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[682] 突発短編集(予定)《掌話的小話》
日時: 2014/01/28 13:02
名前: 何処

脈絡無く只思い付いたり
何となくダラダラ書き残したり
勢いで書きなぐった代物

そんな何かの残渣を置いてく為のスレッドです。

見逃しておくれ
メンテ

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Re: 突発短編集(予定)《掌話的小 ( No.25 )
日時: 2014/12/31 23:30
名前: 何処 ID:zkLJoFp2UAE

【暮れの元気なご挨拶】

碇君と炬燵で向き合いお蕎麦をたべている私。

昨日不意にやって来た碇司令が我が家の台所で捏ねて叩いて伸ばし刻んだ手打ち蕎麦だ。

何でも伝統の縁起物で年越し蕎麦と言うらしい。
それをさっき碇君が茹で、私が出汁を取って作った汁で今二人揃って頂いている。

私達は二人共に食事中は無言だ。だが恋人同士が一緒に食事しながら会話が無い事は人によっては『ありえない』程『不自然』且つ『不思議』で『不気味』な風景に見えるらしい。
偶然私達と一緒に食事をした大学の同級生にはそう言われた。

でも私は碇君と一緒に居て、一緒に食事を出来る事、碇君の仕草や癖を見、時折碇君と視線を交わす事に言い様の無い満足感を得ている。
そして碇君は食卓に会話の無い幼少期を過ごしたせいか、食事時には会話はおろかTVも見たく無いらしい。
そんな事をその同級生に話してみたが、鼻で笑いながら『お似合いの二人ね』と言う彼女の台詞は何故か刺々しかった。

最もその台詞自体は嬉しい内容だったので『ありがとう』と伝えたら彼女に舌打ちされてそのまま立ち去られたのが未だに謎だ。


「「ご馳走さま。」」


二人同時に蕎麦を食べ終わり、同時にご馳走さまをする。

ふと、碇君と目が合う。

はにかんで赤くなる碇君が照れ隠しに笑い、その笑顔に私の心拍数が跳ね上がり、私の血圧を押し上げ、結果私の顔は耳まで火照る。
思わず下を向いた私が気付けば炬燵の上、お蕎麦の乗っていた二つの蒸籠を乗り越えた碇君の上半身が有って

碇君の息遣いが間近に有って

視線をこっそり上げたら碇君の顔が間近に有って

…結果。

今年最後の口づけは鰹出汁風味だった。

…まあ、悪く無いかも。


http://www.youtube.com/watch?v=zkLJoFp2UAE
メンテ

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