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クリスマスパーティー
日時: 2013/12/21 18:33
名前: 史燕

クリスマスパーティー
Written by史燕

今日は12月24日、世間では恋人たちの聖夜だ。
ご多聞に洩れず、ここ第三新東京市もクリスマスムードでいっぱいだ。
街行く人々の大半はカップルであり、まさしく恋人たちの夜という雰囲気が随所に漂っている。
もっとも、これから一人さびしく夕食を準備する僕には全く関係ないのだけど……。
――そう、僕は今日一人なのだ。
クリスマスを一緒に過ごす相手がいないだけじゃなくて、僕の近しい人たちもみんな出払ってるんだよなあ。

ふと、昨日朝のことを思い出してみる。

「シンジ、明日は出かけるから」
「うん、わかったよ。カヲル君とでしょ?」
「ばっ/// そ、そんなんじゃないわよ。ただ……そ、そうよ、荷物もちよ、荷物持ち」
「はいはい、わかってるわかってる。荷物持ちね荷物持ち」
「ぜんぜんわかってな〜い///」
(まったく、素直じゃないんだから。まあ、アスカらしいけど)

「シンちゃ〜ん、ごめんなさい。明日は夕ご飯要らないから」
「わかりました、……朝帰りですね」
「なっ/// 大人をからかうんじゃないの///」
「ただ…ボソボソ…ちょっと仕事帰りに飲みに行くだけよ…ボソボソ…」
「えっ、ミサトさん。よく聞こえませんよ」
「べっ、別に加持とはなんでもないのよ」
(いや、クリスマスに飲みに行く時点で確定でしょ。しかも一言も加持さんとなんて言ってないのに)

それに、トウジも

「ヒカっ、委員長、明日暇か?」
「トウっ、鈴原、空いてるけど///」
「せやったら、ワシと一緒に映画見にいかへんか?」
「!! ええ、大丈夫よ。行きましょう///」
(二人とも初々しいけど、上手くいってるようで何よりだよ)

ケンスケに至っては
「ケンスケ、明日どうする?」
「うるさい、俺はお前たちリア充とは違うんだチクショウ!!」
「どいつも、こいつも見せびらかしやがって」
なんてことを言いながら駆け出して行った。
(トウジやカヲル君はともかく、僕は非リア仲間なのになあ)

こういうわけで、僕はイエス=キリストの記念日を一人で過ごしている。
まあ、神様の使いを一番多く殺してきた身としては、むしろ当然なのかもしれない。

――ピンポーン

こんな時間に誰だろう。宅急便だろうか。
「はーい」
返事をした僕は急いで玄関へと向かいドアを開けた。

「……メリークリスマス」

ドアの向こうに立っていたのは――綾波レイだった。

どうすればいいんだろう、と僕は頭を抱えた。
そもそも綾波が一人でここにきているという事実が信じられない。

――クイッ、クイッ
綾波が、僕の裾を引っ張った。

「綾波? どうしたの?」
「……これ、ケーキ」

そう言って綾波は小さめの箱を持ったもう片方の手を僕に押し付けた。
どうやらこの箱にケーキが入っているらしい。

「え、えと、綾波、とりあえず上がって」
「………」

綾波は返事こそしてくれなかったが、僕の後ろについて、テーブルの向かい側の席に座ってくれた。

こうして僕ら二人は腰を落ち着け、ひとまず僕も状況を把握することができた。
テーブルを挟んで僕と綾波の視線が交錯する。
二人の間に漂うのは静寂のみだった。
今まで、綾波がこの部屋に来たことはあった。
ただそれは、いつもミサトさんが半ば強制的に綾波を連れてきたときであり、僕らのほかにもアスカとミサトさんがいて、多くは委員長やトウジ・ケンスケ・カヲル君も招待した時だった。
しかし、いつもみんながいる部屋に、僕と綾波だけしかいないことに対して、奇妙なことにまったく違和感を抱かなかった。
むしろ、不思議なことに、この二人だけの空間がずっと続いてほしいとさえ思った。
本来ならば苦痛であるはずの沈黙さえも、今の僕にとっては心地よいものだった。

そういえば、綾波はなぜ来たんだろう、ふとそう思い、口を開きかけた時だった。

「……碇君」
「? どうしたの、綾波?」
「……あの、もしかして…めい、わく…だった?」

心なしか、哀しそうな声だった。
答えを聞きたいような、聞きたくないような、そんな想いが、滲み出ていた。
すっと、夢のなかからいきなり、現実へと引き戻されたような気がした。

「綾波は、僕といるのは嫌だった?」
「……いえ、むしろ、一緒にいて、安心できたから」
「……ただ――」
「ただ?」
「……ただ、いきなり押しかけて迷惑だったのかなって」

どうやら、綾波も僕とおんなじ気持ちみたいだ。
ただ、不安にも思ってるみたい。
(僕のせい、だよな……)

「僕は――」
「!!」
「僕は、うれしかったな、綾波が来てくれて」
「……うれ、し、かった?」
「そう、うれしかった。そりゃ、いきなりだったから最初は驚いたけどね」
「でも、一緒にいて落ち着くっていうか、安らぐっていうか……」

「僕も、綾波と一緒にいると、安心できるんだ」

「さて、幸いケーキもあることだし、そろそろ始めようか」
「……始める? 何を?」

――何をって、決まってるじゃないか――


「二人っきりの、クリスマスパーティーを」





<その後>
「そういえば、綾波ってどうしてうちに来たの?」
「……アスカやヒカリさんから、24日の夜は特別な人と過ごすものだ、って聞いたから」
「それってどうい――」

――chu

「……こういうことよ」

〜Fin〜

メンテ

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Re: クリスマスパーティー ( No.1 )
日時: 2013/12/21 18:37
名前: 史燕

御無沙汰してます。
ネタが浮かんだので公約通り投下しました。
12月24日までもう少しということで、クリスマス企画です。ぶっちゃけ浮かんだまま一気に書き上げたのでやっつけです。

あと、掲示板に投下するのが初めてなのでタイトルと署名が変なことになってますがお許しください。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.2 )
日時: 2013/12/21 20:58
名前: タン塩

ゲロ甘ですな!この痛痒い感じがクリスマス。トウジと委員長がいい!
という訳で皆様、メリークリスマス、ミスターローレンス。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.3 )
日時: 2013/12/21 23:00
名前: 史燕

タン塩さん、感想ありがとうございます。

実は初めて自分の作品に感想をいただきました。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.4 )
日時: 2013/12/22 22:55
名前:

お声をかける意味でははじめまして…ですよね?


こういう、きっかけを作る(もしくは入れ知恵を真に受けて突撃してくれる)綾波と、あとから(びっくりしたり、ぎこちなくも)ちゃんとリードしてくれるシンジという図が、私の中のLRS像とかっちりはまって、最初の方にLAKっぽいものを見つけた事もありにやにやと読ませていただきました。

最後の場面が脳内でありありと妄想できました。
ごちそうさまです。(笑)
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.5 )
日時: 2013/12/23 13:48
名前: 史燕

楓さん
感想ありがとうございます。
たしかにお話するのははじめてですね。
同盟でもお世話になっております、史燕です。
今後ともよろしくお願いします。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.6 )
日時: 2013/12/24 13:27
名前: 何処

【史燕さんの作品にインスパイアされ一本書きました。《勝手に書いてごめんなさい笑って許してお願い。》】

*―*―*―*




「…ただいま、お父さん…」


今宵はとても綺麗な月だ、まるでクリスマスを祝っているかのよう。

ここは旧東京集団墓地、その無数に並ぶ墓碑群の一角だ。
南極調査隊慰霊碑と刻まれた他の墓碑より二周り程大きな慰霊碑、その周りに並ぶ隊員達の墓碑群から少し離れ、一つだけ無名の墓碑。

その墓前で私は佇んだ儘に独り、誰にともなく台詞を紡いでいた。


【 Xーmas song ―The lost memory―】


シンジ君に留守番を頼み私はクリスマス恒例の墓参りに来ている。
セカンドインパクトに巻き込まれ遺体すら存在しない父の墓。
だが、ここは生きている者たる私にとっては大切な−只の感傷の碑でしかないにしても−想いの籠った場所だ。


「…お父さん、又私一つ歳をとったわ。貴方の歳を越えるのももう直ね。」


傍らの紙袋から数本のアルミ缶を取り出し一本の封を切り墓前に供えた。


「はい、お父さんの好きだったビール。私は車だからこっちのノンアルコールにするわ。」


アルミ缶からガスが解放される気持ち良い音


「…メリークリスマス、お父さん…」


そう言って手にしたノンアルコール缶を墓前のビール缶に軽く当て、立ち上がった私は一気に飲み干した


「あ、そうそう。お父さんに報告しとくわね、私にくれたあのクロス…同居人の男の子、シンジ君て言うんだけど…あ、いやいや彼氏じゃ無いわよ、チョッチ事情が有って預かってる子供なの。で、その…クロスなんだけどね、彼にあげちゃった。」


そう、以前私は父の形見を少年に与え死地から戦場へと送り出したのだった…
その時喰らっていた銃弾の一つと幾つかの破片は南極の欠片と共に未だ私の身体の中に眠っている。


「でも仕方無いわよね、だってあのクロス元々は私が渡した物なんだもの。忘れてない?あれお父さんへのクリスマスプレゼントだったのよ?返して貰った私の物をどう使おうが私の自由でしょ?文句が有るなら聞いてあげるから…な、なんかい、言いた…か…」


言葉に詰まる。

視界が曇る。

俯きそうになる頭を無理矢理持ち上げ天を仰ぎ溢れそうな諸々を堪える。

閉じかけた瞼を抉じ開け見上げた夜空

視線の先、天空には独り輝くレイジームーン

欠けた蒼月は世界を白く照らしている

月光の下、無数の墓標の間を渡る微かな夜風が私の洩らす低い嗚咽を連れ去っていった。


暫し後、鼻を啜り目頭を拭いながら私は再び語り掛ける。


「…そうそう、そう言えばお父さん、私ね、結婚する前にもうお婆ちゃんになるかもよ。」


私は何の因果か未婚の身でありながら年端も行かぬ若い男女…少年少女を預かり共に暮らしている。

その二人は今頃各々のパートナーと宜しく過ごしている筈だ…私の留守、つまり保護者不在な夜となれば当然だろう。
ましてや今宵はXーmas、となればそれはもう『お楽しみ下さい』と御膳立てして差し上げた様な物だ。

私と言う小姑もといお邪魔虫ならぬ鬼の居ぬ間に子供達が羽目を外すのは目に見えている。


「…やっぱ怒る?仕方無いでしょ結婚は相手が…ってそっちじゃ無いよね…判ってるわよ、こんな事他所から見たら人様の子供預かってる身で何無責任な事してるんだって誰でも思うでしょうね、話を聞けば皆が皆怒るわよ。」


私は思春期真っ只中の二人を守り育てる責務がある。
同居人として、上司として、姉として、保護者として、そして人生の先輩として私は自ら進んで二人の養育を引き受けた。

それがこの様だ

未成年者達の管理監督責任者たる身で在りながら無責任にも祝日を故意に留守にする…

その意味を考えれば義務放棄と叩かれても仕方無い。


「…とは言え、野暮な真似をして恨まれるのもねぇ…」


我ながら不味い言い訳だ。
法律上でも倫理上でも年若い二人の身に何か過ちがあればそれは犯罪であり、それを黙認していたとなれば間違い無く私も罪に問われる。


「…ま、仕方無いわ。それが仕事だし私が望んで背負った責任だもの。いざとなれば法に基づき罰せられるわ、罪は罪だしきちんと購わなきゃ。それに…」


嗚呼、思い返すのも恥ずかしい自らの若かりし頃の無軌道さや御乱行の数々。
それに少年を送り出した時の台詞…あの後彼は何もそれに付いて触れないでくれているから未だいいけど…

あの時の私を正直恨む。何故自分が生き延びた場合の事を考えてなかったのかしら。
シンちゃんと再会した時なんか嬉しいやら恥ずかしいやらばつが悪いやら気まずいやら…

あーもー思い返す度に穴があったら入って自ら埋もれたくなる!


「…正直あんまあの二人に偉そうな事言えないのよマジ…ごめんお父さん、貴方の娘はこんな風に育ってしまいました…」


本当ごめんなさい、貴方の大事な娘はもう穢れて擦れた大人になってしまった。
仕方無いでしょ?誰も皆大人になる、何時迄も子供じゃ居られ無いわ。
その証拠に私だってお父さんがこの世から目を離してた間に‘大人のキス’や‘その続き’をしっかりがっつり…

…怒らないでよ、文句が有ってもそれは私を置いて死んだお父さんがいけないのよ?


「…考えてみれば、お父さんと一緒に過ごせたクリスマスなんて殆ど無かったわね…じゃ、私帰るわ。クリスマスに娘を独占して一緒に晩酌なんて最高だったでしょ?じゃ…又ね…」


踵を返し、私は久々に火を入れた12気筒の跳ね馬に足を向ける。
駐車場で私を待つ赤い車…父の遺品たるフェラーリだが、何故かそれに父自身は殆ど乗らなかった。

…スーパーソレノイド理論への報償金とN2関連の研究成果たる特許料に喜んで買ったは良いものの、父が幼い私の送り迎えに使うのは何時もあの10年落ちな国産車だった。

折角買った車を車庫に眠らすなと言う娘…つまり私の文句を軽く聞き流しラジオから流れる曲に合わせ下手くそな鼻歌を奏でながらハンドルを切る父。
その隣で呆れながらも確かにあの瞬間私は幸せだった。


「♪ジングルベールジングルベール鈴が鳴るー♪」


誰も聞いて無い事を幸いに私は墓石群の中を歌いながら歩いていた。


《glow》初音ミク
http://www.youtube.com/watch?v=meTht_DovJw&sns=em



―――



大切な人と共に何かを祝う事は喜びだ。
帰って来ない父を待ち惚けて台所でケーキを前に独りお腹を空かして待った夜
つい居眠りしていて何故か布団で目覚めた私の枕元に置いてある赤いテープで巻かれた白い箱…あの中身は…


「…不思議ね、プレゼントされた事は覚えてるのにあの時何を貰ったのかは思い出せないのよ。」

「…俺もだ。」

「そう言えば、あんたの寄越した最後のプレゼント、役に立ったわ。」

「止めてくれ、まさか生きて再会出来るとは思ってなかったからな。もう少し気が利いた台詞にしとけば…何が可笑しいんだ?」

「べーっつにー。寝不足でハイになってるだけよー。」

「あー…とは言え今日はホテルも旅館も満室だろうしネカフェも絶望的だな…」

「…どーせラブホだって何処も満室よ。」

「やれやれ…もう一杯飲むか?」

「あたし焙じ茶がいい。」

「了解しました。ではお嬢様今宵最後のプレゼントは温かい焙じ茶で宜しいですか?」

「うむ、善きに計らえ。」


深夜、ファミレスの片隅でケーキの様な物の残骸とドリンクバーの煮詰まったコーヒー風の何かを舐める様に胃の腑へと片付けていた一組の男女

行く当ても無い男と行き場の無い女は何の約束も無い中空腹と言う生理的欲求からその時間に開いている店に飛び込むと言う短絡的行動により必然的に出会い、そのまま二人はアルコール抜きの食事会になだれ込みグダグタなクリスマスイブを過ごしていた。


「…で、どうする?」

「このままここで明け方までってのは勘弁して欲しいわねー。」

「泥水みたいなモーニングコーヒーよりは空き室有りって僥幸を求めてさ迷う方がましか…じゃチェック済まして来るよ。」

「あーあ、又もやなし崩しにグダグタコースか…あ、後で払うから勘定は割り勘でお願いね。さぁてんじゃ行きましょうか…先に暖気して待ってるわ。」

「了解、安全運転でお願いするよ。」

「うっさい。」
YouTube 動画ポップアップ再生
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.7 )
日時: 2013/12/24 14:16
名前: 史燕

〇何処さん
 拙作に対して素敵な作品を投下してくださりありがとうございます。ミサトさんはクリスマスを大切な人――お父さんと過ごしてたんですね。あ、夜は加持さんとか。

>その二人は今頃各々のパートナーと宜しく過ごしている筈だ…私の留守、つまり保護者不在な夜となれば当然だろう。
>ましてや今宵はXーmas、となればそれはもう『お楽しみ下さい』と御膳立てして差し上げた様な物だ。

仰る通りです。さすが何処さん、わかってるなあ。

正直素晴らしい作品なので自分の駄文と比べられたくないです。
今回はありがとうございます。

メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.8 )
日時: 2013/12/28 13:49
名前: calu

史燕さん
投下をお待ちしてました!
甘くて、良いストーリーです。疲れが取れます(笑)
次作もお待ちしてますー。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.9 )
日時: 2013/12/29 20:54
名前: tamb

■クリスマスパーティー/史燕さん

 まったく慣れというのは恐ろしいもので、少し前なら本文中――たとえセリフ内であっ
ても"///"なんてのがあったらそれだけでこれは如何なものか的な反応をしたものだが、
今では全く気にならない(笑)。そういやとある人にメールで"///"ってのはどんなニュア
ンスなんだと聞いたことがあった。

 さて、シンジの所に来たレイはどんな格好であったか。そんな描写はどこにもないのだ
が、私の脳内では当然のようにミニスカサンタのレイが出現したのである。末期的にもほ
どがある。

 それはそれとして、この二人の場合はどちらがどう一歩踏み出し相手がそれにどう応え
るのか、という問題が常にある。ことこの手の話だと二人ともおっかなびっくりなんだよ
な。自信が無いにもほどがあるというか。で、この話の場合は最初に踏み出したのはレイ
である。でまぁ三歩進んで二歩下がる的な展開があって、問題は

> 「それってどうい――」

 ここだ。シンジ君、いくらなんでも鈍いでしょう君は(笑)。
 それに対し

> ――chu

 に出たレイちゃんは立派だ。ここで行かなきゃどこで行くというポイントを掴んでいる。
素晴らしい。シンジ君、先が思いやられるw
 しかしだ。ここでchuということは「二人っきりの、クリスマスパーティー」とはいっ
たい何なのか。もしかして清潔全開にトランプとか? いやいや、ここでchuがあったか
らといって二人っきりのクリスマスパーティーにchuがなかったとは断言できないではな
いか。むしろあったからこそここでレイがこのような行動に出ることができたという考え
方もある。妄想は無限に広がるw

 タン塩さんご指摘の通りトウジと委員長がいい。トウっと言っても仮面ライダーではな
いのですよ(爆)。


■Xーmas song ―The lost memory―/何処さん

 シリアスだ。
 父と娘の関係というのはいつの時代にも難しい。いつまでも帰ってこない娘にイライラ
する父。自分がどんなことをしてきたか思い出しなさいと言い放つ母。
 いずれにしても、いつまでも夢見る少女ではいられない。だがそれを忘れてしまうこと
が大人になるということなら、それはやはり悲しいことだと言わざるを得ない、と14歳の
少女は思う。夢を見ることを忘れてどうやって生きていくのだろうか、と。
 いずれ、満室とか空き室ありとか、そういうアダルトな雰囲気に大人を感じる。史燕さ
んのクリスマスパーティーとの対比が美しい。
メンテ
Re: クリスマスパーティー ( No.10 )
日時: 2013/12/29 22:29
名前: 史燕

〇caluさん
 コメントありがとうございます。
 次がいつになるかはわかりませんが浮かんだら投下 します。(松柳庵のネタも書かないとな〜)

〇tambさん
 「///」を使うのに慣れたのは綾幸さんの作品を読 んでるうちにです。慣れって怖いですね。

>シンジの所に来たレイはどんな格好であったか。
実は当初案ではミニスカサンタでした(爆)
 ただ書いてるうちに
「これで気づかないシンジってなんなの?」
「むしろあざとすぎて引くんじゃ……」
 なんて考えているうちにボツになりました。

>ここだ。シンジ君、いくらなんでも鈍いでしょう君は(笑)。
 うちのシンちゃんは超が3個は頭につく鈍感です。救いようがありません。その辺はケンスケとのやりとりが物語っております。だからこそレイが積極的なんです。

>ここでchuということは「二人っきりの、クリスマスパーティー」とはいったい何なのか。
 <その後>はケーキ食べるまでです。その後奥手すぎる二人がなにをどこまでごちそうになったのかはご想像にお任せします。

色々とご指摘ありがとうございます。
まだまだ未熟ですが「こんな作風なんだ〜」って笑って許してくださいませ。
メンテ

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