Re: 親父補完委員会((笑))【ゲンドウ ( No.72 ) |
- 日時: 2017/05/05 12:03
- 名前: 何処 ID:r-_CaWfUcCk
- JA計画公式発表2週間前
筑波学園都市日本重工業連合体第2共同先進技術開発研究所通用口
20:15
『空調修理?』『また大荷物だなこりゃ』
『はぁ、何しろ一晩で修繕工事と機器交換同時進行ですから。今夜電源落とすからこの時間帯でって室長さんから。』
『ああ、空調とメインサーバの冷却システムか、室長から聞いてるよ。先月から調子悪いから今日臨時工事だっけ。』 『あーそれか、道理で皆定時で上がった訳だ。うちの学者先生や一般社員連中が残業無しなんて初めてじゃないか?』 『全くだ、今夜は楽できるな…はい、確認取れました。申請書間違いありませんね、じゃあこれが臨時IDカードです、セキュリティ引っ掛かるから指定ルート以外入らないで下さい。』
『はいはい、分かってますよ。他所で以前バイトが仕出かして酷い目に遭いましたから。』
『あー、あの話そちらでしたか。指定便所は2ヶ所、その案内板のこことそこね。』 『あれか、便所探して次の日まで閉じ込められた学生バイトだろ?ありゃもう伝説だな…はい、検品完了。入って良いよ。』
『はい、じゃ失礼します、室長は4Fですか?ぅおーい、挨拶してくるから皆早く運んじまえよー、朝までに終らすからなー。』
『『『『ウーッス!』』』』
21:32
ゴソゴソズリズリゴソゴソ 『しっかし…定期メンテに乗じた侵入って古すぎな手だよな…しかも今時荷物に混じって侵入やらトイレの点検口から通風口ってマジかよ…んな手今更、古典的過ぎて今時映画だって無いよな全く…』
ゴソゴソズリズリ 『大体内面アルミコーティングの段ボールに酸素マスク付けてドライアイスと一緒に入って赤外線探査抜けるとか、全くゲームや漫画じゃあるまいし…』 ズリズリゴソゴソ 『お、振動センサ発見っと…レーザーセンサもか、て事はあの裏が監視カメラの配線ね、んじゃま…』 ゴソゴソ…
22:23
『よ…っと、到着〜っ、さぁてお仕事〃っと…あー腰痛ぇ…』
22:48
『しっかしえらい旧式な…つうかこれが普通だよな、ウチ(ネルフ)と比べちゃ可哀想か…ん?ははん、こいつは又懐かしい…ここは管理ログから…』
23:48
『コピーガードとコピーカウンター解除…っと、これで…よおし、次は外部警報回線の物理切断で…よっし、これだけ古いなら後はこのまま…?あ?…くそっ、これトラップか?』
Beeeeeeep!Beeeeeeep!Beeeeeeep!
『…先に警報回路殺して正解か。…成る程…ははん、覗き見防止ワーム連動の逆汚染型自殺ウイルスにタイマー付き二重消去プログラムとはね、小賢しい真似を…ふん、ベースはダッカV型バレンタイン仕様の三次改変モデルか、民間企業にしては本格的だが…所詮は民製品ベースの財務管理システムだ、基本構成が古い分ハード側が甘いな、本体だけならばこうで…ちょちょっとこいつをま…こうかな?』
Beeeeeep!Beeeeeep!Beeeeep!
『へぇ?これも二重トラップ?そんなあからさまな偽物、引っ掛かるなんて素人ぐら…え?あ、成る程、ふうん…素人に見せかけた手口だなこりゃ、これ自体がダミーとはね。 ならハード側に直接これで…やっぱりこっちか、よっと…裏から同調周波数設定して…っと、こっからが本番だな。タイミングを合わせて、3、2、1…』
Beepiiiiiiiiiii……
『…ようし、お休み嬢ちゃん良い子にしててくれよ、ちょっと寝てりゃ良いから…』
00:39
『よーし発見、また雑な置き方な…幾ら高度なセキュリティプログラム防壁だからってソイツに胡座かいて頼りすぎだぜベイビー…よし、転送開始…って何だ?裏にもう一枚?…また妙な所に…』
『…えらい量だな、裏帳簿では無いようだが…ん?このファイルコードどっかで見…戦自部外秘だぁ?!?こんなものまで何で?』
『ええと、このコードだと暗号化は懐かしの戦参改五仕様で、だから翻訳コードは…よっし、出たぞ…【JA-000P〈G〉TDRW/cs第五次〔特〕改造基本設計図(極秘)】?何で設計図が裏帳簿ファイルの更に下へ置いて…いや、隠してあるのか?』
ーー
08:52
『お早うございます、空調修理完了しました、これ試験運転結果です、ここにサインを…』
『あーはいはいご苦労様っと。…はいどうぞ。』『あ、ID証はこっちに返却して下さい。』
『はい、検査写真と検査調書は後日検査証に同封して郵送で送りますんで宜しく。』
09:12
『あー腹減ったー』『先輩俺直帰いいっすか?』『…眠い…』『やべ、班長〜運転手限界来てまーす。』
『馬鹿ヤロ、お前が代われよ。SAのどっかで仮眠入れるからそれまで頑張れ…出てきて大丈夫ですよ。』
『あいてて…おいおい事故んなよ保険厳しいんだからな、っと報告入れんと……あ、お早うございます、副司令ですか?青葉です。』
『…』
『…はい、終わりました。ええ、今、現場から高速乗る手前です。例の件確認しました。…それ自体には大したネタはありませんでした。が、しかしまぁ面白い物が混じってましたよ。…いえ、特に重要かどうかは未だなんとも。』
『……』
『ええ、明日帰ったら報告します、それにしてもまさか俺に話が廻って来るとはね…』
『……』
『まぁ、今回は仕方無いですから。何しろ本職が出払っている現状ならね。』
『……』
『はい。では、元の掃除(痕跡消し)は終わってますんで後(始末)はお願いします、私はこれから直帰しますんで。』
『…』
『あ、大丈夫です。…え?いや実は今夜は私用入ってまして…はい、万が一の場合はそこで…はい、報告書は明日…』
【Relight My Fire】 http://www.youtube.com/watch?v=r-_CaWfUcCk
【都合と思惑\】
「…報告は以上です。」
「…しかし凄いな、何かあるだろうと思ってはいたが。」
「…“機械式自動停止装置”とはな。」
「全くだ、まさかゼンマイ式の安全装置とは。あまりに原始的過ぎて思いも寄らなんだ。」
「ああ、電子機器に頼り過ぎる現代人には盲点だ。しかしこれで彼等の余裕に合点が行った。これならば高線量環境も電子情報汚染も関係無い、確実に時間で停止する代物に暴走なぞ有り得ない。」
「成る程、重工連から連絡も行っておる筈の首相が何の心配もしておらん訳だ。」
「ああ。青葉、作戦完遂ご苦労、朝一の出張報告までに解析まで済ますとは流石仕事が早いな。」
「うむ、良くこの時間で上げられたと感心したよ。」
「ファイル自体は一般的な形式の物でしたしね、容量も意外と軽くて助かりました。 最も、現地侵入奪取作戦なんて久しぶり過ぎて大分勘が鈍ってて冷や冷や物でしたがね。」
「いや、謙遜せんで良い。流石は‘“元”内調公安一課’だ。」
「ああ、予想以上の働きをしてくれた。今後も期待している。」
「脅かさないで下さい、司令の‘期待’なんて怖…いや、重責に身が締まる思いです。では失礼します!」
「やれやれ、全く口の減らん奴だ。」「…ふっ…」
ーー
「あ、青葉君。出張お疲れ様、丁度今珈琲入れた所ですよ。」
「お、有り難う。しかし広報も余計な仕事廻してくれる…」
「確か上の指名でしたね?」
「有り難き副司令殿の御命令では断れんでしょ?」
「ぁ〜、確かに…それにしても公開情報解析なんて本来監査査察部か情報部広報ですよね?」
「全くさ、幾ら役職付きの肩書き要るからって副司令に根回ししてまでこっちに話振らないで欲しいよ。」
「それにしても…何で青葉さんなんです?」
「作戦部長と開発部総括が揃って留守だしマコトも空自の定期予備訓練で留守だから。おまけに頼りのマヤちゃんはシンジ君の訓練に掛かりっきりだし。」
「シンクロ試験がメインなんですけどね、でも…なんて言うか、前に葛城さんや先輩とも話したんですけど広報って現場どう見てるんですかね?」
「簡単だよ、自分達に都合の良い解釈してるのさ。」
「確かに。」
「ま、仕事舐めてんだろ。元が民間広告代理店だしな、幾ら依託業務とは言え国連からの直接多年度契約、肩書きはネルフと同等だからって威張り過ぎなんだよ。下請けのネットワークこっちで抑えればもう用済みだってのに。」
「談合して他への依託話潰して回ってるって聞きましたけど。」
「道理で。しかしあの下に強く上に弱くって明から様な態度はなぁ。」
「そう言えば葛城さん、広報から“笑って同席しているだけの簡単なお仕事ですから”って呼ばれた席で、担当に間際で逃げられて代わりに偉い人の相手したそうですから。」
「ネルフ席次三位の作戦部長直々に接待して頂いた訳か。 まぁ、難しい相手なら判らなくもないな。『ある程度の役職』相手には『箔の付く』対応は基本だからね。しかし…葛城台風は大荒れだったろうな、」
「大荒れでしたよ。事前に何聞いてたとか何でこっちが全部お膳立てしなきゃいけないのとか只の資料請求なんて担当者で充分だとか。 おまけに陰で『女の作戦部長(笑)何の作戦練ってるんだ(笑)』とか言ってたから余計に…」
「客IDの人間がネルフ構内で陰口とはまた命知らずな…葛城さん元は外資系だからその手のネタは余計に地雷だってのに。」
「え?軍じゃ無いんですか?私てっきり…本当に外資系なんですか?」
「そ、実力最優先の民間軍事協力会社の超エリート。」
「…それってまさか…傭兵ですか?」
「傭兵ってよりは教官だな。にしても作戦部長が広報ねぇ…幾ら厄介者相手だって面倒事逃げた挙げ句こっちに押し付けるとは幾ら何でも使え無さ過ぎだよ、そんな無能わざわざ抱え… あ、コネ関係の飼い殺し社員か。納得。」
「?でもあそこ一応一流企業でしたよね?人材なら幾らでも…」
「なのにわざわざ飼い殺しの無能選んで送り込むあたり…案外あの噂本当かも。」
「あの噂…献金代わりの依託事業ですか…。」
ーーー
『…ミサトさん、朝御飯用意出来…また朝からビールですか…』
『あらぁシンジ君ったらぁ真っ面目ー♪ま、いーじゃなぁいあたし今日は明け番で休みだしぃ(ハァト)』
『…はぁ…(…徹夜明けはこれだから…)』
プシッ!ゴッゴッゴッゴッゴッ… 『ぷっはー!くーっこの渇いた身体に染み渡る一杯!正に生きてて良かった人生のご褒美タイムなうって事よ!』
『…(…何だかなぁ…)…早くご飯食べちゃって下さいね、卵焼きになめたけ納豆と味噌汁ですけど。』
『はーい!シンジせんせー卵焼きは何味ですかー?』
『からかわないで下さい、だし巻きとリクエストの砂糖入りの2つありますから。甘い卵焼きなんて始めて作りましたよ…』
『最高!卵焼きヤッター!シンジ君愛してるわ!』
『安っ!?うわ愛やっす!!そんなんでいいんですかミサトさん?』
『あたし的には良いわよ!(きっぱり)』
ガチャン!ペタペタ…
『…クワワ?』
ギャイギャイキーキー
『…クワワワワ…』
ペタペタペタペタバタン!
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