Re: ワールドエンドはエントランスの片隅で/aba-m.a-kkv ( No.8 ) |
- 日時: 2021/12/30 01:00
- 名前: tamb
- 第三部。
理想的な恋人、あるいは夫婦に対して、相手を信頼しているかどうかを尋ねることほど愚かなことはない。夫婦は顔が似てくるなんて話もあって、これは表情の変化の仕方というか作り方がお互いに影響を受けるのかななんて思っていたのだけれど、例えば飼い犬が飼い主に似てくる(あるいはその逆)などという話を聞くと、何らかの物理的な作用があるという可能性もある。生命は謎に満ちている。 私は私、あなたはあなた。それでいて私はあなたでもあり、あなたは私でもある。私は私を取り戻す。 「一つでありながら、それぞれがそれぞれとして存在することが出来ている」 ――それは私が私であり、同時にあなたでもあるということに他ならない。「寒い冬に外から帰ってきて暖かい室内に入り込んだとき」のような安心感は、そういう時に得られるのだろう。それはシンクロという言葉でも表されるのかもしれない。
あなたはそれでいいかもしれない。でも私はそれを許さない。それは史燕さんの「風に託す」「青空の下」とも奇妙にシンクロする。 「あんたは何にもわかってない」 つまりはそういうこと。なかなか難しいですよ。
第一部、謎に満ちたプロローグがエピローグの冒頭であるという驚異の構成力。そして、傍目から見ればイチャついているようにしか見えないはずだが、それが世界を救っているという事実。恐ろしい話です(笑)。
第三部、作品はこちら! http://ayasachi.sweet-tone.net/cont/aba-m/aba-m25_03.htm
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