「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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TRAVEL/キトウキノ
投稿日
: 2009/05/31 00:00
投稿者
:
tamb
参照先
:
【タイトル】TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482140 (2147483647)
【 日時 】06/03/21 20:33
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
まず最初に、これは掲載すべきかどうなのか迷ったということは正直に告白しておきます。ぶっちゃけた話が、あまりに説明不足だろうと。まぁでも、ちょっと思うところもあったんでボツにはしませんでした。なので、今回はあえて全スルーで掲載してます。ネタみたくなっちゃってキトウキノさんには申し訳ないですが。でもツッコミどころ満載って自分でも書いてますからいいですよね(爆)。
最初に読み始めて思ったのは、この○だの☆だのは何だと(笑)。数秒後には「(○・☆)repeat」で歌詞だとわかります。
結論を先に書くと、これを一話あたり最低でも20kくらいはある全25話程度の長編のエピローグと考えれば、それなりに優れていると思います。
結婚式場の控え室でわざわざ聞くくらいだから、彼女もこの歌に強い思い入れがあるのでしょう。それは何故なのか。どうして別れなければならず、なぜまた出会えたのか。そういったバックグラウンドをちゃんと書き込んでいけば、もっとちゃんとした話になったと思います。もったいないです。こういうラストを思いついて、それに至るストーリーを考える訓練をするといいと思います。
もしかするとキトウキノさんは長編型の人なのかもしれません(わかりませんが)。私は多くの人に、まず短編から書いて書き切ることの困難さを知るべきだ、と言ってきましたが、一概にそうは言えないのかもしれないとも思いました。でもまぁいきなり長編を書き切るのはまず無理だろと今でも思いますが。
せっかくなので細かい突っ込みも入れておきましょう。
ちょっと前にこの掲示板でも話題になりましたが、「キミ」とか「ボク」とか、あえてカタカナを使うことの意味です。とは言うものの、「キミ」「ボク」くらいなら普通に使ってもギリギリ問題ないでしょう。今回は「ただ君がいる世界を探し」と一箇所だけ漢字があるので、どう使い分けてるのかと思うのですが、これは恐らくミスでしょう(爆)。
未来と書いて「いま」と読む、みたいな文化はいつくらいから発達してきたのだろうと思い返したりもしますが、「ボクはまだ今という現実を」の「現実」も「いま」と読ませたいかなとちょっと思ったりも。そうすると直前の「今」を何とかしないといけません。逆にその「今」に「現実」をあてて元々あった「現実」の方を何とかした方がいいかな。要するに、わざわざ「未来」を「いま」と読ませたのに、ちょっと下に素のまま「今」が出てくるのがちょっとどうかなと。
>「・・・今も」
ここは「?」を付けて「・・・今も?」にしたいところ。やっぱり語尾は上がってるべきでしょう。
>そんな2人に時間を知らせるベルがなる。
ホテルで結婚式をしたことはないので知りませんが、恐らくこういうタイミング(二人きりで控え室にいる)で、この手のベルは鳴らないでしょう。係りの人が呼びに来る。まぁそれじゃ絵にならないかな。工夫次第かな。
>「はい・・・」
この「はい」はいい。私はこういう「はい」に感じる(爆)。「うん」でも萌えるんだけど(笑)、ここがもし「ええ」だったらボツにしたかもしれん(N2爆)。
>そこにはCDプレーヤーと歌詞カードが残されている。
一番良かったのはここだな。単に状況を書いただけなんだけど、悲しい過去は置き去りにしたみたいな雰囲気が出てる。ついでに言うと、こういう時に単に状況を書くってのはなかなか出来ない。そして私的には、ここは「残されていた」じゃなくて「残されている」で大正解なのです。
つまりキトウキノさん、センスはかなりあると思う。でも決定的に磨かれてないんだろうと(爆)。
精進されたし。次にこんなんが来たらボツね(爆)。
作品はこちら
http://tamb.cube-web.net/cont/kino/kino03.htm
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482135 (-2147482140)
【 日時 】06/03/22 18:50
【 発言者 】なお。
出だしのオリジナルの唄ですが、歌詞については何も言いません。ただ、それだけでなく曲も作ってあ
るのは凄い。ついなんで、この話のレイの気持ちも唄にしてみては?(笑)
ちょっと気になったんだけどtambさんは詩については評価出来ないと言ってますが、こうやって作品に
組み込まれている場合はどうするんでしょう? まったくしないって訳にもいかないだろうし。
まあ詩のことは置いといて、ともかく雰囲気はいい。結婚式の控え室で、過去に二人にとって障害となっ
たであろう思い出の曲を聞く。こういうの、私にはちょっと発想できない。tambさんの言うとおり、なか
なかのセンスをお持ちのようだ。ただ、惜しむらくは経験の不足からくるリアリティーの無さや描写の甘
さが目立つところ。このあたり克服してくると大きく化けるかもしれない。
ツッコミどころ満載との事ですが、気付いていれば修正しているだろうし、それなりに指摘されたほう
が何か発見ができるかもしれないので、気にせず突っ込んでいく。
まずはリアリティーという観点から。
> CDを聞き終えた女性はイヤホンを外し、歌詞カードを閉じた。
動作を考えてみた。歌詞カードはおそらく手に持っていただろう。片手でなのか、両手でなのかはわか
らないけどたぶん持っていた。それを前提にイヤホンを外す動作を考えてみる。するとどうだろう、歌詞
カードが邪魔になった。カードを持ったまま片方の手でイヤホンを外す事もできようが、私だったらカー
ドをテーブルの上にでも置き、それからイヤホンを外す。だからここは順番的に『CDを聞き終えた女性
は歌詞カードを閉じてテーブルの上に置くと、イヤホンを外した。』の方が、自然ではないだろうか?
もう一点。
> そんな2人に時間を知らせるベルがなる。
ここはtambさんも指摘していたところ。人払いをしていたのなら別ですが、有名なホテルだったら時間
になれば係の人が呼びに来るだろう。
では描写について。
これが映画のワンシーンでもし私が監督だったら、こんな演出を考える。
係の人が呼びに来て、それに「わかりました」返事を。でも、すぐには行かないで見つめ合う二人。そ
してしばらくすると扉がノックされて、扉の外から「あのう、よろしいでしょうか?」と、控えめにもう
一度係の人の呼ぶ声。「はい、今すぐ」彼が代表して答える。
「行こうか?」彼が手を差し伸べる。
「……はい」彼女はそう言うと、ほんの数秒だけ目を閉じて、開けるとそっとその手を取った。
正直なところリアルかどうかは微妙かもしれないけど、読ませるにはこれくらいあったほうが面白いか
と思う。
他には。
> 今彼らがいる所はある有名ホテルの控え室であった。
ここでは「有名ホテル」というのが野暮ったい感じ。
例えばだけど、直接書くなら
・今彼らがいる所は、格調の高さでも知られる有数の、名のあるホテル。その控え室。
雰囲気で伝えるなら
・真っ白な壁に囲まれた、明るく、どこか雅な雰囲気も漂う控え室のような広い部屋。
こんな感じ。
あと、ここにこの文を入れるとせっかくの流れが分断されてしまう。前後の文を多少変えたいけど、入
れるなら三行前の『彼女は純白の白いドレス~』の後。ここに入れる理由は、正装をした青年に純白のド
レスで結婚式だとわかるタイミングだから。
短かい作品もいいけど、短いのならもっと情景を伝える努力を。tambさんの仰る、あまりに説明不足と
いうのはマクロな視点での事のようだけど、私はこういったミクロな部分でも説明の不足を感じてしまっ
た。
ようするに、まだまだ発展途上で隙だらけの文章なのだろう。剣の達人ではなけど私でさえ簡単に一本
取れそう。どう取るかは、実際に前述の部分も合わせてやってみよう。
─────────────────────────────────────────
ふうっ……
溜息の聞こえたのは──手入の行き届いた庭園の一望できる大きな窓、そこから自然の恵みが燦々と射
し込み、時折小鳥のさえずりも聞こえてくる──実にのどかで雅な趣きもある、とあるホテルのちょっと
広めの一室だった。このホテルはランクでいうと三つ星で、部屋は造りだけでなく、設えた調度も一流の
もののようだった。実に豪華な印象を見る人に与えるが、かといって出しゃばり過ぎず、成り金趣味のよ
うな押し付けがましい豪華さではない。控えめで、謙虚に尊重し合う、また厳粛さのある、落ち着いた豪
華さだ。そんな雰囲気のある部屋に、それを圧倒する程の純白で可憐な衣装を身を纏った女性がひとり。
とても美しい。決して衣装に着られてなどいない彼女はとにかく目立った。ゆえに間違ってしまえば調
和の保たれているこの部屋の雰囲気をたちまちに崩してしまう。しかしながらこの空間は先程まで、より
いっそうの調和をみせていた。彼女の存在を含めて初めて芸術の域に達した。そう言っても過言ではなかっ
た。
だがしかし、惜しむらくこのように過去形になってしまうのは、たったひとつの溜息のせいだった。溜
息といっても芸術性にあてられ誰かがこぼした溜息ならば、現在も進行形のはずだ。ではその溜息は、誰
が漏らしたのものだろう?
溜息を吐いたのは誰でもない、彼女だった。その彼女がこぼしたたったひとつの溜息により、完璧だっ
た調和はものの見事に崩れてしまったのだ。溜息の種類が、この場にはあまりにもそぐわないものだった
からだ。
携帯プレーヤーで音楽を聞いていた彼女は、その余韻に浸り終えると、真剣な眼差しで読んでいた歌詞
カードを閉じた。そして耳に掛けていたイヤホンも外した。
ふうっ……。
イヤホンは持ったまま、先程よりはいささか軽くなった溜息がもう一つ、彼女の口からこぼれた。
「その格好でCDを聞いてる人も珍しいと思うよ」
突然聞こえた声に彼女は振り返る。すると正装した青年が、彼女のいる場所から少し離れた壁に寄り掛
かっていた。青年は壁から背を離すと、ゆっくりと彼女のいる方に歩み寄ってくる。誰もいなかったはず
なのに、いつの間に? そう彼女は軽い驚きを憶えていたが手の中にあるイヤホンを見て、なるほど気が
付かなかったのもそう不思議な事でもない、と思い直し、すぐに平常にもどった。歩み寄る青年は、歩き
ながらネクタイを気にするように、襟に指を挟み、しきりに動かす。きついだけでなく、おそらく緊張も
しているのだろう……
─────────────────────────────────────────
と、まあ、こんな感じになった。たいしたものじゃないけど、一年前の自分ではこのレベルのものすら
書けなかっただろう。読書をしない、書き物といったら学校の作文以来だった私でさえこれくらいは書け
るようになったのだから、よく切れそうな刀を持っていそうなキトウキノさんなら、これからも励んでい
けば……わかるかな?
長篇のエピローグとまで行かなくてもそれのできる下地は十分にあると思う。だからtambさんはもった
いないと言うのだろう。もったいないと言うのは、読んでいて、こうなんだろうな、ああなんだろうな、
と思わせる部分が作品で語っている部分より大きくなって、ついには作品そのものを喰ってしまう程に広
がってしまうという事だろう。もちろん発想は無限だから揚げ足を取ると終わりはなくなってしまうけど、
完結を納得できるかどうか、その線引きが読む側で納得できるものかどうかだろう。難しいな。
ってか、これ、本文よりも容量が多くね?w
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482130 (-2147482140)
【 日時 】06/03/23 21:38
【 発言者 】牙丸
何だかツッコまれまくっている様子で。
大体、私も言いたいこととしてはそんな感じです。
細かいことを考えずに、雰囲気重視で読むとしたらなかなか良い感じの作品だと思います。
本当に短いので、もう少し細かく描写を入れても良かったかと思います。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482129 (-2147482140)
【 日時 】06/03/23 21:48
【 発言者 】キトウキノ
ここに顔を出すのは2度目になります、キトウキノです。みなさん、私のような若輩者に多くのご意見ありがとうございます。みなさんの意見を見て色々勉強させてもらっています。
一言、言いたくて書き込みをしました。普段はネットも満足に接続できないので意見を書くことがあまりできないかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482120 (-2147482140)
【 日時 】06/03/24 18:06
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
> ちょっと気になったんだけどtambさんは詩については評価出来ないと言ってますが、こうやって作品に
>組み込まれている場合はどうするんでしょう?
作品に組み込まれている状態としてトータルに評価する、ということになるでしょう。詩(詞)が良く分からなくても作品として良いと思えばOKですし、詩が理解できないがゆえに作品も理解できないなら、「わからん」というメールを送って作者と論争することになるかと。結果として、それに文章と呼ぶべきものが含まれていたとしても、それが小説でなくて詩そのものであると判断された場合は、お返しすることになるでしょう。つまり詩の部分をなんとかしないとどうしようもないというケースではお返しすることになるかと。
>私はこういったミクロな部分でも説明の不足を感じてしまった。
これはその通りですね。
ただ今回のケースでは、オチというか書きたい部分だけ書いたみたいなのがより気になったんで。
>ってか、これ、本文よりも容量が多くね?w
ワロタ。調べてみた(爆)。本文は後書きをのぞき、私となお。さんのは引用を含む文字数。半角全角の区別無し。
本文 :2162バイト、1054文字
私 :3027バイト、1514文字
なお。さん:6207バイト、3061文字
>雰囲気重視で読むとしたらなかなか良い感じの作品だと思います。
FFだと読む方にレイやシンジの姿や声が勝手に浮かんだりするのであれですが、実はストーリーを書くより雰囲気を出す方が難しいんじゃないかと思ったりも。書いてる方もほんとに雰囲気が出せてるのか正常な判断ができないわな。まぁ共通のバックグラウンドがあるということを前提にしているという意味ではしかるべきだと思うけど、一歩踏み出すとこんなんレイじゃねぇ的な論争も起こりうる(笑)。
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482119 (-2147482140)
【 日時 】06/03/24 23:30
【 発言者 】tomo
tambさんやなお。さんの懇切丁寧なツッコミが
冴え渡っている(?)ようすですね。
こうやって他人にどーこういわれることはとても
貴重なことなんだけど、結構、『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて、素直になれないということ
が多い中、キトウキノさんの応答には誠実なもの
が感じられて、キトウキノさんの人柄を感じさせられました。
私自身、たたかれると素直になれないので、キトウキノさんに大物な雰囲気(?)を感じてしまったのでした。
(って、ここに書く内容ではないですかね、ごめんなさい)
えっと、作品の感想なんですけど、私は詩がなんというか、「おしい」って感じをうけました。
この詩、伝えたい感情はちゃんと伝わってくるので
すが、あまりにも直接的表現過ぎる感じがして、
かえってリアリティが下がってしまっている気がします。
詩という形式をとる以上、『寂しい』とか『辛い』
という感情を直接的表現で示すと、かえってしらけてしまう面があるように思います。
もちろん、だからって、小難しく婉曲な表現を使えばいいっていうものじゃありません。
ただ、詩のすばらしさっていうのは作者の感性が文法の論理や常識的な表現にしばられずに、表されているところにあると私は思っています。
実際、この詩、頭から読んでいってしっかりちゃんと意味が通じてしまうでしょう?倒置の形式でもないと思いますし。
これだと、わざわざ詩という形式を採る必要がなくなってしまうのではないかなって私は思います。
(もちろん、頭から読んでいって意味が通じるのはだめって言うわけじゃありません。いってみれば、これはたとえ、です)
歌の歌詞と詩は違うのかもしれませんが、やっぱり、詩としてはもう一つかなって感じました。
えらそうなことをいってしまってごめんなさいね。
でも、キトウキノさんはみなさんのおっしゃるように、よいセンスをおもちなようですので、私なんかよりはるかにうまく詩を書ける素養をお持ちだと感じたので、あえていわせていただきました。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482118 (-2147482140)
【 日時 】06/03/25 02:14
【 発言者 】なお。
> 『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて、素直になれない
ああ、これ、わかるなあw 私もね、きっと凹むだろうと思います(爆)
でもね、こういう表現しか出来なかった。これでも目一杯応援してるんですよ。で、なきゃ、こ
んなに真剣に~書かない(笑)
> えっと、作品の感想なんですけど、私は詩がなんというか、「おしい」って感じをうけました。
> この詩、伝えたい感情はちゃんと伝わってくるので
> すが、あまりにも直接的表現過ぎる感じがして、
> かえってリアリティが下がってしまっている気がします。
と~言うかね。これ、詩だけでなく全体に言えます。あまりにも直接的表現が過ぎる。直球ど真
ん中ストレート勝負みたいなね~。これはこれで男らしくて好感は持てるんですけどね。たまには
カーブやらシュート、スライダーなんかも混ぜてみましょうよって。
つまりね、スレてないんですよね、キトウキノさんの場合。私とかね、もうスレまくっちゃって
ますから、やる事がいちいちあざといんです。一見凄そうに見えたりしても格好ばかりで、それっ
ぽく見せてるだけで、実はね、スカスカなんです(笑)
だからちゃんとしたストーリーを作れる上で、しっかりとした表現方法を身に付けていって欲し
いなあ、って、そういう気持ちを伝えたかったんです。だから私も見習って、ちょっとピュアになっ
てみたいと思います(爆)
某DJ風に書いてみました(爆)
わかる人だけわかってw
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482117 (-2147482140)
【 日時 】06/03/26 02:16
【 発言者 】タッチ <touch_an007○ybb.ne.jp>
自分がキトウキノさん型のSSを書くのでなんとなく普通に読めてしまったのですが(笑
ただ、詩の方に引っ掛かりを感じてしまいましたね。
別に歌詞なんだから直球勝負でも良いとは思うんですが何でシンジがレイを探しに旅に出るのかといった所が今一つはっきりと伝わってこなかった気がしますね。
ボクはまだ、一人の時間に慣れずにいる
キミと一緒に過ごした日々
良く顔を見合わせ笑い合ったね
そんな毎日がずっと続くと思ってた
でもキミは、あの日ボクの前から突然消えた
○ キミは何処に行ってしまったのだろう
名前を呼んでもキミは還ってこない
ボクを呼んでくれる声が聞こえない
それが堪らなく寂しさを募らせるから
ボクはキミを探す為に旅に出よう
キミはあの時言ったね、これが運命なのだと
泣き笑いのキミにボクは何も言えずに
現実を受け入れられないまま別れたけれど
あの日ボクは泣く事しか出来ずにいた
☆ ただもう一度キミに逢いたくて
キミのくれる温もりを感じたくて
キミの安らかな笑顔が見たくて
ボクの心がキミを求めているから
ボクはキミを探し続ける
自分ならこんな感じに書きますが如何でしょうか?
歌詞って事で余り捻ると今度は言いたい事が上手く伝わらない可能性も出てきますので、こんなところで良いと思うんですが・・・・・
ま、言いたい事はストレートでも良いんで、もっとシンジの心境を書き込んだ方が良いって事なんですけどね歌詞に関しては・・・・・
まあ、もっと上手い表現を使いたかったんですが、休憩時間の30分ではこれが限界ですねw
mailto:touch_an007○ybb.ne.jp
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482097 (-2147482140)
【 日時 】06/04/01 17:02
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
>こうやって他人にどーこういわれることはとても
>貴重なことなんだけど、結構、『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて
まぁ難しい話ではあります。個人的には全く無反応で完全スルーされるよりは叩かれても反応がある方が嬉しいですが、それも程度問題で、「書くの止めろボケ」とかだとさすがに虚無的になりますわな。実際にそういうメールをもらった作家さんもいますし。私はそういうのはまだないですが。
作家的には広い心、読者的には書き方にちょっと気を遣うってことで何とかなるとは思ってるんですけど。あと、捉え方は人それぞれってことを忘れないってことかな。
>詩のすばらしさっていうのは作者の感性が文法の論理や常識的な表現にしばられずに
これが詩の難しさでもあります。伝わる伝わらないは紙一重だし、一歩間違えば独りよがりになってしまう。
ただこれ、歌詞として見た時には、言葉を唄うという意味では水準には達してると思う。韻を踏んだり響きを重視するあまり、結果的に何も訴えていない昨今の一部J-POPや歌謡曲に比べれば、全然いいと思います。
>>某DJ風に書いてみました(爆)
>>わかる人だけわかってw
わかりませーん(^^;)
>自分ならこんな感じに書きますが如何でしょうか?
わりかしイケてるように思います。あとはメロディーとの兼ね合い、ってことになってしまうのが「歌詞」の難しさってことになるんでしょうか。
こういう形で詩(詞)を作品中に取り込む時、メロディーに乗った完全な歌詞という形を取るのがベストなのかどうかという深い問題にまで到達してしまいますが、ウェブサイトという形式の自由さを最大限に生かすべくMIDIあるいはMP3の投稿も考慮に入れるべきかもしれんな、などと思ったりしました。ただし、曲となるとハードルは更に高くなりますが(笑)。アレンジも含めてね。
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WEB PATIO
-
【記事番号】-2147482140 (2147483647)
【 日時 】06/03/21 20:33
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
まず最初に、これは掲載すべきかどうなのか迷ったということは正直に告白しておきます。ぶっちゃけた話が、あまりに説明不足だろうと。まぁでも、ちょっと思うところもあったんでボツにはしませんでした。なので、今回はあえて全スルーで掲載してます。ネタみたくなっちゃってキトウキノさんには申し訳ないですが。でもツッコミどころ満載って自分でも書いてますからいいですよね(爆)。
最初に読み始めて思ったのは、この○だの☆だのは何だと(笑)。数秒後には「(○・☆)repeat」で歌詞だとわかります。
結論を先に書くと、これを一話あたり最低でも20kくらいはある全25話程度の長編のエピローグと考えれば、それなりに優れていると思います。
結婚式場の控え室でわざわざ聞くくらいだから、彼女もこの歌に強い思い入れがあるのでしょう。それは何故なのか。どうして別れなければならず、なぜまた出会えたのか。そういったバックグラウンドをちゃんと書き込んでいけば、もっとちゃんとした話になったと思います。もったいないです。こういうラストを思いついて、それに至るストーリーを考える訓練をするといいと思います。
もしかするとキトウキノさんは長編型の人なのかもしれません(わかりませんが)。私は多くの人に、まず短編から書いて書き切ることの困難さを知るべきだ、と言ってきましたが、一概にそうは言えないのかもしれないとも思いました。でもまぁいきなり長編を書き切るのはまず無理だろと今でも思いますが。
せっかくなので細かい突っ込みも入れておきましょう。
ちょっと前にこの掲示板でも話題になりましたが、「キミ」とか「ボク」とか、あえてカタカナを使うことの意味です。とは言うものの、「キミ」「ボク」くらいなら普通に使ってもギリギリ問題ないでしょう。今回は「ただ君がいる世界を探し」と一箇所だけ漢字があるので、どう使い分けてるのかと思うのですが、これは恐らくミスでしょう(爆)。
未来と書いて「いま」と読む、みたいな文化はいつくらいから発達してきたのだろうと思い返したりもしますが、「ボクはまだ今という現実を」の「現実」も「いま」と読ませたいかなとちょっと思ったりも。そうすると直前の「今」を何とかしないといけません。逆にその「今」に「現実」をあてて元々あった「現実」の方を何とかした方がいいかな。要するに、わざわざ「未来」を「いま」と読ませたのに、ちょっと下に素のまま「今」が出てくるのがちょっとどうかなと。
>「・・・今も」
ここは「?」を付けて「・・・今も?」にしたいところ。やっぱり語尾は上がってるべきでしょう。
>そんな2人に時間を知らせるベルがなる。
ホテルで結婚式をしたことはないので知りませんが、恐らくこういうタイミング(二人きりで控え室にいる)で、この手のベルは鳴らないでしょう。係りの人が呼びに来る。まぁそれじゃ絵にならないかな。工夫次第かな。
>「はい・・・」
この「はい」はいい。私はこういう「はい」に感じる(爆)。「うん」でも萌えるんだけど(笑)、ここがもし「ええ」だったらボツにしたかもしれん(N2爆)。
>そこにはCDプレーヤーと歌詞カードが残されている。
一番良かったのはここだな。単に状況を書いただけなんだけど、悲しい過去は置き去りにしたみたいな雰囲気が出てる。ついでに言うと、こういう時に単に状況を書くってのはなかなか出来ない。そして私的には、ここは「残されていた」じゃなくて「残されている」で大正解なのです。
つまりキトウキノさん、センスはかなりあると思う。でも決定的に磨かれてないんだろうと(爆)。
精進されたし。次にこんなんが来たらボツね(爆)。
作品はこちら
http://tamb.cube-web.net/cont/kino/kino03.htm
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482135 (-2147482140)
【 日時 】06/03/22 18:50
【 発言者 】なお。
出だしのオリジナルの唄ですが、歌詞については何も言いません。ただ、それだけでなく曲も作ってあ
るのは凄い。ついなんで、この話のレイの気持ちも唄にしてみては?(笑)
ちょっと気になったんだけどtambさんは詩については評価出来ないと言ってますが、こうやって作品に
組み込まれている場合はどうするんでしょう? まったくしないって訳にもいかないだろうし。
まあ詩のことは置いといて、ともかく雰囲気はいい。結婚式の控え室で、過去に二人にとって障害となっ
たであろう思い出の曲を聞く。こういうの、私にはちょっと発想できない。tambさんの言うとおり、なか
なかのセンスをお持ちのようだ。ただ、惜しむらくは経験の不足からくるリアリティーの無さや描写の甘
さが目立つところ。このあたり克服してくると大きく化けるかもしれない。
ツッコミどころ満載との事ですが、気付いていれば修正しているだろうし、それなりに指摘されたほう
が何か発見ができるかもしれないので、気にせず突っ込んでいく。
まずはリアリティーという観点から。
> CDを聞き終えた女性はイヤホンを外し、歌詞カードを閉じた。
動作を考えてみた。歌詞カードはおそらく手に持っていただろう。片手でなのか、両手でなのかはわか
らないけどたぶん持っていた。それを前提にイヤホンを外す動作を考えてみる。するとどうだろう、歌詞
カードが邪魔になった。カードを持ったまま片方の手でイヤホンを外す事もできようが、私だったらカー
ドをテーブルの上にでも置き、それからイヤホンを外す。だからここは順番的に『CDを聞き終えた女性
は歌詞カードを閉じてテーブルの上に置くと、イヤホンを外した。』の方が、自然ではないだろうか?
もう一点。
> そんな2人に時間を知らせるベルがなる。
ここはtambさんも指摘していたところ。人払いをしていたのなら別ですが、有名なホテルだったら時間
になれば係の人が呼びに来るだろう。
では描写について。
これが映画のワンシーンでもし私が監督だったら、こんな演出を考える。
係の人が呼びに来て、それに「わかりました」返事を。でも、すぐには行かないで見つめ合う二人。そ
してしばらくすると扉がノックされて、扉の外から「あのう、よろしいでしょうか?」と、控えめにもう
一度係の人の呼ぶ声。「はい、今すぐ」彼が代表して答える。
「行こうか?」彼が手を差し伸べる。
「……はい」彼女はそう言うと、ほんの数秒だけ目を閉じて、開けるとそっとその手を取った。
正直なところリアルかどうかは微妙かもしれないけど、読ませるにはこれくらいあったほうが面白いか
と思う。
他には。
> 今彼らがいる所はある有名ホテルの控え室であった。
ここでは「有名ホテル」というのが野暮ったい感じ。
例えばだけど、直接書くなら
・今彼らがいる所は、格調の高さでも知られる有数の、名のあるホテル。その控え室。
雰囲気で伝えるなら
・真っ白な壁に囲まれた、明るく、どこか雅な雰囲気も漂う控え室のような広い部屋。
こんな感じ。
あと、ここにこの文を入れるとせっかくの流れが分断されてしまう。前後の文を多少変えたいけど、入
れるなら三行前の『彼女は純白の白いドレス~』の後。ここに入れる理由は、正装をした青年に純白のド
レスで結婚式だとわかるタイミングだから。
短かい作品もいいけど、短いのならもっと情景を伝える努力を。tambさんの仰る、あまりに説明不足と
いうのはマクロな視点での事のようだけど、私はこういったミクロな部分でも説明の不足を感じてしまっ
た。
ようするに、まだまだ発展途上で隙だらけの文章なのだろう。剣の達人ではなけど私でさえ簡単に一本
取れそう。どう取るかは、実際に前述の部分も合わせてやってみよう。
─────────────────────────────────────────
ふうっ……
溜息の聞こえたのは──手入の行き届いた庭園の一望できる大きな窓、そこから自然の恵みが燦々と射
し込み、時折小鳥のさえずりも聞こえてくる──実にのどかで雅な趣きもある、とあるホテルのちょっと
広めの一室だった。このホテルはランクでいうと三つ星で、部屋は造りだけでなく、設えた調度も一流の
もののようだった。実に豪華な印象を見る人に与えるが、かといって出しゃばり過ぎず、成り金趣味のよ
うな押し付けがましい豪華さではない。控えめで、謙虚に尊重し合う、また厳粛さのある、落ち着いた豪
華さだ。そんな雰囲気のある部屋に、それを圧倒する程の純白で可憐な衣装を身を纏った女性がひとり。
とても美しい。決して衣装に着られてなどいない彼女はとにかく目立った。ゆえに間違ってしまえば調
和の保たれているこの部屋の雰囲気をたちまちに崩してしまう。しかしながらこの空間は先程まで、より
いっそうの調和をみせていた。彼女の存在を含めて初めて芸術の域に達した。そう言っても過言ではなかっ
た。
だがしかし、惜しむらくこのように過去形になってしまうのは、たったひとつの溜息のせいだった。溜
息といっても芸術性にあてられ誰かがこぼした溜息ならば、現在も進行形のはずだ。ではその溜息は、誰
が漏らしたのものだろう?
溜息を吐いたのは誰でもない、彼女だった。その彼女がこぼしたたったひとつの溜息により、完璧だっ
た調和はものの見事に崩れてしまったのだ。溜息の種類が、この場にはあまりにもそぐわないものだった
からだ。
携帯プレーヤーで音楽を聞いていた彼女は、その余韻に浸り終えると、真剣な眼差しで読んでいた歌詞
カードを閉じた。そして耳に掛けていたイヤホンも外した。
ふうっ……。
イヤホンは持ったまま、先程よりはいささか軽くなった溜息がもう一つ、彼女の口からこぼれた。
「その格好でCDを聞いてる人も珍しいと思うよ」
突然聞こえた声に彼女は振り返る。すると正装した青年が、彼女のいる場所から少し離れた壁に寄り掛
かっていた。青年は壁から背を離すと、ゆっくりと彼女のいる方に歩み寄ってくる。誰もいなかったはず
なのに、いつの間に? そう彼女は軽い驚きを憶えていたが手の中にあるイヤホンを見て、なるほど気が
付かなかったのもそう不思議な事でもない、と思い直し、すぐに平常にもどった。歩み寄る青年は、歩き
ながらネクタイを気にするように、襟に指を挟み、しきりに動かす。きついだけでなく、おそらく緊張も
しているのだろう……
─────────────────────────────────────────
と、まあ、こんな感じになった。たいしたものじゃないけど、一年前の自分ではこのレベルのものすら
書けなかっただろう。読書をしない、書き物といったら学校の作文以来だった私でさえこれくらいは書け
るようになったのだから、よく切れそうな刀を持っていそうなキトウキノさんなら、これからも励んでい
けば……わかるかな?
長篇のエピローグとまで行かなくてもそれのできる下地は十分にあると思う。だからtambさんはもった
いないと言うのだろう。もったいないと言うのは、読んでいて、こうなんだろうな、ああなんだろうな、
と思わせる部分が作品で語っている部分より大きくなって、ついには作品そのものを喰ってしまう程に広
がってしまうという事だろう。もちろん発想は無限だから揚げ足を取ると終わりはなくなってしまうけど、
完結を納得できるかどうか、その線引きが読む側で納得できるものかどうかだろう。難しいな。
ってか、これ、本文よりも容量が多くね?w
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482130 (-2147482140)
【 日時 】06/03/23 21:38
【 発言者 】牙丸
何だかツッコまれまくっている様子で。
大体、私も言いたいこととしてはそんな感じです。
細かいことを考えずに、雰囲気重視で読むとしたらなかなか良い感じの作品だと思います。
本当に短いので、もう少し細かく描写を入れても良かったかと思います。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482129 (-2147482140)
【 日時 】06/03/23 21:48
【 発言者 】キトウキノ
ここに顔を出すのは2度目になります、キトウキノです。みなさん、私のような若輩者に多くのご意見ありがとうございます。みなさんの意見を見て色々勉強させてもらっています。
一言、言いたくて書き込みをしました。普段はネットも満足に接続できないので意見を書くことがあまりできないかもしれませんが、これからもよろしくお願いします。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482120 (-2147482140)
【 日時 】06/03/24 18:06
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
> ちょっと気になったんだけどtambさんは詩については評価出来ないと言ってますが、こうやって作品に
>組み込まれている場合はどうするんでしょう?
作品に組み込まれている状態としてトータルに評価する、ということになるでしょう。詩(詞)が良く分からなくても作品として良いと思えばOKですし、詩が理解できないがゆえに作品も理解できないなら、「わからん」というメールを送って作者と論争することになるかと。結果として、それに文章と呼ぶべきものが含まれていたとしても、それが小説でなくて詩そのものであると判断された場合は、お返しすることになるでしょう。つまり詩の部分をなんとかしないとどうしようもないというケースではお返しすることになるかと。
>私はこういったミクロな部分でも説明の不足を感じてしまった。
これはその通りですね。
ただ今回のケースでは、オチというか書きたい部分だけ書いたみたいなのがより気になったんで。
>ってか、これ、本文よりも容量が多くね?w
ワロタ。調べてみた(爆)。本文は後書きをのぞき、私となお。さんのは引用を含む文字数。半角全角の区別無し。
本文 :2162バイト、1054文字
私 :3027バイト、1514文字
なお。さん:6207バイト、3061文字
>雰囲気重視で読むとしたらなかなか良い感じの作品だと思います。
FFだと読む方にレイやシンジの姿や声が勝手に浮かんだりするのであれですが、実はストーリーを書くより雰囲気を出す方が難しいんじゃないかと思ったりも。書いてる方もほんとに雰囲気が出せてるのか正常な判断ができないわな。まぁ共通のバックグラウンドがあるということを前提にしているという意味ではしかるべきだと思うけど、一歩踏み出すとこんなんレイじゃねぇ的な論争も起こりうる(笑)。
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482119 (-2147482140)
【 日時 】06/03/24 23:30
【 発言者 】tomo
tambさんやなお。さんの懇切丁寧なツッコミが
冴え渡っている(?)ようすですね。
こうやって他人にどーこういわれることはとても
貴重なことなんだけど、結構、『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて、素直になれないということ
が多い中、キトウキノさんの応答には誠実なもの
が感じられて、キトウキノさんの人柄を感じさせられました。
私自身、たたかれると素直になれないので、キトウキノさんに大物な雰囲気(?)を感じてしまったのでした。
(って、ここに書く内容ではないですかね、ごめんなさい)
えっと、作品の感想なんですけど、私は詩がなんというか、「おしい」って感じをうけました。
この詩、伝えたい感情はちゃんと伝わってくるので
すが、あまりにも直接的表現過ぎる感じがして、
かえってリアリティが下がってしまっている気がします。
詩という形式をとる以上、『寂しい』とか『辛い』
という感情を直接的表現で示すと、かえってしらけてしまう面があるように思います。
もちろん、だからって、小難しく婉曲な表現を使えばいいっていうものじゃありません。
ただ、詩のすばらしさっていうのは作者の感性が文法の論理や常識的な表現にしばられずに、表されているところにあると私は思っています。
実際、この詩、頭から読んでいってしっかりちゃんと意味が通じてしまうでしょう?倒置の形式でもないと思いますし。
これだと、わざわざ詩という形式を採る必要がなくなってしまうのではないかなって私は思います。
(もちろん、頭から読んでいって意味が通じるのはだめって言うわけじゃありません。いってみれば、これはたとえ、です)
歌の歌詞と詩は違うのかもしれませんが、やっぱり、詩としてはもう一つかなって感じました。
えらそうなことをいってしまってごめんなさいね。
でも、キトウキノさんはみなさんのおっしゃるように、よいセンスをおもちなようですので、私なんかよりはるかにうまく詩を書ける素養をお持ちだと感じたので、あえていわせていただきました。
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482118 (-2147482140)
【 日時 】06/03/25 02:14
【 発言者 】なお。
> 『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて、素直になれない
ああ、これ、わかるなあw 私もね、きっと凹むだろうと思います(爆)
でもね、こういう表現しか出来なかった。これでも目一杯応援してるんですよ。で、なきゃ、こ
んなに真剣に~書かない(笑)
> えっと、作品の感想なんですけど、私は詩がなんというか、「おしい」って感じをうけました。
> この詩、伝えたい感情はちゃんと伝わってくるので
> すが、あまりにも直接的表現過ぎる感じがして、
> かえってリアリティが下がってしまっている気がします。
と~言うかね。これ、詩だけでなく全体に言えます。あまりにも直接的表現が過ぎる。直球ど真
ん中ストレート勝負みたいなね~。これはこれで男らしくて好感は持てるんですけどね。たまには
カーブやらシュート、スライダーなんかも混ぜてみましょうよって。
つまりね、スレてないんですよね、キトウキノさんの場合。私とかね、もうスレまくっちゃって
ますから、やる事がいちいちあざといんです。一見凄そうに見えたりしても格好ばかりで、それっ
ぽく見せてるだけで、実はね、スカスカなんです(笑)
だからちゃんとしたストーリーを作れる上で、しっかりとした表現方法を身に付けていって欲し
いなあ、って、そういう気持ちを伝えたかったんです。だから私も見習って、ちょっとピュアになっ
てみたいと思います(爆)
某DJ風に書いてみました(爆)
わかる人だけわかってw
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482117 (-2147482140)
【 日時 】06/03/26 02:16
【 発言者 】タッチ <touch_an007○ybb.ne.jp>
自分がキトウキノさん型のSSを書くのでなんとなく普通に読めてしまったのですが(笑
ただ、詩の方に引っ掛かりを感じてしまいましたね。
別に歌詞なんだから直球勝負でも良いとは思うんですが何でシンジがレイを探しに旅に出るのかといった所が今一つはっきりと伝わってこなかった気がしますね。
ボクはまだ、一人の時間に慣れずにいる
キミと一緒に過ごした日々
良く顔を見合わせ笑い合ったね
そんな毎日がずっと続くと思ってた
でもキミは、あの日ボクの前から突然消えた
○ キミは何処に行ってしまったのだろう
名前を呼んでもキミは還ってこない
ボクを呼んでくれる声が聞こえない
それが堪らなく寂しさを募らせるから
ボクはキミを探す為に旅に出よう
キミはあの時言ったね、これが運命なのだと
泣き笑いのキミにボクは何も言えずに
現実を受け入れられないまま別れたけれど
あの日ボクは泣く事しか出来ずにいた
☆ ただもう一度キミに逢いたくて
キミのくれる温もりを感じたくて
キミの安らかな笑顔が見たくて
ボクの心がキミを求めているから
ボクはキミを探し続ける
自分ならこんな感じに書きますが如何でしょうか?
歌詞って事で余り捻ると今度は言いたい事が上手く伝わらない可能性も出てきますので、こんなところで良いと思うんですが・・・・・
ま、言いたい事はストレートでも良いんで、もっとシンジの心境を書き込んだ方が良いって事なんですけどね歌詞に関しては・・・・・
まあ、もっと上手い表現を使いたかったんですが、休憩時間の30分ではこれが限界ですねw
mailto:touch_an007○ybb.ne.jp
【タイトル】Re: TRAVEL/キトウキノ
【記事番号】-2147482097 (-2147482140)
【 日時 】06/04/01 17:02
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
>こうやって他人にどーこういわれることはとても
>貴重なことなんだけど、結構、『嫌な気持ち』ばかりが沸き起こってきて
まぁ難しい話ではあります。個人的には全く無反応で完全スルーされるよりは叩かれても反応がある方が嬉しいですが、それも程度問題で、「書くの止めろボケ」とかだとさすがに虚無的になりますわな。実際にそういうメールをもらった作家さんもいますし。私はそういうのはまだないですが。
作家的には広い心、読者的には書き方にちょっと気を遣うってことで何とかなるとは思ってるんですけど。あと、捉え方は人それぞれってことを忘れないってことかな。
>詩のすばらしさっていうのは作者の感性が文法の論理や常識的な表現にしばられずに
これが詩の難しさでもあります。伝わる伝わらないは紙一重だし、一歩間違えば独りよがりになってしまう。
ただこれ、歌詞として見た時には、言葉を唄うという意味では水準には達してると思う。韻を踏んだり響きを重視するあまり、結果的に何も訴えていない昨今の一部J-POPや歌謡曲に比べれば、全然いいと思います。
>>某DJ風に書いてみました(爆)
>>わかる人だけわかってw
わかりませーん(^^;)
>自分ならこんな感じに書きますが如何でしょうか?
わりかしイケてるように思います。あとはメロディーとの兼ね合い、ってことになってしまうのが「歌詞」の難しさってことになるんでしょうか。
こういう形で詩(詞)を作品中に取り込む時、メロディーに乗った完全な歌詞という形を取るのがベストなのかどうかという深い問題にまで到達してしまいますが、ウェブサイトという形式の自由さを最大限に生かすべくMIDIあるいはMP3の投稿も考慮に入れるべきかもしれんな、などと思ったりしました。ただし、曲となるとハードルは更に高くなりますが(笑)。アレンジも含めてね。
mailto:tamb○cube-web.net