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ファーストバースデー
件名 | : Re: ファーストバースデー |
投稿日 | : 2013/04/13 02:48 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
これはギリギリのタイミングだけれど、ここまでではないにしろ事前に情報を得て先制的行動を起こす、という状況はあり得る。というよりもあって当然と思える。本人たちに知られることなく。知らせる必要もないし。
某政治家の秘書はプライベートな時間などない、という新聞記事を読んだことがあるけれど、このシークレットサービスはそこまでではない模様。集中力も必要だし、24時間常に仕事というわけにもいかんでしょう。私服はアロハだったりするのだろうか。誰も彼だとはわからんだろう。それも一つのメリットなのかもしれない。
某政治家の秘書はプライベートな時間などない、という新聞記事を読んだことがあるけれど、このシークレットサービスはそこまでではない模様。集中力も必要だし、24時間常に仕事というわけにもいかんでしょう。私服はアロハだったりするのだろうか。誰も彼だとはわからんだろう。それも一つのメリットなのかもしれない。
件名 | : Re: ファーストバースデー |
投稿日 | : 2013/04/03 20:25 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
【-SS-シークレット・サービス】
今日も快晴…ある種の人間には不愉快な現実だ。
この糞暑い中毎度お馴染みのサングラスに黒スーツと言う暑苦しくも在り来たり過ぎる程陳腐なスタイル…
つまり現状を簡略に説明するならば、如何にも怪しい格好の男が歩道に一人所在無さげに立っていると言う事だ。
そしてその姿は向かいのテナントビル1Fのショウウインドウに写り込んでいる。
その見るからに“濃い”格好で何故か違和感無く街の風景に溶け込んでいる男は、道向かいに立つ自らの鏡像にふと目を遣りつまらなさげに鼻を鳴らす。
男は自分の今着ている服装が嫌いだった。
その服装の意味する所はその悪趣味な無個性さにより社会に埋没する事よりはその存在…威圧感と暴力の恐怖…を誇示する事にある。つまりは抑止力だ。
だとしても、男の美意識には甚だそぐわないのは事実…しかし、仕事である以上は止むを得ぬと男は諦めている。
視線を硝子内のテナントに遣れば、ショウウインドウ越しに見える二つの頭。
青い銀髪と、頭一つ高い漆黒の髪。
チルドレン…エヴァンゲリオン搭乗適格者。
硝子の向こう側の世界で買い物をする二人は男の属する組織内においてはそう呼称されている存在…そして男の任務は二人の護衛。
時計を見る…男は自分の経験から未だ暫くは二人の買い物が続くと予想している。
何と言っても思春期の男女二人が休日に一緒に買い物だ、ましてや今日は少女の誕生日なのだから時間なぞいくら有っても足りはしまいと男は考えた。
その若さを羨む事は無いが、その無垢さが眩しい。
女と言う存在の疎ましさに辟易した過去と店内で仲睦まじく過ごす二人の姿が重なる。
愛は欲望、恋は幻想、熱情もいつかは醒める。
醒めた感情は打算に替わり、互いが相手の狭量と無思慮に飽々しながら惰性で関係が続く
所詮他人と諦め慣れるか端から期待しない事だ。疎ましく煩わしいと感じた時には、既に結論は出ているのだから。
最もあの少年少女にはそんな感情は当分縁が無い事だろう…男の経験と直感はそう告げる。
他人同士がお互いを理解しようとし、許容しようとする幸福な刻。
誰しもが今その一瞬が永遠に続く事は無いと知っている、だが現時点あの二人にとってそんな知識は不要だ。
恋する二人には今こそが現実の全てなのだから…
ふと男は思う。過ぎ去った過去に置き去りにした女の事を…
もう少しお互いを理解…否、許容していれば未だ続いていただろうか?
何を今更と自嘲を軽く頬に浮かべもう一度硝子一枚先の世界に視線をくれて、男は然り気無くゆっくりと懐に手を入れて煙草を一本抜き出し、軽くくわえた。
ライター型の代物を背広の右ポケットから取り出し側面鏡で周囲をチェック…続いてビル屋上の狙撃班の配置を確認…本来の機能を利用し煙草に着火。
其を合図にしたかの様に背後からゆっくりと迫って来ていた黒のベンツが紫煙を吐き出す男の横付けに停車する。
煙草を踏み消し背広の左ポケットから取り出した携帯灰皿に吸殻を入れ、車内に消える様に滑り込む。
後部座席に腰を降ろしながら運転席に座るスキンヘッドへ男は何やら告げ、スキンヘッドは微かに頷く…再び動き始めた車はゆっくりとテナントビルの地下駐車場への進入路に進路を変えた。
地下駐車場は所々瞬く青白い蛍光灯に照されてはいるものの薄暗い。
その片隅には先程不気味な程静かに進入して来たベンツがアイドリングしたまま停車している。
その車内で、男はサングラス越しに視線を運転席に向ける。
視線の先ではスキンヘッドが傍らのガンホルダーから散弾銃…ベネリATSGに手を掛けていた。
その行動を片手を上げ制止し、男は怪訝な表情のスキンヘッドへ一言二言告げると懐から取り出した消音器をヒップホルスターから抜いた拳銃…コルトHCに取り付け、コッキング。
テフロン加工されたタングステン弾芯を持つ0,45インチの鉛と真鍮と火薬の塊がスチール製のガイドに押され薬室へ送り込まれる。
その様子を見たスキンヘッドは肩を竦め、ショットガンから手を離す。
男はドアポケット内のホルダーから二発の閃光手榴弾を抜き、懐へ。
再びドアポケットに手を伸ばし、取り出した予備弾倉をアンクルホルダーと両脇に挟み込む。
静かにドアを開け車外へ足音も無く降り立った男は後ろ手にドアを静かに締め、消音器付拳銃片手に駐車車列の影へその姿を掻き消した。
静寂
目の眩む一瞬の閃光
45の吐息は気の抜けたコークの栓を抜く様な音、幾つかの吐息に遅れて連続する騒音、閃光と床を踊る真鍮の歌声が地下駐車場に満ち、あちこちに瞬く一瞬の線香花火と鋭い金属音が沸き上がる。
無思慮な騒音への吐息の返信に答えるは短い悲鳴に肉塊手前の存在が上げる苦悶の声
やがて最後の閃光が吐息に吹き消される
騒がしい祭りが終わり花火が消えて幾莫かの後、そして再び幾つかの吐息が雑音を消して行き
再びの静寂
男が一発の閃光手榴弾と13発入り弾倉を二つ消費し、再びベンツの助手席ドアを開け影の様に滑り込むまでには15分程の時間が必要だった。
シートに座り携帯で事後処理を依頼しながら服の胸に空いた穴へ指先を突っ込む…防弾チョッキに食い込んでいた9mmHP弾頭を苦い顔で右ポケットへ突っ込む。
動き出した車内で懐から一本抜き出してくわえた瞬間、スキンヘッドに車内禁煙を言い渡され手にした煙草を渋々懐に仕舞う。
駐車場から灼熱の街に進入する黒のベンツの中、男は冷房と言う一時の安息を堪能しながら涼を恵んでくれる科学技術に密かに感謝していた。
その日、一組のカップルの平穏に影を刺さんとした存在より派遣された8人はその目論見の代償として閃光手榴弾1発と45CAP28発を引き換えにその存在を世界から消した。
そして少年少女は無事に買い物を済ませ、二人を待つ細やかな祝宴の場に知らず足を踏み入れて数名のサプライズな祝福に目を白黒させる事になる。
一人の少女の誕生日の平穏を密かに守った男が任務を交代し、シャワーを浴び缶ビール一本を飲み干してベッドに潜り込んだのは翌日の早朝だった。
《サティスファクション》http://www.youtube.com/watch?v=jgCYP3c3B_Q&sns=em
誕生日遅刻作品(爆)
今日も快晴…ある種の人間には不愉快な現実だ。
この糞暑い中毎度お馴染みのサングラスに黒スーツと言う暑苦しくも在り来たり過ぎる程陳腐なスタイル…
つまり現状を簡略に説明するならば、如何にも怪しい格好の男が歩道に一人所在無さげに立っていると言う事だ。
そしてその姿は向かいのテナントビル1Fのショウウインドウに写り込んでいる。
その見るからに“濃い”格好で何故か違和感無く街の風景に溶け込んでいる男は、道向かいに立つ自らの鏡像にふと目を遣りつまらなさげに鼻を鳴らす。
男は自分の今着ている服装が嫌いだった。
その服装の意味する所はその悪趣味な無個性さにより社会に埋没する事よりはその存在…威圧感と暴力の恐怖…を誇示する事にある。つまりは抑止力だ。
だとしても、男の美意識には甚だそぐわないのは事実…しかし、仕事である以上は止むを得ぬと男は諦めている。
視線を硝子内のテナントに遣れば、ショウウインドウ越しに見える二つの頭。
青い銀髪と、頭一つ高い漆黒の髪。
チルドレン…エヴァンゲリオン搭乗適格者。
硝子の向こう側の世界で買い物をする二人は男の属する組織内においてはそう呼称されている存在…そして男の任務は二人の護衛。
時計を見る…男は自分の経験から未だ暫くは二人の買い物が続くと予想している。
何と言っても思春期の男女二人が休日に一緒に買い物だ、ましてや今日は少女の誕生日なのだから時間なぞいくら有っても足りはしまいと男は考えた。
その若さを羨む事は無いが、その無垢さが眩しい。
女と言う存在の疎ましさに辟易した過去と店内で仲睦まじく過ごす二人の姿が重なる。
愛は欲望、恋は幻想、熱情もいつかは醒める。
醒めた感情は打算に替わり、互いが相手の狭量と無思慮に飽々しながら惰性で関係が続く
所詮他人と諦め慣れるか端から期待しない事だ。疎ましく煩わしいと感じた時には、既に結論は出ているのだから。
最もあの少年少女にはそんな感情は当分縁が無い事だろう…男の経験と直感はそう告げる。
他人同士がお互いを理解しようとし、許容しようとする幸福な刻。
誰しもが今その一瞬が永遠に続く事は無いと知っている、だが現時点あの二人にとってそんな知識は不要だ。
恋する二人には今こそが現実の全てなのだから…
ふと男は思う。過ぎ去った過去に置き去りにした女の事を…
もう少しお互いを理解…否、許容していれば未だ続いていただろうか?
何を今更と自嘲を軽く頬に浮かべもう一度硝子一枚先の世界に視線をくれて、男は然り気無くゆっくりと懐に手を入れて煙草を一本抜き出し、軽くくわえた。
ライター型の代物を背広の右ポケットから取り出し側面鏡で周囲をチェック…続いてビル屋上の狙撃班の配置を確認…本来の機能を利用し煙草に着火。
其を合図にしたかの様に背後からゆっくりと迫って来ていた黒のベンツが紫煙を吐き出す男の横付けに停車する。
煙草を踏み消し背広の左ポケットから取り出した携帯灰皿に吸殻を入れ、車内に消える様に滑り込む。
後部座席に腰を降ろしながら運転席に座るスキンヘッドへ男は何やら告げ、スキンヘッドは微かに頷く…再び動き始めた車はゆっくりとテナントビルの地下駐車場への進入路に進路を変えた。
地下駐車場は所々瞬く青白い蛍光灯に照されてはいるものの薄暗い。
その片隅には先程不気味な程静かに進入して来たベンツがアイドリングしたまま停車している。
その車内で、男はサングラス越しに視線を運転席に向ける。
視線の先ではスキンヘッドが傍らのガンホルダーから散弾銃…ベネリATSGに手を掛けていた。
その行動を片手を上げ制止し、男は怪訝な表情のスキンヘッドへ一言二言告げると懐から取り出した消音器をヒップホルスターから抜いた拳銃…コルトHCに取り付け、コッキング。
テフロン加工されたタングステン弾芯を持つ0,45インチの鉛と真鍮と火薬の塊がスチール製のガイドに押され薬室へ送り込まれる。
その様子を見たスキンヘッドは肩を竦め、ショットガンから手を離す。
男はドアポケット内のホルダーから二発の閃光手榴弾を抜き、懐へ。
再びドアポケットに手を伸ばし、取り出した予備弾倉をアンクルホルダーと両脇に挟み込む。
静かにドアを開け車外へ足音も無く降り立った男は後ろ手にドアを静かに締め、消音器付拳銃片手に駐車車列の影へその姿を掻き消した。
静寂
目の眩む一瞬の閃光
45の吐息は気の抜けたコークの栓を抜く様な音、幾つかの吐息に遅れて連続する騒音、閃光と床を踊る真鍮の歌声が地下駐車場に満ち、あちこちに瞬く一瞬の線香花火と鋭い金属音が沸き上がる。
無思慮な騒音への吐息の返信に答えるは短い悲鳴に肉塊手前の存在が上げる苦悶の声
やがて最後の閃光が吐息に吹き消される
騒がしい祭りが終わり花火が消えて幾莫かの後、そして再び幾つかの吐息が雑音を消して行き
再びの静寂
男が一発の閃光手榴弾と13発入り弾倉を二つ消費し、再びベンツの助手席ドアを開け影の様に滑り込むまでには15分程の時間が必要だった。
シートに座り携帯で事後処理を依頼しながら服の胸に空いた穴へ指先を突っ込む…防弾チョッキに食い込んでいた9mmHP弾頭を苦い顔で右ポケットへ突っ込む。
動き出した車内で懐から一本抜き出してくわえた瞬間、スキンヘッドに車内禁煙を言い渡され手にした煙草を渋々懐に仕舞う。
駐車場から灼熱の街に進入する黒のベンツの中、男は冷房と言う一時の安息を堪能しながら涼を恵んでくれる科学技術に密かに感謝していた。
その日、一組のカップルの平穏に影を刺さんとした存在より派遣された8人はその目論見の代償として閃光手榴弾1発と45CAP28発を引き換えにその存在を世界から消した。
そして少年少女は無事に買い物を済ませ、二人を待つ細やかな祝宴の場に知らず足を踏み入れて数名のサプライズな祝福に目を白黒させる事になる。
一人の少女の誕生日の平穏を密かに守った男が任務を交代し、シャワーを浴び缶ビール一本を飲み干してベッドに潜り込んだのは翌日の早朝だった。
《サティスファクション》http://www.youtube.com/watch?v=jgCYP3c3B_Q&sns=em
誕生日遅刻作品(爆)
件名 | : Re: ファーストバースデー |
投稿日 | : 2012/06/19 00:17 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
ヘキレキ――霹靂――かみなり。いかずち。雷が激しく鳴ること。
皆さん知ってましたか。ぶっちゃけ私は知りませんでしたw
さて会話抜き描写。なるほどこうなるのか、という感じ。
ただ、「I'm glad it's your birthday」スレで書いた「一切のセリフ抜きで描写」という
のは「」でくくられた会話文抜きというよりはセリフそのものが書いてない、つまり「セカン
ドファーストバースデー」で言えば、例えば
> わざとらしくあら、あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね等と答えながら観察。
という文の「あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね」というアスカの発言
そのものが書かれていないという文章を想定していたので、そういうイメージとはちょっと異
なる。ハードボイルドで心理描写を全くしない(誰々はこう思った、とか書かない)のセリフ版。
会話シーンならセリフ無しで心理描写抜きは恐らくあり得ない、というより心理描写のみで
行くしかない。つまりレイが何を言ったかを書かずアスカがその言葉(レイのセリフ)を聞いて
どう思ったか、という文章のみで作品を構成できないものかという無理難題だったわけですw
こうやって論理的に書いていくと、例えばレイとシンジでレイ視点なら書けないことはない
かなという気もする。でもたぶん気がするだけ。ピンポイントでレイのセリフだけ書くとかや
ると効果的な気はするけど。
で、この「セカンドファーストバースデー」だけど、「」でくくられたセリフ抜きで書いた
という効果は出てるような気がする。上で書いたあれじゃないけど、その分だけ心理描写が濃
くなるのは確かで、第一稿のセリフのみバージョンと比較するのはたぶん無意味だけど、少な
くともこれはこれで成立しているし、ちゃんとしてると思う。あとは好みの問題。
> 馬鹿シンジは涙ぐむし馬鹿女は笑うし
とか、アスカのやって良かった的な気持ちが出てると思う。しかも説明的過ぎないし。こう
いうのをセリフのみで書くのは難しいんじゃないかな。
実際、誕生日っていうのは祝ってもらえるから嬉しいような気もする。ミサトくらいの年に
なると微妙なんだろうし(笑)。
あとは、
> 全ての準備が出来て部屋に押し込めた二人を呼び出すまで一時間
この一時間、二人は部屋の中で何をしていたかだw
皆さん知ってましたか。ぶっちゃけ私は知りませんでしたw
さて会話抜き描写。なるほどこうなるのか、という感じ。
ただ、「I'm glad it's your birthday」スレで書いた「一切のセリフ抜きで描写」という
のは「」でくくられた会話文抜きというよりはセリフそのものが書いてない、つまり「セカン
ドファーストバースデー」で言えば、例えば
> わざとらしくあら、あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね等と答えながら観察。
という文の「あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね」というアスカの発言
そのものが書かれていないという文章を想定していたので、そういうイメージとはちょっと異
なる。ハードボイルドで心理描写を全くしない(誰々はこう思った、とか書かない)のセリフ版。
会話シーンならセリフ無しで心理描写抜きは恐らくあり得ない、というより心理描写のみで
行くしかない。つまりレイが何を言ったかを書かずアスカがその言葉(レイのセリフ)を聞いて
どう思ったか、という文章のみで作品を構成できないものかという無理難題だったわけですw
こうやって論理的に書いていくと、例えばレイとシンジでレイ視点なら書けないことはない
かなという気もする。でもたぶん気がするだけ。ピンポイントでレイのセリフだけ書くとかや
ると効果的な気はするけど。
で、この「セカンドファーストバースデー」だけど、「」でくくられたセリフ抜きで書いた
という効果は出てるような気がする。上で書いたあれじゃないけど、その分だけ心理描写が濃
くなるのは確かで、第一稿のセリフのみバージョンと比較するのはたぶん無意味だけど、少な
くともこれはこれで成立しているし、ちゃんとしてると思う。あとは好みの問題。
> 馬鹿シンジは涙ぐむし馬鹿女は笑うし
とか、アスカのやって良かった的な気持ちが出てると思う。しかも説明的過ぎないし。こう
いうのをセリフのみで書くのは難しいんじゃないかな。
実際、誕生日っていうのは祝ってもらえるから嬉しいような気もする。ミサトくらいの年に
なると微妙なんだろうし(笑)。
あとは、
> 全ての準備が出来て部屋に押し込めた二人を呼び出すまで一時間
この一時間、二人は部屋の中で何をしていたかだw
件名 | : 2nd1stBirthday後記 |
投稿日 | : 2012/06/10 23:01 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
今回の作品、第一校は例によって会話のみだったのですが触発されて会話抜き独白に書き換えてみました。
会話文なら行間で読ませる所を一々説明したり描写したり…書けば書く程弛長なしまりの無い文章に…難しかったです。
普段は落語の様に最低表現での作風を目指してはいるのですがこれも又難しい。
ともあれ、何とか書き終えて良かった。改めてシンジ君レイちゃんお誕生日おめでとう。
会話文なら行間で読ませる所を一々説明したり描写したり…書けば書く程弛長なしまりの無い文章に…難しかったです。
普段は落語の様に最低表現での作風を目指してはいるのですがこれも又難しい。
ともあれ、何とか書き終えて良かった。改めてシンジ君レイちゃんお誕生日おめでとう。
件名 | : セカンドファーストバースデー |
投稿日 | : 2012/06/10 22:39 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
【セカンドファーストバースデー】
このジオフロントで私を弐号機パイロットと呼称する人間は唯一人しかいない。
つまり、私を呼び止めたのは、何故かあのエコヒイキ女だった。
そう、この白いプラグスーツを着用した赤い瞳の女こそ、何故かあたしより早くエヴァンゲリオンパイロットに任ぜられた…ムカつく事に…ファーストチルドレン・綾波レイだ。
わざとらしくあら、あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね等と答えながら観察。
…こいつアンダー細いからカップのでかさが映えるのよね…あたしより小さいのに…やっぱムカつく。
で、何か用?ファーストと問いかける声は我ながら刺々しいと思う。
…ま、流石に『エコヒイキ』と以前の様に直接は呼ばなくなったけど。私も丸くなったものだ。
するとエコ…ファーストは私に聞きたい事があるのと答えた。
…ええと…何て言ったかしら…
そう!晴天のヘキレキって奴よ!この女がアタシに話し掛けて来るってだけでも驚きなのに『聞きたい事があるの』ですって!?
へー?続けて珍しい事が起こるものねーと内心の驚愕を誤魔化しながら台詞を紡ぐ。
…一寸は反応しなさいよ…
又ムカついたのでからかい半分にファーストチルドレンたるあんたに知らない事なんか有ったんだと台詞を続けた。
これで少しは反応するかと期待してたのだが相変わらずの…と、と、と…惚けだっけ?惚けた無表情。
半ば呆れながらあたしがあんたに質問される様な事になるとは思わなかったわと嘆息混じり実感たっぷりに告げた。
…これだけ言われても無反応なつまらない女に嫌悪を抱きながら一体何が聞きたいのか聴いて…私は絶句した。
…誕生日って嬉しいのかって聞かれてもねえ…
間抜けな表情で思わず…は?と一言。
そんな私の様子を気にも留めず彼女は語る。人は誕生日を祝うものだと聞いたのだと。
誕生日とは、生まれた事を感謝する日だと聞いたと語る彼女にあ?え、えぇまぁそうねと曖昧に答えると…
何て言い出したと思う?
ならば、誕生日とは嬉しい物なの?ですって!
…え?よ!え?の一言!他に台詞なんか出やしないわよ全く!
こいつは何を言い出すの!誕生日が嬉しいの?ってどう言う意味よ!?!!
混乱する私に気付かずに、だとすれば私も人の誕生日をお祝いしてあげるべきなのかしら?と話し続ける彼女に思わずスターップ!
こ…こいつ間違い無く馬鹿だわ、それも馬鹿シンジとタメな位相当な馬鹿。そう確信して罵倒しようとこいつの顔を…
…何?!な顔晒してるのよっ!あ、あんたちゃんと表情出せるじゃな…て、それはどうでも良いわ…と、とにかく事実確認を…
ええっと…ちょーっとファーストぉ!ファーストチルドレン綾波レイっ!と馬鹿女を呼ぶ。きょとんとした顔の女は瞼をパチクリ赤い瞳で私を見詰めて…
…な、何よか、可愛いじゃないのよ…
こ、こほん!と内心で咳払いをして事実確認をする。
あ、あんたまさか自分の誕生日知らないとか祝って貰った事無いとか言わないでしょうね!!と思わず台詞を咬みながら裏返った大声のソプラノで問う私。
大声出て当然でしょ!?だってこいつエコヒイキなのよ!エコヒイキがエコヒイキの癖にエコヒイキらしからぬエコ…いやいや落ち着けあたし。
とにかく!事実は確認しなければ…こめかみに浮かぶ血管を感じながら詰め寄るあたしに気圧された様に何時もの調子でボソボソと、誕生日は3/31、祝って貰ったわと答える女。
その答えに何故か安堵して、私はなんだ有るんじゃないと軽口を叩き…今回初めて。と続けて答えたこいつの声に硬直した。
…絶…句…
フリーズの文字通りに凍り付いた私の顔を覗き込むこいつはその表情に疑問符を浮かべていて。
…そして時は動き出す…
…初め…て?とやっとの思いで捻り出した台詞はやっぱり上ずって震えてて。
ええ。碇君に。と答えるこいつはやっぱりきょとんとしていて。
WILL…あ、つ、つい英語が。え、ええと…も、もう一回聴いてみよう。
本当に?と問うあたし、本当に。と答えるこいつ…木霊でしょうか?と心の中の逃避願望が呟く。無視〃
ん~えぇと…と生返事をしながら脳内記憶情報を整理…
…ふと浮かんだ疑問が思わず口に出る。
ええと…あんた確かアタシと同学年だった…わよね?と聞かずもがなな事実確認。
やっぱり疑問符を表情に張り付けた女が首を傾けたままにええと答える。
貴女と同じクラスだから当然同学年…ってそんな事判ってるわよこの馬鹿女っっ!
!どー言う事よっ!もう反射的に声を上げる私。
あんたエコヒイキなんでしょ!エコヒイキがエコヒイキの癖に何で誕生日祝って貰えないのよ!と本音全開に喚き散らす!
そんなあたしの様子に相当驚いたのだろう、汗を額に滲ませ台詞を噛みながら弐号機パイロットと私の名を呼ぶ馬鹿女が、何故怒ってるのと私に問い返す。
その様子が更に私を苛立たせて、あたしは思わずあんたこそ何で怒ってないのよ!と…
…何であたしこんなに怒ってるのかしら?
※※※
全くこの女と言い馬鹿シンジといい…
聞き出してみれば要は馬鹿シンジに人生で初めて誕生日を祝って貰ったこのお馬鹿な女がお礼をしたいって事じゃない。
…ま、この女も只のエコヒイキってだけじゃ無くて色々訳有りって事は解った…詳しくは聞かなかったけど。
ま、言いたくなれば言うでしょうし私も人のプライバシーに無闇に首を突っ込む気も暇も無いから、それは別にどうでも良い。
それより馬鹿シンジだ!
馬鹿シンジは如何にも馬鹿らしく自分の誕生日を誰にも言ってなかったのだ!しかももう何日も前に過ぎてたなんて全く馬鹿シンジがあっ!
お蔭で私は散財する羽目に…え?何でって?
あのねえ…あたしはこの馬鹿シンジの誕生日も馬鹿女の誕生日も知らなかったのよ!
こんなイベントを私抜きで行うなんて許せる筈無いじゃない!!
しかしミサトもミサトだ、同居者の誕生日位覚えてなさいよ!仮にもあんた保護者じゃない!
飾り付けをしながら文句を言う私に下を向いて指先をテーブルに捏ね回しながら仮にもってとかブチブチ呟く年増、全く…片付けしてるペンペンの方が未だ使えるわね…
お喋りする暇に手を動かせと言うと、のそのそテーブルを拭きだしながらシンジ君に手伝って貰えればと又言う牛女に主賓達に手伝わせるながさつ女!とつい怒鳴る。
全ての準備が出来て部屋に押し込めた二人を呼び出すまで一時間で済んだのは奇跡だと思うわ。
そして私達は3ヶ月遅れと数日遅れの合同誕生日会を開催した。馬鹿シンジは涙ぐむし馬鹿女は笑うし牛女は酔っ払うし…あ、これはいつもか。
ま、そんなこんなでお祝いをした。
…で、あたしも馬鹿女を素直に見習って馬鹿シンジに聞いたの。あ、シンジ。一つ聞きたいんだけどって。
…ヘキレキってどう言う意味か教えてって。
うん、判らないなら聞けばいいのよね。
《ドレミファロンド》
http://www.youtube.com/watch?v=bphS6_wayug&sns=em
…だからミサト、あたしはシンジにヘキレキって何か聞いたの!性癖じゃないってば!馬鹿シンジの性癖聞いてどうすんのよ!
このジオフロントで私を弐号機パイロットと呼称する人間は唯一人しかいない。
つまり、私を呼び止めたのは、何故かあのエコヒイキ女だった。
そう、この白いプラグスーツを着用した赤い瞳の女こそ、何故かあたしより早くエヴァンゲリオンパイロットに任ぜられた…ムカつく事に…ファーストチルドレン・綾波レイだ。
わざとらしくあら、あんたが声を掛けて来るなんて珍しい事もあったものね等と答えながら観察。
…こいつアンダー細いからカップのでかさが映えるのよね…あたしより小さいのに…やっぱムカつく。
で、何か用?ファーストと問いかける声は我ながら刺々しいと思う。
…ま、流石に『エコヒイキ』と以前の様に直接は呼ばなくなったけど。私も丸くなったものだ。
するとエコ…ファーストは私に聞きたい事があるのと答えた。
…ええと…何て言ったかしら…
そう!晴天のヘキレキって奴よ!この女がアタシに話し掛けて来るってだけでも驚きなのに『聞きたい事があるの』ですって!?
へー?続けて珍しい事が起こるものねーと内心の驚愕を誤魔化しながら台詞を紡ぐ。
…一寸は反応しなさいよ…
又ムカついたのでからかい半分にファーストチルドレンたるあんたに知らない事なんか有ったんだと台詞を続けた。
これで少しは反応するかと期待してたのだが相変わらずの…と、と、と…惚けだっけ?惚けた無表情。
半ば呆れながらあたしがあんたに質問される様な事になるとは思わなかったわと嘆息混じり実感たっぷりに告げた。
…これだけ言われても無反応なつまらない女に嫌悪を抱きながら一体何が聞きたいのか聴いて…私は絶句した。
…誕生日って嬉しいのかって聞かれてもねえ…
間抜けな表情で思わず…は?と一言。
そんな私の様子を気にも留めず彼女は語る。人は誕生日を祝うものだと聞いたのだと。
誕生日とは、生まれた事を感謝する日だと聞いたと語る彼女にあ?え、えぇまぁそうねと曖昧に答えると…
何て言い出したと思う?
ならば、誕生日とは嬉しい物なの?ですって!
…え?よ!え?の一言!他に台詞なんか出やしないわよ全く!
こいつは何を言い出すの!誕生日が嬉しいの?ってどう言う意味よ!?!!
混乱する私に気付かずに、だとすれば私も人の誕生日をお祝いしてあげるべきなのかしら?と話し続ける彼女に思わずスターップ!
こ…こいつ間違い無く馬鹿だわ、それも馬鹿シンジとタメな位相当な馬鹿。そう確信して罵倒しようとこいつの顔を…
…何?!な顔晒してるのよっ!あ、あんたちゃんと表情出せるじゃな…て、それはどうでも良いわ…と、とにかく事実確認を…
ええっと…ちょーっとファーストぉ!ファーストチルドレン綾波レイっ!と馬鹿女を呼ぶ。きょとんとした顔の女は瞼をパチクリ赤い瞳で私を見詰めて…
…な、何よか、可愛いじゃないのよ…
こ、こほん!と内心で咳払いをして事実確認をする。
あ、あんたまさか自分の誕生日知らないとか祝って貰った事無いとか言わないでしょうね!!と思わず台詞を咬みながら裏返った大声のソプラノで問う私。
大声出て当然でしょ!?だってこいつエコヒイキなのよ!エコヒイキがエコヒイキの癖にエコヒイキらしからぬエコ…いやいや落ち着けあたし。
とにかく!事実は確認しなければ…こめかみに浮かぶ血管を感じながら詰め寄るあたしに気圧された様に何時もの調子でボソボソと、誕生日は3/31、祝って貰ったわと答える女。
その答えに何故か安堵して、私はなんだ有るんじゃないと軽口を叩き…今回初めて。と続けて答えたこいつの声に硬直した。
…絶…句…
フリーズの文字通りに凍り付いた私の顔を覗き込むこいつはその表情に疑問符を浮かべていて。
…そして時は動き出す…
…初め…て?とやっとの思いで捻り出した台詞はやっぱり上ずって震えてて。
ええ。碇君に。と答えるこいつはやっぱりきょとんとしていて。
WILL…あ、つ、つい英語が。え、ええと…も、もう一回聴いてみよう。
本当に?と問うあたし、本当に。と答えるこいつ…木霊でしょうか?と心の中の逃避願望が呟く。無視〃
ん~えぇと…と生返事をしながら脳内記憶情報を整理…
…ふと浮かんだ疑問が思わず口に出る。
ええと…あんた確かアタシと同学年だった…わよね?と聞かずもがなな事実確認。
やっぱり疑問符を表情に張り付けた女が首を傾けたままにええと答える。
貴女と同じクラスだから当然同学年…ってそんな事判ってるわよこの馬鹿女っっ!
!どー言う事よっ!もう反射的に声を上げる私。
あんたエコヒイキなんでしょ!エコヒイキがエコヒイキの癖に何で誕生日祝って貰えないのよ!と本音全開に喚き散らす!
そんなあたしの様子に相当驚いたのだろう、汗を額に滲ませ台詞を噛みながら弐号機パイロットと私の名を呼ぶ馬鹿女が、何故怒ってるのと私に問い返す。
その様子が更に私を苛立たせて、あたしは思わずあんたこそ何で怒ってないのよ!と…
…何であたしこんなに怒ってるのかしら?
※※※
全くこの女と言い馬鹿シンジといい…
聞き出してみれば要は馬鹿シンジに人生で初めて誕生日を祝って貰ったこのお馬鹿な女がお礼をしたいって事じゃない。
…ま、この女も只のエコヒイキってだけじゃ無くて色々訳有りって事は解った…詳しくは聞かなかったけど。
ま、言いたくなれば言うでしょうし私も人のプライバシーに無闇に首を突っ込む気も暇も無いから、それは別にどうでも良い。
それより馬鹿シンジだ!
馬鹿シンジは如何にも馬鹿らしく自分の誕生日を誰にも言ってなかったのだ!しかももう何日も前に過ぎてたなんて全く馬鹿シンジがあっ!
お蔭で私は散財する羽目に…え?何でって?
あのねえ…あたしはこの馬鹿シンジの誕生日も馬鹿女の誕生日も知らなかったのよ!
こんなイベントを私抜きで行うなんて許せる筈無いじゃない!!
しかしミサトもミサトだ、同居者の誕生日位覚えてなさいよ!仮にもあんた保護者じゃない!
飾り付けをしながら文句を言う私に下を向いて指先をテーブルに捏ね回しながら仮にもってとかブチブチ呟く年増、全く…片付けしてるペンペンの方が未だ使えるわね…
お喋りする暇に手を動かせと言うと、のそのそテーブルを拭きだしながらシンジ君に手伝って貰えればと又言う牛女に主賓達に手伝わせるながさつ女!とつい怒鳴る。
全ての準備が出来て部屋に押し込めた二人を呼び出すまで一時間で済んだのは奇跡だと思うわ。
そして私達は3ヶ月遅れと数日遅れの合同誕生日会を開催した。馬鹿シンジは涙ぐむし馬鹿女は笑うし牛女は酔っ払うし…あ、これはいつもか。
ま、そんなこんなでお祝いをした。
…で、あたしも馬鹿女を素直に見習って馬鹿シンジに聞いたの。あ、シンジ。一つ聞きたいんだけどって。
…ヘキレキってどう言う意味か教えてって。
うん、判らないなら聞けばいいのよね。
《ドレミファロンド》
http://www.youtube.com/watch?v=bphS6_wayug&sns=em
…だからミサト、あたしはシンジにヘキレキって何か聞いたの!性癖じゃないってば!馬鹿シンジの性癖聞いてどうすんのよ!
私の雨に濡れた服は全て洗濯機の中。碇君のシャツとズボンだけが干してあったから。
服を取りに部屋へ戻る。
下着姿でバスタオルを肩に掛けベッドに座る碇君は私を見るなり真っ赤になって前屈みになり、横を向いた。
…?
横を向く理由を聞けば、男は女の着替えを見るべきで無いからと言う趣旨の発言をする碇君。
妙な理屈だが本人がそう言うなら横を向いていて貰おう。
乾いたタオルで再び体を拭き服を着、借りたワイシャツを風呂場に干して部屋に戻り碇君に着替え終わったと伝える。
…下着姿では着替え終わったと言わないと初めて知った。
服…服…
体操服を着て、碇君に着替えたと伝えた。
…何故碇君は私を一目見た後真っ赤になって下を向いたのだろう?
碇君に、他の服は無いのかと聞かれ、洗濯機の中だと答える。
話が途切れた…そうだ、お茶を淹れよう。お客にはお茶を出すものらしいから。
お茶を淹れ、碇君に出した。出したら私は飲まないのかと聞かれた。
…あ。
コップにお茶を入れ、私も飲む事にする。
温かいけど、苦くてあまり美味しくなかった。
碇君に不意に私の誕生日を聞かれた。カレンダーを見る…今日だ。
その質問に何の意味があるのかは判らないが別に教えて不都合は無い、兎も角質問には答えよう。
碇君に私の誕生日を伝えたら酷く驚いた様子で、慌てて風呂場に干していた服を着て、直ぐ来るからと雨の中へ飛び出して行った。
?
お茶を飲み、時計を眺め、トイレに行き、ベッドに座る。
玄関のドアが閉まった音を聞いてから47分45秒後、遅れたと詫びながらずぶ濡れになって碇君が来た。スーパーのレジ袋を持って。
私の初めてのバースデープレゼントはスーパーの値引き苺ショートケーキと同じスーパーの値札が付いたMサイズのTシャツだった。
散々着古したそのTシャツは未だ箪笥の棚の奥に仕舞い込んである。値札付きで。
《FREELY TOMORROW》初音ミク
http://www.youtube.com/watch?v=Qet_GFWoiz4&sns=em