「シンジ! ファースト! 緊急召集! 使徒よ!」
「!」
「なんだって!? なんで今更……」
「見事にかかったわね。今日は何の日か知ってる?」
「あ……」
「なに?」
「エイプリルフールって言ってさ、今日だけはどんな嘘をついてもいい日なんだ」
「そう……」
「ファースト、あんたも何かセンスあるジョークでも言ってごらんなさいよ」
「使徒が来たってのはセンスがあるとは思えないけど」
「なんか言った?」
「いえ、何も……」
「あたし、嘘はつかない事にしてるの。……いつも自分に嘘ばかりついてるから」
「……」
「……」
「わ、笑えばいいのかしら」
「あ、綾波、冗談……だよね?」
「ダメかしら……」
「シュールだわ」
「綾波…笑えないよ……」
「あのね、ファースト。冗談って言うのは……」
「あっ! あそこにピンクの象が!」
「それじゃアル中だわ」
「新学期も同じクラスだといいわね……」
「まさかそれって冗談?」
「そもそも何クラスあるの?」
「何ともシュールな質問ね」
「知ってるの?」
「聞いてはいけないのよ。たぶん」
「あそこに小さな大名行列が……」
「だからそれじゃアル中だってぇの!」
「あっ、キリンだ!」
「結膜炎のウサギさんがいるわ」
「思いついた事をばんばん言えばいいってもんじゃないのよ!」
「どうして結膜炎ってわかったのかしら」
「知らないわよ!」
「カラスがカナリアに恋をしたの」
「懐かしのフォークソングをあげてどうするの!」
「クジラも空を飛ぶのよ」
「だからどーしろって言うのよ!」
「あ。あっちから無数のあたしが……」
「止めなさい!」
「向こうには惑星規模のあたしも……」
「笑えないっての!」
「あそこに、か、か、カヲル君の生首が」
「あんたも止めなさい!」
「僕を呼んだかい?」
「ホモは呼んでない!」
「カヲル君……」
「シンジ君……」
「見つめあうのは止めなさい!」
「碇くん……」
「シンジ君は僕が幸せに」
「だめ」
「シンジの取り合いは止めなさい!」
「ロンギヌスの槍が!」
「まさか!」
「何か荘厳なBGMが聞こえる」
「加持さん」
「えっ、どこ?」
「このがしゃぽん、組み立てるのは無理だね」
「あと一枚でコンプリートなんだけどな」
「お肌にいいかも」
「ここも404か」
「胸が大きすぎ」
「LCLは涙の味」
「このオルゴール、鳴らない」
「顔が違わない?」
「血だ」
「筒井さん?」