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碇くん誕生日記念
件名 | : Re: 碇くん誕生日記念 |
投稿日 | : 2012/06/19 00:18 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
とりあえずパンツに反応しようと思ったのだが、男にとっての女の子のパンツのロマン性を
書き出すと止まらなくなるのは目に見えているのでやめますw
部屋に帰ったらメイドがいたってんじゃ固まるのは当然かと思うが、
> 「綾波は、僕のメイドさんになってくれるの?」
シンジのこの比較的早い切り替えはいい(笑)。
> 「そうよ、私は碇くんの言うことをなんでも聞くの。」
メイドだからといって何でも言うことを聞くわけではないと思うがw
> 私は重いので、それは迷惑になります。
ここに萌えるw
> 首筋に彼の吐息を感じた。頭が真っ白になりかける。
くろねこさんとこのレイちゃんは首筋が異様に弱い。でろでろになってて脱力しまくりの絵
を希望(笑)。
なんにしても調子のりまくりのシンジ君が素敵。
それから「メイドの置き土産」。
特に書くことはないのだけれど(^^;)、世の中にはツンデレ喫茶なるものがあると聞く。内
容を聞いて、ぶっちゃけオレならキレるなと思ったが(爆)、絶妙なデレの取り混ぜ具合によっ
てはいけるのかもしれん。まあいろんなサービスを考えるものだ。アスカのツンデレ喫茶とい
うのは見たいような見たくないような微妙な気持ちだけれど、少なくとも行きたくはないなw
書き出すと止まらなくなるのは目に見えているのでやめますw
部屋に帰ったらメイドがいたってんじゃ固まるのは当然かと思うが、
> 「綾波は、僕のメイドさんになってくれるの?」
シンジのこの比較的早い切り替えはいい(笑)。
> 「そうよ、私は碇くんの言うことをなんでも聞くの。」
メイドだからといって何でも言うことを聞くわけではないと思うがw
> 私は重いので、それは迷惑になります。
ここに萌えるw
> 首筋に彼の吐息を感じた。頭が真っ白になりかける。
くろねこさんとこのレイちゃんは首筋が異様に弱い。でろでろになってて脱力しまくりの絵
を希望(笑)。
なんにしても調子のりまくりのシンジ君が素敵。
それから「メイドの置き土産」。
特に書くことはないのだけれど(^^;)、世の中にはツンデレ喫茶なるものがあると聞く。内
容を聞いて、ぶっちゃけオレならキレるなと思ったが(爆)、絶妙なデレの取り混ぜ具合によっ
てはいけるのかもしれん。まあいろんなサービスを考えるものだ。アスカのツンデレ喫茶とい
うのは見たいような見たくないような微妙な気持ちだけれど、少なくとも行きたくはないなw
件名 | : Re: 碇くん誕生日記念 |
投稿日 | : 2012/06/15 00:04 |
投稿者 | : くろねこ |
参照先 | : |
何処さん、tambさん、話を広げて下さってありがとうございますw
私の頭の中でのアスカとミサトの反応と完璧にシンクロしててすごいです何処さん。
執事な…げふん…羊なカヲルくんの発想はなかった。さすがtambさん(ぇ
そして最後に、誤字いっぱいで泣きたくなりました(爆)ごめんなさ~い!!!
あれです、眠かったんです。orz(ペコペコ
私の頭の中でのアスカとミサトの反応と完璧にシンクロしててすごいです何処さん。
執事な…げふん…羊なカヲルくんの発想はなかった。さすがtambさん(ぇ
そして最後に、誤字いっぱいで泣きたくなりました(爆)ごめんなさ~い!!!
あれです、眠かったんです。orz(ペコペコ
件名 | : Re: 碇くん誕生日記念 |
投稿日 | : 2012/06/12 01:51 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
話の一部始終をアスカから報告されたカヲルは即座に決断した。
レイとシンジは事態をどう収拾するか、善後策の検討を重ねていた。妙案の浮かぶはずもな
い。レイがまだメイド姿であるということも検討の進行を妨げている。口調がメイドになって
しまうのである。
ぴんぽーん、とチャイムが鳴った。
「……とりあえず居留守を使おう。話がややこしくなりそうだし」
「それがいいと思います。ご主人様」
「今日は名前で呼んで欲しいって、さっきも言ったじゃないか」
「申し訳ございません、ごしゅ……いかりく……シンジ」
「レイ……」
「いかりく……シンジ、ドアの鍵は開けっ放しだわ」
「あ」
しゅぱ。
ドアが開く。
「めええ」
入ってきたのは羊であった。
「めえええ」
だが明らかにカヲルの声である。
「カヲル君……」
「めええ?」
「それを言うなら羊じゃなくて執事だよ……」
-----
感想は後で書く。
レイとシンジは事態をどう収拾するか、善後策の検討を重ねていた。妙案の浮かぶはずもな
い。レイがまだメイド姿であるということも検討の進行を妨げている。口調がメイドになって
しまうのである。
ぴんぽーん、とチャイムが鳴った。
「……とりあえず居留守を使おう。話がややこしくなりそうだし」
「それがいいと思います。ご主人様」
「今日は名前で呼んで欲しいって、さっきも言ったじゃないか」
「申し訳ございません、ごしゅ……いかりく……シンジ」
「レイ……」
「いかりく……シンジ、ドアの鍵は開けっ放しだわ」
「あ」
しゅぱ。
ドアが開く。
「めええ」
入ってきたのは羊であった。
「めえええ」
だが明らかにカヲルの声である。
「カヲル君……」
「めええ?」
「それを言うなら羊じゃなくて執事だよ……」
-----
感想は後で書く。
件名 | : 勝手に便乗ごめんなさい |
投稿日 | : 2012/06/10 04:45 |
投稿者 | : 何処 |
参照先 | : |
【メイドの置き土産】
ドアを開けたら、メイドがいた。
いや、冗談では無い、本当に居たのだ。
買い物袋を抱え手の塞がった私はアスカに鍵を開けて貰い、ドアの中に一歩…
そこには
赤い瞳のメイドがいた。
…言葉を喪い硬直する私とアスカ、停止した時間、空白の空気が流れ、意味無く流れるBGM…
《IevanPolkka》
http://www.youtube.com/watch?v=kbbA9BhCTko&sns=em
…ええと…
ここ…あたしんちよね?
一体何事なの?おねーさんぜんぜんわかんないわ!?
…ん?
良く見ればメイドはあの娘で
彼女が座るのは椅子では無くシンジ君の膝の上だったりして
…ぎギギギと音を立てる程軋む様にギクシャクと横を向いた私は同じ様に横を向いたアスカと目が合い…
…頷き合った。
…手に持ったケーキの箱をそっと床に下ろすアスカ。
ビールとジュースとプライドチキン24ピースポテト入りのレジ袋数枚をそっと床に下ろす私。
「な…何かい…良い所邪魔しちゃったみたいね…あ、あはは…は…」
「こ…こりは又失礼しましたあ…」
口を鯉か金魚の様にパクパクさせているシンジ君と耳の先まで真っ赤に染まったメイドちゃん。
「あ!あ、あたしか、買い忘れたのがあったわあ、ミミミサトクク車出してくれない?」
「え、ええ、じ、じゃあい、行きませうかアスカ。」
ゆっくりと後退りする私達。ドアに手をかけ、ゆっくりと閉める。
扉の締まりきる寸前、私達は中に一言づつ声を掛けた。
「ぢゃ、ごゆっくりい。」
「め…めいどどーも良い所をお邪魔して失礼しましたぁ~~~…」
「!?ち!一寸ミサトさぁん!アアアスカあっ!?!!」「!ま、待って二人と」パタン
《ハッピーシンセサイザ》歌・巡音ルカ&GUME
http://www.youtube.com/watch?v=eEvFdcbsC14&sns=em
ドアを開けたら、メイドがいた。
いや、冗談では無い、本当に居たのだ。
買い物袋を抱え手の塞がった私はアスカに鍵を開けて貰い、ドアの中に一歩…
そこには
赤い瞳のメイドがいた。
…言葉を喪い硬直する私とアスカ、停止した時間、空白の空気が流れ、意味無く流れるBGM…
《IevanPolkka》
http://www.youtube.com/watch?v=kbbA9BhCTko&sns=em
…ええと…
ここ…あたしんちよね?
一体何事なの?おねーさんぜんぜんわかんないわ!?
…ん?
良く見ればメイドはあの娘で
彼女が座るのは椅子では無くシンジ君の膝の上だったりして
…ぎギギギと音を立てる程軋む様にギクシャクと横を向いた私は同じ様に横を向いたアスカと目が合い…
…頷き合った。
…手に持ったケーキの箱をそっと床に下ろすアスカ。
ビールとジュースとプライドチキン24ピースポテト入りのレジ袋数枚をそっと床に下ろす私。
「な…何かい…良い所邪魔しちゃったみたいね…あ、あはは…は…」
「こ…こりは又失礼しましたあ…」
口を鯉か金魚の様にパクパクさせているシンジ君と耳の先まで真っ赤に染まったメイドちゃん。
「あ!あ、あたしか、買い忘れたのがあったわあ、ミミミサトクク車出してくれない?」
「え、ええ、じ、じゃあい、行きませうかアスカ。」
ゆっくりと後退りする私達。ドアに手をかけ、ゆっくりと閉める。
扉の締まりきる寸前、私達は中に一言づつ声を掛けた。
「ぢゃ、ごゆっくりい。」
「め…めいどどーも良い所をお邪魔して失礼しましたぁ~~~…」
「!?ち!一寸ミサトさぁん!アアアスカあっ!?!!」「!ま、待って二人と」パタン
《ハッピーシンセサイザ》歌・巡音ルカ&GUME
http://www.youtube.com/watch?v=eEvFdcbsC14&sns=em
目の前に置かれたテレビを、ぼんやりと見つめながら。ちょっと浮いた両の足を、軽くぱたぱたと動かしながら、はぁ…とひとつ溜息をついた。
今日は6月6日。碇くんの誕生日。
愛する彼の大切な日。彼の喜ぶことをしてあげたい。欲しいものをあげたい。
そう思っていた。のだが……
(…どうしよう……)
現在、3時20分。私はひとり、葛城宅のソファーの上。他のみんなはネルフ。つまり、お留守番中。つまりのつまり、今が準備をする絶好のチャンスなのだ。
しかし、問題があった。一番肝心なこと。
彼が何を望んでいるのかが、分からない。
(碇くんといえば……)
カップをテーブルに置いて、今度は柔らかなクッションを抱え込みながら考える。
去年は音楽プレーヤーをあげた。だからそれはだめ。彼は料理をよくする。ではエプロンは……?
(たしかこの前新しいの買ってた……)
これも却下。
では、男性が喜ぶものは?
(…………)
アスカの話を思い出す。
『男ってほんとにバカよねー!パンツくらいで興奮しちゃってさ。』
おとこのひとは、ぱんつをみたら、よろこぶ。
ぐるぐると頭の中を回転させる。
(…碇くんに、パンツをあげる……)
そして、その場面を想像してみたところ彼が鼻血を吹いてしまったので、これも却下。
鼻血を吹かなくても、きっと怒られる。怒られるのは嫌だった。
(むぅ~………)
あとで考えよう、思って今度はテレビを見ることにする。
逃げちゃだめだ、と彼はよく言うが、逃げて見つかるものもあると思う。決していい訳じゃ、ないわ。
『え~、本日は話題の「メイド喫茶」を訪れてみました!!』
「……めいど?」
妙に明るい笑顔を振りまくアナウンサーの高い声に、一気に意識が集中した。
じっと、テレビを凝視する。
『こんにちはー!』
『いらっしゃいませ!ご主人様!!』
「!?」
これは………
喫茶店の中には、黒と白を基調とした服、メイド服を着た女の子たち。甘ったるい声。笑顔。
みんな可愛い。女の私でもきゅんとなる。
「………決めた。」
私はガタンと勢いよく立ち上がり、財布を片手に急ぎ足で家を出た。
■■■□■■■□
「ただいまー。」
帰ってきた。碇くん。
私は跳ねる鼓動をぎゅっと押さえつけつつ、服装の最終点検をする。そして頭のなかでシミュレーションを確認した。
トントン、と彼特有の足音が近づいてくる。ドアノブに手をかける音。ドアが開く―――――
「ただいま、あやな…」
「お、おかえりなさいませ、ごしゅじんさま……」
若干噛んでしまったが、許容範囲だ。大丈夫、大丈夫。あとはこのまま彼をもてなして……
「………。」
「………?」
おかしい。反応がない。変だ。
テレビの中だと、男のお客さんは頬を緩ませながら喜んでいたはず。
なのに、どうして彼は唖然とした表情のまま固まっているのだろう。
「…あ、あの……」
「………ご主人さま、なにかお飲みになりますか?」
「えと、あの、その…はぃ……」
このまま固まられても困るので(だって話が進まないもの)、彼のTシャツの裾を軽くつまんでリビングへといざなった。心の中で、自分を励ましながら。
「はい、麦茶でございます。」
「あ、ありがとう……」
コトンと碇くんに麦茶を出す。彼の表情はいまだに固い。なんとなく頬が赤い気もする。
「……。」
「……。」
そして、また沈黙。なんだか嫌な感じ。
どうしよう。きっと私はなにか間違いを犯したんだ。きっと碇くんは困ってるんだ。嬉しくなかったんだ。
「…ごめんなさい……」
焦りと不安と悲しみに押され、声を零す。
今まで茶を凝視していた彼が、驚いた表情でこちらを見た。
「あの…綾波、これは一体……?」
「えっと、碇くんのお誕生日のお祝いに…」
「え?」
「碇くん、喜んでくれると…思って……」
そこまで喋って、ぎゅっと黒いスカートを掴む。
自分がとてもバカなことをしていたのだと分かった。彼の顔を見ればわかる。喜びのかけらもない。
私は頭に結んだリボンをそっと外した。
服も早く着替えないと。そして、またプレゼントを考え直して……
「そっか、誕生日…」
「え…?」
「綾波、ごめんね。」
落としていた視線を、はっと上げる。
さっきまでなかった微笑が、そこにあった。
「綾波は、僕のメイドさんになってくれるの?」
ぽーっとなっていた私は、彼の問いかけに我に返った。そうだ、私は彼のメイドさんなのだ。なんでもしてあげないといけない!
「そうよ、私は碇くんの言うことをなんでも聞くの。」
「そう?」
そうしてまた、彼は優しく笑う。
胸が高鳴るのを感じた。
「じゃあ、こっちにおいで。」
「は、はい…」
イスから立ち上がって、急いで彼の横に行く。
慌てなくていいよ、と笑われた。恥ずかしい。
「じゃあ、座って。」
ぽん、と彼は自分の膝を叩く。
え、ちょっと、これって、まさか、その……
「いかりく…ご主人さま、私は重いので、それは迷惑になります。」
「…言うこと聞いてくれないの?」
彼のさみしそうな顔に、私は降参するしかなかった。
ゆっくりと膝に腰を下ろす。お尻がかたくはないだろうか、とか、重いのではないか、とか。心配と恥ずかしさで、顔に血液が集中するのがわかる。
わたしが軽くパニックになっている中、そっとお腹に彼の細い腕が回った。
「綾波、軽いよ。ちゃんと食べてる?」
「わ、私、太ったわ……」
「そう?」
「ええ。」
「……綾波、いい匂いだ。」
「え……」
ぎゅう、っと背中から抱きしめられる。首筋に彼の吐息を感じた。頭が真っ白になりかける。
「な、なにをいうのよ…」
「本当だよ。こんな可愛い子が僕のメイドさんなんて…嬉しいよ、綾波。」
「嬉しい?ほんとうに?」
「うん。」
よかった。嬉しい、という言葉を聞けた。それだけでもう満足だった。そして、あることを思い出す。
まだ彼に「おめでとう」を言ってない!!
「ご主人さま。」
「…今日は名前で呼んで欲しいな。」
「碇くん。」
「違うよ、綾波。」
「……シンジ。」
「ん?」
「お誕生日、おめでとう。」
ちゅっ。そっと横を向いて、彼の頬にキスを落とす。一瞬驚いた表情だった彼が、また柔らかく微笑む。それから今度は、顎を捕えられた。
「ありがとう。」
そのまま、唇が近づ―――――
「たっだいまー!!!」
「ただいまーー。」
ガタッという音とともに、聞こえた二人の同居人の声。彼女たち特有の足音。
「はぁーちょっち今日は疲れたわー。」
「本当よ、まったく!今日はシンジの誕生日だっていうのにさ。」
ドアノブに手をかける音。ドアが開く音。
固まった私たちは、動けない。碇くんの膝の上にのったメイド服を着た私と、私を抱きしめた碇くん。あぁ、ダメ。今見ちゃダメ。一生笑いものにされてしまう!
私の心の叫びも虚しく響き、無情にもあっさりと扉は開かれた。