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ゲロ甘ベタベタLRS企画
日時: 2011/03/18 23:40
名前: tamb

 東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
 2011年3月11日14時46分に発生したこの地震は、東北地方のみならず北海度や関東地方にも
甚大な被害をもたらし、多くの死者、行方不明者を出す戦後最悪の自然災害となっています。
一週間を過ぎた今も被災地での生活は極限状態にあり、原子力発電所は危機的状況にあります。
 幸いにも大きな被害に遭うことのなかった私たちにもできることがあります。節電もそうで
すし、募金もそうです。無理をする必要はありません。できることをすればいいのです。コン
ビニの募金箱にわずかなお金を寄付することも、立派な行為だと思います。個人にできること
は小さくても、全体でみれば無視できない大きさになります。

 そのできることをするために、私たちは元気を出さなければいけません。この企画はそうい
う企画です。
 一人でも多くの人が、この企画でほんのわずかでも慰めを得ることができ、暖かな気持ちに
なって、被害に遭われた方々の力になれることを願っています。

 詳細は「謎の企画」内の「ゲロ甘ベタベタLRS企画」をご覧下さい。
http://ayasachi.sweet-tone.net/kikaku/earthquake/earthquake.htm

メンテ

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Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.15 )
日時: 2011/04/19 21:52
名前: JUN

tomoさん
感想どうもです。マリは難しいですなあ。楽しいけど。
三回位書き直したんですが、結局こんな感じです。彼女の得体の知れなさがそうさせるのでしょうか。
ただQが出たら「こんなのマリじゃないやい」と言われてしまうので、書いたもん勝ちですね。
ありがとうございました。
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.16 )
日時: 2011/04/20 15:19
名前: tomo  <arionemoon@yahoo.co.jp>

■Believe In Life   caluさん

 匂いに関する表現って,私はこだわっているところがあります。好きな女の子の匂いは多分,この世で一番甘くてとろける匂いなんだと思います。そんなイメージを文章で表現したいといつも思っています。

 ……いきなり変態っプリを爆発させてしまいました(爆)

 JUNさんとは違った意味でまたエロいです。でも,caluさんの方がより『大人』な関係のエロさがあると思います。
 首筋に顔をうずめて深呼吸するシンジと耳たぶにキスされて反応するレイ。

 どーみても男女の仲です。ほんとうにありがとうございました。

 それにしても,caluさんの作品も,tambさんの作品でもちょっとの時間も離れられないシンジとレイ。まさにバカップル全開ですね。
 いっそすがすがしいです。
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.17 )
日時: 2011/04/22 22:38
名前: tamb

 ***** Got You On My Mind *****


 碇くんが、切れそうだった。

「なんなんだよ! いったい!」

 というか、切れた。

「綾波」
「はい」
「そこに座りなさい」
「はい」
「いや、その前にまず服を着るんだ」
「はい」

 レイはお風呂やシャワーから全裸で出てくるという癖がなかなか抜けなかった。最近になっ
てようやく直ってきてはいたが、この連休にアスカは里帰り、ミサトもたまたま長期主張で、
シンジと二人きりで過ごすようになると再発したのである。シンジと二人でいると気持ちが落
ち着くのだ。心が休まる。というより弛緩する。緩み切るのである。それが原因である。

 レイは服を着て戻ってきた。Tシャツに短パンである。タンクトップよりマシなのかどうか
は微妙なところではあるが、いずれにせよ刺激的である。青少年には有害である。シンジは思
わず性欲を高ぶらせたが、深呼吸して無駄なそれを押さえつける。

「綾波」
「はい」
「キミは僕を挑発してるのかい?」
「そんなことはないけど……」
「じゃあなんで一糸まとわぬフルヌードでお風呂から出てくるんだよ」
「その……長年の習慣っていうか……碇くんと二人だと安心するっていうか……」

 安心する? それは僕を男として見てないってことじゃないか。いいだろう、じゃあ教えて
あげるよ! 男という生き方を!
 シンジは心の中でそう叫んだが、実際に行動に移したりはしない。それはそうであろう。と
いうか、冷静に考えるまでもなく逆に「碇くんと二人だと安心できない」と言われたら激しく
落胆する。
 戦争中は切なくたぎり戸惑うほどシンジの身体を熱くさせていた性欲だったが、今はレイに
対して誠実であろうと願う気持ちの方が強い。だが消えてなくなったわけではないのだ。

「でも、葛城さんもアスカもお風呂からは半裸で出てくるし……」
「半裸と全裸では全く意味が違う」

 シンジはぴしゃりと言った。確かにミサトもアスカもバスタオル一枚という半裸状態で出て
くるが、それに対しては何も感じないしどうとも思わない。と言い切れるかどうかは若干の疑
問も残るが、やはりレイとは明確に異なる。レイが半裸で出てくれば間違いなくときめきを感
じるであろう。全裸より半裸の方が萌えるのだ。半裸というのはつまりセミヌードのことなの
だ。恥ずかしげに微笑んでくれたりした日にゃ、そりゃあもう。
 全裸だと性欲が高ぶり、半裸だと萌える。どちらも素晴らしい。
 話がそれている。今はそういうことを問題にしているのではない。

「碇くんも裸で出てくれば?」
「そういう問題じゃないんだ!」
「……じゃあ、下着だけはつけるようにする」
「下着だけじゃダメだ! 余計ダメだ! 逆効果だ!」
「だって暑いし」
「Tシャツに短パンなら暑くなんかないよ!」

 だいたい綾波は僕の言うことなんてちっとも聞いてないじゃないか。いつまでたってもお塩
は入れすぎるしフトモモは剥き出しだしおっぱいは適度な大きさで挑発的だしお味噌汁はおい
しく作れるようになったしパスタはゆで過ぎるし数学は苦手だし漫画ばっかり読んでるし勝手
に僕のベッドで寝るしミルクみたいな甘い匂いがするし僕は欲情するし甘いものは食べすぎだ
しダイエットしなくても太らないしくすぐったがりだし良く笑うし良く泣くし可愛いし目的の
ためには手段を選ばないし天然だしお肉は食べれないしニンニク好きだしがみがみがみがみ。

 レイはしおらしく黙って聞いていたが、徐々に怒りが込み上げて来た。シンジの言うこと全
てが自分の責任というわけではない。フトモモ剥き出しで何が悪いのか。二十四時間常に剥き
出しなわけでもないんだし、シンジが欲情しなければいいだけではないか。数学はこの世のも
のとは思われないほど難解なのだから得意な方が変だ。漫画は面白い。ニンニクはおいしい。
お肉はおいしくない。パスタは……練習する。だがそれはそれ、これはこれだ。

 レイは自分の中で何かがぷちっと切れたのを感じた。

 レイが切れた。

 だが沈着冷静純情可憐純真無垢を座右の銘とする彼女である。瞬時に落ち着きを取り戻し、
自分の中で切れた何かを結び合わせた。可愛らしくちょうちょ結びで。

「碇くん、あたしのフトモモ、嫌い?」
「え? あ、いや……」

 レイの思わぬ問いかけにシンジは動揺した。

「太い?」
「ふ、太くはないよね。もちろん細すぎでもなくて、言うなれば適度な量感をたたえていると
いうか、なんというか、おいしそうというか……」
「食べてみる?」

 シンジの血液が一瞬にして沸騰した。これは既に挑発とかそういうレベルではない。明確な
誘惑、お誘いである。ほとんど殺人的である。
 彼はレイににじり寄り、がっしと抱き締めそのまま押し倒した。

「綾波」
「はい」
「ミサトさんが、まだセックスはだめよって、いつも言ってるよね」
「うん」

 シンジはディラックの海に飲み込まれかけているおのれの理性を――誠実でありたいという
気持ちを必死にサルベージしていた。

「それは僕の、僕自身と綾波に対する責任のことだと思うんだ」
「……うん」
「でも、キスくらいなら……!」

 レイは静かに目を閉じた。そしてシンジはその口唇に自らの口唇を合わせた。なんて柔らか
い。かすかにミントの香りがする。浮かびかけていた理性が再びディラックの海に沈んでいく。
 しっかりと背中に回した右手の指先が、Tシャツ越しに下着の線を意識する。このまま手を
下に向かって滑らせれば、綾波のお尻が――!

「碇くん。あたし、碇くんに出会えてよかった」

 だが、口唇を外したレイがシンジの耳元でささやくように言った。

「碇くんを知らないままじゃなくて、本当に良かった」
「綾波……」

 シンジは再びレイと口唇を合わせ、欲情に溺れかけた自分を恥じた。
 自分の力で彼女を幸せにしたいという欲求そのものは正当なものだと思う。彼女を自分のも
のにしたい、自分だけのものにして他人には触れさせたくない、自分だけが触れていたいとい
う欲求は、そのプロセスの中にあってこそ正当なものとなる。単なる肉欲とは根本的にその意
味が異なるのだ。責任の話は認めよう。では自分は彼女の幸せを願っているのか。自分こそが
彼女を幸せにしたいのだと、自分でなければ彼女を幸せにできないと信じているのか。そして
彼女は僕でなければ幸せになれないと信じているのか。彼女は僕に触れて欲しいと願っている
のか。僕には彼女に触れる資格があるのか。

 ある――!

 シンジは一瞬にしてそう結論付けた。自分の欲望に負けたのではない。レイがかわいすぎる
からいけないのだ。その柔らかな胸の膨らみが、すべすべのフトモモが、桜色に染まった頬が、
ちいちゃなお尻がいけないのだ――!
 彼は口唇を合わせたまま右手をゆっくりと滑らせ始めた。レイのお尻に向かって。

 だがその時。

「何をしている」

 いつからそこにいたのか、完璧なまでにその気配を消していたゲンドウが忽然とその姿をあ
らわにしたのだ。

 二人は、さすがはチルドレン、エヴァンゲリオンパイロットと呼ぶにふさわしい反応速度を
見せ、ほとんど瞬間移動かと思われるほどの速度でその身を離し正座した。

「父さん!? いつからそこに?」
「何をしているのかと聞いている」

 ゲンドウはシンジの言葉を無視し、再び聞いた。
 シンジは頭を超高速で回転させ、言い訳を探した。えーと、綾波の確かな存在感を確認する
ため、とかなんとか……。
 だがレイはそれよりも早く答えた。

「お互いの性欲の発露です」
「な……」

 レイの言うことは正しい。だが同時に身も蓋もなかった。なんでもかんでも正直に答えれば
いいというものではない。時には嘘も必要なのではないか。嘘も方便ということわざもある。
 そしてレイは今さらのように顔を赤らめた。自分がバカ正直に何を口走ってしまったのか、
ようやく気づいたのだ。そしてそれがもたらしかねない結果に動揺した。怒られる。
 シンジもレイも身をすくませたが、ゲンドウの返答は二人の想像をはるかに超えたものだっ
た。

「そうか。ならばよい」

 いいのかよ! シンジは思わず突っ込んだが、さすがにそれを口にはしないだけの分別はあ
った。薮蛇になる。
 だが同時にシンジは重要なことに気づいた。レイは「お互いの性欲」と言ったのだ。綾波も
僕に欲望を感じているのか――! シンジの性欲は急激に高まったが、ゲンドウの目前である。
これではいかんともしがたい。
 ゲンドウはそんなシンジの悶絶に気づくことなく言った。

「今日の食事当番は誰か」
「わたしです」

 レイが小さく手を上げた。

「それは好都合だ。実は娘の手料理を食しに来たのだ。レイ、何か作ってくれ」

 レイはシンジをちらりと見て言った。

「何がいいですか」
「そうだな。スパゲッティ――最近はパスタというのか、それがいい」
「わかりました」

 レイがキッチンに向かう。
 ゲンドウはいつからここにいたのか。つまりパスタゆで過ぎの話を聞いていてあえてスパゲ
ッティと言ったのか。そして性欲の発露発言。様々な事象が頭の中でカオス状態になり、レイ
が明らかに動揺しているのはその後姿を見ただけで明らかだった。
 それでもレイはちゃきちゃきと料理を作る。
 味見をするんだ――!
 シンジは必死に念波を送ったが、動揺するレイには届かなかった。無念だ。

 やがてテーブルに並べられたスパゲッティナポリタンは、あいかわらずゆで過ぎのぐたぐた
で、味もガーリックの効きすぎた一方的なものだった。
 レイは不安で一杯な顔でシンジとゲンドウを交互に見る。シンジは親指を立て、許容範囲の
合図を出した。こうするともっと美味しくできるよリストを頭の中で組み立てる。
 ゲンドウは何も言わずあたかも餓鬼のごとく付け合せのサラダとスープまで一気に平らげた。

「どうでしょうか……」

 レイは自分で食べるのも忘れ、恐る恐る聞いた。

「うむ。いい嫁さんになれるだろう。私が保証する。お代わりを頼む」

 レイは嬉しさ一杯の笑顔になり、ゲンドウにお代わりを出して自分もナポリタンを口にした。
ひとくち食べ、思わず妙な顔になる。大しておいしくない。というよりまずい。
 こんなのでいいの? レイは目でシンジに問い掛ける。
 誤差の範囲だよ。シンジも目で答えた。

「ごちそうさまでした」

 ゲンドウは口元をティッシュで拭い、似合わぬセリフと共に両手を合わせ軽く頭を下げた。
そしてレイとシンジを見る。

「お前たちの言いたいことはわかる」

 特に言いたいことがあるわけでもない二人は緊張した。碇ゲンドウ、いったい何を考えてい
るのだろうか。
 ゲンドウはレイをまっすぐに見た。

「細かい技術はシンジに教わるなり研究するなりすればよい」

 やっぱりいまいちだったか。レイは首をすくめた。

「だが、料理に一番必要なのは心だ。このスパゲッティにはそれがある。今はそれでいい」
「……はい!」

 シンジは感動した。この突然現れたわけのわからぬ父親は料理の本質を捉えている。
 レイは皿を下げ、食後のエスプレッソを出してから洗い物を始めた。
 シンジはその後姿に見とれる。とりあえず何をしにきたんだかわからない父さんには帰って
もらって、もういちど綾波を抱き締めたい。料理に心があると言ってくれたのは嬉しかったが、
とりあえずはやく二人きりになりたい。シンジはレイの後姿を見つめながらそう思う。
 隣を見ると、ゲンドウもレイを凝視していた。
 シンジは小声で聞く。

「父さん」
「なんだ」

 ゲンドウも小声で答える。

「何を見ているの?」
「レイの尻だ」

 シンジは思わずコーヒーを吹きそうになったが何とかこらえた。レイに嫌な顔をされる。
 それにしてもなんなんだこの変態親父は。
 だがシンジも似たようなものである。この親にしてこの子あり。変態親子である。

「シンジ」
「なに?」

 ゲンドウは初めてシンジを正面から見た。

「性欲の発露はかまわん。だがセックスまだダメだ。わかっているな?」
「……わかってる」
「あと一年、我慢しろ。できるな?」

 一年でいいのか。性欲の発露は問題ないのか。それならなんとかなる。と思う。たぶん。

「できます」

 シンジは思わず敬語になった。

「避妊は間違いなくしろ。お前もそうかもしれんが、一番傷つくのはレイだ。わかるな?」
「はい」
「それは一年後にもう一度言おう。それからもうひとつ」

 ゲンドウはニヤリと笑って言った。

「性欲発露の現場は葛城ミサトには見つかるな。めちゃくちゃ怒られるぞ」

---------------

caluさんには先にすいませんと謝っておきます(^^;)。
ラスト周辺はごく一部の方にのみ公開していた習作のオチを修正の上再利用してしまいました。
つか、これってゲロ甘じゃないかもしれん。
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.18 )
日時: 2011/04/22 23:55
名前: yo1

遠回り

作:yo1

(お久しぶりです。参加させて頂きます。酷い出来ですみません。)


−−−−−−−−−−

 並んで洗い物を済ませた後に、レンタルしてきた映画を観ながら一緒に紅茶を飲むのが二人のお気に入り。
 愛する人と過ごす大切な時間。

 半月程前から、映画が再生される事が無くなり、シンジとレイが寄り添って紅茶を飲む姿も見なくなった。
 お揃いのエプロンを外すと、「お疲れ様」と声を掛け合い、それぞれの自室へと向かってしまうのだ。

−−−−−−−−−−


 シンジは、机に向かうとパソコンの電源を入れた。ブラウザを起動すると、お気に入りから何時ものサイト
に飛んでログインする。チャットラウンジに入室すると…。

「今日は僕の方が早かったか…」

 そう呟くと、挨拶文を入力した。

>S:こんばんは。今日は僕が早かったですね。待ってます


−−−−−−−−−−


 レイは、ムクムクの水色のパジャマに着がえると、ベットに横になりノートパソコンの電源を入れた。

「あ…もう来てるのね…」

 そう呟くと、挨拶文を入力した。

>R:こんばんは。遅くなって、ごめんなさい


−−−−−−−−−−


>S:謝らないでよ。僕も来たばかりだから

>R:そう

>S:あの…

>R:何?

>S:えっと、その、今日も言えなかったんだ…

>R:なぜ?

>S:何故って…やっぱり、その、一生の問題だしさ、もし断られたらって考えると勇気がさ…

>R:S君の意気地なし

>S:意気地なしって…酷いよ…
>S:Rさんの方はどうなの?

>R:私は…私も言えなかったわ

>S:お互い様だね^^

>R:そうね

>S:でも不思議だな…

>R:何が?

>S:偶然ここで知り合ってさ、もう半月でしょ?
>S:お互い好きな人の相談し合ってさ、何時の間にかRさんにだと、何でも話せるんだ…

>R:…
>R:私も同じ

>S:これってさ…

>R:何?

>S:僕ってさ、もしかしてさ、Rさんの事…

>R:…
>R:私も…何時もS君の事考えてる…気がする…

>S:Rさん…

>R:S君…

>S:ごめん!!変なこと書いちゃって…ごめん

>R:私こそ、ごめんなさい

>S:やっぱり僕は、彼女が一番好きだよ。愛してるだ

>R:私も…彼の事を愛してるわ
>R:S君の彼女って…どんな人なの?

>S:どんなって…とっても可愛くてさ、綺麗な瞳と髪でさ、言葉数は少ないけど、何時も僕の側に居てくれる
>S:前にも書いたけど、僕って料理得意でしょ?

>R:ええ

>S:彼女も料理が上手になろうと頑張ってるんだよ

>R:…同じ

>S:何が?

>R:私の彼もお料理が上手で、早く私一人で作れる様になって、彼に食べてもらいたいの…
>R:美味しいって言ってもらいたいの

>S:そうなんだ。大丈夫だよ!Rさんの作った料理を、彼氏も美味しいって食べてくれるよ。頑張って!

>R:ありがとう

>S:Rさんの彼氏って、どんな人なの?

>R:…
>R:優しい人…
>R:几帳面な人…
>R:何時も私を気遣ってくれるわ

>S:素敵な彼氏だね。きっと幸せになれるよ

>R:うん

>S:歩く時ってさ、手、繋いだりするの?

>R:うん
>R:彼に手を繋いでもらうと…嬉しい

>S:僕もだよ。彼女とよく手を繋ぐんだ。彼女と手を繋ぐと、なんて言うか…幸せを感じるんだ

>R:私も

>S:僕もRさんも、相手をこんなに愛してるのにさ、結婚を切り出せないって切ないね

>R:うん

>S:何か良い方法無いかな…?

>R:…
>R:手紙…

>S:手紙?

>R:そう…手紙に書くの

>S:手紙か…
>S:ん〜…そうだね。例えばさ、Rさんなら「私をお嫁さんにして下さい」とか?書くとか?

>R:お嫁さん!…
>R:恥ずかしいわ

>S:恥ずかしがってちゃダメだと思うよ…

>R:そうね…。S君なら「僕と結婚して下さい」かしら?

>S:うっ!…恥ずかしいよ

>R:約束して…私も今から手紙を書くわ、だからS君も書いて
>R:そして、今日中に渡すの

>S:い、今から!?
>S:うん…僕も書くよ、そして彼女に渡す。約束するよ

>R:…
>R:もう…ここでお別れ

>S:…うん…そうだね

>R:今まで、ありがとう

>S:僕の方こそ、ありがとう
>S:何だか寂しいな…

>R:そうね…
>R:彼女を幸せにしてあげてね

>S:うん。必ず幸せにするよ。Rさんも、彼氏と幸せになってね

>R:うん

>S:…じゃ…

>R:さよなら


−−−−−−−−−−


 レイが、居間に向かうとシンジが座っていた。半月間座らなかったソファーを暫く見つめてから、シンジの隣
に腰を下ろす。

「あ、綾波!?」

 急にレイが隣に来たので、シンジは驚いて何かをポケットに隠した。

「碇君…」

 レイは頬を桜色に染めて俯く。

「何?」

 シンジがレイの顔を覗き込むと、レイは益々頬を染め瞳が潤み始めた。

「…」

 レイがモジモジと腰を動かす。

「あ、綾波。あのさ…その…渡したい物があるんだけど…」

「!?…わ、私も…碇君に渡したい物が…あるの…」

「そ、そうなの?」

 思わずシンジの声が裏返る。暫く沈黙した後に、シンジは意を決して言った。

「じゃぁさ。同時に渡そうよ」

 レイはコクンと頷くと、シンジを見つめた。

「12の3で、渡すからね? いくよ…1、2、の3!」

 シンジとレイは、互いに持っていた物を渡し受け取った。

「…」

「…」

 シンジはレイから受け取ったピンクの封筒を凝視した。
 レイはシンジから受け取った茶封筒を凝視した。

 <なんで?どうして?綾波も手紙くれるなんて…凄い偶然だよ…>

 <碇君…私と同じ事…考えてた…ドキドキが止まらない…>

「綾波…開けても…いい?」

「碇君のも…いい?」

「も、もちろんだよ。あ、開けるね」

「うん…私も…」


−−−−−−−−−−


 並んで洗い物を済ませた後に、レンタルしてきた映画を観ながら一緒に紅茶を飲むのが二人のお気に入り。
 愛する妻と過ごす大切な時間。
 愛する夫と過ごす大切な時間。
 もう決して無くならない時間。


−−−−−−−−−−

メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.19 )
日時: 2011/04/26 15:56
名前: のの

他にはなにも聞こえなくても、それだけはわかる。

耳を塞げば塞ぐほどそれはそれは際立ってゆく。

そう、この音、こんこん脈打つここのこの音。



DOKI DOKI
Written By NONO



「碇くん」
 綾波レイの声は彼女自身にも聞こえなかった。真上で急行列車と各駅停車がすれちがっているせいだっ
た。それに加えて、高架を通り抜けた反対側の通りで第五次都市再生計画という、頓挫を重ねつづけてい
る工事が思い出したように動いており、鈍くて重い音を何やら我が物顔で列車に重ね合わせていた。
 それなのに、彼女の横を歩く少年は目顔で呼びかけに答える。

「なんでもない」
 彼女は一応声にも出して首を振った。高架をくぐりぬけると、蝉の音が戻ってくる。街路樹もあまりな
いこの通りで、一体どこに止まっているのかわからない。後ろでまだ電車の音がするので振り返ると、先
程とは別に貨物列車が通過していた。こうもひっきりなしに列車が通過するのは、少年やレイと使徒との
戦いの度に街が壊されるからだった。だからこの喧噪の責任の一端も彼女たちにあると言えなくもない。
だから声が聞こえないことをどうこうのと言う資格がないことをレイはわかっていた。おそらく自分が思
う以上に傍らの少年はそう思っているにちがいないと彼女は考えていたし、実際にそうだった。
 その証拠とでも言うように、少年――碇シンジが泣き笑いのような顔で、すごい音だね、と呟くように
言った。

 シンクロテストが終わったばかりの、二人の足取りは、軽さと危うさを併せ持っていた。浮遊感が残る
身体で今日のような湿度の高い夕方と夜の境界線を歩くのは実は不向きだということを、二人は経験的に
知っていた。
今日のテストでは珍しく、レイが最も高い成績を残した。そのせいで赤い髪の少女は早々に帰ってしま
ったのだ。それは彼や彼女には、どうすることもできない。彼女は彼女の意志でエヴァに乗っている。
それだけでなく、一番でなければ気が済まないのだから、少女の怒りはごく自然であるゆえに、二人に
は宥めようのない怒りだった。こうなって理由にはもちろん、使徒に飲み込まれた少年の深層意識に残
る傷と、先の戦闘で赤い髪の少女が味わった無力感が二人の数値を下げたためだ。しかし、だから仕方
がないという結論に達しないのが彼女の脆さであり、危うさであると同時に、確かな強さでもある。
 退院明けだからと少年は少し早く終わったのだが、二十分ほど終わるのが遅れたレイとアスカが戻って
きた時も、更衣室から出たときも更衣室前の椅子にずっと座っていた。レイがシャワーを浴びて出たとき
に、彼の左頬はレイもつけた記憶のある色に染まっていた。だから、何をされたのかは彼女にもすぐにわ
かった。
帰ろう。
レイはただ頷いて、ただ一緒に歩いている。帰ろう、と声をかけられたことは今までなかった。訓練の
後は自然と一緒に帰るようになっていたので、改めて言われると、彼女はなぜか落ち着かなかった。返
事をしたくても声がうまく出なかったのは、エアコンのききすぎた廊下のせいだけではないような。

 薄暗がりの道の街灯は明るさに欠けていた。使徒襲来以来、攻撃設備の修復や準備を最優先しているの
で、町全体で電力制限がかかっている。ネルフ職員が多い街なので、家でも自粛している人が多いのだと
いう。葛城ミサトは「パイロットはそんなこと考えなくてよろしい」と言っていて、赤木博士はそれを「自
分が好きにやるための方便ね」と分析していたことをレイは思い出した。セカンドインパクトの大津波に
より飲み込まれた沿岸部、大都市。それらを乗り越えた大人の冗句に含まれる重量感。自分が結局ちっと
もなんであろうと、まずはただの子供にすぎないのだったと、思い知らされた。
 街は少しずつ暗くなると同時に、夕陽がいよいよ最後の輝きを見せ始めていた。
レイは暗い街が嫌いではなかった。特別、良いとも思っていなかった。
「暗いと、怖いよね」
 赤信号で立ち止まった瞬間、少年が唐突に言った。頭を覗かれたようなタイミングに、珍しく驚きが彼
女の顔に出て、少年まで驚いてしまった。
「ど、どうしたかな」
「いえ。碇くんは、こわいの?」
 逡巡の後、彼は頷いた。よく憶えていないけれど、この間飲み込まれた闇を思い出すから嫌だと彼は言
った。
「何かを思い出せる訳じゃないけど、何もわからなくなるんだ、何もなくなると、何も見えなくなる気が
してしまうから」
 使徒に飲み込まれたビルの一部が、使徒殲滅により瓦礫となって戻ってきたその処理のために、大型ト
ラックが二人の目の前をひっきりなしに行きつ戻りつしていたが、ようやく止まった。二人が立ち止まっ
ていた横断歩道を渡るのにはその車の間を縫うように歩かなくてはならなかった。するりと抜けていく少
年の身体が半分見えなくなる。それを追いかける。それだけならいいとしても、レイは巨大な車や構造物
に囲まれる少年が、ふとしたきっかけでまたどこかへ飲み込まれてしまうのではないかという気がしてし
まうのだった。そんな想像、したことなかったのに。そんなこと思ったことはなかったのに、どうして彼
のことをこんなにも気にしてしまうのか、綾波レイは意図的なまばたきを挟みながら彼の後を追う。
「綾波、はやく」
 少年が振り返る。きちんと前を見て歩いて欲しかったレイは少し急いで彼につづいた。横断歩道
を渡りきるタイミングで、トラックに隠れて見えなくなっていた信号が赤になっていた。
 少年の提案で、表通りを避けて帰ることにした。別れ道まで遠くなるその提案に頷いて、次の交差点の
手前で路地に入る。急に胸を掻き立てられるような音が小さくなって、風が通る音が目立つようになった。
はためこうとするスカートを押さえながら歩いてレイが思うのは、髪が短くてよかったなということだっ
た。自分のような色の髪の毛が長くても仕方がない――脳裏に浮かぶはもちろん、赤い髪。
ビルに挟まれた路地は思っていた以上に暗いのに、突き当たりのビルは西日を浴びて赤々としているそ
の対照性があまりにも際立っていた。反射する夕陽に目を細める少年を脇目に見つけたレイは、半歩彼に
遅れた。静けさと騒々しさが同居する細道を出た少年が目を細める姿がはっきりと目に入る。聞こえない
はずの声に反応してくれた時にも勝る高揚感。身体ごと跳ね上がりそうな程に跳ねた心臓に、思わず咳き
込みたくなるのをどうにかこうにかこらえて、彼女は目を離せない彼を目で追った。
 遅れるレイを訝しそうに振り返ったシンジが、細めていた目を見開いて、また細めた。
「なに?」
 遅れを取り戻すべきところをそうはせず、少しだけ右に身体を傾けるレイに、シンジは屈託のない苦笑
という離れ業で応対した。
「なんでもないよ、ただ眩しかっただけだから」
「そう。なら、いい」
 自分の声は、こんなに低かったはずがない。それなのに、そんな声が彼の耳に届いてしまったかもしれ
ない、ではなく、間違いなく届いてしまった。だからどうしたというの、そんなことくらいで――どうし
てしまったんだろう。
 レイは自分から遠ざけてしまった少年との距離を縮める方法を考えながら、闇へと沈まんとする街を歩
いた。すぐ隣にいる少年の表情が少しずつ見えにくくなっていく。夜と溶け合う少年を、水の中で水を見
るよりは簡単に、しかし注視するにはにっちもさっちもいかず落ち着きのない心臓に四苦八苦しながら、
夜へと姿を変えつつある街を歩いた。
「じゃあ、僕、こっちだから」
 別れ道で立ち止まる。いつもなら立ち止まって、挨拶をして終わる。そんないつも通りの所作を思い出
しながら、レイは、いつもの言葉を探した。それなのに自己主張する心臓のせいで、言葉が出てこない。
自分を待つ少年が首にまとわりつく汗を拭う動作がまた、レイを困らせた。言葉を思い出す前に、彼の細
い首に目が動いてしまった。
 少年が口を開いた瞬間、すぐ側を中型トラックが荷台に軋む金属製の荷物を乗せて通りすぎた。少年は
既に言い終えた後だが、首に目を奪われかけたおかげでレイにはわかった。
「ええ、また、明日」
 レイの言葉を聞いた少年が、眼を細めて薄い顔で作った確かな笑顔に脈拍を狂わされながら振り返って、
歩き始めた。ぎこちない気がしてならない自分の身体の中でどうにもこうにも落ち着きのない心臓を、夜
へと姿を変えた街に紛れさせながら歩き始めた。そんな彼女の背中を見つめる少年の心臓がにっちもさっ
ちもいかず落ち着きがないことなどもちろん、どうにもこうにも知りようがないままに。





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

あとがき

ま、短めに。
久々に書いてみました。
ええ、いつも通りです。
ゆえにゲロ甘ではないとはわかっております。
読み手に打ちに行く(積極果敢に萌える)姿勢を強要しているFFとも言えるかもしれませぬ。

ま、少し甘さ控えめでも許してください。
ぶっちゃけこれが限界っすよ(汗)
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.20 )
日時: 2011/05/02 17:24
名前: tamb

 html化にあたって。

 掲示板に投下された作品をこうしてhtml化して再掲載することにどれほどの意味があるのか、
というのはちょっと思ったりしたのだけれど、やるって言っちゃったしまぁいいよな、という
軽い感じでやってみました。
 あらかじめwordで送ってくれた方はそのスタイルを生かしてと最初は思ってましたが、統一
感と時間的制約から見送りました。あとで修正するかも。
 タイトルのなかった作品に関しては、類推して付けました。具体的にはJUNさんの二作品目。
外してないはず。だ。
 yo1さんの()内の作者コメントと横線(−−−−)を一部削除。これも問題ないかと。

 その他、誤字っぽい部分や明らかな整形ミスもそのままになってます。

 もろもろ修正をご希望の方はメールあるいはここでどうぞ。

 では、感想を行きます。


■最後の歯科/何処
( No.1 )

 新劇以降で投稿を受け付けていて閉鎖されたサイト、というのがまず思い浮かばないわな。
うーむ。巡回してないからなぁ。まあいいんだけど。

 さて。
 単なるバカである(笑)。そんな一日に五回も六回も歯磨きせなあかんわけでもなし、歯を磨
いた後にキスをすればいいのである。キスの余韻がどの程度持続するかは人それぞれかもしれ
ないが、ご飯食べて歯磨いてキスしてバイバイして寝て翌朝まで余韻が残ってるわけはないと
思われるし、このペースで歯磨きしてればそうそう虫歯になるものでもあるまい。
 妙に色っぽいリツコさんが素敵。というか、「色っぽい」という言葉を知ってるレイに萌え
る(笑)。

 エンディングテーマ。なんでミュージシャンがみんなレフティなんだと思ってたんだけど、
どうやら反転してるみたい。なんでだろう?
 ブレスの位置が変なところにあって、それがなんだかリアル。


■世界は美しく,人生はかくも素晴らしい/tomo
( No.2 )

 美しい、という以外に言葉の浮かばないこの作品。結婚式というきっかけがなければ名前で
呼べない二人がいかにもそれらしい。シンジがレイを照らすというのはいいかもしれん。


■綾幸ゲロ甘企画vol.1/JUN
( No.3 )

 エロい(笑)。キスをここまでエロく書けるというのはある種の才能を感じざるを得ず、ぶっ
ちゃけ末恐ろしいというか何と言うか。
 残念ながらタイトル後の三行の解釈が困難、というか意味不明。眠っているのはシンジであ
るとしか読めない。行頭字下げしてないし、なんか単純ミスがあったと予想。


■ココア/aba-m.a-kkv
( No.7 )

 生きていこうという意思さえあればどうとでもなる、とは思わないけれど、それがなければ
何も始まらないし、無くしてしまえば終わってしまう。やっぱり生きていかないとな、と何と
なく改めて思ったりした。
 さりげないけれど、「ありがとう、じゃあ、いきましょう」ってのは結構凄い。あと、「自
分達の血で洗って白くした新しい本。」
 あと、「そうでしょ」と言う綾波さんが可愛い。


■綾幸ゲロ甘企画vol.2/JUN
( No.12 )

 上でも書いたようにタイトルは勝手に付けました。

 マリがとてもそれらしい。マリってよくわかんないけど、こんな感じだろうなと読んでて思
った。いずれにしても問題になるのは「にゃ」の使い方なんだろうな。これは映画の続きが出
て来ないと何ともいえない部分ではある。
 マリとアスカの違いは、変な言い方をするけどアスカの方がたぶん臆病なんだと思う。マリ
には開き直りがある。そんなイメージ。

> どこか聞き覚えのある声が捕まえた。

 このフレーズは良い。

> 喧嘩になったら男はひたすら謝り
> 倒す!これが基本にして絶対!

 至言である(^^;)。

> よそでやらんかこのバカップルがあああああああああああああ!

 全くだw


■Believe In Life/calu
( No.14 )

 よくわからんのだけれど、何日も離れてたわけじゃないだろうし、切れるのが早すぎな気が
する(笑)。よほどの大電流が流れているのか、あるいは容量が小さいのか。
 耳が弱いレイ萌え(笑)。そしてちょっとした隙にチャージするレイにも萌え。

> ダンスを踊る魔女

 これ、いいねぇ。

> えげつないスキンシップ

 どんなスキンシップだ(笑)。


■遠回り/yo1
( No.18 )

 気づけよ!(笑)
 手紙もらってもまだ「凄い偶然」とか「碇君…私と同じ事…考えてた」とか思ってる場合か!

 しかしシンジ君、レイちゃんに「私をお嫁さんにして下さい」とか言われたら発狂するので
はなかろうか?


■DOKI DOKI/のの
( No.19 )

 ふと気づくと、時間軸的に本編中にあるのはこの作品だけだったりする。少なくとも明示的
には。abaさんのココアがギリギリどうかといったところ。エヴァが出てくるのは、JUNさんの
vol.2を入れて三作品のみ。
 果てしなくポップなタイトルとは裏腹に、内容は静かで、後書きにもあるようにとてものの
さんらしい。この二人の相手への想いというのは本質的にはこうであると思われ、だからこそ
想像にしくい「ゲロ甘ベタベタ」なるシチュエーションが万が一にもあり得ると悶絶し転がっ
てタンスの角に頭を打ち付けるなんて状況が発生するわけだ。日常的にベタベタしてたらそれ
は日常なので驚くには値しない。レイがおはようと言ったシーンを思い出すべし。
 だからこのコントロールできない心臓の鼓動をそのままにしながらゲロ甘であるという状況
をいかにして描き切るかが課題になると思うのだけれど、そんな課題をクリアしてどうすると
この文をこうして書きながら思う。
 しかし逆に言えば心臓に落ち着きがないという状況が日常なわけで、もしもあと一歩近づく
ことができたら不思議なほど落ち着いてしまうかもしれない。もしかするとそのあたりに突破
口があるのかもしれない。
 この話はとても素敵で好きな話だけれど、私がこう書くのもあれだけど、こういう企画には
もったいないかもしれないとも思う。でもこういう企画がなければこの作品は書かれることが
なかっただろうと思えば、やっぱりやってよかった企画だったと思う。それはこの作品に限っ
た話ではないんだけれども。


 自作語りも少し。
 「A Day in the Life」は……まあ読んだまんまだな(笑)。そりゃそうでしょう的なアコギ
な落差と幸せ一杯感は出そうと思ったけど、そんなにちゃんと考えてない。丹波産夏野菜のエ
スカリバーダは謎だったので出そうと決めてたんだけど(笑)。
 「Got You On My Mind」はcaluさんの「Believe In Life」に反応しただけ(爆)。みんな
わりとちゃんとしてるので、ちゃんとしてないのも書こうと思って書いた。作品タイトルは、
「Believe In Life」がエリック・クラプトンのアルバム「レプタイル」からの楽曲タイトル
だったので、同アルバムからそれらしいのを選んでみました。「Believe In Life」の次は
「Come Back Baby」だったので、公開直前までそのタイトルで行こうと思ってました。変え
なくても良かったかもしれん(笑)。

メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.21 )
日時: 2011/05/08 22:04
名前: タッチ

「シンジ・・・・・」

私はそう呟くと、そっと右に顔を向けた。

チュッ・・・・・

重なるシンジと私の唇。

私の肩を抱いてテレビを見ていたシンジが私の声に反応して、私を優しく抱き寄せるとキスしてくれた。

二人きりの時はいつもこうしている。

人の温もりを知らずに育った私にシンジがしてくれる、最も私の好きな行為。

優しく見つめられるのも好き。

穏やかに寄り添って時間を過ごすのも好き。

デートで一緒に色々見て回るのも、二人で美味しいお店を見つけて食事することも。

気の合う仲間達と集い騒ぐことも最近は好きになってきた。

それでも、シンジと二人で分かち合う心地よい時間の方が何倍も好き。

手を繋いだり、肩を寄せ合ったり。

お互いの温もりを感じあえる時間がとても好き。

その中でも、お互いぴったりとくっついて、唇を重ねることが・・・・・。

だから私はシンジを呼ぶ、シンジの居るほうに顔を向けて、瞳を閉じながら・・・・・。




綾波レイの幸せシリーズ?
突発的企画参加作品 レイvision.




「シンジ・・・・・」

私の呼びかけに、振り向くシンジ。

そんなシンジの口の中に、私はシンジ手製の卵焼きを送り込む。

もちろん、私の口を使って。

最初は驚いた顔をするものの、すぐに私の行為を受け入れてくれる。

だから今度は別のものを物色して送り込む。

それは、私にだけ許された、私だけが出来る、私にしか出来ないこと。

でも、するだけじゃ物足りない。

シンジを見つめると、シンジは苦笑しながらもお肉以外のものを私に食べさせてくれる。

当然、シンジの口を使って。

それを交互に、一つのお弁当がなくなるまで続ける。




シンジといつも一緒に居たい。

シンジと一つになりたい。

それが私の心であり、私が今此処に居る理由。

そんな私をシンジは精一杯受け止め、受け入れてくれている。

そして今日もシンジの布団に潜り込む。

シンジの暖かさを分けてもらうために。

シンジの匂いに包まれるために。

幸せを、感じるために・・・・・。

「お休み、シンジ」

今日最後のKISSをシンジにして、私も夢の世界に・・・・・。
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.22 )
日時: 2011/05/12 19:05
名前: tamb

■綾波レイの幸せシリーズ?
 突発的企画参加作品 レイvision./タッチ
( No.21 )

 タッチさんだー(笑)。としか言いようのないこの話。完全にべたべたしてるだけだw
 突発的〜という響きが懐かしい。
 しかし呼ばれて振り向いたら口で卵焼きを送り込まれたらびびるよな(笑)。
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.23 )
日時: 2012/04/25 16:32
名前: 何処

あれからもう一年過ぎ、未だに何も終らず始まりの掛け声だけが空しく虚ろに響く。
それでも私達は生きている。手の届く世界に生きるだけなら、私達に必要なものは実は本当に僅かな物で済むから。


【LOVEラブLIFE ーこのろくでもない素晴らしき世界に生きてー 】


傍らの液晶は空しく虚ろに映像と音声を垂れ流している

TVに写る何時もの虚飾は薄い世界観で染まり、中身は願望と希望を履き違えた構成と臭い物に蓋をする責任逃れに終始して、都合の悪い物を映さず只己が見せたい物だけを取り上げ、出来た代物は何時もの御涙頂戴か、精々が空っぽの希望と虚しい程の努力を持ち上げ、怠慢をあげつらうだけの進歩の無い感情論。

このお手軽な感情論を理屈と理論の区別がつかない知識人のコメントで調味したニュースが流れる。
在り来たりな中身、事実を示せと現実を知らない人が喚き、責任は誰だと責任者が怒鳴り、嘘を吐くなと詐欺師が怒る。見たくない物を見せられたと世界を直視出来ない人が抗議して、一頭の動物に予防接種数億人分の金を出す人達が漁師を残酷だと非難する。

税金を払えない筈の所が過去最高益で、金貸しが補助金を貰って他社を買収、何かを蔑みたい弱者が自分を馬鹿にしたとナイフを振るえば、互いを憎み合う親子が自己都合を振り翳す。

この壊れかけた世界は、それでも生きている。

人を人足らしめるのは欲望、金も地位も僻み妬みも怒りも哀しみも、愛と言う欲望の一つの形。

我執の愛、自己愛、友愛、恋愛、慈愛…

私は欲望の化身、リリスの子リリンの一員。ならば己の欲望に素直になれば良い。

今現在、私・綾波レイ最大の欲望にして関心事は碇シンジと言う異性の心を掴み取る事。

点けっ放しのTVをそのままに私はさっきから鏡に向かいメイク中…伊吹さん直伝のメイク術は効果抜群だ。

さて、今日の服装はと…お気に入りのワンピースとパンプスに帽子ね。ポシェットはこの小さい方で、中にはハンカチ、携帯に化粧直し…あ、お財布忘れてた。
続いては装飾品の装備、彼に貰ったネックレスと赤木博…リツコさんに頂いたイヤリング、葛城さんからのプレゼントの腕時計にアスカから貰った大切な髪留めをする。

身支度を整え、いざ出発…と、TV消さなきゃ。

待ち合わせ15分前にこっそり到着しておいて、わざと遅刻するのが本日の予定。
“焦らし”と“ご褒美”が異性を執着させる原則だと大人の女性陣に学んだ。けど今回故意に遅刻する一番の理由は碇君の私を待つ姿と表情が大好きだから。
…最も、彼を見て遅刻できるか自信は余り無い…


さて、準備は…うん、完璧。

では皆さん、行ってきます。

パタン、パタパタ…











バタバタバタバタン!

…鍵と定期券忘れてた。



では改めて、行ってきます。皆様ご機嫌よう。


パタン


《Sweet Devil》初音ミク
http://www.youtube.com/watch?v=dA-QMF7BiKY&sns=em
YouTube 動画ポップアップ再生
メンテ
Re: ゲロ甘ベタベタLRS企画 ( No.24 )
日時: 2012/06/05 06:21
名前: tamb

 一年を経て、という意味で一行目があまりに重い。
 そんなに経済が大事なのか。そんなに電気が必要なのか。もしまた同じクラスの地震が来た
ら。誰が何を保障してくれるのか。

 そんなのきっと来ないよ。きっとね。だから発電所動かそう。だって暑いの嫌じゃん? 節
電節電でエアコン止めて、身体の弱い人とか暑くて死んじゃうかもしれないよ? 停電になっ
たら信号とか止まって事故が起きるかもしれないし、いろんな警報器だって動かないよ。工場
も止まって仕事なくなる人もいっぱい出てくるよ。地震なんか来ないよ。来てもきっと平気だ
よ。テストとかしてるんだし、大丈夫。きっと大丈夫。

 正直にこう言えばいいんだよ。たぶん大丈夫だって。「たぶん」平気だってね。


 碇シンジを陥落させるための手段は誰かからのもらい物。ワンピース、パンプス、帽子はど
うなんだろう。そして彼女は「碇君の私を待つ姿と表情」も欲しい。それを手に入れたら、彼
女はとびっきりの笑顔を彼にあげられる。それは正しい。

 テレビは真実ばかりを伝えるわけじゃない。だから消してしまおう。


 Sweet Devilと言えばキャンディーズ。
メンテ

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