リツコから現在の使徒の状況、作戦が伝達される
作戦担当者にアスカが立候補した
バックアップにシンジが着く
レイは本部の防衛を命じられた
二人と行動できないのは悲しい
だが、レイには他にもしなければいけないことがある
だから、今回は素直に残ることにした
レイに手を振って出撃していくシンジとアスカ
レイはそんな二人を笑顔で見送る
二人が見えなくなると、レイはターミナルドグマに降りていった
そこには沢山のレイが水槽に漂っている
取り囲むような水槽、その部屋の中央に、一人が入れる程度の水槽が有る
ここで、レイは記憶のバックアップを取っている
今の自分が死んでも、新しい自分が不都合無く居られるために
水槽の中で目を開けると、ガラス越しにゲンドウが見えた
微笑むレイ
ゲンドウも微笑み返してくる
だが、レイは気が付いた
ゲンドウの微笑みに余り絆が感じられない事に
シンジやアスカと暮らし、自分自身に向けられる笑顔と異質の笑顔
まるで、自分を誰かに重ねて見ているかのように
その笑顔はレイを通りすぎていくように感じられる
初めてレイは、ゲンドウに不信感を抱く
今まで、まったく動じなかった信頼感が揺れ動く
それは、ゲンドウの計画の崩壊を予感させるものだった
夕方、レイはペンペンと共に一つの温泉宿の前に立っていた
無事作戦が終了し、そのままこの宿で一泊する事になった為、呼び出されたのだ
初めて入る温泉
アスカ達と共に入る温泉は賑々しく、暖かかった
後書き
マグマダイバー最終部 疑惑 お送りしました
一緒に行かなかったら、こんなストーリーになりました（笑
シンジ達と一緒に居たら、特に自分に向けられる笑顔に慣れたら
やっぱり、ゲンドウの笑顔に疑問を持つのでは？と思いこんなストーリーにしました
次はマトリエル戦ですね
さて、如何しようかな？（笑
タッチでした