ここはとあるマンションの一室
部屋の中は紅い瞳の少女のグッズで埋まっている(某メガネの友人オリジナルのハンドメイド。当然本人には無許可)。
写真は言うに及ばず。ポスター、時計、PCのデスクトップ、いたる所に紅い瞳の少女がいる。これだけ沢山の視線に囲まれていれば夢に見ること間違いないだろう。
更に注目すべきは本棚であろうか?分厚いアルバムが棚を占領している。背表紙のタイトルを観てみると【綾波レイ】とだけ書いてある。しかし、その下に小さく日付が書かれているがその日付は1週間分しか進んでいなかった・・・
どうやらこの部屋の主は紅い瞳の少女にぞっこんLOVEのようだ。
部屋の隅にあるステレオからは『碇君』という言葉がエンドレスで流れている
(これまた某メガネの友人によって録音・編集されたもの)
「綾波〜何でこんなに可愛いの?ハァ〜そんな駄目だよ綾波〜エヘヘヘ〜〜」
ステレオから流れて来る少女の言葉を聞きながら、写真付き等身大抱き枕(某メガネの友人作成)を抱え悶える少年がいる
なにやら少年の頭の中では怪しいストーリー(妄想)が進行しているらしいが、どうすればここまでトリップすることが出来るのだろうか? 不思議である。
部屋の入り口にはその様子をそっと伺うゲンドウ(髭)&ユイ(若い)&アスカ(幼馴染)の姿が
「あ、あなた、シンジが・・・」<怖いですね
「も、問題ない・・・」<いや、あるだろ
「超デンジャラス・・・」<自分で書いておいて何だがそう思う
流石の3人も恐怖に怯え、引きまくりである。
そんな3人に気付く様子をこれっぽっちも見せずにひたすら自分の世界に没頭する少年、碇シンジ
その目は虚ろで、兎に角恐い、やたらに恐い、すっごく恐い
「ああ、綾波〜(ニヘラ〜)」
しかも、この光景、紅い瞳の転校生が来てから毎日続いているらしい・・・