【お知らせ】松柳庵Q周年記念
『ミルフィーユ』がLRS文庫より刊行!!
◆作品紹介
舞台はとある喫茶店。
“綾波レイ”という一人の女の子。
“碇シンジ”という一人の男の子。
そしてその周囲の人々が織りなす物語。
――カランカラン――
扉を潜れば、いつもマスターが笑顔で出迎えてくれます。
「いらっしゃいませ」
このお店のおすすめはミルフィーユ。
あなたもどうぞ、一口いかが?
◆発刊にあたっての経緯
松柳庵が9周年を迎えることを記念して、私の代表作である「ミルフィーユ」シリーズを1冊の本にして発刊いたします。
本作の時間軸は、TV版本編の途中から旧劇場版、そしてその後の世界へと進んでいきます。
シンジ君とレイ、そしてマスターをはじめとする周囲の人々が織りなす日々。
その日々は、加持さんやミサトさん、リツコさんといった周囲の人々も少しずつ関わりながら、重層的に折り重なって広がっていきます。
そうやって執筆を続けていくうちに、この物語が一つの区切りを迎えましたので、私自身が思うままに書いてきたこのシリーズを一度整理して、きちんとした綴じ目を付けたいと思っておりました。
そんな最中、折しも【綾幸20周年特別競作企画】が終了した時にハルさんが『LRS文庫』第1作を発刊され、他の書き手のみなさんもLRS文庫という形で発刊してみてはどうかという構想を開陳されました。その一文を見た瞬間背筋に電流が走りました。「ぜひやりたい、やらなきゃ後悔する」。慌ててご本人に確認を取ったところ、書籍化までのノウハウやサンプルまで懇切丁寧に教えていただき「これなら私でも作れる」という状態になりました。
それと前後してTwitter上で、tambさんとデーテさんと会話をしているときに、「LRSのQになれ」とのお声をいただきました。これは企画に9作も投稿したことを揶揄した話ですが、このとき再び電流が走りました。「そういえばもうすぐ9周年じゃないか」と。したがって、本書の正式な発行日は松柳庵の開設日に合わせて2022年2月22日となりました。
それまでに他にも作品を書いたりしながらこっそり動き、どうにかこうにか形にいたしました。物語の時系列の整理をしていますし、新たなお話もありますので、公開分を既読の方にも楽しんでいただけるようにしております。
この本は「私はエヴァンゲリオンで、LRSで何を書きたいのか」という根源的なQuestionに対する、私自身のAnswerでもあります。オリジナルキャラクターや喫茶店という原作に登場しない舞台を登場させてまで書きたかったことを、すべてつぎ込んだ渾身の作でありますので、是非ともよろしくお願いします。
◆刊行の目的
上でも触れましたが、「LRS全体を盛り上げよう」というハルさんや「同人誌というフィールドに綾幸派の参加を」というののさんとは違い、私の動機は自身のための記念本という個人的なものであります。
しかしながら、もう一つ目的もありまして、それはネットでの活動を主にされている書き手さんの同人誌への参入のハードルを引き下げたいというものです。
再録本で、短いお話ばかりで、それでも書籍を出していいのだと主張したかった。もうすでにみなさんは、書籍化できるだけの物語をお持ちであるということを示したかったのです。もちろん発刊は個人の自由でありますが、私にもできるということが「やってみようかな」というみなさんに実例としてお示しできれば、今後の書き手さんたちの活動の幅を広げる可能性を示すことにつながるのではないか、と誠に勝手な独りよがりの問題意識を掲げて活動を始めました。
広がれ、LRS文庫の輪。
◆収録内容
・全23編(うち書き下ろし4編)
・総ページ数208ページ
※詳細は下記「お品書き」をご覧ください。
◆購入について
本作は同人誌という形を取っているため、有料となります。(印刷製本費と送料)
サンプル画像や既出作品をご覧いただき、書き下ろしの内容や書籍としての形が気になった方はご購入いただければ幸いに存じます。
ご購入は下記のサイトにてお願いいたします。
【通販サイト】
書籍は完売、以下は電子書籍版リンクとなります。
・BOOTH
https://shien2136.booth.pm/items/4446629
Twitter:@shien2136
pixiv:史燕
website:松柳庵