第二話、「君の名は」

　ある意味では挑戦的なタイトルであり作者の緒形ゆうさんも若干気にしておられましたが、
編集人的には問題なし。同じサイトで同じタイトルの作品があるとよろしくないとは思います
が（相互に関連があればともかく）、サブタイトルだし気になりません。これに対する反論は
受け付けますが、相当な説得力がないと動じません(笑)。

　さて今回の話ですが、これは何でしょう(笑)。時間軸的には前話「初めての再会」より少し
前。ストレートに読めばこのシンジとエヴァとは何ら関係がなく、ということは前話でレイに
語ったエヴァの話というのは全てシンジの作り話ということになる。確かに今回の話でもその
可能性は示唆されているけど、このシンジは「そんなことしてどうするの」的なシンジのよう
にも思える。
　ということは。果たしてこのシンジは前話「初めての再会」のシンジなのか？　という所ま
で考えに入れねばならぬ。明らかにうがった見方で自分でもどうかと思いますが(笑)、「幸せ
をつくろう」とかで「え？え？ええええ？」と作者に翻弄されまくった経験をお持ちのあなた
ならこの思いを共有してくださるかと(笑)。確かに緒形ゆうさんは「もし以前私のFFを読んで
悪い印象を持たれた方はご安心いただければと思います。」と書いておられますが、それとこ
れとは話が別です(笑)。作者の物語展開能力には揺るぎがない。

　引っ掛かったのは前話の時点でシンジがレイを「綾波」と呼び捨てにしているところ。シン
ジが語ったように以前から知っていたのならその時と同様に綾波と呼ぶのはナチュラルだけれ
ど、実は作り話で知らないとなるとやはり「綾波さん」だと思う。そこまで計算に入れて呼び
捨てにするということもありえるけど、これが上記うがった見方のシンジ別人説の根拠。

　編集人としてはかなり危険な領域まで踏み込んで書いてるのではないかと思われるかもしれ
ませんが、三話は読んでないので何でも書ける(笑)。作者は緒形ゆうさんだし、最後まで書け
てるって言うし、私が何を書いてもしまったと思うことはないでしょう。緒形ゆうさんは、私
が感想で「強度」などという言葉を使い出しても引いたりしないで下さいませ(笑)。

　というわけで次話を待て！

作品はこちら。
http://tamb.cube-web.net/cont/ogatayu/ogatayu04_02.htm

tamb様

　編集＆掲載ありがとうございます。考えてみればtamb様がすべて目を通してない段階
での掲載は今回初ですね。完結後のtamb様の反応を今から楽しみにしておきます。と、
今あえてここに書き込んでおきます（笑）

『指先で繋がるセカイ』を読んでいただいた皆様

　『指先で繋がるセカイ』第一話「初めての再会」にお付き合いいただいた皆様、あり
がとうございます。多少なりともお楽しみいただけましたでしょうか？
　あらかじめ断っておきますが、今回のFFは痛くも痒くもありません。もし以前私のFF
を読んで悪い印象を持たれた方はご安心いただければと思います。逆に、初めての方で
今回のFFをきっかけに他のFFも読みいただける場合、ある程度注意された方がいいかも
しれません（爆）
　
　とはいえ、王道的な物語を書くことができない（能力がない）私ですので、今回も無
駄に色々仕掛けています。何とか面白くなるように書いたつもりではありますので、最
後までお付き合いいただけましたら幸いです。

　さて第一話、「初めての再会」。
　普通に大学に通いだした（と思われる）レイがシンジと出会い、シンジはエヴァンゲリオン
に乗っていたあの世界のことを語りだす。もちろんレイはエヴァのことなど知らない。

　今回は伏線張りまくりのような気がする。冒頭付近にある「今」、レイはどうしているのか。
「自分にもまだこんな気持ちが残っている」の「まだ」は何を意味するのか。そしてアスカが
式波だったり惣流だったりすることの意味は……？

　というわけで、現時点ではドキドキしながら次話を待て！
　作品はこちら。

http://tamb.cube-web.net/cont/ogatayu/ogatayu04_01.htm