「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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風
投稿日
: 2009/05/31 00:00
投稿者
:
のの
参照先
:
【Date:】 26 May 2009 22:07:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 風
太陽が昇る。
またひとつ、過去を手に入れた。
太陽が沈む。
またひとつ、未来を失った。
風
ケンスケが新横須賀へ行き、トウジは妹のお見舞いに行って休みだった。教室で一人、というのも
気が滅入るし、そもそもアスカが放っておいてはくれない。使徒に飲み込まれてからというもの、学
校でのアスカはいつもより粗く、小うるさかった。それはありがたい事だけどやはり億劫で、授業が
終わる前に屋上に避難した。
かと言って、アスカの所為ではない。それを億劫に感じる自分を発見したくなかったから逃げてき
てしまった。僕は使徒に飲み込まれて以来、ほとんど満足な眠りを得られていなかった。全身を霧の
ように覆う倦怠感とアスカの溌剌さはいかにも相性が悪い。今朝の僕の体調を知れば、やかましいア
スカは僕をこのままにはしてくれないだろうことは、腹が減れば腹が鳴るのと同じくらい明白だった。
先客がいた。入り口脇の日陰に綾波レイが座っていた。陽炎のように曖昧な表情だった。
目が合った。彼女は涼しい風を楽しんでいるように見え、どこか穏やかな表情だった。
「なに?」
目を合わせっぱなしにしているのに耐え切れなかったので、彼女の問いかけはありがたかった。
「いや、なんでもない」
彼女が右に避けた。どこから見つけてきたのか、なんの表示もない段ボールを敷いていた。気遣い
に甘えてそこに座り、コンビニで買ったおにぎりを手品のように消化する。
ゆるい風が常に吹いていて、頬や腕を撫でて行った。彼女は何度か、前髪を払う仕草を見せた。
「今日は涼しいね、やけに」
「……気圧配置が冬に近いから」
「ふうん……」
風に乗って、髪の匂いが鼻に届いたり、届かなかったりした。届くたびに脳髄がいきり立つ。
「碇くん、身体はいいの?」
質問は唐突で、的確だった。
「うん、元気だよ」
「そう?」
覗き返す彼女の眼が濁りはじめていた。僕の胸に残る虚無を見据えるかの様だ。
今朝、目が覚めたら鼻の奥に鉄の匂いがした。粘りけのある唾を洗面所で吐き出すと真っ赤な色に
染まっていた。あまり驚けない自分がいる事にようやく驚いて、鼻をかんだら両手に真っ赤な花が咲
いていた。臓腑の奥では椿の花が溢れかえっているに違いない、なんて、図鑑の中でしか知らない花
の名前を使って例えてみたりした。
蝕まれていた。それは誰も知らないはずだった。
「元気じゃないかもしれないね」
消化したおにぎりは何の味もなかった。味気ない食事という意味ではなく、言葉通りの意味で。実
は今日が珍しく涼しくなければ、とても外に出る気はしなかったと思う。素直にネルフに電話をして
いたに違いない。本来なら今頃、白い天井を見つめていただろう。でも学校に来て、綾波の隣にいる。
それなら別にいいと思う。この街で馴染みのある風景の中にはあの白い天井も含まれているけど、馴
染みのないこの距離感を味わえるなら、それでもいい。
「どこかおかしいなら、病院へ……」
「最近、眠れないだけだよ」
彼女の言葉は風と同じくらい穏やかだった。僕はそれを鉈でぶった切る。気を遣うなら、そこにい
てくれればそれで良かった。胸の中に咲く椿の花も、根本にある虚無もすべて、青白い彼女の肌と真っ
赤な瞳を失うことに比べれば、比較的小さな問題だと思う。
「それなら、保健室へ行った方がいい」
「ここでいいよ」
身体の位置をずらして寝そべった。足を伸ばすと、膝から下が陽に当たり、ゆるく温かい。それで
いい。
「心配してくれて、ありがとう」
普段なら困るばかりの気遣いが、今は嬉しかった。
それを口に出来た喜びが、虚無を少しだけ埋め合わせてくれる。こういう気分を皆自己満足という
名前で呼んでいるのかもしれない。調子に乗ってみた。
「優しいんだね、綾波は」
「……優しい……?」
彼女の呟きと、虚無の誘いが頭の中で出会った。とある世界で出会った。それは喜ぶべきかわから
なかった。
彼女の顔を見ようと顔を傾けた。自分の眼が開いているのか閉じているのかわからないが、日陰と
いうことを考慮しても、目の前がやけに暗かった。明らかなのは、ぐらりと頭が傾いたことと、彼女
の脚の感触を鼻先に感じることだけだった。
「碇くん……?」
彼女の問いかけと、虚無の手引きは子供と大人の綱引きだった。わざとらしい均衡だった。もう彼
女の赤い瞳は見えなかった。
沈みかけた脳神経が強引に揺れた。ぐったりと傾いていた頚が上に向いた。段ボールではなく柔ら
かい感触を認知した頭と脳神経が一度は這い上がって、視界が蘇った。
逆光で泥に沈んだ彼女の顔と、逆光の中でも目立つ赤い眼が手の届くところに見えたので、手を伸
ばしてみた。それにあわせて椿の花までしゃしゃり出て来ている気がする。
彼女の髪に触れた。細く、透き通った髪だとこの眼にも解った。見えなくたって、知っていた。
彼女が手を握った。細く、柔らかな指だった。知っていたはずなのに、劇的に思えた。
これから先、この劇的な瞬間をまた味わえるだろうか。そんなことを思った。
虚無に支配される直前だというのに、そんなことを思った。
そよ風の中、夢のような待遇で、夢のような事を思っていた。
了
【Date:】 26 May 2009 22:16:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
楓さんの絵に勝手にショートショートをつけてみました。しかもダークです。
穏やかな絵なのに破滅的な雰囲気を勝手に感じてしまったので、勝手にこんな話を作ってしまいました。
楓さん、すいません(汗)
100万ヒット記念の絵に、なんてありがたみのない文章を書くんだろう、我ながら。
…………………100万ヒット、おめでとうございます!!(爆)
【Date:】 26 May 2009 23:35:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
いえ、むしろあんな低レベルの絵にこんなレベルの高い話をつけて、絵の価値を少しでも上げてくださったように思えていますので…感謝しています。
ありがとうございます。
そして、こっちこそすみませんと謝りたいです。
【Date:】 26 May 2009 23:49:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
いえいえいえいえいえ。
破滅的と書いてしまいましたが、そこまで強い意味ではないのです。
膝枕なのにEOEの雰囲気を持っている、という意味です。
んで、僕はそういう通り一遍ではないものが好きなので触発されてしまいました。
だからどうぞお気になさらず、削除依頼なんて言わないでください。好きな絵です。
【Date:】 27 May 2009 01:20:00
【From:】 "aba-m.a-kkv"
【Subject:】 Re: 風
ああ、ののさん、さすがです。
最初の四行だけで、引きずり込まれました、素晴らしすぎる。
内容も、このダークな感じがたまらなくいいです。
デイラックの海からの帰還後のこういう設定はすごいです。
楓さんの絵を見ながら、なるほど、すごくよく表していると、戦慄しました。
けっしてハッピーエンドを期待できない内容なのに、その心理描写や背景描写の言葉が、とても綺麗で。
楓さんの絵を見て、綺麗だ、という感想を持ったのですが、ののさんの文章を読んでまた、ああ綺麗だな、と思いました。
素晴らしい風を、ありがとうございます。
【Date:】 27 May 2009 08:30:00
【From:】 "タン塩"
【Subject:】 Re: 風
来ましたねののさん。tambさんの続投宣言が効いたのか()笑
やはり常連の投稿がないと盛り上がらないですからね。
【Date:】 28 May 2009 17:47:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
ありがとうございます。
では、ののさんみたいに好きと言って下さる方も居ますので……晒しておきます。
あと、私は感想を書くのが、文章力もなく同じ言葉の繰り返ししか出来ないので、読んでも書かないのんですが…。
ののさんの書く話も、文章も好きですのでこれからも何か書きに来て欲しいものです。
【Date:】 28 May 2009 20:13:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
思ったより好評で良かったです。
■aba-m.a-kkvさん
なにはともあれおひさです(笑)
実は最初書いている時は「高校生のシンジが屋上で寝転んだ瞬間、ふと、今はもういないレイを振り返る」
という、より哀れな話にしていました。
今回みたいな話を書くのは、わりと得意なのかもしれません、あまり複雑でもないですし。
■タン塩さん
いや、どっちらっつうと度重なるタン塩さんの要望に応えようという思いが強いです(笑)
もはや十分すぎる古株ですけど、まだ書けるのでなんとかがんばりまする。
■楓さん
残しておいてもらえると、見に来た人もおもしろさが増すからという実際的な問題もあるはずです(笑)
もちろん、絵を上げていただければ、基本的にはさくっと書けるますぜ(爆)
ああでも、女の子だけ、というのだと妄想が膨らみません(爆)
■蛇足
今回はリハビリ要素もあるので、書きやすくしようと思い文を反復させるという初歩的技術を使っており、
このくらいの話だとわりと有効ですね。
はじめて使うやり方って事でもないけど、やはし言葉はリズムなんだなあって。
だからこそ、こういう露骨に歌詞みたいな書き方でなくともスムーズに読める文章って、実はそれだけで
凄いんだなあと。
【Date:】 30 May 2009 23:51:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
確かに、絵が消えていましたら元絵はどんなものだったのか。と、そっちが気になってしまいますね(笑)
と、いうことは……また、何か節目とかの時にシンジとレイの絵を置きに来たら、もしかするとののさんに話をつけてもらえるかも。と期待していいということでしょうか?
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【Date:】 26 May 2009 22:07:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 風
太陽が昇る。
またひとつ、過去を手に入れた。
太陽が沈む。
またひとつ、未来を失った。
風
ケンスケが新横須賀へ行き、トウジは妹のお見舞いに行って休みだった。教室で一人、というのも
気が滅入るし、そもそもアスカが放っておいてはくれない。使徒に飲み込まれてからというもの、学
校でのアスカはいつもより粗く、小うるさかった。それはありがたい事だけどやはり億劫で、授業が
終わる前に屋上に避難した。
かと言って、アスカの所為ではない。それを億劫に感じる自分を発見したくなかったから逃げてき
てしまった。僕は使徒に飲み込まれて以来、ほとんど満足な眠りを得られていなかった。全身を霧の
ように覆う倦怠感とアスカの溌剌さはいかにも相性が悪い。今朝の僕の体調を知れば、やかましいア
スカは僕をこのままにはしてくれないだろうことは、腹が減れば腹が鳴るのと同じくらい明白だった。
先客がいた。入り口脇の日陰に綾波レイが座っていた。陽炎のように曖昧な表情だった。
目が合った。彼女は涼しい風を楽しんでいるように見え、どこか穏やかな表情だった。
「なに?」
目を合わせっぱなしにしているのに耐え切れなかったので、彼女の問いかけはありがたかった。
「いや、なんでもない」
彼女が右に避けた。どこから見つけてきたのか、なんの表示もない段ボールを敷いていた。気遣い
に甘えてそこに座り、コンビニで買ったおにぎりを手品のように消化する。
ゆるい風が常に吹いていて、頬や腕を撫でて行った。彼女は何度か、前髪を払う仕草を見せた。
「今日は涼しいね、やけに」
「……気圧配置が冬に近いから」
「ふうん……」
風に乗って、髪の匂いが鼻に届いたり、届かなかったりした。届くたびに脳髄がいきり立つ。
「碇くん、身体はいいの?」
質問は唐突で、的確だった。
「うん、元気だよ」
「そう?」
覗き返す彼女の眼が濁りはじめていた。僕の胸に残る虚無を見据えるかの様だ。
今朝、目が覚めたら鼻の奥に鉄の匂いがした。粘りけのある唾を洗面所で吐き出すと真っ赤な色に
染まっていた。あまり驚けない自分がいる事にようやく驚いて、鼻をかんだら両手に真っ赤な花が咲
いていた。臓腑の奥では椿の花が溢れかえっているに違いない、なんて、図鑑の中でしか知らない花
の名前を使って例えてみたりした。
蝕まれていた。それは誰も知らないはずだった。
「元気じゃないかもしれないね」
消化したおにぎりは何の味もなかった。味気ない食事という意味ではなく、言葉通りの意味で。実
は今日が珍しく涼しくなければ、とても外に出る気はしなかったと思う。素直にネルフに電話をして
いたに違いない。本来なら今頃、白い天井を見つめていただろう。でも学校に来て、綾波の隣にいる。
それなら別にいいと思う。この街で馴染みのある風景の中にはあの白い天井も含まれているけど、馴
染みのないこの距離感を味わえるなら、それでもいい。
「どこかおかしいなら、病院へ……」
「最近、眠れないだけだよ」
彼女の言葉は風と同じくらい穏やかだった。僕はそれを鉈でぶった切る。気を遣うなら、そこにい
てくれればそれで良かった。胸の中に咲く椿の花も、根本にある虚無もすべて、青白い彼女の肌と真っ
赤な瞳を失うことに比べれば、比較的小さな問題だと思う。
「それなら、保健室へ行った方がいい」
「ここでいいよ」
身体の位置をずらして寝そべった。足を伸ばすと、膝から下が陽に当たり、ゆるく温かい。それで
いい。
「心配してくれて、ありがとう」
普段なら困るばかりの気遣いが、今は嬉しかった。
それを口に出来た喜びが、虚無を少しだけ埋め合わせてくれる。こういう気分を皆自己満足という
名前で呼んでいるのかもしれない。調子に乗ってみた。
「優しいんだね、綾波は」
「……優しい……?」
彼女の呟きと、虚無の誘いが頭の中で出会った。とある世界で出会った。それは喜ぶべきかわから
なかった。
彼女の顔を見ようと顔を傾けた。自分の眼が開いているのか閉じているのかわからないが、日陰と
いうことを考慮しても、目の前がやけに暗かった。明らかなのは、ぐらりと頭が傾いたことと、彼女
の脚の感触を鼻先に感じることだけだった。
「碇くん……?」
彼女の問いかけと、虚無の手引きは子供と大人の綱引きだった。わざとらしい均衡だった。もう彼
女の赤い瞳は見えなかった。
沈みかけた脳神経が強引に揺れた。ぐったりと傾いていた頚が上に向いた。段ボールではなく柔ら
かい感触を認知した頭と脳神経が一度は這い上がって、視界が蘇った。
逆光で泥に沈んだ彼女の顔と、逆光の中でも目立つ赤い眼が手の届くところに見えたので、手を伸
ばしてみた。それにあわせて椿の花までしゃしゃり出て来ている気がする。
彼女の髪に触れた。細く、透き通った髪だとこの眼にも解った。見えなくたって、知っていた。
彼女が手を握った。細く、柔らかな指だった。知っていたはずなのに、劇的に思えた。
これから先、この劇的な瞬間をまた味わえるだろうか。そんなことを思った。
虚無に支配される直前だというのに、そんなことを思った。
そよ風の中、夢のような待遇で、夢のような事を思っていた。
了
【Date:】 26 May 2009 22:16:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
楓さんの絵に勝手にショートショートをつけてみました。しかもダークです。
穏やかな絵なのに破滅的な雰囲気を勝手に感じてしまったので、勝手にこんな話を作ってしまいました。
楓さん、すいません(汗)
100万ヒット記念の絵に、なんてありがたみのない文章を書くんだろう、我ながら。
…………………100万ヒット、おめでとうございます!!(爆)
【Date:】 26 May 2009 23:35:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
いえ、むしろあんな低レベルの絵にこんなレベルの高い話をつけて、絵の価値を少しでも上げてくださったように思えていますので…感謝しています。
ありがとうございます。
そして、こっちこそすみませんと謝りたいです。
【Date:】 26 May 2009 23:49:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
いえいえいえいえいえ。
破滅的と書いてしまいましたが、そこまで強い意味ではないのです。
膝枕なのにEOEの雰囲気を持っている、という意味です。
んで、僕はそういう通り一遍ではないものが好きなので触発されてしまいました。
だからどうぞお気になさらず、削除依頼なんて言わないでください。好きな絵です。
【Date:】 27 May 2009 01:20:00
【From:】 "aba-m.a-kkv"
【Subject:】 Re: 風
ああ、ののさん、さすがです。
最初の四行だけで、引きずり込まれました、素晴らしすぎる。
内容も、このダークな感じがたまらなくいいです。
デイラックの海からの帰還後のこういう設定はすごいです。
楓さんの絵を見ながら、なるほど、すごくよく表していると、戦慄しました。
けっしてハッピーエンドを期待できない内容なのに、その心理描写や背景描写の言葉が、とても綺麗で。
楓さんの絵を見て、綺麗だ、という感想を持ったのですが、ののさんの文章を読んでまた、ああ綺麗だな、と思いました。
素晴らしい風を、ありがとうございます。
【Date:】 27 May 2009 08:30:00
【From:】 "タン塩"
【Subject:】 Re: 風
来ましたねののさん。tambさんの続投宣言が効いたのか()笑
やはり常連の投稿がないと盛り上がらないですからね。
【Date:】 28 May 2009 17:47:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
ありがとうございます。
では、ののさんみたいに好きと言って下さる方も居ますので……晒しておきます。
あと、私は感想を書くのが、文章力もなく同じ言葉の繰り返ししか出来ないので、読んでも書かないのんですが…。
ののさんの書く話も、文章も好きですのでこれからも何か書きに来て欲しいものです。
【Date:】 28 May 2009 20:13:00
【From:】 "のの"
【Subject:】 Re: 風
思ったより好評で良かったです。
■aba-m.a-kkvさん
なにはともあれおひさです(笑)
実は最初書いている時は「高校生のシンジが屋上で寝転んだ瞬間、ふと、今はもういないレイを振り返る」
という、より哀れな話にしていました。
今回みたいな話を書くのは、わりと得意なのかもしれません、あまり複雑でもないですし。
■タン塩さん
いや、どっちらっつうと度重なるタン塩さんの要望に応えようという思いが強いです(笑)
もはや十分すぎる古株ですけど、まだ書けるのでなんとかがんばりまする。
■楓さん
残しておいてもらえると、見に来た人もおもしろさが増すからという実際的な問題もあるはずです(笑)
もちろん、絵を上げていただければ、基本的にはさくっと書けるますぜ(爆)
ああでも、女の子だけ、というのだと妄想が膨らみません(爆)
■蛇足
今回はリハビリ要素もあるので、書きやすくしようと思い文を反復させるという初歩的技術を使っており、
このくらいの話だとわりと有効ですね。
はじめて使うやり方って事でもないけど、やはし言葉はリズムなんだなあって。
だからこそ、こういう露骨に歌詞みたいな書き方でなくともスムーズに読める文章って、実はそれだけで
凄いんだなあと。
【Date:】 30 May 2009 23:51:00
【From:】 "楓"
【Subject:】 Re: 風
確かに、絵が消えていましたら元絵はどんなものだったのか。と、そっちが気になってしまいますね(笑)
と、いうことは……また、何か節目とかの時にシンジとレイの絵を置きに来たら、もしかするとののさんに話をつけてもらえるかも。と期待していいということでしょうか?