守って、守られて。/くろねこ |
- 日時: 2012/01/17 02:50
- 名前: tamb
- 愛というのは本質的に無償であると思う。アガペーという言葉を出すまでもなく、何々して
くれるなら愛してあげるとか、愛してあげるから何々してというような、見返りを求める愛と いうのはやはり不自然だと感じる。というより、それは愛とは呼ばないのではないか。 誤解を恐れずに言えば、愛というのはもっと欲望に密着していると思う。つまり何々がした いというような。それは例えば守りたいだったりキスしたいだったりする。 だから本質的な部分では、守られてばかりでそれは嫌だからだから守りたいのではなく、単 に守りたいのだと思う。守られてばかりなのは嫌だという感情はその次に来る。これは言葉を 変えるとわかりやすい。愛されるばかりではなく愛したい。この感情は、こんなに愛されてる のかだらもっと愛したいという見返りではなく、単に愛したいし愛されたいという欲望から来 る。
シンジの悪夢は、自分が思うように愛せていないのではないかという部分から来る。自分が 思うというのは、レイが望むほど、という意味である。つまりシンジは、レイが愛して欲しい と望む(とシンジが思っている)ほどには自分は彼女を愛せていないのではないかと思っている わけだ。もっと愛したいし、愛せるはずだと。 だがそうではないとレイは言う。あなたに会えて良かったと。わたしはあなたに愛されて、 あなたに守られている。ありがとう、と。 そしてレイはシンジを愛したいのだ。
と本人たちは、本人たちが意識しているかどうかは別としてそれなりにシリアスな想いの中 にいると思うのだが、ぶっちゃけた話が傍から見てるとゲロ甘にしか見えないわけだ(笑)。
くろねこさんがシリアス路線だというのは、恐らく作者自身がまだ物語の中にいるからだと 思う。それは作者という立場から考えれば当然だし正しい。だが数週間程度経ってから読み直 せば、私のゲロ甘という意見に賛同してくれるのではないだろうか(笑)。 ま、ギャグじゃないんでシリアスなんですけどね。
> 「いつも碇くんは、そんなことを考えているのね。」 > > 「ち、ちがうよ!!」
いえ、ちがいません(笑)。
> 柔らかそうで、たまに触れたいと思ってしまう。
こう思う時は実際にあるw まあ続けてキスしてしまうわけだけれど(爆)、触られている時に女の子はどう思っているの だろうか。早くキスしてか、それともくすぐったいか。
作品はこちら。 http://ayasachi.sweet-tone.net/cont/kuroneko/kuroneko02.htm
|
|