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サイト開設十周年カウントダウン企画・三月
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/08/26 06:28 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
どももでございます。
この話、ネタとしては夢の中でパンツ見えそうで醒めてもやっぱりパンツ見えそうってとこ
ろだけで書き始め、まぁたぶん適当に何とかなるだろうと思ってたんですが、夢の中でシンジ
とレイが言い争いを始め、ギターバトルを始めた時点で諦めました(笑)。物語が自走する(爆)。
というか、言い争いを書き始めてしばらくしてギターバトルが浮かんでしまって、もうそこか
ら離れられなかったんですよね。あぁもういいやと。
というわけで、これほど読み手のことを考えずに書いたのは初めてかも。
ジョンスコとかその辺は長くなるので動画スレに。
この話、ネタとしては夢の中でパンツ見えそうで醒めてもやっぱりパンツ見えそうってとこ
ろだけで書き始め、まぁたぶん適当に何とかなるだろうと思ってたんですが、夢の中でシンジ
とレイが言い争いを始め、ギターバトルを始めた時点で諦めました(笑)。物語が自走する(爆)。
というか、言い争いを書き始めてしばらくしてギターバトルが浮かんでしまって、もうそこか
ら離れられなかったんですよね。あぁもういいやと。
というわけで、これほど読み手のことを考えずに書いたのは初めてかも。
ジョンスコとかその辺は長くなるので動画スレに。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/08/21 02:22 |
投稿者 | : calu |
参照先 | : |
tambさん
Pure White、堪能しました(爆)。
途中で、どう収拾されるんだろうか、などと思ってしまいましたが……流石は閣下です。
因みに綾波さんは、白カスをチョイスした際にはネオクラ全開、ハーモニックマイナー・六連スイープ
大好きっ子だという噂です。
Pure White、堪能しました(爆)。
途中で、どう収拾されるんだろうか、などと思ってしまいましたが……流石は閣下です。
因みに綾波さんは、白カスをチョイスした際にはネオクラ全開、ハーモニックマイナー・六連スイープ
大好きっ子だという噂です。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダ |
投稿日 | : 2011/08/20 20:23 |
投稿者 | : タン塩 |
参照先 | : |
スリリングなアウト!ジョンスコキターww
こういう反応でいいんだろうか。いい気がする。
ブルースギタリストの綾波さんVSメタルシンジ君。パンツ関係ねー(笑)だが
EMGとかフロイドローズとかいう単語に拒否反応が出る俺はロリー派なのだった。
途中で「tambさんが壊れた…」と思ったのは秘密だ。アッパーストラクチャー。
こういう反応でいいんだろうか。いい気がする。
ブルースギタリストの綾波さんVSメタルシンジ君。パンツ関係ねー(笑)だが
EMGとかフロイドローズとかいう単語に拒否反応が出る俺はロリー派なのだった。
途中で「tambさんが壊れた…」と思ったのは秘密だ。アッパーストラクチャー。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/08/19 21:54 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : http://ayasachi.sweet-tone.net/eva_index.htm |
***** Pure White *****
その道は長く、険しい道だった。急な上り坂を、僕は汗を流し、荒い息をつきながら歩き続
けた。この道は綾波に続く道だ。僕はこの道を歩く。最後まで歩く。そこには綾波が待ってい
るのだから。
最後の峠にたどり着き、稜線伝いに歩く。急に視界が開けた。草原が広がっている。頂上だ。
綾波が座っている。体育座りだ。脚はフトモモの付け根まであらわになっているのにパンツ
は見えない。角度的に足首が邪魔をしているからだ。
だめだ綾波、パンツが見えちゃうよ。
そう叫んでも、綾波はぼんやりと空を見上げているばかりで僕には気づかない。
僕は必死に歩き続ける。走ろうとしても足は鉛のようで言うことを聞かない。
彼女は不意に立ち上がった。手を後ろに組み、少しでも空が良く見えるように。
風が吹き、スカートをそっとまくれさせる。再びフトモモがあらわになるが、ギリギリのと
ころでパンツは見えない。彼女はスカートを押さえようともしていないのに。
綾波、スカート押さえないとパンツが見えちゃう。もうちょっとなんだ。
僕の声は届かない。
風が気持ちいいのか空の青さが嬉しいのか、かすかな微笑を浮かべている。
声は届かず、姿も豆粒くらいにしか見えないのに、彼女の表情すら鮮明にわかるという不自
然さに僕は気づかなかった。
やがて彼女は胸の前で手を組み、そっと目を閉じた。ふわりと浮き上がり、そのまま空へと
昇ってゆく。
綾波、行っちゃダメだ。
僕は必死に叫ぶ。
空なんか飛んだら下からパンツが丸見えだよ。
だが角度が微妙な上に逆光でハレーションを起こしていてよく見えない。
綾波、帰ってきて。もうちょっとなんだ。
僕は再び叫ぶ。
すると綾波は不意に膝を畳み、スカートを押さえながら僕のほうに降下して来た。声が聞こ
えたのだろうか。
そして彼女は僕の前にふわりと着地するとこう言った。
「パンツ、見た?」
「い、いや、見てないよ」
「見たのね?」
「見てないよ。というか、見えなかったんだよね」
「学園系きゃぴきゃぴのあたしだけでなく、本編系のわたしのパンツも見たのね?」
「だから見てないって」
僕の言ってることを聞いてないのか? だいたい以前にはパンツどころか全裸すら見てるじ
ゃないか。というか、学園系ってなんだ?
「碇くん、パンツ見たいの?」
「見たい」
僕はキッパリと言った。もうどうにでもなれ。
「ただ、見えそうで見えないっていうギリギリのところがいいっていう気持ちもあるんだ」
「微妙なのね」
「男心は微妙なんだ」
「でも見たいのね」
「見たい」
「どうして見たいの?」
「それは……」
ぐっと言葉に詰まった。なんて説明したらいいのかわからない。というか、いったいなんで
なんだろう?
「変態さんなの?」
「違うよ。断じて違う」
「嘘。変態なんだわ。パンツが見たいなんて」
「そうじゃないんだ。健全な男子として極めて正常なことなんだ。パンツを見たいって欲望が
あるのは」
「信用できないわ」
「言い争ってても仕方ないよ」
デジャヴュ。僕は激しい既視感に戸惑いながらもこう言うしかなかった。
「ギター・バトルで決着を付けよう」
「望むところよ」
綾波はランディ・ローズの74年レスポールカスタムに手を伸ばしかけたが一瞬迷い、結局
例のジョニー・ウィンターシグネチャーのファイヤーバードを手に取った。
僕はムスタングを持とうとして思い止まった。チューニングがあわない。だがロリー・ギャ
ラガートリビュートのストラトでは綾波のフィールドだ。瞬時にそう判断した僕は、カスタム
オーダーのストラトモデルを手にした。
このギター、ピックアップはEMGをSSHに配列し、当然のようにロックナット、そしてフロイ
ドローズを装備している。ペグはシャーラーだったがゴトーに交換済みだ。ネックはド派手な
虎目も美しく、指板は漆黒のエボニー、ボディ材はハワイアンコアのオイルフィニッシュだ。
トドメはミラー仕様のピックガード。音は外見からの想像そのまま、太くて硬くて粘る音だ。
太くて硬くて粘る。
綾波に勝つには最適なギターではないだろうか。
僕は綾波が最も不得意とするであろうリズムを刻み始めた。
彼女のフィールドはストレートなロックンロールとブルース。メタルは僕も不得意だ。高速
ヘッドバンキングは脳震盪を起こす。バップは音がモコモコしてて何を弾いてるのか全くわか
らない。
ならば。
E一発の16ビート。
ファンク。
ややブラコンに近い。
ブラコンというのは、言うまでもなくブラザーコンプレックスではなくブラックコンテンポ
ラリーのことだ。
ファイヤーバードの、あの高音の伸びてるような伸びてないようなペキペキとも言うべき独
特な音でファンクビートに対応できるのか。できるならやってみろ。レスポールにしておけば
いいものを、ファイヤーバードなんてブルースにしか使えないギターを選択した君のミスだよ。
すでに何が書いてあるのかわかる人は数人かと思うが、ここを見てる人などそもそも数人、
多くて十数人なので大した問題ではない。誤差の範囲だ。綾波に勝てればそれでいいのだ。
綾波は一瞬たじろいだが、即座に低音弦を使った単音リフで僕のカッティングに呼応した。
ファンクミュージックは本来ベースがなければ成立しない。そこを突いて来たのだ。そして、
僕のリズムが洗練されたブラコンに近いものなら、綾波のリズムはむしろ土着ファンクとも言
うべきアーシーなものだった。そのフレーズがまたファイヤーバードに良くあっている。
綾波が僕を見る。挑戦的な目だ。ソロを取れと言っている。
だがこのまま普通にソロを取ったのでは負けだ。どうする?
僕は綾波の弾くラインをペダルポイントと捉え、アッパーストラクチャートライアドを使っ
たコードカッティングソロに突入した。テンション効きまくり、崩壊寸前のギリギリのソロだ。
EMGの突き抜ける高音が冴える。
ちなみにアッパーストラクチャートライアド、ちょっとコード理論をかじった奴が得意気に
使いたがる専門用語第一位である。
それはともかく、これは既にファンクというよりファンキーなポップスに近い。いずれにし
ろ綾波の得意なジャンルではないはずだ。失った地歩は取り返したと思えた。
僕は綾波を見た。次は君の番だよ。
綾波は涼しげな顔で、涼しげなフレーズを奏ではじめた。完璧に対応している。いつのまに
彼女はこんなポップなセンスを身に付けたのか。僕は驚きを禁じえなかった。そして調性の整
った涼しげなフレーズから唐突にディミニッシュスケールを用いた緊迫したフレーズへ、返す
刀でホールトーンスケールを駆使したスケールアウトしまくりの調性感の薄い、というかぶっ
ちゃけそれってミストーンなんじゃねえの的な緊張感あふれる意味不明なフレーズへと展開し、
それでいて要所要所でブルーノートを効果的に使って哀愁を漂わせ、これでもかと大炎上させ
盛り上げるだけ盛り上げ、彼女はどうだといわんばかりに僕にソロを渡してきた。
これにこのまま呼応するのではあまりに能がない。僕はファズを踏み、更にトーキングモジ
ュレーターをくわえた。振動で脳がイカれるといわれているあれだ。だが構うものか。綾波に
勝てればいいのだ。超絶速弾きをはじめとしてスイープやらタッピングやら、更にはアームア
ップ、ダウン、その他アンジェロラッシュ、カニトリルなど良くわからないテクニックの限り
を尽くして僕は弾きまくる。トーキングモジュレーターでアンジェロラッシュというのは世界
にも例がないのではないだろうか。
綾波が笑顔でバッキングを取る。碇くん、凄いわ。素敵よ。そう言っているような気がした。
僕は気持ちよく綾波のリズムに乗ってソロを取った。
気持ちよく綾波に乗る。
最高だ。
だが綾波は唐突に、まるではやる僕をはぐらかすようにコードチェンジをしてきた。
F#m7、B7と展開し、E7に戻る。そこは既にブルースの世界だった。彼女は思う存分Aに解決
した。B7のあとA#M7に行かなかったのは綾波のプライドだろうか。
ここで引き下がるわけには行かない。やるしかない。そこがたとえ綾波のフィールドだろう
と、僕はやるしかないのだ。
碇くん、来て。
綾波もそう目で訴えている。
ファズをオーバードライブに切り替え、僕は歩き出した。無駄な技術はいらない。ただ魂を
叩きつければいいのだ。
碇くん、最高よ。素敵。とても気持ちいいわ。
一回しして綾波にソロを渡す。
綾波のソロも最高だった。耐えられないくらい気持ちがいい。綾波の、かすれた声にならな
い叫びのようなロングトーンを聞いていると、このまま二人してエクスタシーの領域に突入し
そうだった。
何度もソロを交換したまさに絶頂寸前、だが僕は焦らすようにブレイクを入れた。
綾波がとまどったように僕を見る。どうしたの碇くん、やめないで。
「このままじゃラチがあかないよ」
そう、このままでは別のバトルに突入することになる。それはそれで構わないといえば構わ
ない、というよりむしろ望むところなのだけれど、ものごとには順序というものがある。
「綾波が最高なのは良くわかった。こうしよう。チョーキング禁止」
「ち、チョーキング禁止!?」
綾波はみるみる青ざめた。
わかる人にはわかるが、このルールはあまりに過酷である。ブルースギタリストたる綾波に
とっては手足をもがれたも同じだ。
思った通り、綾波のソロは今までの流麗なフレーズは影をひそめ、単にスケールをたどたど
しくなぞるだけのギター持って三日目です的なものに変貌していた。チョーキング禁止なので
チョーキングビブラートもできないのだ。碇くん、ひどい。泣きそうな顔になっている。でも
碇くんはどうするの?
僕にはチェロでつちかったクラシカルフレーズがある。ネオクラシカルメタル最強なのだ。
僕の指はチャーチモードに乗って高速で指板を駆け上がり、アームを駆使して大胆なビブラー
トをかます。アーミングはチョーキングとは違うのでセーフだ。フロイドローズならチューニ
ングの心配もない。
碇くん、ずるい。
ずるくないよ。ルールの範囲内だよ。僕は完全に綾波を翻弄し、全力で襲い掛かった。
だが綾波もさるもの、するりとすり抜けると僕の後を取ってソロを弾き始めた。今度はさっ
きまでのド素人フレーズとは全く違った。ネックベンディングまで使っている。こんな高価な
ギターでネックベンディングなんて。ネックがミシっていったらどうするつもりなの。だが綾
波は意に介さない。そしてついにボトルを取り出した。盲点だった。ボトルならチョーキング
禁止なんて関係ない。碇くん、どお? 綾波の得意げな顔。
負けるものか。僕は彼女の熱いソロに呼応しようとした。
だが妙に出力が低く歪っぽい。ノイズも増えている。しまった! 電池切れだ! 電池の交
換を忘れていた。アクティブサーキット搭載楽器の最大の欠点がこれだ。アレンビックのよう
に外部から電源を供給できればいいのだが、そうもいかない。バランス出力にしてファンタム
電源が使えれば汎用的でいいのではないかと常々思っているが、そういう楽器は聞いたことが
ない。
いずれにせよ、いまから電池を交換してる暇はない。絶体絶命だ。どうする碇シンジ!
いったいどうすればいいんだ!?
ほあああああ、という叫び声を押し殺しながら僕は目覚めた。全くなんというとんでもない
夢だ。途中から何となく夢だと気づいてはいたものの、なんでパンツ見えそうからギター・バ
トルになるんだろう? だいたい僕も綾波もギターなんて持ったこともない。ジョニー・ウィ
ンターっていったい誰だ?
だが絶叫を押し殺した理由はそんなところにはなかった。
すぐそばに綾波が寝そべっていたのだ。
実のところ、これだけではそう驚くに値しない。なぜならば僕と綾波は同居しているからだ。
アスカとミサトさんも一緒だけれど。
僕は昼食の後片付けを済ませたあと、リビングのソファーで居眠りをしていたらしい。綾波
は床にうつ伏せに寝転がって雑誌を読んでいる。普段着でもありパジャマでもある僕のシャツ
だけを着ている。もちろん下着は着けているだろうけれど。午後の柔らかな陽射しがあらわに
なっている綾波の白いフトモモを包んでいる。
僕は窓のほうに頭を向け、綾波はキッチンの方に頭を向けている。つまり僕は脚の方向やや
下から綾波を見ていることになる。小さ目のお尻がシャツを押し上げ、フトモモは付け根付近
まで見えている。これが絶叫しないでいられようか。足をぴったりと閉じているせいもあって
パンツまでは見えないが、見えるか見えないかの微妙なところがまたいいのだ。まさに絶景の
一言に尽きる。だがここで絶叫したのでは綾波を驚かせることになる。絶叫は押し殺すしかな
いのだった。
やがて綾波はくるりと仰向けになった。まだ僕が目覚めていることに気づかないようだ。そ
して彼女は軽く膝を立てた。だが微妙な角度と足首の絶妙な位置関係でやはりパンツは見えな
い。またも僕はうおおおと声を上げそうになった。恐らく僕の顔は真っ赤だろう。だが完全に
声をかけるタイミングを失っていた。寝た振りでもすればいいのだろうが、目を閉じこの光景
をなかったものにすることもできなかった。これは自分の意志でコントロールすることは不可
能なのだ。
綾波は雑誌を傍らに置くと上半身を起こした。シャツの首のところを引っ張り、自分の胸を
見おろす。そしてため息を漏らした。彼女が眺めていたのはアスカが良く見ている女の子向け
の雑誌だった。何が書いてあるのか知らないけれど、綾波、君の胸はそんなに小さくないよ。
アスカに比べても遜色ない。そりゃあミサトさんに比べれば小さいけれど、あんなに爆乳だと
いろいろ大変だと思うよ。そもそも胸の大きさなんて大した問題じゃないんだ。小さくても大
きくても構わない。僕は綾波のおっぱいが好きだ。それじゃだめなの?
僕の心の中の呼びかけが綾波に届くはずもなく、なんと彼女は両手で胸をそっとつかむと、
軽く揺さぶったりしたのだ。大きくなあれと祈るかのように。僕は喉の奥からぶほっという妙
な音を出してしまった。
綾波ははっと顔を上げ、胸を押さえたまま僕を凝視した。真っ赤になっている。それはたぶ
ん僕も同じだ。数秒黙ったまま見つめあい、直後彼女は慌てたように手を下ろし膝を床につけ
てシャツを押さえた。
「見た?」
「な、何を?」
僕ははぐらかした。おっぱいを揉んでるところを見たかと言われれば確かに見た。だがパン
ツは見なかった。というより見えなかった。
「えっち」
彼女はあっかんべーをした。
「えっちって……そうかもしれない」
僕は素直に認めた。だが前にも言ったようにそれは僕が自分でどうにかできる問題ではない。
あの状況下で目を閉じる方がよほど不自然だ。
「変態さんなの?」
「いや、それは違う」
僕はキッパリと否定した。
「パンツ見たいの?」
ここでさっきまでの夢の中のように「見たい」とはっきりと肯定してしまっていいものかど
うか。僕は激しく迷った。だが現実感も希薄な気がしてきた。これは本当に現実なのか。こん
な学園ラブコメみたいな平和が現実に存在するのか。
確かに綾波は空を飛んだりしていない。いつもシャツ一枚でうろついているのも事実だ。み
だりに僕にパンツを見せることもない。というか、見せてもらったことも見たこともない。そ
の意味では現実とも思える。
「やっぱり変態さんなのね」
「それは違うって」
「じゃあ、なに?」
綾波は怒ってはいない。それはわかっていた。ただ恥ずかしがって、怒った顔をして見せて
いるだけだ。
「男にとって、好きな女の子のパンツというのは――」
綾波は急に驚いたような顔になって、それから赤い顔をさらに赤くした。僕は自分の言葉を
反芻した。
好きな女の子――。
なんてことだ。こんな意味不明な状況下で告白することになるとは。
綾波はうつむいてしまった。彼女は怒っていない。否定もしない。嫌悪もしていない。ただ
少し驚いて、戸惑っているだけだ。これは一歩踏み出したということなのかもしれない。あと
で改めてきっちり告白するということにして、たとえものの弾みにせよ今はこの僕が一歩踏み
出したという事実を喜びたい。これが現実ならば。
そして僕は、これが現実かどうか確かめる術を持っていた。
「言い争ってても仕方ないよ」
そう、こう言えばいいのだ。
「ギター・バトルで決着を付けよう」
僕は固唾を飲んで彼女の言葉を待った。
「……ぎたーばとる?」
彼女は不思議そうな顔でそう言った。
良かった。現実だ。
「綾波」
「はい」
「こっちにおいでよ」
彼女は嬉しそうな恥ずかしそうな顔で僕の隣に座り、こう言った。
「さっきの続き、聞かせてくれる?」
end
**********
11月のタン塩さんとcaluさんの作品を参考にさせて頂きました。
お二人には多大なる感謝と深く謝罪を。
その道は長く、険しい道だった。急な上り坂を、僕は汗を流し、荒い息をつきながら歩き続
けた。この道は綾波に続く道だ。僕はこの道を歩く。最後まで歩く。そこには綾波が待ってい
るのだから。
最後の峠にたどり着き、稜線伝いに歩く。急に視界が開けた。草原が広がっている。頂上だ。
綾波が座っている。体育座りだ。脚はフトモモの付け根まであらわになっているのにパンツ
は見えない。角度的に足首が邪魔をしているからだ。
だめだ綾波、パンツが見えちゃうよ。
そう叫んでも、綾波はぼんやりと空を見上げているばかりで僕には気づかない。
僕は必死に歩き続ける。走ろうとしても足は鉛のようで言うことを聞かない。
彼女は不意に立ち上がった。手を後ろに組み、少しでも空が良く見えるように。
風が吹き、スカートをそっとまくれさせる。再びフトモモがあらわになるが、ギリギリのと
ころでパンツは見えない。彼女はスカートを押さえようともしていないのに。
綾波、スカート押さえないとパンツが見えちゃう。もうちょっとなんだ。
僕の声は届かない。
風が気持ちいいのか空の青さが嬉しいのか、かすかな微笑を浮かべている。
声は届かず、姿も豆粒くらいにしか見えないのに、彼女の表情すら鮮明にわかるという不自
然さに僕は気づかなかった。
やがて彼女は胸の前で手を組み、そっと目を閉じた。ふわりと浮き上がり、そのまま空へと
昇ってゆく。
綾波、行っちゃダメだ。
僕は必死に叫ぶ。
空なんか飛んだら下からパンツが丸見えだよ。
だが角度が微妙な上に逆光でハレーションを起こしていてよく見えない。
綾波、帰ってきて。もうちょっとなんだ。
僕は再び叫ぶ。
すると綾波は不意に膝を畳み、スカートを押さえながら僕のほうに降下して来た。声が聞こ
えたのだろうか。
そして彼女は僕の前にふわりと着地するとこう言った。
「パンツ、見た?」
「い、いや、見てないよ」
「見たのね?」
「見てないよ。というか、見えなかったんだよね」
「学園系きゃぴきゃぴのあたしだけでなく、本編系のわたしのパンツも見たのね?」
「だから見てないって」
僕の言ってることを聞いてないのか? だいたい以前にはパンツどころか全裸すら見てるじ
ゃないか。というか、学園系ってなんだ?
「碇くん、パンツ見たいの?」
「見たい」
僕はキッパリと言った。もうどうにでもなれ。
「ただ、見えそうで見えないっていうギリギリのところがいいっていう気持ちもあるんだ」
「微妙なのね」
「男心は微妙なんだ」
「でも見たいのね」
「見たい」
「どうして見たいの?」
「それは……」
ぐっと言葉に詰まった。なんて説明したらいいのかわからない。というか、いったいなんで
なんだろう?
「変態さんなの?」
「違うよ。断じて違う」
「嘘。変態なんだわ。パンツが見たいなんて」
「そうじゃないんだ。健全な男子として極めて正常なことなんだ。パンツを見たいって欲望が
あるのは」
「信用できないわ」
「言い争ってても仕方ないよ」
デジャヴュ。僕は激しい既視感に戸惑いながらもこう言うしかなかった。
「ギター・バトルで決着を付けよう」
「望むところよ」
綾波はランディ・ローズの74年レスポールカスタムに手を伸ばしかけたが一瞬迷い、結局
例のジョニー・ウィンターシグネチャーのファイヤーバードを手に取った。
僕はムスタングを持とうとして思い止まった。チューニングがあわない。だがロリー・ギャ
ラガートリビュートのストラトでは綾波のフィールドだ。瞬時にそう判断した僕は、カスタム
オーダーのストラトモデルを手にした。
このギター、ピックアップはEMGをSSHに配列し、当然のようにロックナット、そしてフロイ
ドローズを装備している。ペグはシャーラーだったがゴトーに交換済みだ。ネックはド派手な
虎目も美しく、指板は漆黒のエボニー、ボディ材はハワイアンコアのオイルフィニッシュだ。
トドメはミラー仕様のピックガード。音は外見からの想像そのまま、太くて硬くて粘る音だ。
太くて硬くて粘る。
綾波に勝つには最適なギターではないだろうか。
僕は綾波が最も不得意とするであろうリズムを刻み始めた。
彼女のフィールドはストレートなロックンロールとブルース。メタルは僕も不得意だ。高速
ヘッドバンキングは脳震盪を起こす。バップは音がモコモコしてて何を弾いてるのか全くわか
らない。
ならば。
E一発の16ビート。
ファンク。
ややブラコンに近い。
ブラコンというのは、言うまでもなくブラザーコンプレックスではなくブラックコンテンポ
ラリーのことだ。
ファイヤーバードの、あの高音の伸びてるような伸びてないようなペキペキとも言うべき独
特な音でファンクビートに対応できるのか。できるならやってみろ。レスポールにしておけば
いいものを、ファイヤーバードなんてブルースにしか使えないギターを選択した君のミスだよ。
すでに何が書いてあるのかわかる人は数人かと思うが、ここを見てる人などそもそも数人、
多くて十数人なので大した問題ではない。誤差の範囲だ。綾波に勝てればそれでいいのだ。
綾波は一瞬たじろいだが、即座に低音弦を使った単音リフで僕のカッティングに呼応した。
ファンクミュージックは本来ベースがなければ成立しない。そこを突いて来たのだ。そして、
僕のリズムが洗練されたブラコンに近いものなら、綾波のリズムはむしろ土着ファンクとも言
うべきアーシーなものだった。そのフレーズがまたファイヤーバードに良くあっている。
綾波が僕を見る。挑戦的な目だ。ソロを取れと言っている。
だがこのまま普通にソロを取ったのでは負けだ。どうする?
僕は綾波の弾くラインをペダルポイントと捉え、アッパーストラクチャートライアドを使っ
たコードカッティングソロに突入した。テンション効きまくり、崩壊寸前のギリギリのソロだ。
EMGの突き抜ける高音が冴える。
ちなみにアッパーストラクチャートライアド、ちょっとコード理論をかじった奴が得意気に
使いたがる専門用語第一位である。
それはともかく、これは既にファンクというよりファンキーなポップスに近い。いずれにし
ろ綾波の得意なジャンルではないはずだ。失った地歩は取り返したと思えた。
僕は綾波を見た。次は君の番だよ。
綾波は涼しげな顔で、涼しげなフレーズを奏ではじめた。完璧に対応している。いつのまに
彼女はこんなポップなセンスを身に付けたのか。僕は驚きを禁じえなかった。そして調性の整
った涼しげなフレーズから唐突にディミニッシュスケールを用いた緊迫したフレーズへ、返す
刀でホールトーンスケールを駆使したスケールアウトしまくりの調性感の薄い、というかぶっ
ちゃけそれってミストーンなんじゃねえの的な緊張感あふれる意味不明なフレーズへと展開し、
それでいて要所要所でブルーノートを効果的に使って哀愁を漂わせ、これでもかと大炎上させ
盛り上げるだけ盛り上げ、彼女はどうだといわんばかりに僕にソロを渡してきた。
これにこのまま呼応するのではあまりに能がない。僕はファズを踏み、更にトーキングモジ
ュレーターをくわえた。振動で脳がイカれるといわれているあれだ。だが構うものか。綾波に
勝てればいいのだ。超絶速弾きをはじめとしてスイープやらタッピングやら、更にはアームア
ップ、ダウン、その他アンジェロラッシュ、カニトリルなど良くわからないテクニックの限り
を尽くして僕は弾きまくる。トーキングモジュレーターでアンジェロラッシュというのは世界
にも例がないのではないだろうか。
綾波が笑顔でバッキングを取る。碇くん、凄いわ。素敵よ。そう言っているような気がした。
僕は気持ちよく綾波のリズムに乗ってソロを取った。
気持ちよく綾波に乗る。
最高だ。
だが綾波は唐突に、まるではやる僕をはぐらかすようにコードチェンジをしてきた。
F#m7、B7と展開し、E7に戻る。そこは既にブルースの世界だった。彼女は思う存分Aに解決
した。B7のあとA#M7に行かなかったのは綾波のプライドだろうか。
ここで引き下がるわけには行かない。やるしかない。そこがたとえ綾波のフィールドだろう
と、僕はやるしかないのだ。
碇くん、来て。
綾波もそう目で訴えている。
ファズをオーバードライブに切り替え、僕は歩き出した。無駄な技術はいらない。ただ魂を
叩きつければいいのだ。
碇くん、最高よ。素敵。とても気持ちいいわ。
一回しして綾波にソロを渡す。
綾波のソロも最高だった。耐えられないくらい気持ちがいい。綾波の、かすれた声にならな
い叫びのようなロングトーンを聞いていると、このまま二人してエクスタシーの領域に突入し
そうだった。
何度もソロを交換したまさに絶頂寸前、だが僕は焦らすようにブレイクを入れた。
綾波がとまどったように僕を見る。どうしたの碇くん、やめないで。
「このままじゃラチがあかないよ」
そう、このままでは別のバトルに突入することになる。それはそれで構わないといえば構わ
ない、というよりむしろ望むところなのだけれど、ものごとには順序というものがある。
「綾波が最高なのは良くわかった。こうしよう。チョーキング禁止」
「ち、チョーキング禁止!?」
綾波はみるみる青ざめた。
わかる人にはわかるが、このルールはあまりに過酷である。ブルースギタリストたる綾波に
とっては手足をもがれたも同じだ。
思った通り、綾波のソロは今までの流麗なフレーズは影をひそめ、単にスケールをたどたど
しくなぞるだけのギター持って三日目です的なものに変貌していた。チョーキング禁止なので
チョーキングビブラートもできないのだ。碇くん、ひどい。泣きそうな顔になっている。でも
碇くんはどうするの?
僕にはチェロでつちかったクラシカルフレーズがある。ネオクラシカルメタル最強なのだ。
僕の指はチャーチモードに乗って高速で指板を駆け上がり、アームを駆使して大胆なビブラー
トをかます。アーミングはチョーキングとは違うのでセーフだ。フロイドローズならチューニ
ングの心配もない。
碇くん、ずるい。
ずるくないよ。ルールの範囲内だよ。僕は完全に綾波を翻弄し、全力で襲い掛かった。
だが綾波もさるもの、するりとすり抜けると僕の後を取ってソロを弾き始めた。今度はさっ
きまでのド素人フレーズとは全く違った。ネックベンディングまで使っている。こんな高価な
ギターでネックベンディングなんて。ネックがミシっていったらどうするつもりなの。だが綾
波は意に介さない。そしてついにボトルを取り出した。盲点だった。ボトルならチョーキング
禁止なんて関係ない。碇くん、どお? 綾波の得意げな顔。
負けるものか。僕は彼女の熱いソロに呼応しようとした。
だが妙に出力が低く歪っぽい。ノイズも増えている。しまった! 電池切れだ! 電池の交
換を忘れていた。アクティブサーキット搭載楽器の最大の欠点がこれだ。アレンビックのよう
に外部から電源を供給できればいいのだが、そうもいかない。バランス出力にしてファンタム
電源が使えれば汎用的でいいのではないかと常々思っているが、そういう楽器は聞いたことが
ない。
いずれにせよ、いまから電池を交換してる暇はない。絶体絶命だ。どうする碇シンジ!
いったいどうすればいいんだ!?
ほあああああ、という叫び声を押し殺しながら僕は目覚めた。全くなんというとんでもない
夢だ。途中から何となく夢だと気づいてはいたものの、なんでパンツ見えそうからギター・バ
トルになるんだろう? だいたい僕も綾波もギターなんて持ったこともない。ジョニー・ウィ
ンターっていったい誰だ?
だが絶叫を押し殺した理由はそんなところにはなかった。
すぐそばに綾波が寝そべっていたのだ。
実のところ、これだけではそう驚くに値しない。なぜならば僕と綾波は同居しているからだ。
アスカとミサトさんも一緒だけれど。
僕は昼食の後片付けを済ませたあと、リビングのソファーで居眠りをしていたらしい。綾波
は床にうつ伏せに寝転がって雑誌を読んでいる。普段着でもありパジャマでもある僕のシャツ
だけを着ている。もちろん下着は着けているだろうけれど。午後の柔らかな陽射しがあらわに
なっている綾波の白いフトモモを包んでいる。
僕は窓のほうに頭を向け、綾波はキッチンの方に頭を向けている。つまり僕は脚の方向やや
下から綾波を見ていることになる。小さ目のお尻がシャツを押し上げ、フトモモは付け根付近
まで見えている。これが絶叫しないでいられようか。足をぴったりと閉じているせいもあって
パンツまでは見えないが、見えるか見えないかの微妙なところがまたいいのだ。まさに絶景の
一言に尽きる。だがここで絶叫したのでは綾波を驚かせることになる。絶叫は押し殺すしかな
いのだった。
やがて綾波はくるりと仰向けになった。まだ僕が目覚めていることに気づかないようだ。そ
して彼女は軽く膝を立てた。だが微妙な角度と足首の絶妙な位置関係でやはりパンツは見えな
い。またも僕はうおおおと声を上げそうになった。恐らく僕の顔は真っ赤だろう。だが完全に
声をかけるタイミングを失っていた。寝た振りでもすればいいのだろうが、目を閉じこの光景
をなかったものにすることもできなかった。これは自分の意志でコントロールすることは不可
能なのだ。
綾波は雑誌を傍らに置くと上半身を起こした。シャツの首のところを引っ張り、自分の胸を
見おろす。そしてため息を漏らした。彼女が眺めていたのはアスカが良く見ている女の子向け
の雑誌だった。何が書いてあるのか知らないけれど、綾波、君の胸はそんなに小さくないよ。
アスカに比べても遜色ない。そりゃあミサトさんに比べれば小さいけれど、あんなに爆乳だと
いろいろ大変だと思うよ。そもそも胸の大きさなんて大した問題じゃないんだ。小さくても大
きくても構わない。僕は綾波のおっぱいが好きだ。それじゃだめなの?
僕の心の中の呼びかけが綾波に届くはずもなく、なんと彼女は両手で胸をそっとつかむと、
軽く揺さぶったりしたのだ。大きくなあれと祈るかのように。僕は喉の奥からぶほっという妙
な音を出してしまった。
綾波ははっと顔を上げ、胸を押さえたまま僕を凝視した。真っ赤になっている。それはたぶ
ん僕も同じだ。数秒黙ったまま見つめあい、直後彼女は慌てたように手を下ろし膝を床につけ
てシャツを押さえた。
「見た?」
「な、何を?」
僕ははぐらかした。おっぱいを揉んでるところを見たかと言われれば確かに見た。だがパン
ツは見なかった。というより見えなかった。
「えっち」
彼女はあっかんべーをした。
「えっちって……そうかもしれない」
僕は素直に認めた。だが前にも言ったようにそれは僕が自分でどうにかできる問題ではない。
あの状況下で目を閉じる方がよほど不自然だ。
「変態さんなの?」
「いや、それは違う」
僕はキッパリと否定した。
「パンツ見たいの?」
ここでさっきまでの夢の中のように「見たい」とはっきりと肯定してしまっていいものかど
うか。僕は激しく迷った。だが現実感も希薄な気がしてきた。これは本当に現実なのか。こん
な学園ラブコメみたいな平和が現実に存在するのか。
確かに綾波は空を飛んだりしていない。いつもシャツ一枚でうろついているのも事実だ。み
だりに僕にパンツを見せることもない。というか、見せてもらったことも見たこともない。そ
の意味では現実とも思える。
「やっぱり変態さんなのね」
「それは違うって」
「じゃあ、なに?」
綾波は怒ってはいない。それはわかっていた。ただ恥ずかしがって、怒った顔をして見せて
いるだけだ。
「男にとって、好きな女の子のパンツというのは――」
綾波は急に驚いたような顔になって、それから赤い顔をさらに赤くした。僕は自分の言葉を
反芻した。
好きな女の子――。
なんてことだ。こんな意味不明な状況下で告白することになるとは。
綾波はうつむいてしまった。彼女は怒っていない。否定もしない。嫌悪もしていない。ただ
少し驚いて、戸惑っているだけだ。これは一歩踏み出したということなのかもしれない。あと
で改めてきっちり告白するということにして、たとえものの弾みにせよ今はこの僕が一歩踏み
出したという事実を喜びたい。これが現実ならば。
そして僕は、これが現実かどうか確かめる術を持っていた。
「言い争ってても仕方ないよ」
そう、こう言えばいいのだ。
「ギター・バトルで決着を付けよう」
僕は固唾を飲んで彼女の言葉を待った。
「……ぎたーばとる?」
彼女は不思議そうな顔でそう言った。
良かった。現実だ。
「綾波」
「はい」
「こっちにおいでよ」
彼女は嬉しそうな恥ずかしそうな顔で僕の隣に座り、こう言った。
「さっきの続き、聞かせてくれる?」
end
**********
11月のタン塩さんとcaluさんの作品を参考にさせて頂きました。
お二人には多大なる感謝と深く謝罪を。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/04/17 23:58 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
■女坂-The Long and Winding Load/何処
( No.4 )
おっぱいネタだ(笑)。
相変わらず綾波さんのナチュラルボムは強力でかわいい。
デズモンド・モリスの「裸のサル」にはなぜ男はおっぱいが好きか、というかおっぱいはな
ぜああなのかという理論(仮説)が展開されていて、私はなるほどと思ったのだが、それはと
てもここに書けるような内容ではないのだった。
エンディングテーマはパンツ見せすぎ(笑)。お題は「パンツ見えそう」なので逸脱(爆)。
( No.4 )
おっぱいネタだ(笑)。
相変わらず綾波さんのナチュラルボムは強力でかわいい。
デズモンド・モリスの「裸のサル」にはなぜ男はおっぱいが好きか、というかおっぱいはな
ぜああなのかという理論(仮説)が展開されていて、私はなるほどと思ったのだが、それはと
てもここに書けるような内容ではないのだった。
エンディングテーマはパンツ見せすぎ(笑)。お題は「パンツ見えそう」なので逸脱(爆)。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダ |
投稿日 | : 2011/04/17 21:14 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
「男の人は何故おっぱいが好きなのかしら?」
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
【女坂-The Long and Winding Load】
「ど…」「どうしたのって…」「…痛い…」「あ、あんたねぇ~…」
「何?」
「何って…この惨状見て気付かない?」
「…アスカが、今日は縞柄…」
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
*スーパー説教タイム突入*
「あの…アスカ、何故私正座させられてるの?」
「レイ…あんたには常識って物を身に付けて貰うわ!」
「惣流さん…常識って…」「どうする…止める?」「…無駄じゃないかな…」「…同感…」
「何故?」
「何故って…気付かない?つまり今のあんたには恥じらいって物が無いのよ!」
「恥じらい?」
「…言っちゃうんだ…それアスカが…」
「あんか言った?」
「いえ何も。ま、アスカの台詞にも一理有るわ。」
「そうね…綾波さんには女力が必要よね。」
「…それ以前に…」
「価値観と言うか常識と言うか…」
「…?」
「つまりぃ、今のまんまでいけばあんた馬鹿シンジ」「碇君は馬鹿じゃ無」「シャラーッッ!」「…」
「フーッフーッ…あんた今のまんまじゃ愛しい碇シンジ様に散々迷惑かけた挙げ句嫌われてポイ!よ!アーユーアンダステン?判る!?」
「…碇君は…その…私に“綾波はそのままでいいよ”って…嫌、何を言わせるの…」
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
「ど…」「どうしたのって…」「あ…綾波ニューナチュラルボム本日三発目…」「…痛い…」
「…つっくずく馬鹿シンジのお人好しに同情するわ…はぁ。」
「…?」
♪終業チャイム♪
「綾波、一緒に帰ろう。」
「ええ。」
「碇君…私、目指すわ。」
「え?目指すって…何を?」
「女の頂点…」「へ?」
「私は行くの…The Long and Winding Load…この長く険しい女の坂のその先にある、未だ見ぬその果てをね…」
「…どっかの漫画の打ち切り最終話みたいに唐突だね…」
「?」
「…又アスカに妙な事吹き込まれたんだろ?はぁ…」
「碇君…私は天然危険物と評価された…これは屈辱的評価…らしいの…」
「あ…う…」
「否定しないと言う事は同意と見なす…つまり私は碇君に嫌われない為にも常識と恥じらいが必要…」
「…綾波、一言言っておくけどリツコさんや伊吹さんは常識擦れてるし、ミサトさんは非常識だよ?」
『『『はっくしょん!!!』』』
「?今誰かくしゃみした様な…」
「…アスカは?」
「え?あ、ああ。アスカはねぇ…何て言うか、間違いないけどおかしいって言うか行動と発言が擦れてるんだよなぁ…霧島さんと同じ位…」
「ち!ちょっとシンジ!?あ、アタシの何処が擦れてるって言うのよ!」
「シンジ君!あ、あたしとアスカ一緒にしないでよ!?」
「うわわわわっ!?ふ、二人共何でここに!?」
「…成る程…碇君の言う通り…」
「「どー言う意味よレイ!?!!」」
【お茶目機能】 重音テト
http://www.youtube.com/watch?v=O2C_ZtAkzyY&sns=em
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
【女坂-The Long and Winding Load】
「ど…」「どうしたのって…」「…痛い…」「あ、あんたねぇ~…」
「何?」
「何って…この惨状見て気付かない?」
「…アスカが、今日は縞柄…」
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
*スーパー説教タイム突入*
「あの…アスカ、何故私正座させられてるの?」
「レイ…あんたには常識って物を身に付けて貰うわ!」
「惣流さん…常識って…」「どうする…止める?」「…無駄じゃないかな…」「…同感…」
「何故?」
「何故って…気付かない?つまり今のあんたには恥じらいって物が無いのよ!」
「恥じらい?」
「…言っちゃうんだ…それアスカが…」
「あんか言った?」
「いえ何も。ま、アスカの台詞にも一理有るわ。」
「そうね…綾波さんには女力が必要よね。」
「…それ以前に…」
「価値観と言うか常識と言うか…」
「…?」
「つまりぃ、今のまんまでいけばあんた馬鹿シンジ」「碇君は馬鹿じゃ無」「シャラーッッ!」「…」
「フーッフーッ…あんた今のまんまじゃ愛しい碇シンジ様に散々迷惑かけた挙げ句嫌われてポイ!よ!アーユーアンダステン?判る!?」
「…碇君は…その…私に“綾波はそのままでいいよ”って…嫌、何を言わせるの…」
ガタガタガタタタタタッ!
「…どうしたの皆?」
「ど…」「どうしたのって…」「あ…綾波ニューナチュラルボム本日三発目…」「…痛い…」
「…つっくずく馬鹿シンジのお人好しに同情するわ…はぁ。」
「…?」
♪終業チャイム♪
「綾波、一緒に帰ろう。」
「ええ。」
「碇君…私、目指すわ。」
「え?目指すって…何を?」
「女の頂点…」「へ?」
「私は行くの…The Long and Winding Load…この長く険しい女の坂のその先にある、未だ見ぬその果てをね…」
「…どっかの漫画の打ち切り最終話みたいに唐突だね…」
「?」
「…又アスカに妙な事吹き込まれたんだろ?はぁ…」
「碇君…私は天然危険物と評価された…これは屈辱的評価…らしいの…」
「あ…う…」
「否定しないと言う事は同意と見なす…つまり私は碇君に嫌われない為にも常識と恥じらいが必要…」
「…綾波、一言言っておくけどリツコさんや伊吹さんは常識擦れてるし、ミサトさんは非常識だよ?」
『『『はっくしょん!!!』』』
「?今誰かくしゃみした様な…」
「…アスカは?」
「え?あ、ああ。アスカはねぇ…何て言うか、間違いないけどおかしいって言うか行動と発言が擦れてるんだよなぁ…霧島さんと同じ位…」
「ち!ちょっとシンジ!?あ、アタシの何処が擦れてるって言うのよ!」
「シンジ君!あ、あたしとアスカ一緒にしないでよ!?」
「うわわわわっ!?ふ、二人共何でここに!?」
「…成る程…碇君の言う通り…」
「「どー言う意味よレイ!?!!」」
【お茶目機能】 重音テト
http://www.youtube.com/watch?v=O2C_ZtAkzyY&sns=em
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/03/31 04:18 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
■【女の子と言う存在の魅力及びその男子に与える影響力についての考察】/何処
( No.1 )
考えてみれば、というか考えるまでもないんだけど、女の子は「やらない?」とは言わないよな。私が聞いたことないだけかもしれんけど、「する?」とか「しない?」とかだよな、普通は。「する」と「やる」はどう違うんだろう。
そもそも生殖行為はなぜエッチに分類されるのだろう。そしてエッチとは何か?
様々な疑問が交錯する中、綾波さんの天然が素敵なお話でした。
( No.1 )
考えてみれば、というか考えるまでもないんだけど、女の子は「やらない?」とは言わないよな。私が聞いたことないだけかもしれんけど、「する?」とか「しない?」とかだよな、普通は。「する」と「やる」はどう違うんだろう。
そもそも生殖行為はなぜエッチに分類されるのだろう。そしてエッチとは何か?
様々な疑問が交錯する中、綾波さんの天然が素敵なお話でした。
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダウン企画・三月 |
投稿日 | : 2011/03/29 16:23 |
投稿者 | : tomo |
参照先 | : |
>何処さん
面白い。すいません,口下手なのでただそれだけしか言えません。
でも,ほんと面白かったです。
「やらないか」は,反則ですね,たしかに。
どうでもいいけど,何処さんはきっと,私と同じような動画を見ている気がする(爆)
面白い。すいません,口下手なのでただそれだけしか言えません。
でも,ほんと面白かったです。
「やらないか」は,反則ですね,たしかに。
どうでもいいけど,何処さんはきっと,私と同じような動画を見ている気がする(爆)
件名 | : Re: サイト開設十周年カウントダ |
投稿日 | : 2011/03/21 06:05 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
【女の子と言う存在の魅力及びその男子に与える影響力についての考察】
『いきなり“やらないか”とは言えないだろ?』
『ヘブッ!?ゲホゲホゲホ?!か、加持さんい、一体何ゲホゴホ!』
『…おっさん、そら無いわ…』
『…それは駄目だろ…』
『ま、ひっぱたかれるのがオチだわな。』
『『確かに』』『ゲヘゲへゴホゴホ…』
『で、仕方ないから“お茶でもどう?”位な所から始める訳だ。』
『…ま、普通そやないですか?』
『だよな』
『ゲホゴホ…な、何納得してるのさトウジ、ケンスケ…』
『で、だ。そこからどうやって雰囲気を盛り上げて行くかだが』
『ほ~?』
『『『ヒッ!?』』』
『例えば…だ、今俺の後ろにいる怖~いおねーさんならば』
『ならば?』
『『『ゴクッ!』』』
『…ミニスカで踵落としはパンツ見えるぞ。』
『え!?な?う、ば、ば!あ!』
『隙あり!』
『へ?』
『『『あ』』』
ブチュ~
『『『!?!!』』』
『…さて、それじゃ諸君、話途中だがこれで失礼。』
脱兎!
『あ!う!ま!ま!待ちなさいこの馬鹿加持!子供らに何教えてる!この歩くセクハラ変態が!』
ダカダカダカダカダカダカ…
『さ…流石や…』
『…手本にゃならないけど…』
『…そう言う問題かなぁ…』
◇◆◇
『…だからぁ、雄なんてのは基本ヤる事しか頭にないんだって事よ。』
『?』
『そ、惣流さん…《真っ赤》』
『ア…アスカそんなヤ…ヤるだなんて大声で…』
『も~、ピカリンてば本当に委員長なんだからぁ。』
『霧島さんピカリンは止めて…』
『…やる?』
『…綾波さん…素で聞かないで…』
『でぇ…元ファーストチルドレン綾波レイさぁん?あんた馬鹿シンジと』『碇君は馬鹿じゃ無いわ。訂正して。』
『ハン!男なんて皆馬鹿よ。で、レイはシンジと何処まで行ったのかしらぁ?』
『…第二東京かしら…』
ガタタタタッッ!
『…痛い…』『ひ…久々に綾波さんのナチュラルボム炸裂…』『痛タタタ…』『勘弁してよぉ…』
『?どうしたの皆?』
『ど…どうしたのって…』『て…天然恐るべし…』『…アスカ、あんたに任せる。』
『あ、あんた本当にスーパー馬鹿ね…男と女と言えば!』
『…あぁ、生殖行為ね。』
ガタガタタタタッッ!
『?どうしたの皆?』
『い…痛い…』『え…N2綾波爆弾炸裂…』『痛タタタ…』『あ…あんたねぇ…』
『アスカ、霧島さん、パンツみえてる…』
◇◆◇
『雰囲気って言われても…女の子の気持ちなんて…それに綾波に常識的な事が何処まで…』
『あ、碇君。』
『え?あ!綾波!?』
『ねえ碇君…やらない?』
『は?』
『私と一つになるの。』
『へ?』
『生殖行為…生物の本能…それはとても気持ちの良い事なのよ。』
『な!?なななな何を突然いきなり意味不明な発言をなさるのですか綾波さんぅわぁ!?!!』
『…?何かおかしい事言ったかしら?』
『おおおおかしい通り越して変だよその発言!!』
『?おかしいわね…男は皆生殖行為の事しか頭に無いって話じゃないのアスカ?』
『ば!馬鹿こっち向くなレイ!』『アアアアスカぁ!?いいい一体綾波に何吹き込んだあ!』『な、何よ本当の事じゃない!』『だから問題なんじゃないか!』
『…?』
『大体アスカは考え無しに何で』『あんたは考え過ぎなのよ!』『何だよ!』『何よ!』
『…あの…碇君?アスカ?』
『『綾波(レイ)は黙ってて!!』』
『…はい…』
『だからアスカは…』『シンジこそ…』『…!』『…!』『!!』『!?』
『絆…碇君との絆…皆との絆…何を思うの私…そう…私…さみしいのね…』
『!』『!』『!』『!』
…何て物添付してる俺…ギリギリ越え…いやむしろアウトだよなこれ…
http://www.youtube.com/watch?v=jYm1b-ZDTsY&sns=em
正直すまんかった。
もちろん、企画全体に対する質問や感想等もこのスレにどうぞ。詳細はこちらをご覧下さい。
http://ayasachi.sweet-tone.net/kikaku/10y_anv_cd/10y_anv_cd.htm
今月のお題は
・それはダメ
・パンツ見えそう
・The Long and Winding Road
です。
果てしない絶望感とイノセントな心、それでも湧き上がってしまう欲情とギリギリの自制心が
ないまぜになった、まさに十四歳そのもののお題でございますね。
八月~二月の企画及び1111111ヒット記念企画も鋭意継続中です。
サイト移転も終わったのでばんばんどーぞー。まず編集人が書け? おっしゃる通り(^^;)。