Re: 新世紀エヴァンゲリオン Volume14 旅立ち/貞本義行 ( No.6 ) |
- 日時: 2014/11/25 01:04
- 名前: みれあ
- 御無沙汰です。
まぁ貞エヴァも御無沙汰なのでどさくさに紛れてなんとか。
一番の率直な感慨は「貞本サンお疲れ様でした」という感じでしょうか。 貞本さんにとって20年、途中から追いかけ始めた僕にとっても10年以上の旅がようやく終わったのだ、というように思いました。
中身についてはチラホラとインターネット上で漏れ聞こえてきた(=シャットダウンしきれなかった)ネタバレから想像するよりははるかに幸せで、未来があって、そしてアヤナミストにも期待と想像を与えてくれる結末だったのではないかなぁと思っています。
評論家じみたことを言うとSTAGE.93の冒頭の展開はもうちょっとじっくりやるとシンジの心変わりに説得力が増すのではという気もしたのですが、どちらかというとこれは文字のないコマを僕が飛ばし過ぎるからという感じでしょうか。じっくり味わいながら読むとそうでもなかったような気がしてくる。
ゲンドウに関しては12巻あたりから全力で悪人していたので心配でしたが、きちんと彼なりの救いを得られたのはよかったのではないでしょうか。 最期のあの下りは、ゲンドウがユイがというよりも貞本さん自身の親としての思いなのかな、とどうしても思わされる物があったなと思いました。
最後で回収された1巻冒頭のモノローグは言わずもがなですが、8巻のエヴァの中でのユイとの対話、5巻の墓前でのゲンドウとの対話もしっかり回収されていて、読みながらそれぞれそのあたりを思い起こしていたりしました。 また、最後のモノローグは1巻冒頭の回収でありながら同時に3巻最後を思い起こすようでもあり、あの時は月だったのが今度は太陽となっていることを思うと、ここは3巻最後のモノローグを回収した側面もあるのではないか、とLRS的な贔屓目もあって思ったりするのです。
再構築された世界については、アスカとケンスケが出てきてトウジもおらずミサトさんもおらず、カバンにミサトさんのペンダント(?)がついているということはそういうことなんだろうなぁという気がしますが、レイのことは別にしてもとにかく楽しい高校生活を送ってほしいと心底思わされるものでした。 あの調子だとそばかすがチャームポイントな委員長気質の女の子とも同じクラスになるのではないでしょうか。そう思うとやはりトウジにもいてほしいとつい思ってしまうところではあります。
レイが雪となって降りそそぎ「還ってくるのを」「待っている」描写を含め、やはりこの最後の世界は僕たちに想像と補完の余地を与えてくれたものだ、というように解釈しています。 透けて見える「きっと正解はこれなんだろうな」という考えはあまり気にせず、提示された可能性を甘受しておのおのが未来を思い描けというふうに僕は思っています。勝手に(笑)
そういえば最後のレイの笑顔はずいぶんと控えめなまま終わってしまったなという感じでしたが、あの控えめな表情の後の本当の最後に泣き笑いのような顔を残していったのが小さいながら芸コマというか感慨深いところではないかと思っています。
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