「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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夜光灯下
投稿日
: 2009/05/31 00:00
投稿者
:
aba-m.a-kkv
参照先
:
【タイトル】夜光灯下
【記事番号】-2147481158 (2147483647)
【 日時 】07/09/13 23:40
【 発言者 】aba-m.a-kkv
夜光灯下 aba-m.a-kkv
「私も貴方も、みんなも、ここまで生きたわね」
街並みの凹凸を映す地平線にオレンジの輝きを纏った夕陽がさよならを告げていく。
夏の名残を含む温かく緩やかな風が、コンフォート屋上の欄干に腰かける少年の銀色の前髪を揺らしていた。
なにも言わず振り返りもしないけれど、気が付いているのを知って、少女はその背中にそう声を掛け、欄干に寄りかかった。
夕方の匂いがする空気の流れが少女の長くなった蒼銀の髪をかすめていく。
時の流れを指し示すように。
「そうだね、不思議な感じだよ、君もそう思わないかい? リリス」
街の喧騒から離れたコンフォートの、更に地上から高く離れる場所に滞る静穏を幾許か挟んで、銀髪の少年が言葉を返す。
その語尾に、眉をひそめるのを隠そうともしないで少女が口唇を開く。
「……そうね、確かに不思議に思うときもあるわ
私は無を願い、貴方は尽く砕かれたはずなのに、こうやって会話をしてる、ねえ、“タブリス”」
薄笑みを浮かべて囁いた綾波レイに、渚カヲルは苦笑しながら視線を夕陽から落とした。
「厳しい言葉だね、レイさん。
もう少し穏やかでもいいんじゃないかい。」
「貴方が先にいったことじゃなかったかしら? 渚君。
私の心はあの日を越えて、いつでもこの屋上の静寂みたいに穏やかよ。」
肯定するようなアルカイックスマイルをカヲルは浮かべ、言葉を発することなく夕日の沈降する地平線に視線を送る。
レイもそれにならった。
目の前の景色から夕陽の体が消え、その抱く光だけが街を幾らか明るく照らす。
二人の背中側に広がる山々は、もう夜の帳に沈んで久しい。
昼を司るモノの没する時を過ぎさせてレイはカヲルの方に目をやった。
「そういえばアスカは?
貴方の傍らにアスカがいないのを見るのは珍しいわ。」
回りを見渡す。
快活に美しい亜麻色の髪の友人の姿は見当たらない。
今日はカヲル以外皆忙しく立ち回っていたが、自分が一段落ついてここに来たのに彼女が居ないのは不思議だった。
家にいるときはできる限りカヲルの傍らにいることを望んでいるはずなのに。
「アスカは追加の買い物に行ってる。
今晩はひとしお手を掛けた料理を作ってくれるらしいね。
おかげで暇を持て余しているのさ。
手伝うと怒られるからね。」
「そう。」
嬉しそうな苦笑いという器用な表情でカヲルが説明する。
レイは、そんな彼の表情を横目に少し見て、アスカが張り切って出かけたであろうスーパーの方角を見下ろした。
遠くの方に見える商店街には小さな小さな人影が残りの光の中に揺れている。
それから、レイはふと自分の今の立ち位置を思い出したように頤に指を当てた。
「でも、こうやって貴方と二人だけで話をするのも珍しいわ。
こんなところを見られたらアスカに怒られてしまうわね。」
さしてまじめそうな表情で呟いたレイに、カヲルは軽く笑った。
「大丈夫だと思うよ。
君はアスカの親友にして、共に戦火を越えた戦友なんだから。」
「そう理論的なものではないのよ、私がそれを知ってから幾許も経ってはいないけれど。
渚君、あまり、安心しすぎると、アスカに殺されてしまうわ」
レイの言葉にカヲルは大げさな笑いを零した。
夕日の残り火が微かになっていく。
そして、コンフォート階下の道の街灯に光が灯った。
それと同じくして、カヲルは笑うのを止め、かわって静か過ぎるほどの穏やかな表情を浮かべる。
「大丈夫さ、彼女は、僕が逸れないことを知っているし、信じてくれている。
それに、僕はそんな愚かな事はしない、例え万が一があったとしても、出来ない」
「何故?」
夜闇が訪れる、特有の雰囲気を満たして。
遠くの方の街は人の群れの存在を表すように赤や白の強い光が煌いている。
かわってこの場所では、屋上に取り付けられた何本かの夜間灯が、二人に薄明かりを配っている。
そんな淡く弱い光の中、今までとは違う静謐な雰囲気のカヲルにレイは怪訝な表情を向けた。
そんなレイに、カヲルは明るさをも加えた言葉を紡ぐ。
「レトゥカーレネフェシュ、存在意義の鎖だよ。」
レイが驚いて目を見開いた。
予想していなかった言葉に、そして、二人の立ち位置において重たい言葉に。
そんなレイの反応に、カヲルはなかば嬉しそうに言った。
「おやおや!
いつも冷静沈着な綾波レイさんの驚き顔が見られるとは。」
手振りを加えたカヲルの言葉にもレイは表情を崩さない。
カヲルが紡いた単語をなぞるように呟く。
「レトゥカーレネフェシュ……」
口唇を揺らすそれが、レイの中で何かの弦を弾く。
カヲルが息をついて掌を下ろす。
「そう、託した者の意思によって生き、託した者の意思によって文字通り死ぬ。
自分の存在意義は普通その人にあるけれど使徒である僕には、もうそれがない。
だから、僕はそれを、群の中の唯一ひとつのリリンに託した。
だから、さ。」
カヲルが欄干から降りる。
コンフォート階下の道の街灯の明かりの下、荷物を抱えた人影の亜麻色の髪が揺れたのを見て。
そして、夜間灯の照らす屋上を抜け出す階段へとゆっくりと歩き出す。
「でも、そんなに驚くことはないだろう、レイさん。
そんなにややこしい儀式じゃない。
それに、君もまた、レトゥカーレネフェシュで自らを繋ぐ、僕と似た存在なんだから。」
少し足を停めて振り向きながらカヲルは告げる。
そしてまた、ゆっくり歩き出した。
繋がれる先を求めるように。
そんなカヲルの背中にレイは言葉を投げる。
「貴方にとってアスカが、貴方の新しいレゾンデートルなのね。
私が碇くんをそうしているように」
「そう、彼女が僕の生であり死だ。
ここまで生きた、その答えだよ。」
レイは数瞬、瞼を閉じる。
耳に響いてくるのは秋の始まりを告げる鈴虫たちの音色。
そして、自らを繋ぎとめる鎖の音。
屋上の出入り口に消えかかるカヲルに、レイは紅い眸を真っ直ぐに向けた。
「この新たに重なりゆく年に、貴方が最初に足を踏み入れた。」
カヲルが歩みを停め、レイの方に振り返る。
レイはそのカヲルの紅い瞳の奥を見て続けた。
「でも、私は、貴方に“おめでとう”は言わない。
“渚カヲル” 貴方は迎え来る年月をこれからもずっと、絆と共に踏破していくんだから。」
凛と澄んだレイの言葉が、初秋の夜に広がっていく。
この日が区切りではあっても到着地ではないと、そこに優しい雰囲気も共にさせて。
カヲルが嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとう、綾波レイ。
同族からの、これ以上無い祝辞だ。
君の言葉通りに。
“いままで生きた”、そして“これからも”
さあ、そろそろ行こう、共に歩いてくれる絆が待っているはずだから。」
レイが頷き、歩き出す。
階下で待っているはずの、明るい部屋と温かい料理と、自らを鎖で繋ぎ止めて放さないでいてくれる愛しい絆の在る場所に。
自らが在るべき場所に。
コンフォートの屋上、誰もいなくなった場所を照らす夜間灯の淡い光の下に、始まったばかりの秋の静穏がとどまり続けていた。
彼等の欠けた心にとどまるものと同じように。
カヲル君、この一年間ありがとう。これからの一年間もよろしく。
【タイトル】Re: 夜光灯下
【記事番号】-2147481147 (-2147481158)
【 日時 】07/09/25 00:08
【 発言者 】のの
すげーきれいな言葉がならんでる(笑)
うーむ、貴族が情熱をもって言葉遊びしてるみたい。
それも綾波さんとカヲル君だからこそだよなあ。
シンジ君には似合わない言葉は言わせたくないので、
大体僕も絢爛な言葉はカヲル君に言ってもらうし。
でもなんとなくカヲル君が驚くときは「おやおや!」
っていうんじゃないか、とゆう感覚が僕と同じでうれしいです(笑)
ちょっと沈没してたけど、映画見て吹き返したエヴァ熱。
熱にうなされる日々がまたつづきそうです。
【タイトル】Re: 夜光灯下
【記事番号】-2147481138 (-2147481158)
【 日時 】07/10/16 04:35
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
夜光灯下
これは明らかに読み手の問題なんだけど、レイとカヲルが話をしているというだけで、
> コンフォート屋上の欄干に腰かける少年
という描写が冒頭にあるにもかかわらず、二人して宙に浮いているイメージがある(爆)。
なんでこんなイメージが浮かぶのかについては思い当たるフシがあるんだけど、ちょっと
伏せておこう(笑)。まぁ単に高いところにいるっていうのもあるんだけど。
例えば、
> 少女はその背中にそう声を掛け、欄干に寄りかかった。
の時のレイは、穏やかな表情をしてると思う。でもすぐに
> 眉をひそめるのを隠そうともしないで
になって、
> まじめそうな表情
> 怪訝な表情
> 驚き顔
に変化していく。こんな風にくるくると表情を変えるレイはかわいいなと思うし、好ま
しいと思う。
どんな服を着てるんだろうか。制服じゃないよな。オーバーオールでもない(笑)。やっ
ぱりスカートだと思うんだけど、カヲルの前髪を揺らす風でやばい事にならないようなス
カートだとは思うんだよな。しかしここでカヲルの私服も全くイメージ出来ないことに気
づいてしまうのだった。
この話、やはりキモになる単語は「レトゥカーレネフェシュ」。そして多くの人がぐぐ
ったと思うんだけど、このスレしかヒットしないという罠(笑)。元のアルファベットを求
む。
何かの拍子にシンジが、あるいはアスカが死んでしまったらこの二人はどうなるんだろ
う、と思ったりもする。
それから、
> 街並みの凹凸を
いつも思うんだけど、この「凹凸」って漢字は何とかならんかね(笑)。例えば「起伏」
とかいう言い換えはできると思うんだけど、「おうとつ」と書こうとするとこの漢字しか
ないんだよな。凹むわ。
凹むことはないか(笑)。
mailto:tamb○cube-web.net
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【 日時 】07/09/13 23:40
【 発言者 】aba-m.a-kkv
夜光灯下 aba-m.a-kkv
「私も貴方も、みんなも、ここまで生きたわね」
街並みの凹凸を映す地平線にオレンジの輝きを纏った夕陽がさよならを告げていく。
夏の名残を含む温かく緩やかな風が、コンフォート屋上の欄干に腰かける少年の銀色の前髪を揺らしていた。
なにも言わず振り返りもしないけれど、気が付いているのを知って、少女はその背中にそう声を掛け、欄干に寄りかかった。
夕方の匂いがする空気の流れが少女の長くなった蒼銀の髪をかすめていく。
時の流れを指し示すように。
「そうだね、不思議な感じだよ、君もそう思わないかい? リリス」
街の喧騒から離れたコンフォートの、更に地上から高く離れる場所に滞る静穏を幾許か挟んで、銀髪の少年が言葉を返す。
その語尾に、眉をひそめるのを隠そうともしないで少女が口唇を開く。
「……そうね、確かに不思議に思うときもあるわ
私は無を願い、貴方は尽く砕かれたはずなのに、こうやって会話をしてる、ねえ、“タブリス”」
薄笑みを浮かべて囁いた綾波レイに、渚カヲルは苦笑しながら視線を夕陽から落とした。
「厳しい言葉だね、レイさん。
もう少し穏やかでもいいんじゃないかい。」
「貴方が先にいったことじゃなかったかしら? 渚君。
私の心はあの日を越えて、いつでもこの屋上の静寂みたいに穏やかよ。」
肯定するようなアルカイックスマイルをカヲルは浮かべ、言葉を発することなく夕日の沈降する地平線に視線を送る。
レイもそれにならった。
目の前の景色から夕陽の体が消え、その抱く光だけが街を幾らか明るく照らす。
二人の背中側に広がる山々は、もう夜の帳に沈んで久しい。
昼を司るモノの没する時を過ぎさせてレイはカヲルの方に目をやった。
「そういえばアスカは?
貴方の傍らにアスカがいないのを見るのは珍しいわ。」
回りを見渡す。
快活に美しい亜麻色の髪の友人の姿は見当たらない。
今日はカヲル以外皆忙しく立ち回っていたが、自分が一段落ついてここに来たのに彼女が居ないのは不思議だった。
家にいるときはできる限りカヲルの傍らにいることを望んでいるはずなのに。
「アスカは追加の買い物に行ってる。
今晩はひとしお手を掛けた料理を作ってくれるらしいね。
おかげで暇を持て余しているのさ。
手伝うと怒られるからね。」
「そう。」
嬉しそうな苦笑いという器用な表情でカヲルが説明する。
レイは、そんな彼の表情を横目に少し見て、アスカが張り切って出かけたであろうスーパーの方角を見下ろした。
遠くの方に見える商店街には小さな小さな人影が残りの光の中に揺れている。
それから、レイはふと自分の今の立ち位置を思い出したように頤に指を当てた。
「でも、こうやって貴方と二人だけで話をするのも珍しいわ。
こんなところを見られたらアスカに怒られてしまうわね。」
さしてまじめそうな表情で呟いたレイに、カヲルは軽く笑った。
「大丈夫だと思うよ。
君はアスカの親友にして、共に戦火を越えた戦友なんだから。」
「そう理論的なものではないのよ、私がそれを知ってから幾許も経ってはいないけれど。
渚君、あまり、安心しすぎると、アスカに殺されてしまうわ」
レイの言葉にカヲルは大げさな笑いを零した。
夕日の残り火が微かになっていく。
そして、コンフォート階下の道の街灯に光が灯った。
それと同じくして、カヲルは笑うのを止め、かわって静か過ぎるほどの穏やかな表情を浮かべる。
「大丈夫さ、彼女は、僕が逸れないことを知っているし、信じてくれている。
それに、僕はそんな愚かな事はしない、例え万が一があったとしても、出来ない」
「何故?」
夜闇が訪れる、特有の雰囲気を満たして。
遠くの方の街は人の群れの存在を表すように赤や白の強い光が煌いている。
かわってこの場所では、屋上に取り付けられた何本かの夜間灯が、二人に薄明かりを配っている。
そんな淡く弱い光の中、今までとは違う静謐な雰囲気のカヲルにレイは怪訝な表情を向けた。
そんなレイに、カヲルは明るさをも加えた言葉を紡ぐ。
「レトゥカーレネフェシュ、存在意義の鎖だよ。」
レイが驚いて目を見開いた。
予想していなかった言葉に、そして、二人の立ち位置において重たい言葉に。
そんなレイの反応に、カヲルはなかば嬉しそうに言った。
「おやおや!
いつも冷静沈着な綾波レイさんの驚き顔が見られるとは。」
手振りを加えたカヲルの言葉にもレイは表情を崩さない。
カヲルが紡いた単語をなぞるように呟く。
「レトゥカーレネフェシュ……」
口唇を揺らすそれが、レイの中で何かの弦を弾く。
カヲルが息をついて掌を下ろす。
「そう、託した者の意思によって生き、託した者の意思によって文字通り死ぬ。
自分の存在意義は普通その人にあるけれど使徒である僕には、もうそれがない。
だから、僕はそれを、群の中の唯一ひとつのリリンに託した。
だから、さ。」
カヲルが欄干から降りる。
コンフォート階下の道の街灯の明かりの下、荷物を抱えた人影の亜麻色の髪が揺れたのを見て。
そして、夜間灯の照らす屋上を抜け出す階段へとゆっくりと歩き出す。
「でも、そんなに驚くことはないだろう、レイさん。
そんなにややこしい儀式じゃない。
それに、君もまた、レトゥカーレネフェシュで自らを繋ぐ、僕と似た存在なんだから。」
少し足を停めて振り向きながらカヲルは告げる。
そしてまた、ゆっくり歩き出した。
繋がれる先を求めるように。
そんなカヲルの背中にレイは言葉を投げる。
「貴方にとってアスカが、貴方の新しいレゾンデートルなのね。
私が碇くんをそうしているように」
「そう、彼女が僕の生であり死だ。
ここまで生きた、その答えだよ。」
レイは数瞬、瞼を閉じる。
耳に響いてくるのは秋の始まりを告げる鈴虫たちの音色。
そして、自らを繋ぎとめる鎖の音。
屋上の出入り口に消えかかるカヲルに、レイは紅い眸を真っ直ぐに向けた。
「この新たに重なりゆく年に、貴方が最初に足を踏み入れた。」
カヲルが歩みを停め、レイの方に振り返る。
レイはそのカヲルの紅い瞳の奥を見て続けた。
「でも、私は、貴方に“おめでとう”は言わない。
“渚カヲル” 貴方は迎え来る年月をこれからもずっと、絆と共に踏破していくんだから。」
凛と澄んだレイの言葉が、初秋の夜に広がっていく。
この日が区切りではあっても到着地ではないと、そこに優しい雰囲気も共にさせて。
カヲルが嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとう、綾波レイ。
同族からの、これ以上無い祝辞だ。
君の言葉通りに。
“いままで生きた”、そして“これからも”
さあ、そろそろ行こう、共に歩いてくれる絆が待っているはずだから。」
レイが頷き、歩き出す。
階下で待っているはずの、明るい部屋と温かい料理と、自らを鎖で繋ぎ止めて放さないでいてくれる愛しい絆の在る場所に。
自らが在るべき場所に。
コンフォートの屋上、誰もいなくなった場所を照らす夜間灯の淡い光の下に、始まったばかりの秋の静穏がとどまり続けていた。
彼等の欠けた心にとどまるものと同じように。
カヲル君、この一年間ありがとう。これからの一年間もよろしく。
【タイトル】Re: 夜光灯下
【記事番号】-2147481147 (-2147481158)
【 日時 】07/09/25 00:08
【 発言者 】のの
すげーきれいな言葉がならんでる(笑)
うーむ、貴族が情熱をもって言葉遊びしてるみたい。
それも綾波さんとカヲル君だからこそだよなあ。
シンジ君には似合わない言葉は言わせたくないので、
大体僕も絢爛な言葉はカヲル君に言ってもらうし。
でもなんとなくカヲル君が驚くときは「おやおや!」
っていうんじゃないか、とゆう感覚が僕と同じでうれしいです(笑)
ちょっと沈没してたけど、映画見て吹き返したエヴァ熱。
熱にうなされる日々がまたつづきそうです。
【タイトル】Re: 夜光灯下
【記事番号】-2147481138 (-2147481158)
【 日時 】07/10/16 04:35
【 発言者 】tamb <tamb○cube-web.net>
夜光灯下
これは明らかに読み手の問題なんだけど、レイとカヲルが話をしているというだけで、
> コンフォート屋上の欄干に腰かける少年
という描写が冒頭にあるにもかかわらず、二人して宙に浮いているイメージがある(爆)。
なんでこんなイメージが浮かぶのかについては思い当たるフシがあるんだけど、ちょっと
伏せておこう(笑)。まぁ単に高いところにいるっていうのもあるんだけど。
例えば、
> 少女はその背中にそう声を掛け、欄干に寄りかかった。
の時のレイは、穏やかな表情をしてると思う。でもすぐに
> 眉をひそめるのを隠そうともしないで
になって、
> まじめそうな表情
> 怪訝な表情
> 驚き顔
に変化していく。こんな風にくるくると表情を変えるレイはかわいいなと思うし、好ま
しいと思う。
どんな服を着てるんだろうか。制服じゃないよな。オーバーオールでもない(笑)。やっ
ぱりスカートだと思うんだけど、カヲルの前髪を揺らす風でやばい事にならないようなス
カートだとは思うんだよな。しかしここでカヲルの私服も全くイメージ出来ないことに気
づいてしまうのだった。
この話、やはりキモになる単語は「レトゥカーレネフェシュ」。そして多くの人がぐぐ
ったと思うんだけど、このスレしかヒットしないという罠(笑)。元のアルファベットを求
む。
何かの拍子にシンジが、あるいはアスカが死んでしまったらこの二人はどうなるんだろ
う、と思ったりもする。
それから、
> 街並みの凹凸を
いつも思うんだけど、この「凹凸」って漢字は何とかならんかね(笑)。例えば「起伏」
とかいう言い換えはできると思うんだけど、「おうとつ」と書こうとするとこの漢字しか
ないんだよな。凹むわ。
凹むことはないか(笑)。
mailto:tamb○cube-web.net