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LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2023/01/04(Wed) 20:51 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
>なるほどこれが皆様にとっての理想のLRSの日常か、と思いながら読んだし
まだ全部読んだわけじゃないけど、なるほど、と思う。
そう考えると「理想の」日常ってのは難しいね。日々波乱万丈なのが理想って向きもあるだろうし、ただ晴れ渡った空を見上げるのが理想ってのもあるだろうし。何も起きないのか、何かが起きるのか、というね。
そういう意味では、私の書いたのは、こういうことが日常的に起きてたら嫌だなと思うわけで、理想の日常ではないともいえるけれど、理想的な日々はこうして過ぎてゆくということでもある。結果的に何も起きていないという意味で。
>あと拙作はよくできてる、とも思う(笑)。
繰り返すけど全部読んだわけじゃないけど、良く書けてると思う。でも刺さるのは自作だ(笑)。自分で書いたからね。後書きもコミでね(笑)。
>生き方の本質としては普通の範疇だと思う。
生き方の本質としてはそうだよね。本質ってのは難しいけど。冗談で言うと、普通の反語を異常とかアブノーマルと置くと普通の範疇が極端に広がる(笑)。
>地の文の中に会話を混ぜるときに鉤括弧を使うかどうかで迷いがあって
これは良くわかる。正解がないだけに。近年の私は使わない方向になってるんだけど、しばらくたって読み返すと普通に読みにくかったりわかりにくかったりするんで悩みどころ。
ま、試行錯誤していくしかないですね。
まだ全部読んだわけじゃないけど、なるほど、と思う。
そう考えると「理想の」日常ってのは難しいね。日々波乱万丈なのが理想って向きもあるだろうし、ただ晴れ渡った空を見上げるのが理想ってのもあるだろうし。何も起きないのか、何かが起きるのか、というね。
そういう意味では、私の書いたのは、こういうことが日常的に起きてたら嫌だなと思うわけで、理想の日常ではないともいえるけれど、理想的な日々はこうして過ぎてゆくということでもある。結果的に何も起きていないという意味で。
>あと拙作はよくできてる、とも思う(笑)。
繰り返すけど全部読んだわけじゃないけど、良く書けてると思う。でも刺さるのは自作だ(笑)。自分で書いたからね。後書きもコミでね(笑)。
>生き方の本質としては普通の範疇だと思う。
生き方の本質としてはそうだよね。本質ってのは難しいけど。冗談で言うと、普通の反語を異常とかアブノーマルと置くと普通の範疇が極端に広がる(笑)。
>地の文の中に会話を混ぜるときに鉤括弧を使うかどうかで迷いがあって
これは良くわかる。正解がないだけに。近年の私は使わない方向になってるんだけど、しばらくたって読み返すと普通に読みにくかったりわかりにくかったりするんで悩みどころ。
ま、試行錯誤していくしかないですね。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2023/01/03(Tue) 15:26 |
投稿者 | : みれあ |
参照先 | : |
■tambさん
そう。別に二人の置かれているシチュエーションは決して普通ではないんですよね。でもそれは本質ではない。日常系アニメ(や稀に現実)にだってやたらと実家が太くてしっかりした環境に住んでる人/キャラというのは存在して、一般人かどうかでいうと普通じゃないかもしれないけど、生き方の本質としては普通の範疇だと思う。そういうことのつもりです。
オートロックは正直そこまで深い思索の結果ではないのだけど(家に着くまでの段階を刻みたかった、くらいだと思う)、ある種の重要人物ということになるとせめてオートロックくらいはついてる物件に住まわせたくなるのでは、と後付では思っています。
> 蛇足。ベースは誰でも弾けます。というと語弊があるかもだけど、少なくとも最初のハードルが低いのは間違いない。生まれつき歌が超上手いボーカルとかは別の話になるんだけどね(笑)。
これはそう。ギターだってパワーコードでじゃかじゃかやってるだけならそこまで難しくないでしょと言えなくはないけど、それならベースでルートだけデケデケ弾いてる方がさらに簡単という話になりますね。
>みれちゃんの文章はちゃんと伝わるので、特にご指導(笑)することはないなというのが正直なところ。
> あえて言うとすれば、ラスト近くの「じゃあね」を「」に入れてセリフにするかどうかは思案のしどころ。字下げしているから意識的だと思うんだけど、「」を抜いて地の文にした方が(読点は必要だけど)ラストの「じゃあねじゃあね?」「あってるあってる」が
>美しいかもしれない。
恐縮です!!!!!!!!!
ご指摘の箇所は僕も後から読み返して少し気になっていました。手元の横書きの原稿で見るとそこまで違和感ないのですが、実際に書籍を読むと縦書きだからかフォントの都合か少し悪目立ちしますね。地の文の中に会話を混ぜるときに鉤括弧を使うかどうかで迷いがあって、それが出てしまった感じがあります。ここを書いた時は鉤括弧を使う方に寄せようと思っていた気もするけど、それならそれで全然本作中でも統一できていないという。
そう。別に二人の置かれているシチュエーションは決して普通ではないんですよね。でもそれは本質ではない。日常系アニメ(や稀に現実)にだってやたらと実家が太くてしっかりした環境に住んでる人/キャラというのは存在して、一般人かどうかでいうと普通じゃないかもしれないけど、生き方の本質としては普通の範疇だと思う。そういうことのつもりです。
オートロックは正直そこまで深い思索の結果ではないのだけど(家に着くまでの段階を刻みたかった、くらいだと思う)、ある種の重要人物ということになるとせめてオートロックくらいはついてる物件に住まわせたくなるのでは、と後付では思っています。
> 蛇足。ベースは誰でも弾けます。というと語弊があるかもだけど、少なくとも最初のハードルが低いのは間違いない。生まれつき歌が超上手いボーカルとかは別の話になるんだけどね(笑)。
これはそう。ギターだってパワーコードでじゃかじゃかやってるだけならそこまで難しくないでしょと言えなくはないけど、それならベースでルートだけデケデケ弾いてる方がさらに簡単という話になりますね。
>みれちゃんの文章はちゃんと伝わるので、特にご指導(笑)することはないなというのが正直なところ。
> あえて言うとすれば、ラスト近くの「じゃあね」を「」に入れてセリフにするかどうかは思案のしどころ。字下げしているから意識的だと思うんだけど、「」を抜いて地の文にした方が(読点は必要だけど)ラストの「じゃあねじゃあね?」「あってるあってる」が
>美しいかもしれない。
恐縮です!!!!!!!!!
ご指摘の箇所は僕も後から読み返して少し気になっていました。手元の横書きの原稿で見るとそこまで違和感ないのですが、実際に書籍を読むと縦書きだからかフォントの都合か少し悪目立ちしますね。地の文の中に会話を混ぜるときに鉤括弧を使うかどうかで迷いがあって、それが出てしまった感じがあります。ここを書いた時は鉤括弧を使う方に寄せようと思っていた気もするけど、それならそれで全然本作中でも統一できていないという。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2023/01/03(Tue) 14:57 |
投稿者 | : みれあ |
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■calm days
なるほどこれが皆様にとっての理想のLRSの日常か、と思いながら読んだし、つまり僕の作品もおまえにとっての理想の日常はこういうことなのか、と思われながら読まれたのではないかと思う。はいそうです。
二人が結ばれて家族となって、という展開を題材に挙げる人が多かったのには素直になるほどな〜という気持ちになった。確かにそれは理想が結実した一つの形であるし、而して僕はそこを書くことを思いつきもしなかった、というところに捉え方の違いがあるのだろう。そういう同床異夢もアンソロジーの面白さだと思う。(アンソロジー一般にはあまり詳しくないけれど……)。
あと拙作はよくできてる、とも思う(笑)。決して絶対的な優劣の話ではなくて、あくまで自分にとっての理想を書いたのだからそれは自分に刺さるでしょうという話にすぎないのだけど、自分の一番気に入る話が自分で書けたということは書き手としてちょっとした満足かもしれない。みんなと琴線がズレているので刺さるゾーンもズレている、という話ではないことを願う。
堅苦しいことを書いたけど、いろんな幸せな日常が詰まった素敵なアンソロジーでしたし、そのアンソロジーを構成する一員となれて光栄です。参加者でもある身としては個別の作品に感想をつけられるのが一番とは分かっているのですが、ひとまず総評という形で。
なるほどこれが皆様にとっての理想のLRSの日常か、と思いながら読んだし、つまり僕の作品もおまえにとっての理想の日常はこういうことなのか、と思われながら読まれたのではないかと思う。はいそうです。
二人が結ばれて家族となって、という展開を題材に挙げる人が多かったのには素直になるほどな〜という気持ちになった。確かにそれは理想が結実した一つの形であるし、而して僕はそこを書くことを思いつきもしなかった、というところに捉え方の違いがあるのだろう。そういう同床異夢もアンソロジーの面白さだと思う。(アンソロジー一般にはあまり詳しくないけれど……)。
あと拙作はよくできてる、とも思う(笑)。決して絶対的な優劣の話ではなくて、あくまで自分にとっての理想を書いたのだからそれは自分に刺さるでしょうという話にすぎないのだけど、自分の一番気に入る話が自分で書けたということは書き手としてちょっとした満足かもしれない。みんなと琴線がズレているので刺さるゾーンもズレている、という話ではないことを願う。
堅苦しいことを書いたけど、いろんな幸せな日常が詰まった素敵なアンソロジーでしたし、そのアンソロジーを構成する一員となれて光栄です。参加者でもある身としては個別の作品に感想をつけられるのが一番とは分かっているのですが、ひとまず総評という形で。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/31(Sat) 22:23 |
投稿者 | : tamb |
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西瓜/春日希望
春日希望さんの作品を読むのは初。界隈には長くおられる方のようですが、さすが、ちゃんとしてる。
私は正直シンはドンズバってわけじゃないんだけど、これはナチュラルに受け入れているように思える。これはさすがっていうのとは違うかもしれないけれど、いいなと思う。
日常っていうのは小さな非日常の積み重ねなのかもしれない。本作にあったのは小さな非日常では済まされない出来事だけれど、月日の経過と共に思い出になって行くのだと思う。そして西瓜の匂いや美味しさと等しく語られるようになる。
もしかすると生死を分けたかもしれない出来事と、それを包み込む小さな非日常の対比というか並立がとても美しい。
その小さな非日常も、当人たちにとっては思い出深い大きな出来事だっていうこともあるんだし、これも忘れられない出来事なんだと思う。それもこれも全部含めて、それが日常ってやつなのでしょう。
春日希望さんの作品を読むのは初。界隈には長くおられる方のようですが、さすが、ちゃんとしてる。
私は正直シンはドンズバってわけじゃないんだけど、これはナチュラルに受け入れているように思える。これはさすがっていうのとは違うかもしれないけれど、いいなと思う。
日常っていうのは小さな非日常の積み重ねなのかもしれない。本作にあったのは小さな非日常では済まされない出来事だけれど、月日の経過と共に思い出になって行くのだと思う。そして西瓜の匂いや美味しさと等しく語られるようになる。
もしかすると生死を分けたかもしれない出来事と、それを包み込む小さな非日常の対比というか並立がとても美しい。
その小さな非日常も、当人たちにとっては思い出深い大きな出来事だっていうこともあるんだし、これも忘れられない出来事なんだと思う。それもこれも全部含めて、それが日常ってやつなのでしょう。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/31(Sat) 22:22 |
投稿者 | : tamb |
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墓参り/dragonfly
綾波とアヤナミを別人であるとシンジは捉えている。これは彼女を彼女たらしめているのは何なのかという私が長く拘泥しているテーマにも関わることでありここでは掘り下げないが、シンジがそう思っているならその通りである。もしそうでなかったら、という問いには意味がない。その意味では、恋人と死別し、新しい恋人ができたと読むこともできる。ただ、そこに新しい恋人の外見がかつての恋人と同じであったからという理由が僅かでも含まれているなら、それは淋しいと思う。シンジがアヤナミに惹かれた理由は必ずある。それが彼女を彼女たらしめている理由であると、個人的には信じたい。
エヴァ焼きってのはいいね。アヤナミさんは二つ食べるみたいだけど、それもまたよし。
綾波とアヤナミを別人であるとシンジは捉えている。これは彼女を彼女たらしめているのは何なのかという私が長く拘泥しているテーマにも関わることでありここでは掘り下げないが、シンジがそう思っているならその通りである。もしそうでなかったら、という問いには意味がない。その意味では、恋人と死別し、新しい恋人ができたと読むこともできる。ただ、そこに新しい恋人の外見がかつての恋人と同じであったからという理由が僅かでも含まれているなら、それは淋しいと思う。シンジがアヤナミに惹かれた理由は必ずある。それが彼女を彼女たらしめている理由であると、個人的には信じたい。
エヴァ焼きってのはいいね。アヤナミさんは二つ食べるみたいだけど、それもまたよし。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/29(Thu) 23:43 |
投稿者 | : tamb |
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交錯せし祈り/アールグレイ
シンジが自由であることとレイとシンジが共に生きることは対立する事項ではないので普通に両立すればよい、ということには当人たちはなかなか気づかないというのが若さということなのかもしれない。あるいは幼さと言ってもいいのかもしれないけれど。
一つ問題があるとすればレイがシンジを束縛し倒すことで、それが自由であるのかどうかは客観的には微妙なところだけれど、それはそれでありだよな。レイが縛りたいと思うかどうかはともかく。縛られて喜ぶとかいうあれもあるし(違)。
はるか昔に「悪い女につかまったわね。ずっとつきまとうから。絶対離れないから」というセリフがラストの話を考えたのを不意に思い出した。レイが「つきまとう」って言うのがいいなーと思ったんだけど書ききれず。バレバレで尾行とかしてたら可愛いとは思うけど。
私が私であるために、というのは良かった。自分が自分であることの根拠は、結局はそこに求めるべきだと思うので。
魂の連続性に拘泥する人はもはや少数派みたいだけれど、シンジが共に生きたいと願った彼女は誰なのだろうと、そんなことを思ったりもしました。
シンジが自由であることとレイとシンジが共に生きることは対立する事項ではないので普通に両立すればよい、ということには当人たちはなかなか気づかないというのが若さということなのかもしれない。あるいは幼さと言ってもいいのかもしれないけれど。
一つ問題があるとすればレイがシンジを束縛し倒すことで、それが自由であるのかどうかは客観的には微妙なところだけれど、それはそれでありだよな。レイが縛りたいと思うかどうかはともかく。縛られて喜ぶとかいうあれもあるし(違)。
はるか昔に「悪い女につかまったわね。ずっとつきまとうから。絶対離れないから」というセリフがラストの話を考えたのを不意に思い出した。レイが「つきまとう」って言うのがいいなーと思ったんだけど書ききれず。バレバレで尾行とかしてたら可愛いとは思うけど。
私が私であるために、というのは良かった。自分が自分であることの根拠は、結局はそこに求めるべきだと思うので。
魂の連続性に拘泥する人はもはや少数派みたいだけれど、シンジが共に生きたいと願った彼女は誰なのだろうと、そんなことを思ったりもしました。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/28(Wed) 00:24 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
フレッシュチャプター/柳井ミレア
別に立っている独自スレはこちら。
http://ayasachi.sweet-tone.net/cgi-bin/bbs4d/patio.cgi?read=856&ukey=0
>もしアンソロ全体の感想スレみたいなのができたらそちらに吸収してください。
とのことなのでこちらに書きます。
オッスと言われてオッスオッスと答える的な遊びパターンはある。その次がオッスオッスオッスと一つ増やすパターンとオッスオッスオッスオッスと倍に増やすパターン、両者がオッスオッスとユニゾンで言い続けるなど様々な展開があり、いずれも収拾がつかなくなる。私的にはオッスという挨拶が懐かしかった。今の若者も使うのだろうか。
待ち合わせ場所に二人でいるのにお互いに相手が見つけられない、というのもたまにある話で、今どこ? いるよ。どこに? 座ってるけど。的な会話をした後に相手を見つけて、見つけた、と打つと、相手が笑顔で顔を上げる、的なシチュエーションは割と萌える。後ろから「ここ」と言われた日にゃあもう抱き締めるであろう。そしてこんな衆人環視の中でと嫌がられる(笑)。
オートロックのあるそれなりのアパート(マンション?)で一人暮らしで隣同士、なんてのは、間違いなく普通の高校生ではない。いかに普通の範疇を幅広く取ったとしてもだ。だがそれとは関係なく、二人はナチュラルに普通であるし普通であることを楽しんでいる。過去は消せないし、過去があってこそ今がある。その帰結としての今でしかないし、仮にサードインパクトリセットがあったとしても過去がなければ今はない。それを全て引き受けた上で、二人が普通でいられる。それはとてつもなく素敵なことで、それを過不足なく、誇張することもなく、極めて普通に描かれていることが、とても素晴らしいと思う。
じゃあねじゃあね? 自信なさげなレイのセリフで冒頭のオッスが回収されるのが素晴らしすぎるし、シンジの回答もいい。
本アンソロジーのサブタイトルは「穏やかな日々」だけれど、その通りな作品でございました。
蛇足。ベースは誰でも弾けます。というと語弊があるかもだけど、少なくとも最初のハードルが低いのは間違いない。生まれつき歌が超上手いボーカルとかは別の話になるんだけどね(笑)。
>そろそろ綾幸に投稿で持ち込んでtambさんに厳しくご指導いただいた方が
あちこちで色々言われてるけど、要するに伝わるか伝わらないかを見てるので、こういうことを書きたいのだろうけれどこういう文章にした方が伝わる、みたいなことを基本的には指摘してます。こういうエピソード(あるいは会話)があった方が伝わるかなとかね。まぁ日本語が変じゃねみたいなことも言うけれど。今作に限った話ではないけれど、みれちゃんの文章はちゃんと伝わるので、特にご指導(笑)することはないなというのが正直なところ。
あえて言うとすれば、ラスト近くの「じゃあね」を「」に入れてセリフにするかどうかは思案のしどころ。字下げしているから意識的だと思うんだけど、「」を抜いて地の文にした方が(読点は必要だけど)ラストの「じゃあねじゃあね?」「あってるあってる」が
美しいかもしれない。実際に書いて見てみないと微妙だけど。まあ細かい話です。逆に言えばそのくらいしかない。問題ないっすよ。
別に立っている独自スレはこちら。
http://ayasachi.sweet-tone.net/cgi-bin/bbs4d/patio.cgi?read=856&ukey=0
>もしアンソロ全体の感想スレみたいなのができたらそちらに吸収してください。
とのことなのでこちらに書きます。
オッスと言われてオッスオッスと答える的な遊びパターンはある。その次がオッスオッスオッスと一つ増やすパターンとオッスオッスオッスオッスと倍に増やすパターン、両者がオッスオッスとユニゾンで言い続けるなど様々な展開があり、いずれも収拾がつかなくなる。私的にはオッスという挨拶が懐かしかった。今の若者も使うのだろうか。
待ち合わせ場所に二人でいるのにお互いに相手が見つけられない、というのもたまにある話で、今どこ? いるよ。どこに? 座ってるけど。的な会話をした後に相手を見つけて、見つけた、と打つと、相手が笑顔で顔を上げる、的なシチュエーションは割と萌える。後ろから「ここ」と言われた日にゃあもう抱き締めるであろう。そしてこんな衆人環視の中でと嫌がられる(笑)。
オートロックのあるそれなりのアパート(マンション?)で一人暮らしで隣同士、なんてのは、間違いなく普通の高校生ではない。いかに普通の範疇を幅広く取ったとしてもだ。だがそれとは関係なく、二人はナチュラルに普通であるし普通であることを楽しんでいる。過去は消せないし、過去があってこそ今がある。その帰結としての今でしかないし、仮にサードインパクトリセットがあったとしても過去がなければ今はない。それを全て引き受けた上で、二人が普通でいられる。それはとてつもなく素敵なことで、それを過不足なく、誇張することもなく、極めて普通に描かれていることが、とても素晴らしいと思う。
じゃあねじゃあね? 自信なさげなレイのセリフで冒頭のオッスが回収されるのが素晴らしすぎるし、シンジの回答もいい。
本アンソロジーのサブタイトルは「穏やかな日々」だけれど、その通りな作品でございました。
蛇足。ベースは誰でも弾けます。というと語弊があるかもだけど、少なくとも最初のハードルが低いのは間違いない。生まれつき歌が超上手いボーカルとかは別の話になるんだけどね(笑)。
>そろそろ綾幸に投稿で持ち込んでtambさんに厳しくご指導いただいた方が
あちこちで色々言われてるけど、要するに伝わるか伝わらないかを見てるので、こういうことを書きたいのだろうけれどこういう文章にした方が伝わる、みたいなことを基本的には指摘してます。こういうエピソード(あるいは会話)があった方が伝わるかなとかね。まぁ日本語が変じゃねみたいなことも言うけれど。今作に限った話ではないけれど、みれちゃんの文章はちゃんと伝わるので、特にご指導(笑)することはないなというのが正直なところ。
あえて言うとすれば、ラスト近くの「じゃあね」を「」に入れてセリフにするかどうかは思案のしどころ。字下げしているから意識的だと思うんだけど、「」を抜いて地の文にした方が(読点は必要だけど)ラストの「じゃあねじゃあね?」「あってるあってる」が
美しいかもしれない。実際に書いて見てみないと微妙だけど。まあ細かい話です。逆に言えばそのくらいしかない。問題ないっすよ。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/28(Wed) 00:23 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
きみに会えてよかった/蒼波零
最初のフラッシュバックでいきなり混乱する。作者の思惑通り(笑)。
接触による記憶の流入、回復というのは普遍的なテーマであり、私も書いたことがある。漫画ではすぐには思いつかないが、恐らくあると思う。
ポイントはそれ自体にはない、と思う。シンジの記憶にあるレイはレイ自身が思う自分の姿より可愛らしく、準備をして現れたレイはシンジの記憶よりさらに可愛らしい、という部分にある。相手の予想をいい意味で裏切れるというのは素敵なことだ。ただこれは断言するが、例えばジーンズにトレーナー的なラフな姿で現れたとしても、やはりシンジは可愛いと思ったであろう。完全にフィルターのかかったはいはいごちそうさま状態であるとも言えるが、それはとても幸せなことである。周囲の人間はブラックコーヒーを飲み続けることになるであろう。
最初のフラッシュバックでいきなり混乱する。作者の思惑通り(笑)。
接触による記憶の流入、回復というのは普遍的なテーマであり、私も書いたことがある。漫画ではすぐには思いつかないが、恐らくあると思う。
ポイントはそれ自体にはない、と思う。シンジの記憶にあるレイはレイ自身が思う自分の姿より可愛らしく、準備をして現れたレイはシンジの記憶よりさらに可愛らしい、という部分にある。相手の予想をいい意味で裏切れるというのは素敵なことだ。ただこれは断言するが、例えばジーンズにトレーナー的なラフな姿で現れたとしても、やはりシンジは可愛いと思ったであろう。完全にフィルターのかかったはいはいごちそうさま状態であるとも言えるが、それはとても幸せなことである。周囲の人間はブラックコーヒーを飲み続けることになるであろう。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/28(Wed) 00:23 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
表紙/れい
行くよ、とレイを気遣うシンジと全幅の信頼をしているレイ、それを覗き見る三人という構図が良いですよね。シンジの背中にさりげなく当てられている(ように見える)レイの左手も良い。
だが私は別の視点で見てみたい。二人はまだ走り出してはいない。それはシンジの左足が接地していることからも自明である。そしてサドルの高さは適正である。いわゆるママチャリ仕様の低めには設定されていない。ということは、停止しているこのような状態で、しかも後ろに人を載せていれば、非常に不安定な状態であるはずだ。しかし、非常に安定しているように見える。これはレイがATフィールドで二人を包み、安定させているからなのではないだろうか。覗き見る三人が混乱しているのは、ATフィールドで視界が乱されているからである。ATフィールド万能説である(笑)。本当にすいません。
文字デザイン、素敵です。
あと223Pのイラストも良いです。こういう微妙なの、好きです。目線も良いですね。
行くよ、とレイを気遣うシンジと全幅の信頼をしているレイ、それを覗き見る三人という構図が良いですよね。シンジの背中にさりげなく当てられている(ように見える)レイの左手も良い。
だが私は別の視点で見てみたい。二人はまだ走り出してはいない。それはシンジの左足が接地していることからも自明である。そしてサドルの高さは適正である。いわゆるママチャリ仕様の低めには設定されていない。ということは、停止しているこのような状態で、しかも後ろに人を載せていれば、非常に不安定な状態であるはずだ。しかし、非常に安定しているように見える。これはレイがATフィールドで二人を包み、安定させているからなのではないだろうか。覗き見る三人が混乱しているのは、ATフィールドで視界が乱されているからである。ATフィールド万能説である(笑)。本当にすいません。
文字デザイン、素敵です。
あと223Pのイラストも良いです。こういう微妙なの、好きです。目線も良いですね。
件名 | : Re: LRSアンソロジー『calm days』&書籍版覆面企画『おでかけざんまい』 |
投稿日 | : 2022/12/28(Wed) 00:21 |
投稿者 | : tamb |
参照先 | : |
>これは持論ですが、「日常」を描くには二つの方法があります。
全く何も考えてませんでした(笑)。
よく考えてみれば、というか、例えばレイとシンジのモーニングルーティンみたいなのも完全に日常だし作品になり得るわな。ただこれは難しいよ。視点をどう置くかとか、そういう技巧的な部分はかなり重要になると思う。面白く読んでもらうためにはね。ま、それはそれとして(笑)。
一気に全部感想書くのは無理なので、頭から少しずつ行きます。毎日も無理。少しずつね。皆様におかれましては好みとか相性とかもあるのは当然なので、全作品に感想を書く必要はありません。書きたいと思った作品にだけ書けばおけ。ついでに言っとくとダブルポストとかも全然良いので、気にせず適当にお願いします。
全く何も考えてませんでした(笑)。
よく考えてみれば、というか、例えばレイとシンジのモーニングルーティンみたいなのも完全に日常だし作品になり得るわな。ただこれは難しいよ。視点をどう置くかとか、そういう技巧的な部分はかなり重要になると思う。面白く読んでもらうためにはね。ま、それはそれとして(笑)。
一気に全部感想書くのは無理なので、頭から少しずつ行きます。毎日も無理。少しずつね。皆様におかれましては好みとか相性とかもあるのは当然なので、全作品に感想を書く必要はありません。書きたいと思った作品にだけ書けばおけ。ついでに言っとくとダブルポストとかも全然良いので、気にせず適当にお願いします。
ネタバレあり、書き手も読み手も自由に語ってください。
(ただし良識の範囲内で)
現在はBOOTHにて通販しておりますので、まだお手に取られていない方はぜひともご覧になっていただければと思います。
https://shien2136.booth.pm/
テーマは「理想のLRSな日常」
「理想の」が大事です。なぜなら、理想はそれぞれ違うものを胸に抱くものだから。
なにげない日々を、二人で、あるいは家族や友人と。
もしかしたら山あり谷あり、だけどそれも大切な日々。
そんな世界をみなさんに描いていただきました。
総勢15名、漫画1編、小説14編の珠玉の作品群。
ぜひともお楽しみいただければと思います。
◆ご参加いただいたみなさま
表紙イラスト:れい
作品執筆 :蒼波零
柳井ミレア
アールグレイ
dragonfly
春日希望
スマトラ
ハル
ありやす
B市
ADZ
はるさきのへび
レイカ
お魚徹甲
tamb
主 催 者 :史燕
また、8月13日のコミックマーケット100にて頒布した書籍版覆面『おでかけざんまい』についても語っていただければと思います。
◆ご参加いただいたみなさま
表紙イラスト:れいさん
作品執筆 :アールグレイさん
ADZさん
ありやすさん
お魚徹甲さん
くろねこさん
スマトラさん
tambさん
dragonflyさん
ののさん
ハルさん
はるさきのへびさん
レイカさん
主 催 者 :史燕
みなさんどんどんお話ししましょう。