ポロリもあるよ ボツ |
- 日時: 2021/07/08 23:48
- 名前: tamb
- 「ないわ。そんなの」
「ないかな」 「碇くんの言いたいことはわかる。どうせおっぱいポロリでしょ」 「いやそうではなく――」 「どうせわたしは貧乳だわ。悪かったわね。ポロリするおっぱいがなくて。アスカかマリかミサトさんに頼んだらいいわ。おっぱいポロリしてくれませんかって。殴られると思うけど。言っておくけどわたしも殴るから。特にマリなんかに頼んだら殴って殴って殴って半殺しにした上でATフィールドを剣状に展開してメッタ切りに――」 「待ってくれ」 「なによ」 「おっぱいの話はしてないんだ」 「じゃあなに。パンツ? それはチラリだから」 「綾波」 「なに」 「キャラが変わってるよ?」 「あっ!」 「あっじゃないよ。まず前提条件の話をしたい」 「なによ、条件って」 「きみは貧乳かい?」 「みんなそう言うもの」 「みんなとは?」 「……tambとか」 「そんなの無視すればいい。とにかく比較の問題なんだ。アスカやマリさんやミサトさんがデカすぎるだけだよ。綾波は普通だ」 「……そお?」 「そうさ。ちなみに何カップ?」 「……秘密」 「まあいい。結論としては、綾波は普通だ。貧乳ではない。ちなみに僕の好みとしては貧乳でもなんら問題はない。もちろん普通でもいい。僕の好みはともかくとして、従って綾波にもポロリするおっぱいはある。だが最初に述べたように今の僕におっぱいの話題を追求する意図はない。そもそもこういう話はジェンダー的にどうなんだと思うね」 「おっぱいを凝視しながら言っても説得力はないわ」 「確かに」 「で、なんの話なの?」 「子供は時計を耳に押しあて、首をかしげてじっとしていたが、やがて、ぽろりと落した」 「なにそれ」 「太宰だよ。太宰治」 「急に高尚になったわね。近代文学の巨人にしてライノベ作家の始祖」 「そういう評価もあるね」 「で、太宰がなに?」 「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり」 「もう飽きた」
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