「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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fld_nor.gif 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/01/28 13:02
投稿者 何処
参照先
脈絡無く只思い付いたり
何となくダラダラ書き残したり
勢いで書きなぐった代物

そんな何かの残渣を置いてく為のスレッドです。

見逃しておくれ
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< 1234>
件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/04/06 03:10
投稿者 tamb
参照先
 史燕さんと被るけど、ゲンドウ渋い。それだけで成立してるような話。
 こういうセリフを喋れる奴は現実にはまずいないと思うけど、極少数はいる。ゲンドウはその極少数の一人であろう、と信じられるような作品です。こういう言葉でユイを口説いたのかとすら思いますな(笑)。

> “輪廻転生”と“繰り返し”が重なる部分が

 確かにちょっと微妙な感じですが、解脱という概念があるので厳密には重なってないのかもしれません。でも書いてて気になってしまえばアウトなんで、修正して正解かと思います。
 修正前後に関しては史燕さんの意見に同意します。
 ただ、「それは輪廻転生の繰り返しだ」と「それは」を付けると「繰り返し」でもいいかなという感じになるんですよね。この感覚はちょっと説明しにくいんですが。
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/03/31 18:43
投稿者 史燕
参照先
何処様

こちらこそ、いつもお世話になっております。

名前の件は、そもそも私のPCも未だに誤変換するので、気にしないでください。

次回作も楽しみにしております。
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/03/31 17:35
投稿者 何処
参照先
史燕様

態々のご返答有難うございます、貴重なご意見今後の参考にさせて頂きます。

-お詫び-

変換ミスでお名前間違ってました、平にご容赦ご勘弁下さいませ。
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/03/30 17:03
投稿者 史燕
参照先
えと、修正なんかは作者さんの好みですので私が何か言っていいものかと思うのですが、せっかくですので僭越ながら……

>輪廻転生の繰り返し
これ自体は「輪廻転生」という事象を桜に代表された生命が「繰り返し」ていると解釈したので別段気にかかりませんでした

>輪廻転生の写し身だ
こちらだと、桜であることがより強調されますね
その分生命全体を表すという意味での抽象性が薄れますが

私としてはどちらもありだと思うのですが、今回のテーマが「桜」であることを鑑みるなら修正されたものの方がよりふさわしいのではないかと感じました。

若輩者の差し出口で申し訳ありませんが、どちらがよかったかというご質問に対する解答としては以上のようになります
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小
投稿日 : 2014/03/30 16:39
投稿者 何処
参照先
史燕様

いつもご感想下さり有難う御座います。
貴重なご意見にいつも感謝しております。


折角お誉め頂いた箇所ですが“輪廻転生”と“繰り返し”が重なる部分がどうにも気になって修正しました。
修正前の方とどちらが良かったかご感想下されば幸いです。


因みに敢えて作中に書きませんでしたがこの作品のゲンドウは桜の神社を既に知っている設定です(ユイと一緒に見て廻っていた)。
では改めまして
ご感想有難う御座いました、史燕様も創作頑張って下さい。
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/03/30 16:03
投稿者 史燕
参照先
げ、ゲンドウがめちゃくちゃかっこいい
渋いですねえ、大人ですねえ

>「春に咲き夏に繁り秋に散って冬に枯れ、又春に咲く…輪廻転生の繰り返しだ。
>命在る限り、再生は為り希望は残る。喩え一輪の花でもそれは再生と…希望の証。」

こういうセリフ回し、大好きです
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小
投稿日 : 2014/03/30 15:37
投稿者 何処
参照先
【桜華抄】


…又、この季節が来る。

季節の消えた世界でもその残渣は未だに生き残り、稀にその姿を現す。
ここ、松代には僅かではあるが山間には未だに桜が生き残り、その枝に薄く紅を載せた白い花弁を綻ばせている。

研究所の長い廊下を一人歩く。
ふと足を停め柔らかな日差しの差し込む窓を向いて、私は外の風景に目をやった。
何故かは知らない、只の気紛れだろう、何の考えも期待も無く私は日差しの向こうに視線を向けていた。
だが視界に飛び込んできたその光景は私の予想を裏切っていた。

いつか見た景色の幻がそこに在った。

私は遠景の山腹に僅かに挿す幾つかの白い標から目を離す事が出来ず、唯一人立ち尽くしていた。


「…どうしました?ああ、桜ですか。」

「…」


不意に横から若い女の声が聞こえる。
返事もせず横目で観遣るが、気にも留めぬ様子の女は笑顔で私を見上げていた。

その声の主は書類の束を持った未だ若い研究員だった。
眼鏡を外しているせいかも知れない、私がネルフの総司令だと知ってか知らずか、その研究員は白衣の裾を翻して私と同じように窓の外を眺める。


「ほら、あそこのあの桜、神社の境内に咲いてるんです。
あそこは門前まで車で行けるんで時間があったら見て来るといいですよ。とっても綺麗ですから!」

「…良く知っているな。」

「そりゃあ地元ですから!
割と穴場なんで、この時期あそこは散策するのに最高なんです、人も少ないし綺麗ですよー。」


屈託無い笑顔の眩しさに間が挿したのだろう、私の口も未だ少女さの残る彼女に向け開いていた。


「…桜は好きか?」

「はい。でも…何か儚いですよね。」

「…儚いか…」

「ええ。咲いても風で直ぐ舞い散ってしまうし、可憐な分可哀想って言うか儚いような…」


改めて窓の外に視線を遣る。


「もう群生は北海道や高山…此処等だと美ヶ原や上高地ぐらいしか残ってないんですよね…」

「…」

「…もう、私の小さい時に見たあの凄い花吹雪は観れないのかなと思うと…」


ふと、妻の横顔が脳裏を過る


「桜はな…再生の証だ。」

「え?」

「冬に耐え、春に花咲き、散って葉にその場を譲り、夏繁った葉は秋に散り桜は冬の眠りを待つ。
春に咲き夏に繁り秋に散って冬に枯れ、又春に咲く…言わば輪廻転生の写し身だ。
命在る限り、再生は為り希望は残る。喩え一輪の花でもそれは再生と…希望の証。」

「希望の…」


私の口からかつて妻が語った台詞が溢れる。


「今、生きている…ならばどんな物にも可能性…希望がある。」

「そう…でしょうか…」

「そうだ。」

「…」

「絶望とは容易い、故に人は諦める。希望とは願望では無い、故に人はその道程に絶望する…
望み、目指し、己の手で狭き門を開け初めて希望は姿を現す。
今、君がここに居る理由は何だ?絶望したくなかったからではないか?」


研究員は頷いて台詞を継いだ。


「そう…ですね、その為のネルフでしたね…」

「ああ。その為のネルフだ…」


窓の外、山腹に浮かぶ白い標を私と研究員は言葉も無く見続けている。


…次はレイを連れてこよう…





何処かから微かにユイとシンジの笑い声が聞こえた。


《The Material World》
http://www.youtube.com/watch?v=BInHyClrnkU&sns=em
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/02/16 01:33
投稿者 tamb
参照先
■でいあふたーつもろー
 貧乳だからどうだこうだとかいう問題は結婚する前に解決しておくべきだと思うのだが(笑)。
 しかしあれだ。綾波の立場というかポジション的に考えて、サードインパクトから帰還する時に胸の大きさなんて自由自在なのではないかという話があったけど(何処さんだっけ?)、あれは実際の所どうなんだろうか?

■おこたみかんの日
 こたつという文化は、様々な問題を内包しているとしても失ってはならない日本の伝統だと私は主張したい。
 こたつで寝ると疲れる。朝まで寝てしまうと布団に入って眠り直すことになる。時間が異常に無駄である。
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小
投稿日 : 2014/02/02 15:46
投稿者 何処
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【おこたみかんの日】

蜜柑を剥いている時、僕は無心になる

チェロを弾く時もそうだけど、何て言うか…
集中すると、時間の感覚とか無くなってひたすら没頭しちゃうんだ。

不思議な事に、それも何時もじゃなくて何かの拍子にそんな事が起こる。

今だってそうだ。
普段なら蜜柑の皮を剥いてそのまま袋ごと食べちゃうのに、ふと筋を取り出したら…あ、もう三つ目の蜜柑だ。

「…器用ね…」

「へ?」

不意に掛けられた言葉に不意を衝かれ、目を向ければ炬燵に両手まで入れた綾波が半纏にくるまって顎を天板に載せて…ミサトさんもアスカも同じ格好になる所から女の子は皆様こうなるのかも知れない…僕の手元をじっと眺めていたりする。

「司令もそうだけど、蜜柑の筋全部剥くのね?」

「あ、いや、別にそんな訳じゃ…」

「?」

「…食べる?」

「…(コックリ)」

「じゃ、これあげる。」

綾波は目の前に押しやられた皮の上に鎮座した筋を剥かれツルツルになった蜜柑をじっと見つめる。

「…食べないの?」

「…食べたい…」

「…食べれば?」

「…動きたくない…」

「…」「…」

…ミサトさんもアスカもリツコさんも綾波も、何でみんな僕の前だとこう…

「…食べたい?」

「…(コックリ)」

「…はぁ。」

手元の筋を剥き終わった蜜柑を割り、袋を一つ取って皮を剥く。


「綾波、口開けて。」

「?」

一瞬きょとんとした綾波の顔がだんだん赤くなって目が下を向く。

「?食べないの?」


「………食べる…」

「?はい、あーんして。」
「…あ、あーん…」


―――


「…」

蜜柑二個を食べた綾波が何やらもぞもぞし始めた。

「?…!」

…アスカと同じ反応だ。これは…

「ケーブル排除!」

「!?碇くん何を?」

「炬燵電力切断確認!」

「な…何で…」

「目標、お勝手の蜜柑と急須、碇シンジ、行きます!」

そう宣言して僕はお勝手へ向けて席を立った。

背後から綾波のか細い声が聞こえる。

「…綾波レイ、行きます…」

ゆっくり立ち上がった綾波が廊下の向こうに消える。

お茶を入れ電気ポットに水を足し、盆に蜜柑と湯飲みを二つ載せた所で綾波が廊下の向こうから帰って来た。

「…電源挿入…稼働確認…綾波レイ、寝ます…」

「寝ちゃうのぉ!?」

振り向けば、もう綾波は横になって寝息を立てていて

…取り残された僕。

「…やれやれ…」

盆を炬燵に起き、綾波に続いてトイレに行き、炬燵に横になる。
綾波の寝息に僕の瞼も重くなる。

僕らの日曜はこうして過ぎていった。


【そう言えば忘れてた】
http://www.youtube.com/watch?v=96IgvoGTHmw&sns=em
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件名 Re: 突発短編集(予定)《掌話的小話》
投稿日 : 2014/01/30 23:10
投稿者 史燕
参照先
新作投下、お疲れ様です。
>「碇君…ひょっとして…ロリコン?」

これには私もおもわず噴いてしまいました。
ミサトさんたちを笑えない……

次回作も楽しみにしております。
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< 1234>
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