅわぁ、ってミサト重ひぃ!誰がごのミルッヒクーなぁんとかぁっ!ヒックー!』
『…お酒…美味しい…ひっく…』

『…確か“食事会”だったよね?大卒祝いの。それに何で父さんからの差し入れが樽酒だった訳?』

『元作戦部長の要請だ。』

『何で依りにも拠って…』

『私の嗜好でもある。だが…未来は常に不確定だ、誰にも予測出来ない事態は起こる。』

『否、今回は確実に予測出来たと思うよ。三次会までの流れは…でも何でミサトさん呼んじゃったんだろ綾波…』

『にゃはは〜シンちゃんもアスカのお腹撫でるう〜う?も、スッベスベよぉ〜』『ひぃ!ひ、人の腹撫でるにゃミシャト!』『…本当にスベスベ…』『ウハヒャ!?あ、あんひゃもニャにしじぇんに混ざっへるにょ!』

『時計の針は戻せない、今更だシンジ。』

『…父さん、最もらしく言うけどそれって単なる責任逃れだよね?』

『成長したなシンジ、父は嬉しい。』

『…何でその台詞で誤魔化せると思うのかな…』

『シンジ、いい加減空気を読める大人になれ。』

『(うわ…誤魔化しって認めてるよ…)…せめて否定してよそこは…やっぱり三人共見棄てて帰ろうかな…』

『不許可だ。ネルフの体面に関わる。』

『はぁ…となるとやっぱり僕が全員送るのかぁ…父さん、せめて誰か応援寄越して貰えないかな…』

『…判った。』


ーーーー


『…で、この惨状ですか司令…』

『君には迷惑を掛ける、この貸りはいずれ』

『期待しないでいますよ、しかしシンジ君も可哀想に…女難の相ですかね?』

『『あ・ごちしょうしゃみゃぎゃあ聞こぉえぇにゃいぃっ?』』
『止めてよ止めてよもう無理だよ!それにそれ!大体日本酒洋酒ビールのチャンポンなんかジョッキで飲める訳無いよ!父さん助けて助けてよ父さん!加持さんも見てないでムグッ!?』
『碇くん…食べて…お酒だけは体に悪い…ヒック』

『…ある意味男の本懐かもしれんな、文字通り酒池肉林だし。』

『司令…貴方それ父親の反応ですか…あ、今度は尻と乳に敷かれましたね、これは苦しい。』

『た、助けて〜〜』

『…予測では後5分程で全員が稼働限界を突破しますね。では司令、総員沈黙後SP達と共に回収作業に掛かります。貸しについては後日又。』

『ああ、考慮しよう。では後は宜しく頼む』

『ええ、お任せ下さい。』

『ん〜?なぁに加ぁ持ぃぐわぁ来てぇ…』『ばきゃシンズゥイいぃ…』『碇くん…あったかい…』『お、重い重い重い重い重いぃぃ…』



(ポッピッポー)
http://www.youtube.com/watch?v=HQgaCVT9Bw8

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Re: やっぱりワンコが好き ( No.27 )
日時: 2016/10/26 01:44
名前: 史燕

”大惨事”
読了後に浮かんだ言葉がこれでした。
情景が鮮明に想像できるので女性陣(めんどくさい酔っ払い)に対して碇親子&加持(被害者の会)の面々がどうしようもないのだろうなあ、と。
シンジ君は見棄てることも視野に入れてるみたいですけど。

碇親子としては、ゲンドウの「こんなはずじゃなかったのに」という心の叫びが聞こえてきそうです。
むしろシンジ君のほうが「まあいいや」と状況に慣れている印象。
なかなかに読み応えのある作品でした。
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