続・萌え
2002.7.1(日記よりサルベージ)

 ということで萌えの話(笑)。ま、書いてて楽しいのよね。とりあえず私がここで萌えという言葉を使う時、萌えは可愛いの部分集合であると定義したい。可愛いとどう違うかというと、漂白された性的な欲望があるかどうかである。これがあれば、可愛いと萌えは同義である。
 フェチという言葉があって、これについて考察するのは難しく、萌えとどう違うかは例によってしか示す事が出来ない。メガネフェチと言う場合、主体はメガネにある。誰々のかけているメガネに炎上するのである。対して萌えの主体は人である。メガネをかけている誰々に炎上するのである。似て非なるものである。綾波レイがメガネ萌えかメガネフェチのどちらか、あるいはそのどちらでもないかについては、現時点では判断を保留する。というか、判断したくない(^^;)。まぁ恐らくお守りのようなものだったと思うので、どちらでもないとは思うが。メガネ萌えの綾波レイってのも萌えないことはないな(爆)。
 ちょっと話に出たのだが、例えば妹萌えとは言うが、妹フェチとは言わない。これは、妹という存在は妹という要素から基本的には切り離せないという所にポイントがあるように思われる。

 さて、それはそれとして、上記のように萌えを定義した場合、重要な問題がひとつある。結婚している方は妻(あるいは夫)を、未婚の方は彼女(あるいは彼)を、どちらもいない方は好きな人、あるいはかつて好きだった人を思い浮かべていただきたい。あなたはその人に萌えていますか? なんとなく違うような気がする。しかし例えば誰々というアイドル萌え〜とか言われると、なるほどという気もする。小説の登場人物に萌えるってのもありのような気がする。
 とすると、ある程度は現実から乖離している必要があるのかもしれない。これはフェチとの違いを考える際に重要なポイントになる可能性がある。

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