Sweet Home ボツ |
- 日時: 2021/07/02 21:35
- 名前: tamb
- 「あたしはたくさんいるの」
放課後、雨止みを待ちながら空を見上げていたレイがぽつりと言う。シンジは無言で続きを待った。
「だからきっと、その中にはもう少しおっぱいの大きなあたしや、脚の細いあたしも――」 「綾波、空が明るくなってきたよ。そろそろ止みそうだね」 「碇くん」 「うん?」 「あたしの話、聞いてる?」 「聞いてるよ。おっぱいの大きな綾波のことだろ?」 「碇くんも、おっぱいの大きな女の子が好きなんでしょう?」 「止んだみたいだ。そういえば雨止みと綾波って似てるよね」 「碇くん」 「なんでしょうか」 「聞いてないでしょ。あたしの話」 「聞いてるってば」 「おっぱいの大きな――」 「だからさ」シンジはレイを遮って言った。「そのおっぱいの大きなあたしっていうのは、君なの?」 「……それは難しい問題ね」 「この際だからはっきり言っておくよ」
シンジは強い瞳でレイを見つめる。
「ぼくは巨乳や爆乳に興味はないんだ」 「碇くんはロリコンなの?」 「綾波にロリータ要素はないと思うけどな」 「貧乳好きはみんなロリコンだって」 「だれがそんなことを」 「アスカ」
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