超絶怒級大発明家リツコさんVol 11〜15
Vol 11 必殺技
「インダクションモードで訓練を始めるわ。よくってシンジ君」
「はい、いつでもどうぞ」
「でわ訓練スタート」
「うんうん、調子いいみたいね。これだけ仮想敵を倒せれば実戦でもイケルるんぢゃない」
「まぁ、80点てとこね」
「びみょ〜ね。可でも不可でもない」
「誉め過ぎても駄目なのよ。もっと上を目指してもらわなきゃ。ところでシンジ君、エヴァに隠しコマンドが有るって知ってる?」
「そんなの有るんですか」
「ええ、まず右コンソールを2回引いて左を3回、その後17秒待って(必須)自立自爆を入力してすぐにキャンセルかけて左右同時に押しながら5回引くと10連コンボがでるのよ」
「うぞ〜んマジですか」
「ぽんげ、ぽんげ・・・・・・・・なんてうっそぴょ〜〜〜〜〜ん」
「リツコ、下らない事言ってると私の超必殺『二日酔いリバース』を喰らわせるわよ」
Vol 12 ドラッグ・サトリ1
「私に相談事?。分ったわ、バレンタインデーね。そんな時にはこれ『ガラナチョ
バシッ。ふみふみ、けりけり、ぐしゃぐしゃ。
「嗚呼、もったいない・・・」
「お姉さん、私は真剣」
「まったく、今回はなに」ブツブツ
「私は話すのが下手。だから相手が考えてる事が先読み出来れば上手く話せると思うの・・・・」
「・・・・えらく後ろ向きな考えを前向きに発言するわね」
「無理?」
「つまり上手にシンジ君とお喋りをしたいと」
こくこく
「まぁ、無い事はないけど。こんな事もあろうかとってね、『ドラッグ・サトリ』〜」パパパパ〜ン
「これは相手の考えが目に見える画期的な代物よ」
「すごいすごい!」パチパチ
「ふっ、あんまり誉めなさんなって。他人の考えを人の持つのシンパシー能力を増幅させ網膜に視覚投影してみせる薬で、効果は約一時間。それと開発段階で副作用が確認されており・・・・って、おい!」
アホー、アホー閑古鳥が鳴く。(そりゃぁ君、カラスとちゃうか〜)
「まったく、あの娘は説明を聞かないで・・・・。一時でも他人の心が分ればそれは素敵な事かもしれない。でもすべてが良い事とは限らないのよ・・・レイ・・・・」
Vol 13 ドラッグ・サトリ2
ミイィーンミンミンミンミンミイィーン
『アブラゼミが五月蝿い。ここんとこリツコさんに振り回されてたから綾波と一緒に帰るのも久しぶりだな』
「・・・・この頃忙しかったから、一緒に帰るの久しぶりね・・・」
「うん。僕もそう思ってた。なんかのんびり出来ていいよね」
うふふっ、ちゃんとお話できてる・・・らくちん、らくちん♪
『今日の綾波はなんとなく気分が良いみたいだ。表情もやわらかいし・・・ああ、可愛いなぁ・・・』
「・・・・・・・」ぽっ
『あれ?、真っ赤になっちゃった。熱を測るふりしておでこをくっ付けたりしたら怒るかな』
「・・・・・・・」ぽぽぽっ、きゅー。
「えっ、ちょっと綾波、綾波!!」
シュワシュワシュワシュワ
「落ち着いた?」
「・・・うん、平気・・・」両手で顔をパタパタ
「でもびっくりしたよ。突然倒れたから・・・」
「・・・だって、碇君が大胆な事言うから・・・」
「え!、僕なんか言ってた!」ドキリ
「・・・ううん。なにも・・・」ふるふる汗汗
『さてと、そろそろ帰って晩御飯の仕度しなきゃ』
え、もう帰ってしまうの・・・イヤ・・・まだ帰ってはダメ・・・・。
「綾波、僕は晩御飯の準備もあるし、今日は帰『イヤ!』
「あれ?、今変な文字が見えて・・・」目をごしごし
『イヤ・・・まだ帰らないで・・もう少しこのまま・・・もう少しこのまま二人だけで・・・・』
「綾波・・・・」
「・・・・・そう・・・もう時間なのね・・それじゃ・・・・・さよなら・・・・」ダッ
「綾波!」キュッ
「あ・・」
「あ・・・・あ、あのさ、まだ時間。うん・・まだ時間大丈夫だと思うんだ。だから・・もうちょっと公園を歩こうよ」
「碇君・・・『嬉しい・・』」
「・・・じゃ歩こうか」
「・・・手・・・」
「ああ、ごめん。咄嗟だったから右手同士だね。離すよ」
「イヤ・・・」
「嫌って・・・」
「離しても・・・また・・手、・・繋いでくれる?」
「・・・・うん。繋ぐから・・離すよ。いっせーのーで」
「いっせーのーで・・・」
パッ・・・・・・・キュッ。
「・・・・行こうか・・・」
「・・・うん・・・・」
カナカナカナカナカ
「ヒグラシが鳴き始めると涼しくなるね」
Vol 14 ドラッグ・サトリ3 開発秘話
「よく来てくれたわ青葉君。ぢつは新しく開発したビタミンサプリメントを試してほしいのよ」
「はぁ、いいスっけど」パク、ゴクリ
「どお?」
「どおと言われても・・『すぐさま効果が出るわけね〜じゃん。なに考えてんだこの人』」
ピク(^^#
『日頃から変な発明ばっかやってるから脳みそ沸騰してんぢゃね〜の三十路前の嫁き遅れが』
ピクピク(^^###
『あーやだやだ。眉毛黒々の趣味の悪いパツ金女とは金輪際付き合いたくないって感じフンガーだよな。早く終わんね〜かな〜』
ピクピクピクピク(^^##########
「ふふふふっ。悪かったわね青葉君。趣味の悪いパツ金の脳みそ沸騰した嫁き遅れに付き合わされて」
「う、うえぇ。ま、まさか今の薬・・・」
「当初の予定とは反対の効果がでた様だけど、ある意味成功と言ってもいいわね。貴重なご意見感謝するわ青葉君」
ピクピクピクピクピクピク(^^##############
目が笑ってねぇ。お、俺様大ピ━━━ンチってやつか!!
「え〜と、あの・・・人体実験ですか?」
『NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・』
「それとも・・・・解剖ですかぁ?」
『NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・NO・』
「まさか改造のオラオラですか〜」
『YES・YES・YES・YES・YES・YES・YES・YES・』
「ふっ、青葉君を拘束しなさい」パチン
「わわっ。なんだお前等は!」
「ワタシハ、カイゾウニンゲン一号の『ぶっしゅ』DEATH」
「ワタシハ、カイゾウニンゲン二号の『ぷ〜ちん』デ〜ス」
「そして部屋の隅でプレステでゲームやってるのが改造人間V3の『ぢょんいる』君よ」
「そのネタ、ヤバ過ぎですよ」
「ダイジョウブDEATH。×箱ハシッパイシマシタガ、ジッシャ『エヴァ』デカネヲブンドリマース」
「訳わからん事言うなぁ〜」
「ふむ、意気もいい。最高の木人形だ。連れて行け」
「ちょ、ちょっと・・やめろー○ョッカー!!」
キイ〜バタン
「ふむ、ここか」
「ぎゃぁ〜〜〜〜〜」
「ん〜ん、違ったか。ネルフの科学力は世界一ィィィィィィィィィィィィィィィー」
「やめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
Vol 15 猫みみ4
「レイに猫耳、アスカに猫耳、猫耳型インターフェイスと猫耳話は数有れど、こんなネタは未だ克って無いはず」
「またこのパターン。いい加減飽き飽きよ」
「なに言っての、吉本新喜劇を見さない。これは、お・や・く・そ・く♥でしょ」
「先輩、私胸がドキドキします」
「てな事でライトアップ!」
バシャ、バシャ
「『ロバみみレイ』よ」
「ん〜ん?何の変哲もないただのレイぢゃない」
「そうですね。綾波にロバの耳なんて付いてませんよ」
「チッチッチッチッ。今回はロバみみの意味が違うのよ。レイ、見せてあげて」
「・・・・・見せなきゃダメ?」
「ダメー」
「・・・あんまりジロジロ見ないでね・・・・」
スカートをスルスルっと♪
「あ、綾波のパ、パンツの中がひか、光ってる・・・・」ぶしゅー
「うわ、すごい鼻血。しかもイカシた笑顔で気絶してるし」
「ドッキリ大成功よ!」
「にしても、一昔前の深夜番組ネタなんて今の学生さん達には分らないぢゃない?」
「大丈夫、親の目を盗んで深夜の暗がりでテレビに噛付いたエッチなお子様は必ずいるものよ」
あとがき
リツコさんはどこに向かって行くのだろう。
補足(蛇足)
Vol15の内容で訂正しよう。
とても大げさに一昔前の深夜番組だ!
たしか「ロバミミ」というタイトルだったと思うがコーナーの一つに『ローバーミミ』さんなる秘書風の知的な女性が大股開きでパンツの中に電極しこんでニュースを読むでくれる素敵な番組があったのだ。
他におっぱいポロンのバニーガールが天気予報をしてくれるコーナーもあった。
大竹まことが出演していたのでどれだけお下劣だったか推測してもらえるはず。
もしかしたら地方圏の番組なのかもしれない。
詳しい事を憶えてる方、いたらメールください。
ぜひあなたの感想をパッケラさんまでお送りください >[kiiro-00@zb.ztv.ne.jp]
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ひっそりとtambのコメント:とても不安です(^^;)。