超絶怒級大発明家リツコさんVol 21〜25
Vol 21 カムバックペン1
「レイ、このポーチあなたのでしょ。落し物だって届けられてたわよ」
「・・・うん、ありがとう」
「もう落としちゃだめよ。女の子には必要不可欠な名付けて『女の子ポーーーチ』を」
「大きな声で言わないで・・・・」
「なくさない様にこの『カムバックペン』で名前を書いておきなさい」
「・・・かむばっくぺん?」
「このペンで名前を書いておけばいざ無くしても『カムバーック、○○』と言うだけで手元に帰ってくるスンポーよ」
「・・・・原理は?・・・」
「ものは試しにポーチに名前を書いてデスクに置いて3M離れてみなさい」
「・・・・・・・・・・・分かった・・・・・」
「ぢゃ大きな声で『カムバーック、女の子ポーーーチ』と呼んでみなさい」
「・・・また大きい声で・・・・・・『カムバック、ポーチ』・・・・」ぼそ
ひゅん
「ふぁ!飛んできた・・」
「この様に呼ぶだけで手元に帰ってくるのよ。すごいでしょ!!」
「・・・・・原理は?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・原理は?」
「・・・・・・・・まぁ、愛とか友情とかそんな力は働いてんでしょ。とにかく大事なモノにはそのペンで名前を書いておきなない」
「・・・・大事なモノ・・・・・」
キーンコーンカーンコーン 放課後
「シンジ、帰るわよ」
「ちょっと待ってよアスカ」
「いけない!、・・『碇くん、カムバーック!!』」
「あれあれ?、足が勝手に・・・」
「うふっ、さあ私と帰りましょ・・・」
「キーーーッ、バカシンジのくせに!!」
Vol 22 カムバックペン2
「・・・・おねえさん・・・・あのね・・・」ごにょごにょ
「また二人っきりで耳打ち・・・なんですって!?、ネットオークションでスクール水着が○○万で売れた!!」
こくこく
「それって絶対ヲタクの引き篭りでヤバイひとが落札してるわよ!」
「・・・・大丈夫、呼べば帰ってくるから・・・・そして何度でもリサイクル可能・・・」
「レイ・・・あなた」汗
Vol 23 カムバックペン3
「・・・スクール水着が帰ってきたんだけど・・・」
「けど?」
「びろびろに伸びて股の布地が擦り切れて薄くなってるの・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・たっ、たっ、大変だーー!。衛生班!、今すぐレイのスク水を焼却処分して〜〜!!」
Vol 24 猫みみ6
「さ〜て今回も張り切ってまいりましょう。ライトアップ!」
バシャ
「暗い空間にぽつりと置いた学校の椅子に綾波が一人ひっそりと・・・」
「ふふふっ、テレビ放送の最終話の再現よ」
「おいたわしや・・・綾波がなんかトラウマってるんですか」
「別に」あっさり
「別にって・・・」
「この能天気な世界観の話でトラウマになる事なんてあると思う?」
「・・・・リツコさんの実験が無ければ」ボソッ
「あん?、科学の威力で奥歯ガタガタいわされたいの!」
「ひぃぃぃぃ、なんでもありません。」
「良か良か」
「じゃあなんで綾波はあんなとこにいるんです」
「『凹み身レイ』よ!」
「綾波・・・どうしたの・・」
「・・・・・お姉さんが私のモンブラン食べちゃった・・・」
「リツコさん!!」
「それ、逃げろー」
Vol 25 少年はいつの日も馬鹿
「あかん・・・こんなん男らしゅうない、いや・・ここは男らしくズバっとやな・・・」
「トウジ、帰ろうぜ」
「のわぁぁぁぁぁぁぁー!」
「なに慌ててんだよ」
「トウジが縦笛の練習なんて珍しいね。あ・・・それ委員長の・・・」
「ちゃうねん。これはちゃうねん」
「わー、大阪さん語だ」
「分かる!分かるぞトウジ!!。好きな子の縦笛を吹いてみたい、有り余る青少年の儚い野望。嗚呼、青春だな〜」
「・・・わいの硬派なイメージが・・・」
「気にする事ないって、みんな似たり寄ったりだと思うよ。好きな子の座布団に座ってみたり・・」
「座布団に頬を刷りこんでみたり」
「ケンスケ・・・おまえ・・・」
「それはちょっと・・・。他にさ、ジュースの回し飲みしてドキドキしたり」
「やったんか!、間接チューやったんか!?」
「こんちくしょー、うまやらしいぞ!!」
「それを言うなら『うらやましい』だろ・・」
「俺なんかな・・・、俺なんかせいぜい、女の子の体操服を床に広げて重なってみた事しかないだぞ!!」
「ケンスケ・・・・そら人として間違とると思うぞ・・・」
あとがき
最後リツコと関係ねーぢゃん(爆
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【Vol.16〜20も読んでみる】
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