「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
TOP
> 記事閲覧
Race Queen =Blue Version=
投稿日
: 2009/05/31 00:00
投稿者
:
Cooper
参照先
:
【タイトル】Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481817 (2147483647)
【 日時 】06/07/03 18:12
【 発言者 】Cooper
Race Queen =Blue Version=
軽いモーター音と共に、真っ白なシャッターがゆっくりと開いていく。
降り注ぐ強い日差しのせいで、薄暗いガレージの中はよく見えない。
シャッターが半分くらい開いた時、1人のメカニックが黒っぽい塊を押しながら出て来るのが見えた。
「ひゅーっ!」
日差しの下に現れたそれを見てケンスケが口笛を吹いた。
「ほう……」
加持さんも、ため息のような声をあげている。
トウジは……ぽかんと口を開けて固まっている。
イヤになるくらい照りつける太陽の下に出て来たのは、夏の海のような深い青に輝くバイクだった。
8月最後の日曜日、ここはとあるサーキット。
ひょんなことからバイクレースのワークスチームをサポートすることになったNERV 。
今日は、来年投入する新型マシンのNERV 関係者への極秘お披露目会だ。
新型にはエヴァのシンクロ技術の一部が使われていて、その基礎実験をしたのが僕達だった。
「……確かにカッコイイ」
バイクにあまり興味がない僕でも、見とれてしまう。
「かーっ! ムチャムチャカッコええなあ!」
トウジが食い入るようにバイクを見ている。
「エンジンかけてくれへんかなあ……乗ってみたいなあ……なあ、センセ?」
トウジは高校2年の時にバイクの免許を取り、3年になって250ccのバイクを買った。
「あ、うん、でも僕はバイクはちょっと……」
その時だった。
「おおおー!」
ガレージの方から大きな歓声が上がった。
何事かと思って振り向くと……
「あ……綾波……」
そこには、白と青のレオタードに青いショートブーツの綾波が、
白と青のカサを持って少し眩しそうに目を細めて立っていた。
きょろきょろと周りを見て、なんだか落ち着かないようだ。
ミサトさんと加持さんに頼み込まれて、仕方なくバイトするって言ってたけど……
まるで、本物のレースクイーンだ!
「ほーっ! ええスタイルしとんなあ!」
隣のトウジが感心している。洞木さんが聞いたら大変なことになるぞ。
ケンスケは、既に綾波の前でカメラを構えて何か注文をつけている。
「あ……」
綾波が僕を見つけたようだ。小さくこっちに手を振っている。
僕がちょっと手を振り返すと、綾波は隣にいるスタッフの人に何か話しはじめた。
そして、時計を見て頷いてるスタッフにちょっと頭を下げると、小走りでこっちにやってきた。
綾波に見とれていた人達も、それをきっかけにそれぞれの仕事に戻っていく。
「碇くん!」
「すごいね、本物のレースクイーンみたいだよ」
「もう、何を言うのよ!」
綾波が胸元に手をやる。
「こんな衣装だと思ってなかったから……それに……これ、少しきつくて……」
「そお? 似合ってると思うけど」
綾波の胸元にドキドキしながら、僕は正直に言ってみた。
「バカ……恥かしいんだから……」
そう言って笑いながら僕を見る目は、恥かしそうだけど……嬉しそうにも見えた。
「何が恥かしいのよ!」
大きな声に振り向くと、アスカが腰に手を当てたいつものポーズで不機嫌そうに立っていた。
その後では、カヲルくんが肩をすくめて笑っている。
「大体、どうしてレイなのよ!」
「だから、それは……」
みんながこれまでに散々説明……説得してきたことを、僕がもう一度言おうとすると
アスカがビシッと人差し指を僕に突き出した。
「わかってる! バイクが青だから、青が似合うレイなんでしょ! よーくわかってる!」
そう言うと、アスカがニヤッと笑った。
「だ、け、ど……2台目はアタシのものよ!」
「は?」
「今日は1台だけど、レースに出るのって、メーカーのチームなら普通は2台でしょ!」
「それって、まさか……」
僕は嫌な予感がして、カヲル君を見た。
両手をちょっと上げて苦笑いしている。
「監督(作者)に話しつけてきたわ!」
「やっぱり……」
「おまえ、バイク乗るんか?」
「アンタ、バカ?」
トウジのちょっとずれた質問をバッサリ切り捨てて、アスカは言った。
「2台目は……弐号機は燃えるような赤よ! アタシの赤!」
綾波はあきれたような顔でアスカを見ている。
「そして……アタシがレースクイーンよ!!」
僕はガッツポーズのアスカの背後に、燃え上がる炎を見た気がした。
きっと暑さのせいだろう……
そうこうしているうちに、コースの真中にバイクが止められ、綾波が呼ばれていった。
正式発表のための写真と、NERVの報告書に載せるための写真を撮るらしい。
カメラマンがスタッフにいろいろ指示している。
ケンスケはカメラマンの後をついて回って、いろいろ質問しているようだ。
そんなケンスケが撮るのは、バイクよりも綾波が中心だけど、時々アスカやカヲルくんも撮ってる。
……私服姿は貴重なんだそうだ。
撮影が始まって、バイクの隣でポーズをとってる綾波は遠い世界の人のようだ。
でも、時々見せるなんとなく困ったような笑顔が、僕の知ってる綾波だったから……ホッとした。
アスカはカメラマンの隣で、身振り手振りで勝手に綾波にポーズの指示を出している。
加持さんとトウジとカヲルくんは、
「シンクロすることで機械的なタイムラグが最少に……」なんて話している。
「シンジ、シンジ!」
「ん?」
振り向くと、走り回っていたケンスケがいつのまにか後にいた。
「何? ケンスケ」
「ちょっとしゃがんでくれ」
「え? ああ、いいよ」
ケンスケがカメラを指差すので、
写真を撮るのに邪魔なんだと思った僕は言われたとおりにしゃがんだ。
「うわっ!ちょ、ちょっと、何するんだよ!」
しゃがんだとたん、いきなりケンスケが肩に乗ってきた。
「肩車だよ! ほら、立って!」
「な、何で僕が!」
「いいから立て! 黙って立て! とにかく立て!」
そう言いながら、ケンスケは僕の髪をグイグイ引っ張る
「い、痛いって! わかったよ、わかったから髪引っ張るなよ!」
僕だって高校生になって背も伸びたし、それなりに筋肉もついた。
だけど、ケンスケも同じように成長しているから、やっぱり重い。
僕はケンスケを肩に乗せて、よろよろと立ち上がった。
「うん、うん、いい感じだ。よーし、碇シンジ発進! 3時の方向へ進め!」
「はあ? どうして?」
「なんでもいいから、おまえは言われたとおりにしろ!」
ケンスケが僕の髪を掴んで、無理やり頭を右に……
「痛い! 痛いって! 髪引っ張るなって!」
「じゃあ……言うとおりに動くんだな。碇くん」
ケンスケの何かを企んでそうな話し方にちょっと興味が湧いた僕は、
仕方なくよろよろと右に向って歩き出した。
ケンスケに操られた僕は、スタッフの後を大きく回り込むようにして、よろよろと綾波に近づいていった。
ちょうど、カメラマンがカメラやレンズを交換していて撮影は一休み中。
綾波が一人でバイクの横に立っている。
「……碇くん、何してるの?」
僕らに気付いた綾波が、明らかに不審者を見るような目で僕を見る。
「な、何ってケンスケに聞いてよ。無理やりやらされてるんだから……」
そのときだった、頭上から小さな電子音が聞こえてきた。それも連続で……
その直後、パッと胸元を押さえた綾波の顔が見たこともない恐ろしい表情になり、
その怒りに満ちた燃えるような赤い瞳に、涙が浮かんだ。
そこでやっと僕は気付いた。
電子音はデジカメのシャッター音で、こいつは僕を脚立の代わりにして綾波の胸の谷間を……
パーン!
乾いた音がざわついていたホームストレートに響き渡る。
目の前にチカチカと星が光っている。左の頬が熱い……
辺りは一瞬で静寂に包まれ、セミの声さえ聞こえなくなった。
周囲の視線が僕達に集まる。
そして、脚立……いや、僕は、スローモーションのように倒れていった。
肩に乗っていたはずのケンスケは、僕が倒れる前にヒラリと飛び降りた。
あ……アスファルトが熱い……
「シンジー! 利用して悪かったなー!」
その場を逃げ出して、ガレージの手前で立ち止まったケンスケが振り向いて叫んだ。
その声に、コース上は一気にざわめきを取り戻した。
「シンジ君大丈夫か?」
「ちょっとレイ、何があったのよ!」
僕と綾波がそれぞれに囲まれていると、遠くからケンスケの声が聞こえた。
「綾波ーっ! シンジは無実だぞー!」
その夜、僕の部屋の端末に一つのファイルが届いていた。
ファイル名は
「REI / RQ ver.」
http://tamb.cube-web.net/cont/cooper/gareki/rq/rq.htm
家に帰ってから、いつもより優しかった綾波は……もちろん知らない。
(了)
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481816 (-2147481817)
【 日時 】06/07/03 18:17
【 発言者 】Cooper
こんにちは、Cooperです。
先日公開の「Happy Birthday Dear Children!」を書きながら、またガレージキットを作ってました。
今回は、バイクのプラモデルも同時に。
小説書く→行き詰まる→ガレキ作る→行き詰まる→プラも作る→飽きる→小説書く→以下繰り返し(笑)
そんなこんなで、どうにか全部出来上がって、前回のようにガレキの写真を撮ってたら……
シンジ君が降りてきて、今回投下した「Race Queen =Blue Version=」を書いてしまいました。
勢いって恐ろしい。
で、せっかくなのでガレキの写真と一緒に投下しようと思って、tambさんに相談しましたら
写真をまとめていただき、こういう形での公開となりました。
投稿の公開待ちの方がたくさんいらっしゃるのに、お手数をおかけして本当にすいませんでした。
公開待ちの皆さんにも、ご迷惑をおかけしてすいませんでした。
ガレキとプラモについて少々……
メインは、数年前に限定で発売された「綾波レイ、レースクイーンver.」というキットです。
今でも、オークションなどでは人気のキットです。
胸元とヒップのレオタードのくい込み具合を少しアップしてます。
レオタードの色も勝手にパール系にしてます。
おまけのバイクのプラモは、タミヤの「YAMAHA YZR-M1 '04」です。
私がヤマハ好きで、ライダーの阿部典史が好き(だからゼッケン17)なのと、
カラーリングがエヴァの雰囲気に合いそうだったので選びました。
といっても、カラーはメーカー指定ではなく、
綾波さんのレオタードの青を濃くしたオリジナルのパールの青です。
(素人の写真じゃ色がちゃんと出ないのが残念です)
ステッカーも、適当にアレンジして勝手に貼ってます。
NERVマークは自作ですので、プリンタの性能限界から、シマシマなのはご愛嬌ということで。
ガレキ(1/8)とプラモ(1/12)のスケールが違うのでバランスが変ですが、笑って見逃してください。
話の中で、アスカさんが「2台目は……」と叫んでましたが、
アスカさんのキットとバイクプラモは既に手元にあります(笑)。
後は作るだけ。
ただ、現在3人目の綾波さんに着手しているので、アスカさんがいつになるのかまだ未定です。
次の次くらいかな……
皆さんに忘れ去られないうちに、2人を並べて公開したいと思ってます。
でもスケールが違ったかも……
よろしければ、SSと共に、ガレキの感想なども聞かせていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481815 (-2147481817)
【 日時 】06/07/03 21:00
【 発言者 】あいだ
うまい。
間違いなくこれはエヴァだ。
エヴァというか、エヴァのキャラクター達だ。
俺の好きな、キャラを歪めてない、正常進行形のエヴァだ。
他に何を言う必要もなく。
私は満足した。
ほんの少しだけ、自己主張をはじめた綾波にも、HAPPYを!
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481814 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 00:23
【 発言者 】なお。
ガレキも上手だけど、このショートがあまりにも写真のイメージにぴったりなんで驚きました。
ちょっと無理もありますが、写真も付いてるので妙な説得力があります(笑)
背景は茂木あたり?
レイのフィギュア。
改造した胸元やおしりが自然でいてすっごくセクシー。
水着もエナメルっぽい質感がしっかりと再現されていて、全体的な工作技術の高さがうかがえます。
細かい工作のいらない水着モデルなら、フルスクラッチできるんじゃないだろか?
ここまでしっかりと作り込んであるとバイクの写真ももっとよく見たいです。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481813 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 01:59
【 発言者 】Cooper
■あいださん
写真を撮ってたノリと勢いで書いたので、満足して頂けたなんて、すごく嬉しいです。
本当にありがとうございました。
■なお。さん
お誉め頂き、ありがとうございます。
背景は、富士スピードウェイです。他にちょうどいい写真が無くって(笑)。
フルスクラッチなんて、まだまだ無理です!
今回のは、元のキットがすごくバランスも出来もいいので、上手くごまかせてるだけなんです(汗)
もちろん、いつかは挑戦したいんですけどね。今はまだまだキット製作です。
バイクの方は実は仕上げに失敗してまして、あまりお見せできなくて(笑)。
湿度の高い日の塗装はダメなんで、ホントはしないんですが、
大雨の日に暇だったんで、「主役じゃないからいいか」って最後の仕上げのクリア(4回目)を吹いたら……最悪です。
おまけに、なぜかホコリもつきまくってしまって(涙)。
なんとか磨いて補修したんですが、現在お見せできるのはあの写真程度までなんです。
せっかく誉めて頂いたのに、すいません m(_ _)m。
弐号機完成までにはもう少し補修して、ちゃんと2台並べてお見せできるようにがんばります。
けど、赤って難しい色なんですよねえ……綺麗に出せるかどうか……(密かに燃えてます)
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481806 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 19:34
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
これはいい。非常にいいね。
「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。 物語っていうのは、物語そのものが持っているパワーが一番大事なんだと再認識。
>NERVの報告書に載せるための写真
どんな報告書だ(笑)。
>ほんの少しだけ、自己主張をはじめた綾波にも、HAPPYを!
恐らくは生涯二度目のビンタにもHAPPYを!(笑)
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481805 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 21:10
【 発言者 】あいだ
>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
これを言ってしまうと身も蓋もない(笑)
まぁ事実そう思ってるんだけど、立場がなくなるじゃあーりませんか(笑)
一つ目のコメントには、単純に、「満足した」と書いたんだけど、個人的には、非常にバランスが取れてるんだよな。
カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
僕視点で語られる物語の進行と、僕の感じるいろんな情景や感情の描写が、スムーズに入ってくる。
まぁ、ごちゃごちゃ書いてもしょうがないのかもしれない。
>物語っていうのは、物語そのものが持っているパワーが一番大事なんだと再認識。
これに尽きると、私も思っているのだし。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481804 (-2147481817)
【 日時 】06/07/05 00:25
【 発言者 】普段からきいろを身につける者
>「2台目は……弐号機は燃えるような赤よ! アタシの赤!」
謎のマスク万:「どうだい我々の所でキャンペーンガールをやってみないかね」
アスカたん:「赤いマシンでしょうね?」
謎のマスク万:「当然だ。見てくれたまえ」
アスカたん:「うぞ~ん」
http://www.baghaus.net/~kazuboh/archives/20051009_s.jpg
Cooperさんごめんなしゃい
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481803 (-2147481817)
【 日時 】06/07/05 03:04
【 発言者 】なお。
>>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
>
> これを言ってしまうと身も蓋もない(笑)
>まぁ事実そう思ってるんだけど、立場がなくなるじゃあーりませんか(笑)
これは王道なんですよ。痛快でテンポがいい。『罪と罰』と比較すると受けるのは当たり前なんです。故にこれといった文句が出ない仕上がりになる傾向にあるんです。皆がほめてるところからそれなりにうまいのも認めますけどね。
『罪と罰』は。ほら、暗いからw
でも私は結構すきですよ。
> カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
そうなんですよ。でも私はちょっと無理があると書いたんですよね(笑)
しかしそれはストレスがあるって意味の無理じゃなく、強引だという意味。
この違い、わかってもらえるだろうか?
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481785 (-2147481817)
【 日時 】06/07/06 02:23
【 発言者 】Cooper
tambさん、あいださん、なお。さん、
>>>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
恥ずかしいので、「罪と罰」のようなちゃんとした作品と比べないで下さい。
時間もかけずに、おもしろがって勢いで書いただけですから(汗)。
でも、初心者にはそれが大事なのかも知れませんね。
> カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
この話も、投稿させてもらってる話と同じ設定で書いてます。
御都合主義な設定なので、そこにはカヲル君もいるものですから……。
一度世界を設定してしまうと、自分の中でそこでの話を一旦完結させないと(納得できるまで書かないと)
次の世界を考える余裕がないようです(今は)。
そんな設定をどこかで説明すればいいんでしょうけど、どこで書いたらいいんでしょう?
やっぱり最初の話の中で書くべきだったんでしょうか?
それとも、前書きとか後書きですか?「この話の世界は……」みたいに。
実は、結構悩んでます。
あ、ここで書いちゃってもいいんですか?
普段からきいろを身につける者さん、
やられました(笑)
実は=Red Version=のネタを書き出してるんですが、その中のアスカさんの台詞に
「赤は3倍速いのよ!」とか「赤くて角がついてれば3倍速いって決まってんのよ!」というのがあったりします(使い古された台詞なので使うかどうかは別ですけど)。
さらに、うちの赤いのは1/60なのでサイズは今一つですけど、写真を1枚入れようかと考えたこともあります(笑)。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481761 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 14:15
【 発言者 】あいだ
>『罪と罰』は。ほら、暗いからw
> でも私は結構すきですよ。
おお、なお。さん、ありがとうございます。
ストレートな告白をもらった気分です(笑)
>強引だという意味。
強引、というのはどの辺でそう感じられました?
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481760 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 22:15
【 発言者 】なお。
> 強引、というのはどの辺でそう感じられました?
加持とミサトがレイにバイトをさせたところ。
その強引さがいいんだけどねw
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481759 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 22:55
【 発言者 】あいだ
>加持とミサトがレイにバイトをさせたところ。
>その強引さがいいんだけどねw
ああ、どうだろう。
どっちかって言うと、そう言う意味では、「命令だ」ってゲンドウに言わせる方が良かったのやもしれずw
ゲンドウがいないなら、リツコさんにうまく丸め込ませるとかねw
編集
件名
スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
表示
非表示
URL
画像添付
暗証キー
画像認証
(右画像の数字を入力)
コメント
-
WEB PATIO
-
【記事番号】-2147481817 (2147483647)
【 日時 】06/07/03 18:12
【 発言者 】Cooper
Race Queen =Blue Version=
軽いモーター音と共に、真っ白なシャッターがゆっくりと開いていく。
降り注ぐ強い日差しのせいで、薄暗いガレージの中はよく見えない。
シャッターが半分くらい開いた時、1人のメカニックが黒っぽい塊を押しながら出て来るのが見えた。
「ひゅーっ!」
日差しの下に現れたそれを見てケンスケが口笛を吹いた。
「ほう……」
加持さんも、ため息のような声をあげている。
トウジは……ぽかんと口を開けて固まっている。
イヤになるくらい照りつける太陽の下に出て来たのは、夏の海のような深い青に輝くバイクだった。
8月最後の日曜日、ここはとあるサーキット。
ひょんなことからバイクレースのワークスチームをサポートすることになったNERV 。
今日は、来年投入する新型マシンのNERV 関係者への極秘お披露目会だ。
新型にはエヴァのシンクロ技術の一部が使われていて、その基礎実験をしたのが僕達だった。
「……確かにカッコイイ」
バイクにあまり興味がない僕でも、見とれてしまう。
「かーっ! ムチャムチャカッコええなあ!」
トウジが食い入るようにバイクを見ている。
「エンジンかけてくれへんかなあ……乗ってみたいなあ……なあ、センセ?」
トウジは高校2年の時にバイクの免許を取り、3年になって250ccのバイクを買った。
「あ、うん、でも僕はバイクはちょっと……」
その時だった。
「おおおー!」
ガレージの方から大きな歓声が上がった。
何事かと思って振り向くと……
「あ……綾波……」
そこには、白と青のレオタードに青いショートブーツの綾波が、
白と青のカサを持って少し眩しそうに目を細めて立っていた。
きょろきょろと周りを見て、なんだか落ち着かないようだ。
ミサトさんと加持さんに頼み込まれて、仕方なくバイトするって言ってたけど……
まるで、本物のレースクイーンだ!
「ほーっ! ええスタイルしとんなあ!」
隣のトウジが感心している。洞木さんが聞いたら大変なことになるぞ。
ケンスケは、既に綾波の前でカメラを構えて何か注文をつけている。
「あ……」
綾波が僕を見つけたようだ。小さくこっちに手を振っている。
僕がちょっと手を振り返すと、綾波は隣にいるスタッフの人に何か話しはじめた。
そして、時計を見て頷いてるスタッフにちょっと頭を下げると、小走りでこっちにやってきた。
綾波に見とれていた人達も、それをきっかけにそれぞれの仕事に戻っていく。
「碇くん!」
「すごいね、本物のレースクイーンみたいだよ」
「もう、何を言うのよ!」
綾波が胸元に手をやる。
「こんな衣装だと思ってなかったから……それに……これ、少しきつくて……」
「そお? 似合ってると思うけど」
綾波の胸元にドキドキしながら、僕は正直に言ってみた。
「バカ……恥かしいんだから……」
そう言って笑いながら僕を見る目は、恥かしそうだけど……嬉しそうにも見えた。
「何が恥かしいのよ!」
大きな声に振り向くと、アスカが腰に手を当てたいつものポーズで不機嫌そうに立っていた。
その後では、カヲルくんが肩をすくめて笑っている。
「大体、どうしてレイなのよ!」
「だから、それは……」
みんながこれまでに散々説明……説得してきたことを、僕がもう一度言おうとすると
アスカがビシッと人差し指を僕に突き出した。
「わかってる! バイクが青だから、青が似合うレイなんでしょ! よーくわかってる!」
そう言うと、アスカがニヤッと笑った。
「だ、け、ど……2台目はアタシのものよ!」
「は?」
「今日は1台だけど、レースに出るのって、メーカーのチームなら普通は2台でしょ!」
「それって、まさか……」
僕は嫌な予感がして、カヲル君を見た。
両手をちょっと上げて苦笑いしている。
「監督(作者)に話しつけてきたわ!」
「やっぱり……」
「おまえ、バイク乗るんか?」
「アンタ、バカ?」
トウジのちょっとずれた質問をバッサリ切り捨てて、アスカは言った。
「2台目は……弐号機は燃えるような赤よ! アタシの赤!」
綾波はあきれたような顔でアスカを見ている。
「そして……アタシがレースクイーンよ!!」
僕はガッツポーズのアスカの背後に、燃え上がる炎を見た気がした。
きっと暑さのせいだろう……
そうこうしているうちに、コースの真中にバイクが止められ、綾波が呼ばれていった。
正式発表のための写真と、NERVの報告書に載せるための写真を撮るらしい。
カメラマンがスタッフにいろいろ指示している。
ケンスケはカメラマンの後をついて回って、いろいろ質問しているようだ。
そんなケンスケが撮るのは、バイクよりも綾波が中心だけど、時々アスカやカヲルくんも撮ってる。
……私服姿は貴重なんだそうだ。
撮影が始まって、バイクの隣でポーズをとってる綾波は遠い世界の人のようだ。
でも、時々見せるなんとなく困ったような笑顔が、僕の知ってる綾波だったから……ホッとした。
アスカはカメラマンの隣で、身振り手振りで勝手に綾波にポーズの指示を出している。
加持さんとトウジとカヲルくんは、
「シンクロすることで機械的なタイムラグが最少に……」なんて話している。
「シンジ、シンジ!」
「ん?」
振り向くと、走り回っていたケンスケがいつのまにか後にいた。
「何? ケンスケ」
「ちょっとしゃがんでくれ」
「え? ああ、いいよ」
ケンスケがカメラを指差すので、
写真を撮るのに邪魔なんだと思った僕は言われたとおりにしゃがんだ。
「うわっ!ちょ、ちょっと、何するんだよ!」
しゃがんだとたん、いきなりケンスケが肩に乗ってきた。
「肩車だよ! ほら、立って!」
「な、何で僕が!」
「いいから立て! 黙って立て! とにかく立て!」
そう言いながら、ケンスケは僕の髪をグイグイ引っ張る
「い、痛いって! わかったよ、わかったから髪引っ張るなよ!」
僕だって高校生になって背も伸びたし、それなりに筋肉もついた。
だけど、ケンスケも同じように成長しているから、やっぱり重い。
僕はケンスケを肩に乗せて、よろよろと立ち上がった。
「うん、うん、いい感じだ。よーし、碇シンジ発進! 3時の方向へ進め!」
「はあ? どうして?」
「なんでもいいから、おまえは言われたとおりにしろ!」
ケンスケが僕の髪を掴んで、無理やり頭を右に……
「痛い! 痛いって! 髪引っ張るなって!」
「じゃあ……言うとおりに動くんだな。碇くん」
ケンスケの何かを企んでそうな話し方にちょっと興味が湧いた僕は、
仕方なくよろよろと右に向って歩き出した。
ケンスケに操られた僕は、スタッフの後を大きく回り込むようにして、よろよろと綾波に近づいていった。
ちょうど、カメラマンがカメラやレンズを交換していて撮影は一休み中。
綾波が一人でバイクの横に立っている。
「……碇くん、何してるの?」
僕らに気付いた綾波が、明らかに不審者を見るような目で僕を見る。
「な、何ってケンスケに聞いてよ。無理やりやらされてるんだから……」
そのときだった、頭上から小さな電子音が聞こえてきた。それも連続で……
その直後、パッと胸元を押さえた綾波の顔が見たこともない恐ろしい表情になり、
その怒りに満ちた燃えるような赤い瞳に、涙が浮かんだ。
そこでやっと僕は気付いた。
電子音はデジカメのシャッター音で、こいつは僕を脚立の代わりにして綾波の胸の谷間を……
パーン!
乾いた音がざわついていたホームストレートに響き渡る。
目の前にチカチカと星が光っている。左の頬が熱い……
辺りは一瞬で静寂に包まれ、セミの声さえ聞こえなくなった。
周囲の視線が僕達に集まる。
そして、脚立……いや、僕は、スローモーションのように倒れていった。
肩に乗っていたはずのケンスケは、僕が倒れる前にヒラリと飛び降りた。
あ……アスファルトが熱い……
「シンジー! 利用して悪かったなー!」
その場を逃げ出して、ガレージの手前で立ち止まったケンスケが振り向いて叫んだ。
その声に、コース上は一気にざわめきを取り戻した。
「シンジ君大丈夫か?」
「ちょっとレイ、何があったのよ!」
僕と綾波がそれぞれに囲まれていると、遠くからケンスケの声が聞こえた。
「綾波ーっ! シンジは無実だぞー!」
その夜、僕の部屋の端末に一つのファイルが届いていた。
ファイル名は
「REI / RQ ver.」
http://tamb.cube-web.net/cont/cooper/gareki/rq/rq.htm
家に帰ってから、いつもより優しかった綾波は……もちろん知らない。
(了)
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481816 (-2147481817)
【 日時 】06/07/03 18:17
【 発言者 】Cooper
こんにちは、Cooperです。
先日公開の「Happy Birthday Dear Children!」を書きながら、またガレージキットを作ってました。
今回は、バイクのプラモデルも同時に。
小説書く→行き詰まる→ガレキ作る→行き詰まる→プラも作る→飽きる→小説書く→以下繰り返し(笑)
そんなこんなで、どうにか全部出来上がって、前回のようにガレキの写真を撮ってたら……
シンジ君が降りてきて、今回投下した「Race Queen =Blue Version=」を書いてしまいました。
勢いって恐ろしい。
で、せっかくなのでガレキの写真と一緒に投下しようと思って、tambさんに相談しましたら
写真をまとめていただき、こういう形での公開となりました。
投稿の公開待ちの方がたくさんいらっしゃるのに、お手数をおかけして本当にすいませんでした。
公開待ちの皆さんにも、ご迷惑をおかけしてすいませんでした。
ガレキとプラモについて少々……
メインは、数年前に限定で発売された「綾波レイ、レースクイーンver.」というキットです。
今でも、オークションなどでは人気のキットです。
胸元とヒップのレオタードのくい込み具合を少しアップしてます。
レオタードの色も勝手にパール系にしてます。
おまけのバイクのプラモは、タミヤの「YAMAHA YZR-M1 '04」です。
私がヤマハ好きで、ライダーの阿部典史が好き(だからゼッケン17)なのと、
カラーリングがエヴァの雰囲気に合いそうだったので選びました。
といっても、カラーはメーカー指定ではなく、
綾波さんのレオタードの青を濃くしたオリジナルのパールの青です。
(素人の写真じゃ色がちゃんと出ないのが残念です)
ステッカーも、適当にアレンジして勝手に貼ってます。
NERVマークは自作ですので、プリンタの性能限界から、シマシマなのはご愛嬌ということで。
ガレキ(1/8)とプラモ(1/12)のスケールが違うのでバランスが変ですが、笑って見逃してください。
話の中で、アスカさんが「2台目は……」と叫んでましたが、
アスカさんのキットとバイクプラモは既に手元にあります(笑)。
後は作るだけ。
ただ、現在3人目の綾波さんに着手しているので、アスカさんがいつになるのかまだ未定です。
次の次くらいかな……
皆さんに忘れ去られないうちに、2人を並べて公開したいと思ってます。
でもスケールが違ったかも……
よろしければ、SSと共に、ガレキの感想なども聞かせていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481815 (-2147481817)
【 日時 】06/07/03 21:00
【 発言者 】あいだ
うまい。
間違いなくこれはエヴァだ。
エヴァというか、エヴァのキャラクター達だ。
俺の好きな、キャラを歪めてない、正常進行形のエヴァだ。
他に何を言う必要もなく。
私は満足した。
ほんの少しだけ、自己主張をはじめた綾波にも、HAPPYを!
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481814 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 00:23
【 発言者 】なお。
ガレキも上手だけど、このショートがあまりにも写真のイメージにぴったりなんで驚きました。
ちょっと無理もありますが、写真も付いてるので妙な説得力があります(笑)
背景は茂木あたり?
レイのフィギュア。
改造した胸元やおしりが自然でいてすっごくセクシー。
水着もエナメルっぽい質感がしっかりと再現されていて、全体的な工作技術の高さがうかがえます。
細かい工作のいらない水着モデルなら、フルスクラッチできるんじゃないだろか?
ここまでしっかりと作り込んであるとバイクの写真ももっとよく見たいです。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481813 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 01:59
【 発言者 】Cooper
■あいださん
写真を撮ってたノリと勢いで書いたので、満足して頂けたなんて、すごく嬉しいです。
本当にありがとうございました。
■なお。さん
お誉め頂き、ありがとうございます。
背景は、富士スピードウェイです。他にちょうどいい写真が無くって(笑)。
フルスクラッチなんて、まだまだ無理です!
今回のは、元のキットがすごくバランスも出来もいいので、上手くごまかせてるだけなんです(汗)
もちろん、いつかは挑戦したいんですけどね。今はまだまだキット製作です。
バイクの方は実は仕上げに失敗してまして、あまりお見せできなくて(笑)。
湿度の高い日の塗装はダメなんで、ホントはしないんですが、
大雨の日に暇だったんで、「主役じゃないからいいか」って最後の仕上げのクリア(4回目)を吹いたら……最悪です。
おまけに、なぜかホコリもつきまくってしまって(涙)。
なんとか磨いて補修したんですが、現在お見せできるのはあの写真程度までなんです。
せっかく誉めて頂いたのに、すいません m(_ _)m。
弐号機完成までにはもう少し補修して、ちゃんと2台並べてお見せできるようにがんばります。
けど、赤って難しい色なんですよねえ……綺麗に出せるかどうか……(密かに燃えてます)
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481806 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 19:34
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
これはいい。非常にいいね。
「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。 物語っていうのは、物語そのものが持っているパワーが一番大事なんだと再認識。
>NERVの報告書に載せるための写真
どんな報告書だ(笑)。
>ほんの少しだけ、自己主張をはじめた綾波にも、HAPPYを!
恐らくは生涯二度目のビンタにもHAPPYを!(笑)
mailto:tamb○cube-web.net
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481805 (-2147481817)
【 日時 】06/07/04 21:10
【 発言者 】あいだ
>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
これを言ってしまうと身も蓋もない(笑)
まぁ事実そう思ってるんだけど、立場がなくなるじゃあーりませんか(笑)
一つ目のコメントには、単純に、「満足した」と書いたんだけど、個人的には、非常にバランスが取れてるんだよな。
カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
僕視点で語られる物語の進行と、僕の感じるいろんな情景や感情の描写が、スムーズに入ってくる。
まぁ、ごちゃごちゃ書いてもしょうがないのかもしれない。
>物語っていうのは、物語そのものが持っているパワーが一番大事なんだと再認識。
これに尽きると、私も思っているのだし。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481804 (-2147481817)
【 日時 】06/07/05 00:25
【 発言者 】普段からきいろを身につける者
>「2台目は……弐号機は燃えるような赤よ! アタシの赤!」
謎のマスク万:「どうだい我々の所でキャンペーンガールをやってみないかね」
アスカたん:「赤いマシンでしょうね?」
謎のマスク万:「当然だ。見てくれたまえ」
アスカたん:「うぞ~ん」
http://www.baghaus.net/~kazuboh/archives/20051009_s.jpg
Cooperさんごめんなしゃい
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481803 (-2147481817)
【 日時 】06/07/05 03:04
【 発言者 】なお。
>>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
>
> これを言ってしまうと身も蓋もない(笑)
>まぁ事実そう思ってるんだけど、立場がなくなるじゃあーりませんか(笑)
これは王道なんですよ。痛快でテンポがいい。『罪と罰』と比較すると受けるのは当たり前なんです。故にこれといった文句が出ない仕上がりになる傾向にあるんです。皆がほめてるところからそれなりにうまいのも認めますけどね。
『罪と罰』は。ほら、暗いからw
でも私は結構すきですよ。
> カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
そうなんですよ。でも私はちょっと無理があると書いたんですよね(笑)
しかしそれはストレスがあるって意味の無理じゃなく、強引だという意味。
この違い、わかってもらえるだろうか?
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481785 (-2147481817)
【 日時 】06/07/06 02:23
【 発言者 】Cooper
tambさん、あいださん、なお。さん、
>>>「罪と罰」スレで繰り広げられていた二次創作のあり方と作者の立ち位置みたいな議論を鼻で笑って吹っ飛ばすパワーがある。
恥ずかしいので、「罪と罰」のようなちゃんとした作品と比べないで下さい。
時間もかけずに、おもしろがって勢いで書いただけですから(汗)。
でも、初心者にはそれが大事なのかも知れませんね。
> カヲル君の存在はとりあえず棚上げするとして、それ以外にどこにも無理が生じていない。
この話も、投稿させてもらってる話と同じ設定で書いてます。
御都合主義な設定なので、そこにはカヲル君もいるものですから……。
一度世界を設定してしまうと、自分の中でそこでの話を一旦完結させないと(納得できるまで書かないと)
次の世界を考える余裕がないようです(今は)。
そんな設定をどこかで説明すればいいんでしょうけど、どこで書いたらいいんでしょう?
やっぱり最初の話の中で書くべきだったんでしょうか?
それとも、前書きとか後書きですか?「この話の世界は……」みたいに。
実は、結構悩んでます。
あ、ここで書いちゃってもいいんですか?
普段からきいろを身につける者さん、
やられました(笑)
実は=Red Version=のネタを書き出してるんですが、その中のアスカさんの台詞に
「赤は3倍速いのよ!」とか「赤くて角がついてれば3倍速いって決まってんのよ!」というのがあったりします(使い古された台詞なので使うかどうかは別ですけど)。
さらに、うちの赤いのは1/60なのでサイズは今一つですけど、写真を1枚入れようかと考えたこともあります(笑)。
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481761 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 14:15
【 発言者 】あいだ
>『罪と罰』は。ほら、暗いからw
> でも私は結構すきですよ。
おお、なお。さん、ありがとうございます。
ストレートな告白をもらった気分です(笑)
>強引だという意味。
強引、というのはどの辺でそう感じられました?
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481760 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 22:15
【 発言者 】なお。
> 強引、というのはどの辺でそう感じられました?
加持とミサトがレイにバイトをさせたところ。
その強引さがいいんだけどねw
【タイトル】Re: Race Queen =Blue Version=
【記事番号】-2147481759 (-2147481817)
【 日時 】06/07/07 22:55
【 発言者 】あいだ
>加持とミサトがレイにバイトをさせたところ。
>その強引さがいいんだけどねw
ああ、どうだろう。
どっちかって言うと、そう言う意味では、「命令だ」ってゲンドウに言わせる方が良かったのやもしれずw
ゲンドウがいないなら、リツコさんにうまく丸め込ませるとかねw