「綾波レイの幸せ」掲示板 四人目/小説を語る掲示板・ネタバレあり注意
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fld_nor.gif 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/18 21:41
投稿者 tamb
参照先
 前話で私は『こんなとこで引くのがありなのかよ! と絶叫したくなるような今回の「彷徨
う虹」。』と書いたわけですが、今回は「マジかよー! しかも引くのかよー!」と絶叫して
しまいますね。
 このシーン、オリジナルのテレビ版ではプラグ内のトウジがどうだったか描写されていない
わけですが、レイのあのシーンを考えればこんなだったということは十分ありえるわけだ。
 そしてその場合、片足切断程度で済まされないことは想像に難くない。だって、「この世で
最期になるであろう涙」で「少年の最期の言葉」で「うたかたのように儚く散っていった」だ
ぜ? マジで? どーすんのよ?
 特筆すべきはこのあたりでの作者の自制心で、やはり普通は、例えばこの段階で参号機に乗
っていたのはトウジであるとシンジが知りえていたのかどうかとか、初号機が暴走モードに突
入した時のシンジの心理はとか書きたくなるものだけど、それを書いてない。これはどう考え
ても書かなくて正解。もしかすると次で書かれるかもしれず、それはそれでOKなんだけど。

 ちょっと前に戻って、

> 「お願いするわ。シンジ、ファースト! 行っくわよー!」

 普通なら「行くわよ!」だ。少し下の「三人の先頭で風を切る」以下を読めば自明なように、
アスカも相当な不安に駆られている。だが、だからこそ「行っくわよー!」なのだ。無理のあ
る空元気。それでこそアスカだと私は思う。

 マキさん、一旦退場。再登場を期待します(笑)。
 ミキちゃんはミニスカートと判明。感想掲示板の忘れえぬPurityスレでの作者の発言では普
段は私服ということになっていますので、どのようなミニスカなのか妄想が広がります。同ス
レでの私の発言「まさかミニスカってことは……やっぱないわなw」は外したと(笑)。もしか
するとタン塩氏のリクエストに従って「黒スーツにタイトスカート」路線に変更した可能性も
ある。でもそれならミキちゃんはうろたえないだろうし、「あたしなりに考えてんだから」も
ないから、やっぱ私服だよな。となるとやっぱひらひら感のある……。いや、止めよう(笑)。

 ぶっちゃけ今回はやや話を急ぎすぎの感はある。レイがどう回復したのかはよくわからんし、
マリイもよくわからん。ヒカリはあまりにもツンデレだ(爆)。まぁそれはいいんだけど。しか
しこれを二話に分けたら薄くなりすぎるのも明らかなので、後々語られることに期待しましょ
う。

 トウジとヒカリのメールのやり取りのところ、メールのマークは文字参照を使ってるんだけ
ど、皆さんのところではちゃんと表示されているでしょうか? 厳密にはDTDを指定しろとか
色々うるさいんだけど。

そんなこんなで作品はこちら。
http://tamb.cube-web.net/cont/calu/calu01_04b.htm
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/21 01:57
投稿者 のの
参照先
◆タン塩さん
おひさでーす。
いやcaluさんの話は、純FFものらしい雰囲気が好きだったんですよ。
でもそれを備えつつきちっとダークに踏み込んできたので、これはもう絶賛するしかないだろうと(笑)

というわけで、次はまだかなあ……。
と楽しみにしつつ、負けてらんねいぞ、と頑張る気にもなったわけで、そういう意味でも有り難いことです。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/20 23:22
投稿者 calu
参照先
■タン塩さん

拙作を読んで頂いて有難うございました。
今回の参号機の下りなのですが、原作で語られないトウジの無念さとか、その辺りのことを
描写できれば、と思いトウジ視点にしました。
レイとの屋上での会話もそうですが、いいヤツだと思うんですよねー。そして色んな想いを
背負って参号機に乗ったんだと思いました。
その辺りを少しでも描写出来ていればいいのですが……。

いずれにしましても最近タン塩さんがまた良く出られるようになったので嬉しい。


■JUNさん

拙作を読んでいただき有難うございます。

>トウジとヒカリの関係を旧作ではあまり掘り下げていなかったのですが、そこを描いてくれるのも楽しみです。
『破』の影響もあるかと存じます(笑)。途中、トウジが爆風からヒカリを庇うシーンがありますよね。
原作でも貞エヴァでも渡せなかったヒカリのお弁当を何としてでもトウジに渡してあげたかったのです。

この続き『Ⅲ』も投下された際にまた読んで頂けましたら有り難いです。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/20 17:59
投稿者 JUN
参照先
 caluさん
 もうなんか凄いとしか言えませぬ。
 月並みなことしか言えませんが、ののさんが絶賛するのも納得。レイがちゃんとレイしていて、シンジがちゃんとシンジしている。アスカも然り。
 割に難解な語句も頻出してくるので、無学な僕には辞書が必要だったりするのですが、それでも読みづらくないのは流石としか。
 トウジとヒカリの関係を旧作ではあまり掘り下げていなかったのですが、そこを描いてくれるのも楽しみです。期待しています。
 ここから本格的に鬱パートに入っていきますが、caluさんなら素晴らしいものに仕上げていただけると信じております。楽しみにしていますので、次作もお願いします。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/19 18:44
投稿者 タン塩
参照先
すげえ、ののさんのベタ褒め初めて見た。
エヴァでも一番難儀な参号機の下りをガチンコで書いたFF作品は少ないですよね。
多大なるエネルギーを要しますから。それを成し遂げたCaluさんに拍手。

tambさん>
> &#9746 泣きを入れてもダメよ。……それとね。
> &#9746 はあー、なんや…まだ、なんぞあるんか。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/19 01:49
投稿者 calu
参照先
ののさん

拙作を読んで頂き有難うございました。また感想、そしてアドバイスまで頂き感激しております。
正直申しまして、思い立つまま感覚だけで書き進めておりますので、このようなご指摘を頂戴する
ことはとても有難く。

>読み手にとって人間が「見えすぎる」ので厚みがなくなったり想像の余地がなくなりますので。

このアドバイスにはハッとさせられました。

有難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/19 01:05
投稿者 calu
参照先
tambさん

今回も公開いただき有難うございました。
余りに内容が暗いので、前作と併せて却下されるのではとビクビクしておりました(^^;;)。

>マキさん、一旦退場。再登場を期待します(笑)。
tambさんよりイエローカードを頂かない限り、登場頂きたいと思っておりますが、わたしの中で
マキさんのイメージが勝手にどんどん膨らんでいっております。目に余るようでしたら、どうか
鉄槌を(笑)。
ミキは、このクールではまだまだ頑張って貰う予定ですが、服装は確かに私服でございます、はい。
どのようなスカートを穿いているのか、髪型は、スリーサイズは、などという個人情報上の設定は
あるのですが、少しづつ明らかになってくるかと(笑)。またタン塩さんリクエストは別途機会を
設けまして(笑)。

>ぶっちゃけ今回はやや話を急ぎすぎの感はある。
確かに舌足らずな点も散見されます。反省です。

今回、データが飛んで数日凹んだり、ストーリーの暗さに校正作業も進まなかったりしたのですが、
引き続き頑張ってまいります。
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件名 Re: 「彷徨う虹」伝えたい / 「I wish I could be with you」II/calu
投稿日 : 2010/07/19 01:03
投稿者 のの
参照先
久々に感想を。

まず基本的に大絶賛。
なにしろ13使徒戦をトウジ視点オンリーで描いた工夫にはマジで感服致します。
これを思いついて書いた時点で勝ち戦だったと思います。
また、やっぱねえ……キャラクターに愛嬌があるといいますか、ちゃんと書き分けてるなと思うわけです。こいつならこの言い回しするな、とか。アスカの「行っくわよー!」はその最たる例だと思います。上手い。

◆以下はちょっと指摘ですが……
今回の18話は三段階に分けている中での視点がものすごく沢山あるので、そこが少しカメラ動きすぎじゃないかなという
気がしました。登場人物も多いのでこれは二次創作の宿命ですが、
視点を動かしながら書くと厚みが増すか、というとそうでもなかった
りします。読み手にとって人間が「見えすぎる」ので厚みがなくなっ
たり想像の余地がなくなりますので。
ただまあこのバランスは本当に難しいからな……。

◆備考
ひさびさに他の人のFFをちゃんと読みましたが、caluさんは往年の著名なFF作家の誰かに文章が似ている気がする。
なんといいますか、非常に「LRSっぽい」んですよ。なんつったら良いんでしょう。aba-mさんにも言えるかもしれ
ないんですけど、お話の中にはコメディぽい要素あるけど、基本的に文章では「外さない」ところが、シリアスLRSらしくて、
かなり個人的な話ですが懐かしい気分になる時があります。
ああ、多分『めぞんEVA』の『悔恨と思慕の狭間で』あたりにも似ているのかなあ。

tambさんは文章が柔らかい。随所に萌えが迸っている。これも完全に個人的な見解なのでアクビしてポイしていただいて結構でございます。

いずれにせよ、次回も楽しみです。
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